tag:blogger.com,1999:blog-63147919058990290312024-03-08T12:35:09.003+00:00LIFEcologyLife is good and cruel.Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.comBlogger472125tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-28278992805074556092016-02-21T09:57:00.001+00:002016-02-21T09:57:55.784+00:00EU referendum キックオフ
EUとUKの交渉が成立し、David CameronさんがEU referendumは6月23日と正式にアナウンス。
閣僚レベルですら立場が分かれていて、文字通り国を二分した議論で盛り上がるもよう。
こちらにポイントがまとまってます。
個人的にはEUに留まって欲しい。
ビジネスサイドはよくわからないけど、少なくとも大学は、EUからの人たちをはじめ移民にかなり支えられている。スタッフはもちろん、ポスドク、大学院生、多くのレベルで移民に支えられている。ビザの煩わしさなしで優秀な人材がEUから集まっている。
Brexitの場合、中長期的に大学の質が悪くなることはあっても、良くなる状況を想像できない。中国のように、海外で活躍している国民を呼び戻すような戦略をとれない限り。そもそも海外の大学へ行くような人たちは少なそうだから無理。
自分の研究室のレベルでは、メンバーの多くはEU国民でShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-47579372427654630772016-01-10T18:17:00.000+00:002016-01-10T18:17:53.180+00:00Lost in translation
Sofia Coppolaによる2003年のちょっと古い映画。Netflixで鑑賞。
「響」のCM撮影のため東京滞在中の映画俳優と、カメラマンの旦那に付いて同じく東京滞在中の新妻の話。
見る立場によって解釈が完全に変わりそうな非常に興味深い映画。細かい展開にかなり違和感(安っぽい映画感)を感じたけど、ストーリーとしては非常に面白かった。funnyという点でもネタがいろいろあったし。。lipとripのネタとか。。。(どう日本語訳したのか興味あり)
海外在住の日本人の一人としては、日本に来る外国人の気持ちがそれなりに分かる一方で、いわゆるステレオタイプ的な日本をピックアップし過ぎで、もう少し日本の良い面を描く演出があっても良かったかな、とちょっと複雑な気分に。
日本滞在経験のある外国人は、うんうん、あるある、と頷きながら大ウケするんだろうなぁ、と想像するとちょっと腹が立たないでもShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-26145274124169932322015-12-31T09:40:00.000+00:002015-12-31T09:40:00.460+00:002015年
今年印象に残っているメジャーなニュースは、ギリシャ財政危機、難民問題、パリのテロ事件、冥王星探査、COP21、そしてイングランド北部での洪水。多くは2016年中にも進展がいろいろありそうか。
エルニーニョ(+気候変動)の影響で来年は今年より暖かくなるらしく、UKでは、冬、強風・大雨でまた甚大な被害が出るのかも。実際、昨日、グラスゴーで降ったタイプの雨は、日本ではあっても、UKに来てから見たことなかったかも。おそらく世界的に大荒れの一年になるのだろう。経済に関しても、中国やオイル、そして新興国絡みでいろいろ荒れそう。
UKの研究に関しては、今後5年間はインフレーションに応じて研究予算を増やしてくれるようで、チャンスが減る、というリスクは回避でき期待。そのためには、結果が問われる2016年となりそう。
その研究、自身の研究について。
論文として出たのは3つ(これ、これ、これ)。年明けShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-13329198212385874972015-12-13T09:02:00.000+00:002015-12-13T09:02:08.781+00:00Leverhulme Trust
昨年から5連敗中のグラント申請。
何とかLeverhulme Trustからサポートいただけることになったので、その経過を備忘録的に。
Leverhulme Trustは90年前にWilliam Leverの遺書に基いて設立された財団。William LeverさんはLever Brothersという会社の創業者で家庭用石鹸を初めて製品化したらしい。
自然科学だけでなく、人文系や芸術系にも幅広くサポートをしているUKの財団。
いくつかスキームがある中、コアのスキームはResearch Project Grantというスキーム。
最大5年間、500Kのサポートが受けられる。が、過去の受賞者をチェックすると250K 前後が相場で、ポスドクの給料から計算するに3年間が妥当なラインだと思われ、実際、250Kを目安に3年間のサポートをお願いした。
