2009年7月30日

PPTサックス!?

Freakonomicsで知ったこの記事、面白い。
授業でパワーポイントは使うな!ということらしい。
「裸」で勝負しろ!とビデオで力説されている。(文字通り裸になったら捕まるが)


確かに、現場に学生が物理的にいてる意義を見出せないとダメというのは腑に落ちた。

研究のプレゼンに応用するなら、その場のオーディエンスで良かった、とオーディエンスに思ってもらえるようなプレゼンをこれからしないといけない、ということになる。。。何か学べる部分があるやもしれない。(パワーポイントやキーノートを使わんわけにはいかんだろうが)

少なくとも、酒に呑まれるではないが、テクノロジーに呑まれるな、という警鐘と取ると良いか。

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話は変わって、アメリカの科学分野への景気対策もそれはそれで問題を生んだみたいだけど、日本の景気対策、ウワサでは聞いていたけど、柳田先生のブログで話題になっていたし、ちょっとサイトを見てみた(今頃見てかなり時代の流れに乗り遅れてる気はするが)。

こりゃすごい。。。
いろんな意味で。。。

もう一つよくわからないのは、これは当てたら、当てたトップがさらにサブグループを募るかして、大枠に沿った自由な研究を下々のみんなにしてもらう、みたいな使い方をするのだろうか?

トップダウンだけど、そのトップはボトムアップで決めるみたいな。

面白い試みだとは思う。

こういうグラントを当てるかどうかは、研究そのものというより政治力を問われるんだろうなぁ。。。(もちろん、両者はそれなりの相関性はあるのだろうけど)

とにかく、100万円の研究予算を考えに考え抜いて使うような感覚で、数十億円を使っていただける研究グループが採択されるのを祈るばかり。1000万円をはした金のように使われたら困る。

年間1000万円もあれば、若手研究者はラボセットアップできて、セットアップ後はポスドク一人雇えるんだしな。。。(ファカルティーのポストがあれば、の前提だが)

それはともかく、申請課題のタイトルが公開されてるけど、超一流であろう研究課題がどんなタイトルで出されるのか、良い意味でも悪い意味でも参考になる。

申請内容そのものはさすがに公開しないだろうけど、審査結果の詳細を、少なくとも課題申請者にはしっかり公開して、落選者にしっかり納得してもらうくらいの透明性がないと、ここまでやる意味は全くない。

とにかく、この中からどの課題がどのように採択されるのか、非常に楽しみ。(採択後も)

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ところで昨日は、嫁さんの3x回目の誕生日ということで、ケーキと花束(!)を買って帰った(たまには気をきかせた)。

それにしても、アメリカンなケーキは劇アマ。
ブラウンなファット細胞がいる

帰り車で走ってたらすぐ近くに落雷があったり、とんでもないどしゃぶりにみまわれた。。。
普段とは違うことをしようとしたから天罰か。。。

ちなみに、ラボの方は、ボス亡き後も、みんなの生産性はほぼ同じ。

2009年7月27日

101サラダ、フェアウェル

夏にこだわる必要はないだろうけど、簡単にできるサラダ集がNYTに載っている。

ベジタリアン系、シーフード系、肉系、パスタ(麺)系、穀物系とカテゴリーごとに101ものレパートリーが載っている。

麺系として日本食チックなものもあったりするみたい。

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ちなみに、週末に主夫を引退し(はや)、今日から完全に通常営業へ。

一方でボスとは今日でお別れ。。。

今後、スカイプ・ディスカッションをしていくことになりそう。
英語の練習にはえぇが、どうなることか。。。

眠りアリキ

生まれた子供、よく眠ってます。

思うに、なぜ眠るのか?という疑問よりも、もともと眠るのがデフォルトだったんではないか?というクレイジーなことをふと思った。

外界と相互作用するのに、別に神経系なんてなくても良かったわけで(バクテリアでも「知的な」行動できるわけやしな。。)、神経系と呼べそうな物がどこかの時点で生まれて、その当時はそれを必ずしも外界の情報を処理するために使う必要はなかったんではないかと。

あまり深いことは考えてないので、おそらくすぐに考えを改める気はするが、我が子を見ながらふとそんなことを思った。

それにしても、今週末は蒸し暑い!

