2015年7月18日

英語試験

先週のLife in the UKテストに引き続き、今週は英語試験。
英語試験も永住権申請の条件として課せられている

どんな条件が要求されているかはこちらに(2015年11月にまた変更されることが示唆される記述も。。。)

とにかく、自分の場合、Trinity College LondonのGrade 5の試験を受けることに。

試験内容はこちら(PDF)やこちらに詳しい。
トピックフォームを予め用意しておかないといけない。

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スコットランドの場合、グラスゴーのシティセンタに営業所(?)があり、2週間ほど前にウェブで予約。

火曜日に受けてきた。

受付で待っていると呼び出され、まず荷物類をロッカーに入れさせられた。
他の受験生とは口を聞くな、と言われる。

続いて、試験まで2ステップのIDチェックがあった。
まず、パスポートのスキャンと顔写真撮影。空港のセキュリティチェックみたいな感じ。
続いて、別の部屋に行き、再びパスポートチェック、そして声チェック。
1から10までの数字をゆっくり2回マイクに向かって話せと言われる。

そして、また部屋を移り、10分の試験。
そこには試験官である中年のおばちゃんがいてた。

簡単な挨拶の後、試験官がタブレットを操作して録音をスタート。

試験は2部構成。

まず用意してきたトピックフォームに基づいた会話。
メイントピックに関する5つの話題の中からランダムに試験官が話題を選び、それについて話すように言われる。適宜ツッコミが入る。
最後に、質問はないか?と聞かれる。

僕の場合、「Brain」をメイントピックに。最後の質問タイムは「脳について考えたことある?」と聞く。答えはNot really...(相手が違う、って感じ。。。)

次に、6つのトピックの中から試験官がランダムに選んだ2つのトピックについて会話。FestivalsとEntertainmentが選ばれた。

Festivalsについては、「日本にもたくさんフェスティバルがあると思うけど、何が有名?」と会話がスタート。東北の三大祭の話をしたりして、最後はエディンバラ・フェスティバルの話で終わる。

Entertainmentについては、「普段どんなエンターテイメントで楽しんでる?」と切りだされ、先週末娘たちと観たMinionsの話をしたりする。。。雑談。。。

締めくくりとして「2つのトピックについて何か質問はある?」と聞かれ「オススメのフェスティバルは?」と質問。やはりエディンバラ・フェスティバルらしい。

部屋を出て、廊下で少し待たされる。その間、対応者が試験官の評価用紙をIDチェックの担当者に持って行っていた。

そして、ロッカーのある部屋に連れて行かれ、荷物を取り出す。
「おめでとう」と言われ、評価用紙とボールペンをくれ、証明書発行について説明してくれる。

さらに、避難路みたいなルートを案内され、他の受験生とは会うこともなく外に出されお別れ。

所要時間1時間弱。

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なかなかビジネスライクな試験だった。試験官もプロフェッショナルで、時間配分を気にしながら、次々とトピックを切り替えていったのが印象的だった。

ちなみに、要求されているレベルは、こちらに動画からも予想できるように低い。

前半は予め用意していたことを話し、後半は、結果的には予め想定していたこととは全然違うネタをアドリブで話すことになったので、かなり実践的で、確かに英会話試験としての質は高いとは思った。

が、このために150ポンドは、かなりボリ気味。。。

まだ証明書は届いてないけど、これで試験類はクリア。後は書類を用意して(これがまた超面倒)永住権申請へ。

2015年7月11日

Life in the UKテスト

UKに住み始めて8月で丸5年ということで永住権申請の手続きを進めてます。その申請条件の一つに、Life in the UKテストに合格するというのがあって、水曜日試験を受けてきました。

これは、UKに住み続けたかったらUKの常識を知っとけよ、という意図だと思われる。UKの歴史・文化・地理的なことに関する24の質問に答えて18問以上正解する必要がある。

問題内容は、公式ハンドブックに記載されている。
180ページのハンドブックで、UK市民権・永住権取得者としての原則からごく最近までの歴史、そして政治・裁判制度やスポーツ・文化的なことが広く浅くカバーされている。