申請手順は2段階制で、まずアウトラインShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-60924910121084397692015-12-12T20:54:00.001+00:002015-12-12T20:54:48.244+00:00シンポジウム in 東京
一週間前になりますが、東京へ。今回は、シンポジウムのco-organizerとして。
イベントとしては、素晴らしいスピーカーの方々に来て頂き、進行そのものもうまく行って、非常に刺激的で良いイベントでした。ただ、質が高かった分、もっと多くの人たちと情報をシェアできると更に良かったのかな、という反省点もありますが、とにかく良い経験をさせてもらいました。
ノーベル賞受賞者の利根川先生や、おそらく近い将来ノーベル賞を取るであろうGeroさんとお話ができたのは良い思い出になりました。利根川先生とは一緒に写真も撮れたし。。
以下、詳細を。
2日朝にグラスゴーをたち、アムステルダム経由で成田へ。
3日昼過ぎに宿の庭のホテルにチェックイン。めちゃ良いホテルでした。ここの朝食の和定食、日本食に飢えてる自分には素晴らしく良かったです。
それはともかく、チェックイン後、郵便局へ行ったり、コンビニでShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-22662379699342774902015-11-01T09:57:00.000+00:002015-11-01T09:57:26.741+00:00赤肉・加工肉と癌
加工肉は発がん性に関してタバコやアルコールと同じカテゴリー、とWHOが発表し話題になってるので、少し情報収集を。
元の情報は、IARCなるWHO内の癌研究関連の国際組織から。
この組織、物質の発がん性について5カテゴリー設けている。グループ1は「人体への発がん性あり」、グループ2Aは「おそらく(probably)発がん性あり」といった感じ。
今回、加工肉はグループ1、赤肉はグループ2Aと分類された。
その根拠として、まずThe Lancet Oncologyに2ページのレポートが発表されたもよう。
これはIARC下のワーキンググループによるレポート。
レポートでは、赤肉・加工肉の定義に始まり、これまでの疫学調査やガン発生のメカニズムについて、引用文献と共に簡潔にまとめられている。素人にもわかりやすく書かれている。
ここで、赤肉は、処理されていない筋肉。もちろん、牛肉・豚肉も含Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-78478429912908151682015-10-04T11:15:00.000+01:002015-10-04T11:15:38.400+01:00THE 世界大学ランキング 2015-16年版
THEの世界大学ランキングが発表された。
今回の得点算出法はこちらに詳しい。
算出法のアウトラインは2年前のエントリーでまとめている。
その2年前と比べ、今回の大きな変化は、ElsevierのScopusのデータベースをCitationsの算出に使用している点か。
ランキングを見ると、トップの顔ぶれは、ランキングこそ微妙に上下してるようだけど、基本同じ。つまり、どう測ろうが強い大学は強い。
日本のニュースでも取り上げられていたように、日本の大学のランキングは。。。
100位以内に10大学、という目標と逆方向へ行ってる。。。
アジアトップ3は
National University of Singapore (26位)
Peking University (42位)
University of Tokyo (43位)
という顔ぶれ。
「研究は強い」と言われる東大。が、実際のShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-43517635694369179562015-09-05T19:47:00.001+01:002015-09-05T19:47:33.243+01:00欧州難民危機
今週は難民危機が常にトップニュース。以下、備忘録的に情報源をいくつか:
まずはwikipedia。
今回の危機に焦点を絞った記事。
シリアからの難民に関するエントリー。
BBCのiPlayerを視聴できる場合、昨日放映されたBBCの特集は手っ取り早く状況の深刻さを把握できる。
ガーディアンの記事集:
その中から個人的なおススメ記事を。
まず、今週世界を動かした写真以外で、視覚的に問題の一端を知りたい場合、こちらは手っ取り早く、心に突き刺さる。
なぜ今問題が大きくなったか知りたい場合はこちら。トルコにいても未来はない(働かせもらえない)し、大挙してドイツへ、というのは理解できる。
EUの難民受け入れ制度の破綻状況についてはこちら。
難民を受け入れるポジティブサイドの一端についてはこちら。
そして、最も重要な、個人レベルでできることのアイデアについてはこちらとこちら。
-Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-35419056786987336792015-08-22T06:22:00.000+01:002015-08-22T06:22:27.680+01:00UK永住権取得
無事UKの永住権を取得しました。以下、その記録を。
申請時の状況は、Tier 2 (General)のビザで5年滞在(2010年8月から)。僕も含め4人家族。
取得までの概要は
0.下準備
1.Life in the UKテストに合格する
2.英語試験に合格する
3.申請書を作成