2009年7月25日

ポスドク組合

  になっておる。。。

我がラトガーズにポスドク組合ができた、という話である。

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いつだったか?

とにかく数ヶ月前、リサというお姉さんが話をしたいといってオフィスにまで来た。
美人だったから喜んで話を聞いたら、今回のユニオンの話だった。

何かポスドクとして問題抱えてない?

というのが1つ目の質問だった。

そりゃ、論文出ないとか、家賃高いとか、将来ジョブを得られるかわからんとか、いろいろ問題が脳裏をよぎったが、とりあえず、

どういう意味?

と、意図を確認したところ、ビザなどの問題を真っ先に例としてあげてきて、ユニオンを作る必要性について語ってくれた。

なるほど。

それはともかく、民主的というべきかよくわからないが、そういう超ボトムアップな活動から今回のユニオンが出来上がった。

超積極的な人、比較的静観気味な人、温度差はかなりあるけど、その積極的な人たちのおかげでユニオンが数ヶ月で出来上がった。すごい話である。

僕的にはポスドクとして雇ってくれてありがとう!という気持ちが強かったから、ユニオンを作って「壁」と闘うぞ!という発想そのものが非常に新鮮だった。。。

ただ、ユニオンを作って具体的に何を期待しているのかよくわからんといえばそういう部分がなくはない。参加者呼びかけ期間中、何度か話し合いの機会が設けられ、いくつか例は挙げられた。ヴィザと給料なんかが代表例だろうか。

給料は、大学で決められるというより(上限は決められてると思うが)、PIの裁量によるところが大きいし、何か交渉が決裂してストライキしても良いけど、それでポスドクだけでなく、PI陣の生産性も落とすようなことになると、結局、自分の首を絞める行為になる気もする。お金だけが目的で働いてるわけではないしな。。。

あと、優秀な人だけが高給ポスドクとして雇われるようなrich-get-richerのシステムが明示的に導入されてしまうと、何となくサイエンスをしにくい雰囲気ができてしまわないか、という心配もなくはない。プチ・ウォール街化して良いのだろうか。。。(考えすぎか?)

それが世の法則といえばそうだから仕方ないかもしれんが、その時点での能力・業績如何に関わらず、サイエンスを楽しみたかったら、低給でもやれる環境はあるべきだと思うし、そうでなかったら、今の自分がここでサイエンスをやっている自信はない。。。

それを裏返せば、優秀な人は、オレ様がこいつと同じくらいの給料しかもらってないのはおかしい!と感じている人もいるのやもしれんな。。。(ホントに優秀な人ならテニュアトラックに比較的早く乗れると思うんだが。。。)

と、現時点ではいろいろ問題点はある気はするが、ユニオンには全く反対ではない。
むしろ賛成である。

もしかしたら、この動きが5,10年後のポスドクのためになるのかもしれない。
その頃には僕はもうポスドクでない、と思いたいのだけれど。。。

アメリカでの出産

ということで火曜日に二人の娘が無事生まれました、、、

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出産当日

火曜日の夕方、嫁さんから電話で、陣痛らしきものが始まったということで、急いで帰る。

まず診療所へ行き、ホントに生まれそうか確認してもらい、Holy Nameという病院へ。
emergencyの受付から入る。(emergencyといっても、受付で写真撮ったりしたが。。。)

ナースさんが迎えに来たら、嫁さんとナースは3階の出産フロア(?)へ。僕と娘は地階へ行け、と言われ、保険などのセットアップをする。はじめ何をやるべきかようわからんかったが、registrationのところで何をするんかと聞いたら、セットアップしてくれた。

担当者はその昔Takedaで働いておったそうだ。。。(どうでも良いと言えば良いが)

そのあと、嫁さんのいる部屋番号を教えてもらい、家族合流。

6~7分間隔という時間帯がしばらく続いた。
途中、ナースが来て、赤ちゃんの心拍などをモニターするようセットアップし、たくさんの質問を受け、出産のためのプチセットアップを。

心拍数が低目で、ナースに男の子?と聞かれた。
女の子と思っておったが、もしや?と思った。
確かにこういうサイトもあるが、あくまで「統計」の話で個別ケースに当てはめるのはミスリーディングなのだろう。。。