試験は、近くにある試験会場で、コンピューターを使って答えていく。結果は、試験後ただちにわかって、認定証も即日発行。

50ポンドの試験。

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以下、自分の体験談を。

ハンドブックそのものは改訂されたすぐ後、2年以上前に買っていた。少し読み始めたところでやめて、再び読み始めたのは今年4月頃。

時間を見つけて少しずつ読み進めた。はじめは丁寧に読んでたけど、途中で鬱陶しくなってとりあえずひと通り読み終わることに専念。6月に読破。

その後は、ここにある模擬試験をこなす。
40セット模擬試験があり、難易度高。

1巡目の合格率は40~50%前後の危機的状況。。。

これはいかん、ということで、ハンドブックも部分的に読みなおしたり、2巡目の模擬試験をこなし、確実に18問正解できるようにした。

試験の予約手続きはここでアカウントを作ってやる。

グラスゴーの場合、ストラスクライド大学から徒歩15分のAdelphi Centreに試験会場がある。シティセンタからクライド川を越えた東。

その2階のlearndirectというところで受ける。

週3日ほど、いろんな時間帯で受ける機会があった。9つくらいの席があり、見た限り満席という日はなかった。なので、受けれなくて困る、という心配なし。1週間前までに予約すればOK。

水曜日5時の試験を予約し、4時半頃に付いた。すでに同時間帯の受験者3人もいてた。まず、待合室に案内され、来た順番で受付。

受付では、予約時のID(biometric residence permit)と3ヶ月以内に発行された住所を証明できる文書(カウンシルタックスのビル等)のチェックを受ける。さらに、生年月日やポストコードなどの確認を受け、ロッカーの鍵を受け取る。

ID以外の荷物をロッカーにいれパソコンがある試験会場へ。先に受付を済ませた人はすでに試験を開始していた。

試験は、まずルールの説明画面があり、4問ほど練習、そして24問の本試験。本試験の制限時間は45分。

不安な問題にはフラッグをつけることも可。

5分くらいで回答し終わり、ケアレスミスがないか一問一問確認しなおし10分強で終わった。終わったら、試験監督に言って、荷物を持って受付へ。

すぐに合否を教えてくれ(点数は教えてくれなかった)、証明書をくれた。証明書はA4の安っぽい紙で、スタンプと受付担当者のサイン、そして自分のサインをする。

気になる問題の難易度は、「UKの有名なテニストーナメントは?」といった超常識問題が半数、中程度の問題がさらにあって、3~5問トリッキーな問題が含まれてる感じ。4択とYes or Noの質問が2:1くらいの割合だったか。

上述の模擬試験でしっかり準備しておけば、確実にクリアできる。ハンドブックを一通り読んだだけだと、やや不安か?という感じ。

この試験はともかく、この機会にUK全般のことを広く浅く知れたのは良かった。ただ、ハンドブックはイングランド中心でバイアスを感じたので、スコットランドに住み続けるにはスコットランド史をもっと知る必要がありそう。

Alton Towers

先週後半、夏休みをとってAlton Towersリゾートへ家族旅行。

場所はマンチェスターとバーミンガムの間、イングランドのど真ん中。グラスゴーからは車で休憩時間も入れて4~5時間、250マイル。

リゾートには、Alton Towersという大きな遊園地といくつかの宿泊施設、それに屋内プールとアウトドア施設などがある。

UKの人にとっては、多くの学校のスクールトリップの行き先として有名らしく、最近、事故を起こして重傷者が数人出たところとしても知られている。。。(予約したのは、事故より前。。。)

宿泊プランは、エコノミーなSplash Landings Hotelという屋内プールがあるホテルに3泊4日で、Alton Towersのチケット2日分、屋内プールのチケット1日分。朝食付。

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初日朝、6時半頃出発。渋滞もなく11時過ぎに到着。

リゾートは、山というか丘というか、広い森の中にあって、高速を降り、狭いローカルの道をしばらく走ったら着いた。ホテル宿泊の場合、駐車はタダ。

荷物をホテルに預け、さっそくAlton Towersへ(チェックインは3時)。

翌日も朝から終日Alton Towersへ。入場ゲートをくぐると、中央に池、そしてその奥には本物の古城が。欧州っぽい。その古城の中はホラー系のアトラクションになっていて、良い感じだった。