4.各種添付書類を用意
5.郵送による申請
6.申請費引落
7.Biometrics登録
8.永住権を認めるレターと証拠文書返却
9.Biometric Residence Permitが届く
という流れだった。
5は8月4日
7は8月15日
9は8月21日
と、申請から永住権発行までは2週間強だった。
ただ、僕の場合、申請書がアップデートされた直後に申請したため、新しいフォームで申請し直すよう指示があった(以下詳細)。けど、そのために処理期間が長くなったかというと、そうでもないかも、という印象。Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-84625156746576216162015-08-08T10:21:00.000+01:002015-08-08T10:21:04.025+01:00UK5年
先週1日をもって、グラスゴーに住み始めて丸5年経ちました。
スコティッシュ・アクセントは未だわかりませんが、それほど不自由もなく(?)暮らしてます。
今週、永住権を申請し、無事受理されれば、今後、ビザ関連で悩まされることはなくなるはず。日本を離れて10年間、ビザ関連に費やした時間、そして何よりもお金は相当な量に。。。
それはともかく、UKに5年住んで思うことをダラダラと書いてみます。
<USとUK>
USとUKはいろんな点で違う。ここでは、「自由」をテーマに。
USの自由さは非常に魅力的だけど、自由な分、リスクは大きい。いろんな点で。
一方、UKでは何となく窮屈感がある。
けど、周りの目を気にしないで良い点は、USのそれに近かったりする。
UKでの窮屈感の原因はいくつかありそう。
第一に、自分が移民、という点。
USの場合、殆どの人が数百年以内の移民ということもあってか、Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-14682282722919146622015-07-18T07:51:00.000+01:002015-07-18T07:51:23.703+01:00英語試験
先週のLife in the UKテストに引き続き、今週は英語試験。
英語試験も永住権申請の条件として課せられている。
どんな条件が要求されているかはこちらに(2015年11月にまた変更されることが示唆される記述も。。。)
とにかく、自分の場合、Trinity College LondonのGrade 5の試験を受けることに。
試験内容はこちら(PDF)やこちらに詳しい。
トピックフォームを予め用意しておかないといけない。
ーー
スコットランドの場合、グラスゴーのシティセンタに営業所(?)があり、2週間ほど前にウェブで予約。
火曜日に受けてきた。
受付で待っていると呼び出され、まず荷物類をロッカーに入れさせられた。
他の受験生とは口を聞くな、と言われる。
続いて、試験まで2ステップのIDチェックがあった。
まず、パスポートのスキャンと顔写真撮影。空港のセキュリティチェックShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-83090409295475642362015-07-11T10:31:00.000+01:002015-07-12T12:14:21.431+01:00Life in the UKテスト
UKに住み始めて8月で丸5年ということで永住権申請の手続きを進めてます。その申請条件の一つに、Life in the UKテストに合格するというのがあって、水曜日試験を受けてきました。
これは、UKに住み続けたかったらUKの常識を知っとけよ、という意図だと思われる。UKの歴史・文化・地理的なことに関する24の質問に答えて18問以上正解する必要がある。
問題内容は、公式ハンドブックに記載されている。
180ページのハンドブックで、UK市民権・永住権取得者としての原則からごく最近までの歴史、そして政治・裁判制度やスポーツ・文化的なことが広く浅くカバーされている。
試験は、近くにある試験会場で、コンピューターを使って答えていく。結果は、試験後ただちにわかって、認定証も即日発行。
50ポンドの試験。
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以下、自分の体験談を。
ハンドブックそのものは改訂されたすぐ後、2年以上前Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-55845655192586329382015-07-11T08:15:00.000+01:002015-07-11T08:15:25.295+01:00Alton Towers
先週後半、夏休みをとってAlton Towersリゾートへ家族旅行。
場所はマンチェスターとバーミンガムの間、イングランドのど真ん中。グラスゴーからは車で休憩時間も入れて4~5時間、250マイル。
リゾートには、Alton Towersという大きな遊園地といくつかの宿泊施設、それに屋内プールとアウトドア施設などがある。
UKの人にとっては、多くの学校のスクールトリップの行き先として有名らしく、最近、事故を起こして重傷者が数人出たところとしても知られている。。。(予約したのは、事故より前。。。)
宿泊プランは、エコノミーなSplash Landings Hotelという屋内プールがあるホテルに3泊4日で、Alton Towersのチケット2日分、屋内プールのチケット1日分。朝食付。