それはともかく、22時頃に破水を人工的に起こしてから状態が急変。

娘も同伴だったため、部屋の外で待つことに。
23時過ぎに無事出産。

女の子であると教えてもらう。

当初、無痛分娩のつもりが、結局間に合わなかったようだ。
あいたたた。。。(男には一生わからない痛み)

30分後くらいに病室に入り、家族4人の時間をしばらく過ごす。

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出産翌日

翌日から完全休業になるかと思ってたけど、娘をプレスクールに連れて行った後は意外とやることがなく、ラボに顔を出したりもした。

ラボメンバーから、なんで来てんだ!?とか言われたが。。。

夕方前に娘を迎えに行って、ミツワで弁当を買って病院へ。
夜まで一緒に時間を過ごす。

出生証明申請などの必要書類はその時に書いて提出。

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退院日

その翌日からは忙しくなった。

朝、娘をプレスクールに連れて行った後、病院へ行き、午後に退院。

48時間で退院というより、2泊3日でチェックアウトという感じで、昼前後の好きな時間に出て行け、という感じだった。

なので、出産を午前にすると、滞在時間が少しだけ長くなるといえば長くなるか。。。

ただ、出ると伝えてからいろいろペーパーワークがいろいろあったりと、実際に退院するのには少し時間がかかった。

すべて英語だったので、いろいろ不安はあったけど、何とかなった。
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退院後は完全主夫に。。。

幸い、あらかじめ昨日から、義母がヘルプに来てくれることになっていたので、さすがに料理のデューティーは今日から開放された。。。

が、しばらく眠れない日々は続きそうですzzz

それにしても、ラボメート・友人からお隣の住人まで、この数日間、いろんな人におめでとうと言われ、こういうのはホントありがたい話です。

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その他、参考になった情報

アメリカでの妊娠から出産までについては何と言ってもWhat to Expect When You're Expectingというバイブル本が役に立った。日本語訳して、日本で売ってもかなりありがたい気がする。それくらいかゆいところに手が届く本。

名づけについては、外人さんでも呼びやすい名前を意識した(一応、アメリカ国籍を持つわけだし)。

なので、候補が絞れてきた時点で、大学院生のステファンに、呼びやすいのは?イメージは?といったアドバイスを仰いだ。これは非常に役に立った。というのは、シンプルなローマ字のように見えて、外人には非常に呼びにくい名前があったりすることがわかったから。最終的には、外人にも呼びやすくて、漢字も読みやすくて、わかりやすくて、良い意味をもたせられるものを一応は選んだつもりではある。娘に恨まれないと良いのだが。。。

ちなみに、こちらのデータベースに日本人の名前としても通用するような名前も見つかる。漢字に何を選ぶか、という問題に直面して、候補の名前は遠慮させてもらったが、候補を考える上では役に立った。

漢字に関しては、たくさん調べたわけではないけど、このサイトを知ってれば十分か。

4年前に比べたら、名づけの本を買わなくても良くなっている状態はさすがだと思った。

女の子である可能性が高いことはわかっていたけど、「ブツが隠れている」というリスクもあったので、一応男の子の名前も考えておった。その名前は慶悟。ただ、外人のセカンドオピニオンはあおいでないので、「ケイゴォ」と呼んでくれるかは未確認。。。

2009年7月20日

1969

今日からいよいよケンの引越し作業がスタート。
来週はほとんど来ないとのことで、実質今週でお別れか。

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ところで今日は、アポロ11号が月面着陸してから40周年ということで、テレビでもいろいろ番組が組まれてる様子

米ソ冷戦中だったとはいえ、表向きはとても夢のある話だったわけで、今の時代とは何か違う(そもそも生まれてないけど)。

ニューロテクノロジー関連技術の開発を、テロリストと競うとかありえへんもんな。。。

文字通り内向きというか何と言うか、お金の流れ・使い方がこの40年でえらく変わってる(当たり前か)。

それはともかく、ニューヨークタイムズの特集サイト、文章を読まなくてもいろいろ楽しめるコンテンツがあっておススメ。

2009年7月19日

フル続き、日本の政治

フル、木曜日に一旦熱が下がったから、金曜日は通常営業。
が、クーラーが効き過ぎてたのがまずかったのか、何となく熱っぽかった。
夕食後熱を測ったらまた37度強の微熱。