子供がまだ小さいので、すべてのアトラクションは回れないけど、10歳の子だと半分強の乗り物に乗れる感じ。1日前後ですべて回れる。5歳の次女はCBeebiesのエリアとミニ教習所をエンジョイしてた。

ローラーコースターの充実ぶりはさすがで、いろんなタイプの絶叫マシーンが取り揃えてあった。この手の乗り物が好きな人にはたまらないのかも。

Th13teenという垂直降下するローラーコースターに乗ってみた。僕は、暗闇で垂直降下することを知らなかったので、ビビった。。。ローラーコースターが得意ではない僕にはあれが限界。。。

混み具合は、ピーク時で20~30分待ち。多くはほとんど待ち時間ナシだった。

個人的おススメはCBeebies LandにあるJustin’s House, the Pie-O-Matic Factoryと、池にあるBattle Galleons

前者はスポンジボールを機械で撃ちあうところ。後者は屋外のアトラクションで、6人位で小型船に乗る水かけ合戦。特に後者は、外から見てるだけでも楽しめたし、参加(参戦)可能。寒い日はNG(ずぶ濡れになる。。。水はきれいとは言いがたい・・・)

ただ、問題多数。

まず、多くの乗り物が故障して止まった。実際、金曜日にはTh13teenが途中で止まって、お客さんがトラップされてた(BBCでニュースにも。。。) 他のローラーコースターも止まって、帰るときにタダ券を配ってた(ラッキー)

どういう理由で止まったかわからないけど、過度な安全対策ではなく、単に技術的なトラブルとすると、先日のような事故がまた起こっても驚かない。。。

次に、怠慢経営。
9時に開園するけど、ほとんどの乗り物は10時や11時からスタートだったりして、朝一で行くメリットがほとんどない。
働いている人たちからもプロフェッショナルさは感じられなかった。

最後に敷地の使い方が雑。
いくつかブロックにわかれていて、移動が大変。。。ここまで雑なデザインは見たことない。。。

だからかよくわからないけど、日曜日でも、お客さんの数は平日とほとんど変わらなかった。。。

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土曜日は終日、Waterparkへ。

10時開園。ゴムボードの滑り台が2つ、滑り台が1つあったりといろいろ楽しめる。屋内プールで水温設定も寒すぎずで、終日いれた。ジャグジーもあったりと、世代によって楽しみ方が違いそう。問題は特に感じなかった。

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食事について。

朝食込で、毎朝ビュッフェ形式で、3日連続でイングリッシュ・ブレックファーストを。他のオプションもあって、3日くらいなら飽きずに楽しめた。

ディナーは、初日はSplash Landings Hotelで朝食も食べるFlambo's Exotic Feastへ。ビュッフェ形式で、いろんな物をたらふく食べられる。が、質は推して知るべし。値段も家族4人で60ポンド強かかり、コストパフォーマンス悪。実は、以下の普通のレストランの方が良い物をリーズナブルなコストで食べられおススメ。

2日目は、The Crooked Spoonへ。カウンターでメニューを注文して精算。ステーキなどが食べれる。まずまず。

3日目はAlton Towers HotelのSecret Garden Restaurantへ。行った中ではここがベストか。サービスも早く、Fish & Chipsイケた。

ということで、各宿泊施設にレストランがあり、徒歩で行け便利だった。

宿泊したホテルでは、連日イベントが開催されてたり、レゴブロックのコーナーがあったりと、ホテル内でもそれなりに楽しめるようになっていた。ホテルの部屋にはキッズ用二段ベッドもあってと、ファミリーフレンドリーだった。

ホテルからテーマパークへの移動もモノレール一本で、走行頻度も高く良かった。

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と良いところはたくさんあるけど、以前行ったレゴランドに比べると、魅力薄。ローラーコースター好きな10~20代の若者向けのテーマパークに、ファミリーフレンドリーな宿泊施設と、バランスがもう一つなリゾートだった。

もう家族で行くことはないと思われる。。。