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初日朝、6時半頃出発。渋滞もなく11時過ぎに到着。
リゾートは、山というか丘というか、Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-30461213298049428962015-06-13T14:34:00.000+01:002015-06-15T07:24:15.041+01:00Surface 3
マイクロソフトのSurface 3を購入して1週間強。
その使用感について。
購入した機種のスペックはwifiのみ、128GB、4GB RAM。
もちろん、キーボードとスタイラスも合わせて購入。
ウェブで注文後数日で入手。
ーーー
まず本体について。
マイクロソフトのロゴ付きの外観は、癖もなく良い意味で至って普通のタブレット。背面にSurfaceなどと書かれてなくて良い。
厚みはUSBポートと同じで決して薄くはない。重量感はキーボードも入れるとそれなりにはある。タブレットを左手、スタイラスを右手で長時間作業は難しそう。けど、携帯性はそれなりに高いとは思う。
最大の魅力はタブレット専用OSではなく、やはりWindows搭載ガジェットということ。
デフォルトでWin8.1が搭載されている。Win8を使ったことがなかったので、慣れるのに少し時間がかかったけど、起動時間はストレスShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-92050456944326050212015-05-30T05:54:00.000+01:002015-05-30T05:54:52.052+01:002014/15年 後期ティーチング まとめ
5月も終わりということで、今年度のティーチングも期末試験も終了。後期はレクチャーが1クラス分4コマ、卒論学生5+1人、でした。
レクチャーは、統合失調症と依存症について、2コマずつ。
卒論は、biomedicalの一人を除いて薬理系の5人。その5人は文献調査だったので、たまに原稿をチェックしては、最後に評価する、という比較的負担は少ないものでした。
一方、今シーズンはエッセイの採点量が大幅アップ。。
特にMP304という、レクチャーを担当したクラスの採点が大変でした。。
このクラスは、5人位のスタッフで分担レクチャーをし、試験は各スタッフが出題したエッセイ5問からの選択。
どういうわけか、過半数の生徒が自分の作成した問題を選択して、94人分のエッセイの採点が回ってくるハメに。。(質問が簡単過ぎたもよう。。ナメられた。。)
94部の採点、1部あたり5分で丸一日かかる単純計算だShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-91762885416126456072015-05-23T06:47:00.000+01:002015-05-23T06:47:15.541+01:0010年
日本を離れてから今日でちょうど10年たちました。人生の4分の1弱を日本以外で過ごしたことになります。
10年前に渡米した時、今の状況は全くの想定外だったので、人生なんて何が起こるか予想できません。
ここでは、海外生活の良い点・悪い点をまとめてみます。まず良い点を5つ+アルファ。
1.日本に敏感になれる
日本を外から見れ、比べる対象があるので、自然と敏感になれます。ニュースを見ながらだったり、日本に一時帰国した時などに、日本は素晴らしい、逆に、日本てどうよ、といろいろ考えることがあります。
2.努力なしで英語力アップ
「努力なしで」というか、英語を聞いて・話して・読んで・書いていかないと生きていけないので、自然に労力を割くことになります。英語力アップのペースは、少なくとも僕の場合は、少しずつ少しずつ。ある日突然、ということは起きませんでした。
英会話力をアップさせたかったら、Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-48758371197015546482015-05-09T05:07:00.000+01:002015-05-09T05:07:10.771+01:00総選挙2015
事前のすべての世論調査で、労働党と保守党の支持は共に35%くらいだった。そして、選挙後の連立政権の交渉が注目トピックで、いわゆるhung parliamentの状態が続く、と保守党の人たちすら思ってたはず。
が、蓋を開けてみれば、保守党が331議席と過半数確保で安定政権に。。。これでEU離脱の国民投票実施、さらなる緊縮財政は確実に。
一方、ほぼ世論調査通りだったのはSNPの強さ。この確実な予想が予想外の結果に影響したのかもしれない。
選挙1~2週間前から、保守党は、労働党バッシング戦略として、労働党が政権をとるとSNPと連立を組み、UKを分断させてしまう、とキャンペーンをはった。Ed Milibandは、SNPとは組まん、と火消しに。。。もしかすると、これが保守党成功の鍵だったのかもしれない。
とすれば、今回の選挙結果、保守党を支持、というより、イングランドの人たちがShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-70245148549514695312015-04-11T15:11:00.000+01:002015-04-11T15:11:37.175+01:00安定したポスドク職は可能か?