ということで、この週末は安静に。
昨日は終日その微熱が続き、今日は36度前半に下がった。
さすがにもう大丈夫な気はする。

周りで感染した人もやはり数日微熱が続いたようなので、症状は全く同じといえば同じである。

今週、うちでは基本的に僕だけマスクをして、食事以外は寝室で生活するという「監禁」状態。。。

今のところ、家族内ではアウトブレークしてない様子なので、ウィルス(つまり自分)封じ込め作戦は有効なようである。。。

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ところで、日本政治のダメぶりと民主党期待論の記事がニューヨークタイムズで2日 連続載っていた。

日本人にとっては、先日のネイチャーのエディトリアル同様、英語でこうして書かれるとエモーショナルに刺激される。

まぁ、このままリスクをとらずに悪くなるより、リスクをとって悪くなった方が、究極の選択としては良い気はする。(日本というシステムは悪くなるという点で非常に「ロバスト」なシステムなのだろうか。。。)

選挙前に何をやるかアウトラインをせっかり説明&議論してくれ、プロフェッショナルな人たちで内閣を固めてくれたら(政治家という意味ではないホントの意味でのプロフェッショナル)、多少リーダーがナヨっとして頼りなさそうでお金の感覚がちとおかしかろうとも、それはそれで良いんではないでしょうか。

オバマさんは選挙期間中、経験のなさを理由に攻撃されることがあったけど、大統領に就任した後、その手の批判は僕が知る限り聞いたことはない。なので、経験のなさは問題ではない。むしろ経験があるからと言って良い政治ができるわけではないことは日本国民にとってはもはや自明なわけだし、その批判は本質ではない。

新聞記事のポイントとはチト違うけど。。。

その経験という意味では、横須賀の新人さん・よこくめ勝仁さんの様子がムービーで紹介されていた。
こういうひたむきさはホントにすばらしい。
ぜひ頑張って欲しい。

2009年7月18日

Tallan Noble Latz

エンベッドできないのが残念だけどこちらを(update:著作権上問題があったのか、リンク先の映像削除されているようです。。。興味のある方はこちらを)。
おそるべし9歳のギタリスト

2009年7月17日

NJに来た二人のSS

昨日ニュージャージー州に二人のスーパースターが来た。

一人目はオバマさん

先週アフリカにいたと思ったら、今週はイチローにサインしてピッチャーとしての腕前を披露したりと米国内をいろいろ動き回って、メジャーリーガーよりもはるかに急がしそうである。。。

今回のNJ州での講演、実は、うちの大学で開催される予定だった。(キャンパスは違うが)
が、あまりにも多くの人が来るからということで、会場が変更された。(実は講演があることがあらかじめ大学内でメールがアナウンスされていた)

記念に一回くらい拝んでみたかったけど、平日の真昼間だったしやめた(会場遠いし)。

昨日はフルでそれどころではなかったが。。。

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もう一人のスーパースターはベッカム

ジャイアンツスタジアムでの試合に出たらしい。インタビューによると、アメリカのサッカーリーグにコミットしてるそうだが、その裏でがちょうど出版されるタイミングとのことで、実際のところどうなのだろう。。。お金稼ぎ?
試合に出るんだったら、チケット取りにチャレンジしとけばよかった。

昨日はフルでそれどころではなかったが。。。


2009年7月16日

アウトブレーク

(たぶん)スワイン・フルに罹ったのでメモ。

火曜日
喉にイガイガ感が生じる。
ごくたまに咳。
嫌な予感はした。

水曜日
朝から身体の節々が痛く、フルとわかる。
咳の頻度も少し増加。(が、多くはない)
終日、何となく熱っぽい感じあり。

帰って熱を測ったら37.5度。(なので大したことはない)
夕食後、すぐ寝る。(食欲は普通)

深夜目が覚めると、熱が出た時特有の変な感覚を覚えた。
(脳がおかしな活動を起こしていたのだろう)

木曜日
大事をとって欠勤。
熱は37.1度。
身体の痛みはなくなっていた。

午前中、緊急の仕事が発生し、自宅で仕事をするハメに。。。
頭はすっきりしていなかった(寝すぎ?)

昼前、熱は36度台へ。

咳はまだ残るが、mildという表現が相応しい症状だった。

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感染源について

先週休んだボスとここ数日密に議論を交わす時間が多かったので、彼からもらった可能性が一つ(けど、彼はもう咳などはしてなかったので完治している雰囲気ではあった)。

もう一人は大学院生のステファン。
週末のパーティーの時すでに咳をしていて、パーティー中にウィルスをばら撒いていた。彼も有力な感染源である。。。パーティーに参加した多くの人が感染したのではないかと思われる。。。

ちなみに、彼も今週3日ほど休んだ。

という感じで、ラボ内をアウトブレーク中。
けど、ラボ閉鎖なんてしている時間的余裕はもうない。

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何を学ぶ?
アメリカでスワイン・フルが流行し始めた4月末ごろだったか、一時咳をする人が周りにたくさんいて、僕も少し咳が出る時期があった。そして、日本の一時帰国から戻ってきた直後からしばらく少し咳が出る時期があった(日本産フル?)。

なので、スワイン・フルの免疫は出来ただろうと思っていたら、今回熱が出た。
しかも一人だけでなく、いい大人がラボ内で立て続けに発病している。

もちろん、今回か以前のどちらかがスワイン・フルではない可能性もなくはない。(が、今回の症状からして何らかのフルであるのは確かだろう)

もし両方ともスワイン・フルだとすると確実にパワーを増してきているのかもしれないし、「免疫をつける」とは何なのかよくわからなくなってきた。。。

咳がたくさん出た時期があったからもう大丈夫だ、と思っている人も、秋から冬にかけてホントに気をつけた方が良いのかもしれない。

2009年7月13日

たくさんの不確実性

先週、体調不良で欠勤中だったボス、結局スワイン・フルだったようだ。。。
正式な確認はしてないようだけど、本人が認めた。。。
ちなみに、タミフルは試さんかったそうな。。。

先週木曜日に一時的に復帰したけど、金曜日はいつも来ないから、先週ラボに来たのは4時間ほど。

ということで、ボス待ちの仕事は完全にスタック。
時期が時期だけにかなり痛い。。。
フル手強し。。。

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昨日日曜日は朝からイベントトリプルヘッダー。

朝と昼、出産予定の病院で開催されたセミナーに参加。

朝のセミナーは、子供向けセミナー。
お兄ちゃん、お姉ちゃんになるための心得的なことを超ベテラン看護師のおばさんがレクチャーするという内容。

絵本や人形を使いながら、妊娠から出産までの流れ、出産後の赤ちゃんの世話などを教える、という内容。

途中、ジュースとクッキーの報酬付き。

$25とちと高めではあるけど、娘はそれなりにエンジョイしてたようだし、英語しっかり聞き取って、返事してた。。。

英語耳(脳)は間違いなく親より良い。。。

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午後は、ベービーケアのクラス。大人対象の無料セミナー。
出産直後から生後数ヶ月間の子供のケアについて教えてくれる2時間セミナー。

一人目を一応4歳まで育ててきたはずだが、きれいさっぱり忘れてることが多々あったので、初産のカップルと一緒にセミナーを受ける。。。

日米で一番違うのは、やはり出産から退院するまでの時間の長さ。
退院直後のケアはノーアイデアなので、なかなか勉強になった。が、教えてくれた人は、一を聞くと十を返すようなおしゃべり好きな人で、かなりの部分消化不良を起こした。。。あれもこれも次々と言われると、記憶システムがフリーズする。。。

時間もかなり長くなったし。。。
まぁ、タダだし、文句は言えない。(言ってるが)

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夕方はお隣のラボの送別会へ参加。
いつもながら、送別会の雰囲気は良いものです。

関係ない話題ではあるが、将来プランは?といったたぐいの質問を何人かから受けた。

そんなモン聞かれてもわかん。。。

とりあえず、大元の原因は自分にあるといえばそうだし、何があってもnever give up、never stopしかないよな。

といいつつ、先週はstopしたが、あっさり。。。

That’s life。。。

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不確実といえば、日本の政治もか。。。
ニューヨークタイムズでも報じられてます