Natureにポスドク問題について興味深い記事が掲載されていている。たくさんのコメントもある。
記事では、ポスドク問題の深刻さ・難しさに触れつつ、新しい試み・動きがいくつか紹介されている。「ポスドク」を、特別な人材のための特別な職、として扱い、独立にこだわっていない(できない)人たちにはstaff scientists(テクニシャンではない、けどプロジェクトを任せられ、職としての安定性もある職?)の道を開いていくのが良いのでは?という展開。
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以下、自分の意見を。
staff scientists、聞こえは良いけど、リソースの問題があるので、いろんな方法を試しつつ、とにかく需要に見合った数に時間をかけて減らさないとダメ。つまり、このご時世「安定したポスドク職は可能か?」という問いにYesと答えるのは極めて難しい。
まず、staff scientistsという職について。
Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-53762105714545465412015-04-11T09:07:00.002+01:002015-04-11T09:07:47.705+01:00総選挙など
前回から丸3ヶ月のブランクですが、生きてます。
今、イースターホリデーシーズン中で、今週は天気も素晴らしく、すっかり春(といってもまだひんやり)です。
UKでは連日、5月の総選挙のことがニュースの中心ネタで、テレビ討論もあったりと盛り上がってます。SNPが昨年の国民投票後、大躍進中で、スコットランド内の労働党の議席をことごとく奪い、議席数でいうと第三の党になりそうな勢い。(UK全体の人気ではUKIPが3番らしいけど)
個人的注目は、労働党と保守党どっちが第一党でどんな連立政権になるのか、そして、2016年のスコットランド議会選挙で次の国民投票実施への議論がどれくらい盛り上がっていくか、ということ。
先週の7党首テレビ討論で、Nicola Sturgeon は、国民投票はonce in a generationやし、と明言してたのに、今週、2016年の選挙で勝ったらまたプッシュShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-36763749594897402462015-01-10T06:42:00.002+00:002015-01-10T06:42:48.004+00:00REF2014結果
年末に結果が発表されたREFについて。基本情報については過去のエントリーを参照のこと。
REFはUK内の大学評価制度のことで、5年間のパフォーマンスをいくつかの指標に基づいて大学を評価。その結果を、お金配分の根拠にしたりする。UK的といえばUK的制度。
発表されたランキング等に関しては、この記事にリンクがリストされている。
うちの大学は少し頑張ったようで、順位が50位から37位に上昇。
スコットランド内で言うと、エディンバラ、セント・アンドリュース、グラスゴーという名門大学に続く4位と、ダンディーやアバディーンより上になったもよう。大学数の割にスコットランドは頑張っているもよう。
うちの大学、部門別でいうと、物理はなんとオックスフォードをおさえて、堂々の1位。僕が属している研究所は、Allied health professions, Dentistry, Nursing Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-23434161956155064182014-12-14T11:01:00.000+00:002014-12-14T11:01:37.822+00:00一学期ティーチング まとめ
10月からスタートした一学期のティーチング、ほぼ終わったのでまとめます。
同僚教授のリタイアに伴い、彼女が担当していた分が降りかかってきて、如何に手抜き(良く言えば効率性アップ)するかが大きな課題でした。。
BM101(学生6人)
BMはbiomedical。三桁の最初が学年。なので、biomedicalの学部1年制向けのクラス。
論文の読み方からプレゼンの仕方などかなり一般的なことを身につけるのが目的らしい。
1スタッフあたり6人前後の学生が割り当てられ、お題を与えて学生さんたちが関連論文を読んでエッセイを書き、5分のプレゼンをする、というのが最終目標。
僕は20人くらい担当しているスタッフのうちの一人。今年から担当することに。
僕が与えたお題は「知性はどれくらい遺伝するか?」
負担としては、エッセイの初期の原稿を添削したり、プレゼンのフィードバックを与える、というもの。Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-47967798029458223862014-12-07T18:07:00.000+00:002014-12-07T18:07:15.302+00:00選挙