2009年7月12日

5時間のエネルギー

ニューヨークタイムズによると、今5-Hour Energyなる栄養?ドリンクがバカ売れしてるらしい。

初めて聞いた。。。

カフェイン、ビタミンB、アミノ酸が入ってて、頭が冴えるらしい。

あまりにも売れてるもんだから、6 Hour Power とか、Fuel 7Hour EnergyとかMr. Energy 8-Hour Energyとか露骨なパクリ商品も出てるとか。。。

あまりの必死さが微笑ましくもある。

記事にもあるけど、こういうのはプラセボ効果もあるんだろう。
信じるものは救われるかもしれんし、仕事効率を上げるための投資、お賽銭みたいな感覚なら良いのかもしれん。

が、この手のものって、脳に効くんだろうから、毎日のように飲み続けると脳が適応するか何かして1本では効果がでなくなったり、ひどい場合、addictionとかになったりせんのやろか。。。

だから売れてる!?

cognitive enhancement drugの研究が進むと、この手の商品はどんどん販売されるのが容易に想像できるな。。。マッドな「脳科学者」の出番やな。。。

ちなみに、やはりというか、味はイケてないらしい。。。

それなら、スタバでレギュラー&トールを飲んだ方がはるかに良い気もする。


2009年7月10日

bing vs google

これ良い。
こちらで知った。

2009年7月9日

カラーマップ(赤ポジ、白ゼロ、青ネガ)

matlab備忘録:

%% make a matrix
A=randn(100);
A=sort(sort(A),2);

%% imagesc
figure(1);subplot(121);
imagesc(A,[-2 2]);

%% change the colormap
cm=[0:100, 100*ones(1,101); 0:100, 100:-1:0; 100*ones(1,101), 100:-1:0]'/100;
colormap(cm);
colorbar;

%% display RGB profiles
figure(1);subplot(122);
plot(cm(:,1),'r');hold on;
plot((:,2),'g');
plot((:,3),'b');hold off;
axis([0 203 -0.1 1.1]);
title('RGB profiles');

*一応動作確認してますが、コピペ時の文字化け等に注意してください。

2009年7月8日

日本の科学の将来

ネイチャーのエディターにここまで書かれると、日本人としては、まるで論文をリジェクトされたような気分になるな。。。

With little hope for a massive influx of creative thinkers from outside, Japan needs to fix the system that frowns on giving professorships and other opportunities to young independent scientists.

In its chronic failure to provide sufficient incentives and support for young researchers' independence, Japan as a scientific power is marching right past its tipping point.


外圧に弱い日本。
ネイチャーのエディターに言われたから動く、、、
となってくれたらまだ良いのだけれども。。。

その時点でもう臨界点を超えた、という話もあるか。。。

(とにかく、言ってくれてありがとう!むしろもっと言って!という気持ちはある)

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まず、高校生への投資は非常に良いのでどんどんやって欲しい。

一方、外人勧誘の問題。
確かに、知ってる外人の優秀なポスドクが、日本のジョブにアプライするとはとても思えん、というか選択肢に入れられてない。。。(旅行なら行きたい!日本好き!Sushi、Sushi!と多くの人は言うのだけれども。。。)

むしろヘッドハンティング的に、優秀な外国人、しかもポスドククラスの活きの良い人を直接勧誘しないとダメ。というか、なぜしないのか?外人に来て欲しいのに公募という待ちの姿勢を採るのは理解に苦しむ。立場はおそらく外人ポスドクの方が上のはずである。

公募をかける方も生き残りがかかってるんだから、もっと企業みたいに、優秀な人材を積極的に集めたら良いのにと思う。公募なんて表面的な体裁を気にせず。

それに、ホントに優秀で実力のある人がジョブを得るなら、誰も文句は言わない(少なくとも言えなくする強力な根拠になる)。

給料、研究・生活環境、ビザなどで優遇してあげれば、たぶんアメリカでバリバリできるような外人でも中には心揺さぶられる人がいてる気はする。特にアメリカのジョブマーケットは今とても冷え切って優秀な人でも苦しんでるし、日本にとってはむしろそういう人を呼び寄せるチャンスな気がする。

特に関東などの大都会なら、外国人のコミュニティもすでにあるだろうから、人が集まるポテンシャルは十分ある。
(一方で、地方で同じ戦略を採るのはたぶんダメ。。。外国人は家族を大事にすることを忘れてはいけない。子供の教育とか奥さん・旦那の生活の心配を最大限減らしてあげないといけない。とすると、一地方大学の範疇を超えてしまう。)

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あと、サイエンスでは、偉い人が言ったから正しい、ではなく、正しいものが正しい。
だから、「柔軟性のないヒエラルキー」は大きな障害になる。
だから、そこが変わらないと日本のサイエンスのやり方は変わっていかない。
問題は非常に根深い。

とりあえず明日からでもできるボトムアップの戦略として、xxx先生、という呼び方を廃止してファーストネームで呼びあったり、あとそのxxx先生がブレザーとか着てきて無意識的にプレッシャーをかけるのではなく、半パンとビーチサンダルなんかでくるだけでも、雰囲気は意外と変わっていく気はする(seriously!)。

それはともかく、女性PIが短期間で増えて優秀な女性の発言権は増えていく良い予感はする。けど、まだ古い考えを持ってる男性はたくさんいてるだろうから、ホントに変わるにはかなり時間がかかる。

やっぱり、封建社会を比較的短期間で壊すには、黒船がいるか。
外国の「権威」ある人にもっともっと悪いところを指摘してもらわないといけない。。。

ヒエラルキーにはヒエラルキー的戦略を。
目には目を、歯には歯を。

このエントリーはまとまりないけど、何となくすっきりするエディトリアルだった。

2009年7月7日

告別式、ロボ、フル?

MJ

告別式、2回くらいじーんときました。。。

亡くなって10日くらい経ったからか、スピーチする人も死をしっかり受け止めていて、良いスピーチが多かった。さすが、King of Popの最後の「セレブレーション」という感じだった。これもヒストリック・イベントだったんだろうなぁ、と思うと、160万人以上の人がチケットにエントリーした、というのもよくわかる。

けど、当たったチケットをオークションに出してお金儲けしようとした輩がいたらしい。やっぱり醜いヒトはとことん醜いんやなぁ。

ちなみに、直接関係ないけど、David Brooksさんがdignityについてのコラムを書いている。それはそれで相変わらずすばらしいコラムを書くなとは思ったけど、告別式を観て、MJさんにdignityを関連付けるのは筋違いな気がした。政治家とは違うでしょ。

もしMJさんがオバマさんみたいなタイプだったら、今日は来なかったと思う。

と、真昼間だったけど、仕事をしながら、MJさんの告別式を見ながら、いろんなことを考えた。

その後で、この記事はチト興醒め。。。知らぬが仏。

―――
ロボカブファンド
面白いかも。

クオンツさんたちがやっていることとの境界がもう一つわからんけど、合理性を追求し倒したロボはやっぱり合理的な戦略を採用している人たちをも打ち負かすのやろか。

あと、中で何が走ってて、例えばリスクをどう評価しているのか興味がある。それ以外にも、きっと時系列データ解析一般に応用できそうなものも走ってたりするんだろう。売り買いのごとく、脳活動の介入時期を探るなんてのに使えたりして(ちと、マッドだが)。

それはともかく、こういうのは、ファンドマネージャーさんがいてる従来のやり方がたくさんあるから話題として面白いで済むけど、もし将来、ロボ同士の争いだけでお金が動かされる方向に進むとするなら、それはそれでなんか怖い気もする。B級SF映画作れそうやな。

少なくとも、人よりロボを信頼して資産運用をお願い、という人はこれからどんどん増えていくのかも。

―――
ちなみに、ここ二日、ボスは風邪でお休み。
本人はswine fluであることを否定してますが。。。
最近、過労気味だったかもしれんから、それで体調を崩したのかもしれんな。

2009年7月6日

違うところと似ているところ

アメ人による日本野球観戦

東京ドームでの巨人vs阪神戦を中心に、ファンの応援のすごさや弁当のことなどを紹介している。阪神ファンの手強さについても岡島の思い出をまじえつつ紹介している。

あとビアガールも。。。
そのビアガールの写真もあるけど、こんなきれいな人がビールついでくれるなら、つい買ってまうな。。。(というかその写真、多くを語っている。。。)