今日、衆議院議員選挙の在外投票へ。
自民党は「国民をバカにしてる」みたいなことが言われてても、その怒りの受け口として準備ができてない野党はもっと国民をバカにしてる、と思いながら投票。。。日本の政治のロジック、凄すぎます。。。
一方、UKの政治も来年5月の総選挙に向け盛り上がってきてます。
スコットランドに関しては、referendum直後、Alex SalmondはSNPの党首をやめたと思ったら、次の総選挙で出馬するらしい。引退したGordon Brownのシートを奪うべく。おそらくSNP支持者に限らず、多くのスコットランドの人達から彼は支持を集めるだろうから、非常に面白いことになると思われる。彼からはまだ目が離せません。
2週間ほど前にあったもう一つ大きな動きとしては、referendum直前に約束してくれたスコットランドへのパワーの内容がSmith Reportとして明らかに。Shuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-6694012085668928742014-11-08T14:52:00.000+00:002014-11-13T12:58:57.275+00:00BBSRC 2014年春 まとめ
こちらの続報。今年春にアプライしたBBSRCグラントのまとめです。
結果はsuccessful。
最後のチェア・コミッティー・ミーティングが10月29日に開催され、1週間を過ぎた11月6日にメールが届いた。
チェアミーティングから1週間なんの音沙汰もなかったので、諦めて次を考えないと、と思い始めた矢先だったので、かなり嬉しかったです。
今回のグラントは4月末にアプライし、8月末から9月上旬にかけレフリーのコメントが次々と戻ってきて、9月末にコミッティーミーティング、10月29日にチェアミーティング、という時間経過。
おそらく今月末頃にオファーレターが作成され、いくらもらえるか判明するはず。順当にいけばこれまでの獲得賞金総額が大台に乗ると思われる。
レフリーのコメントは、申請書でリスクとして書いていたところにツッコミが入ったり(揚げ足を取られた)、ごもっとも、という指摘もあっShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-83755041628040689872014-10-04T17:29:00.000+01:002014-10-04T17:30:32.755+01:00特別授業
referendumから2週間以上経ち、あの時の異様な雰囲気はどこへやら?という感じで、新聞なども完全に平常モードに戻ってます。
今週10月に入り新学期がスタート。今年度は、ティーチングの負担が増えてしまい忙しくなりそう。。最近リタイアした教授が担当していた授業を引き継ぐことになり、今更ながら統合失調症やアディクションなどの勉強をしてます(勉強になってますが)。。。
ラボとしては、9月にマスターとPhDの学生がそれぞれThesisをまとめラボを離れ、ポーランドからのPhD学生が今週からラボメンバーに加わりました。
グラントはこの半年くらいで5つアプライし、うちCo-IとしてアプライしていたMRCのプロポーザルが昨日リジェクトの一報。。。Co-Iとしてアプライしてきたプロポーザルは全戦全敗中。。。
そんな中の今日、娘たちが普段お世話になっている補習校で中学生向けの特別授業をさせてShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6314791905899029031.post-56445840184534072212014-09-14T08:27:00.003+01:002014-09-14T08:28:50.745+01:00人の意思決定について思ふ
スコットランド独立ネタです(また)
先週末のYouGovの世論調査ではじめてYes派がリードし、No派はパニックモードに。
この一週間、Cameronさんをはじめ、各党の党首が立て続けにスコットランドを訪れ、UKを維持することの重要性を主張。
さらに、独立が決まったらRoyal Bank of Scotland(RBS)を含むスコットランドの金融大手は本社をロンドンへ移すプランを持っていることがリークされ、RBSはそれを認める。
そして、Asdaなどの大手スーパーなどの多くも、独立後は価格を上げることになりそうだとわかる。
その結果、YouGovの世論調査ではNo派が逆転して盛り返したけれども、他の世論調査の結果を見ると依然拮抗状態で、ナショナリズムのムーブメントはもう止まらない。
決めていない人たちの動向次第でホントにYesが過半数を占めるリスクはある。。。
つまり、残りShuzohttp://www.blogger.com/profile/03919445764109536929noreply@blogger.com0