その点、例えばヤンキースの試合はいつもワンパターン。
確かに聖なるものというか、ベースボールを楽しむ、というウリなのかもしれんけど、日本野球から学ぶべきこともある気はする。例えば、売れ残れまくってる内野席で、売り子をビアガールにして他の席と差別化をはかるとか。。。(これだけではダメだろうけど)

そのヤンキース。最近松井が良い感じ。けど、チーム的にはまたバッティングバブルの山になってる感じか。。。投手陣は、、、みんなバテてきて、良くないものがさらに悪くなってる気も。とにかく、勝てる時に勝ち貯めを。

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もう一つエモーショナルに刺激された新聞記事
ジューイッシュの人の婚活についての記事。中年男性の婚活にフォーカスされている(正確には「再婚活」というべきか)。

昔101回目のプロポーズというドラマがあったけど、50回目のデートで再婚を果たせたらしい。JDateなるジューイッシュのための婚活サイトに登録して婚活し、ピーク時にはトリプルヘッダーデートもやったとか。。。

サングラスをした写真を掲載してる女性と会う時にはご注意を、というその男性の教訓もあったり。。。けど、最後はハートウォーミングだった。この辺は国や人種が変わっても何か普遍なものがあるんやなぁ。

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ちなみに、今週末もすばらしい気候で、特に予定なかったけど、Woodburyへ。
嫁さんの命により。。。

お客さんは、女性だけ、アベック、家族連れのカテゴリーに大別でき、男性だけというお客は見た記憶がない。

あと、子供のケア・監視をしながら、日陰で過ごしてる旦那がたくさんいてた。
僕のように。。。

こういうのも、ある意味人種問わずか。

2009年7月5日

7月4日

今日はアメリカの誕生日。

今年は7月4日が土曜日だから、昨日が振り替え休日になってて、研究所内は閑散としていた。娘の幼稚園が休みということを嫁さんから聞いて初めて知った。確かにウォール街も休みだったようだし、みんな休みだったのだろう。

が、隣のラボに来たばかりの中国からのサマースチューデントはそのことを知らず、いつも通りに来て、うちのオフィスまでわざわざ様子を見に来た。ラボに誰も来てなかったので何があったのか、うちまで見に来た、というわけである。

その時オフィスには僕しかいなかった。事情を説明するついでに初対面だったので挨拶がてら少し話をしたら、基本的に土日みんな休むことをかなり驚いておった。。。

これまで、意外と身近に中国人がいなかったのだけれども、やっぱり中国人はスーパーハードワーカーなのね。。。そりゃ、日本はかなわんわけだ。。。(と言い切ると怒られるかもしれんが)。

一応、この国(アメリカのこと)の人たちはレイジーだけど、エフィシャントだよ、とフォローはしておいた。

結局、ラボにはその後、アルフォンソ&ハイメが来て、スペイン語であいも変わらず熱い熱い議論を大声で交わしていた。僕は論文の手直し。そして、今日の午前も。

ところで今年の恒例メイシーズの花火はハドソン川の記念年か何かでハドソン川でやってくれることになっていた。これまでNJ州側から花火はよく見えなかったけど、今年はいつも買い物へ行ってるようなところから見れる。ということで、夕食後家族で出かけた。

リバーロードという川沿いの道の交通量はいつも通りで、よく行っているモールから見れた。9時頃に暗くなり、9時半からスタート。30分ほどの花火だった。ビルに映る光が非常に印象的だった。が、ちと遠くから見過ぎたか。。。日本の花火大会に比べたらすごいわけではないけど、メイシーズという一老舗デパート企業がパブリックイベントとしてやっているとすると、なかなかすごい話である。

ちなみに、帰りは大渋滞で、いつもなら15分ほどで行くところを1時間かかった。別にオチも何もないが、そんなホリデーだった。

2009年7月1日

良いニュースと悪いニュース

<良いニュース>
共著の論文が通った!

最初に投稿した雑誌はエディトリアルキック。。。
2番目の雑誌でアクセプト。

1年以上の闘いでした。
共著だけど、自分の名前が載った論文が出るのはうれしい限り。
CVにも書けるしな。

<悪いニュース>
グリーンカードの抽選、今年も落選。。。