今年度のティーチング関連活動が終わったのでまとめます。
チュートリアル
10月に3週間担当。相手は2年生。
試薬濃度計算といった生化学?関連問題に関するチュートリアル。そのサポート役。
3週分だけれども4クラスあり、1.5時間x4クラスx3週分の合計18時間。
準備は、毎週学生さんたちが解く問題を予め把握しておくこと。答えを見ながら。
なので、週1~2時間もかければ大丈夫、という内容だった。
ということで、計24時間くらい。
関連エントリーはこちらとこちら。
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レクチャー
3月上旬に担当。相手は2年生。
生理学の中の感覚系について。2週間で3コマ講義。
推薦教科書というのがあったけど、退屈な内容だったのでかなり変えた。
そのおかげで、1コマあたり10時間以上準備にかけるハメに。。。
内容はストライクゾーンなので、楽しめてやれた、と強がれなくもない。
レクチャーそのものは、笑って欲しいところでは笑ってくれたりと、生徒たちのリスポンスは想定してたより良かった。
ただ、英語の発音が。。。彼らにとって初めて聞く専門用語が、ジャパニーズアクセントだったわけだから、記憶に残る効率性はさらに低下したんではないか。。。
3コマの授業に加え、もう1コマあって、それはPRSセッションなるもの。学生一人ひとりワイヤレス機器を持ち、質問に答えていくという、インタラクティブなフィードバックセッション。
3人のスタッフとの共同講義。一人10問ずつくらい用意し、学生さんの理解度を知れるなかなかいい機会だった。
ということで、4時間分の講義。準備はx10以上という時間。
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実習
先々週、先週担当。2年生相手。
基本的にはサポート役。
3時間一コマの実習授業で、広い実験室に100人近くの学生さんがいて、解剖の実習を4グループくらいに別れて行う。
1週目は、ラット解剖。
2週目は、循環器解剖。
ラット解剖、普段の研究より下部になるので、言葉が全然わからんかった。。。「ラット脳解剖」とかに返させてもらえるなら、引き継げなくもないか。。。
循環器解剖は、さすがスコットランドというべきか、羊の心臓および肺部分の臓器が、学生2人につき1つ割り当てられ、解剖をし各部位の名称をメモっていく、という内容。
とにかく、英語の解剖ほどしんどいものはない。。。名称はわからん、読みもわからん、という状態。。
一方、準備はサポート役だったということもあり不要で、実習開始45分前に実習室にいって、解剖手順をひと通り教えてもらうだけ。しかも、3時間割り当てられてても、2時間で終わっていた。
ということで、拘束時間は計6時間弱。
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卒業研究
11月ごろに配属決定、2月末卒論提出、3月プレゼンおよび卒論評価。
9月頃だったか、研究要旨を提出し、それに基づいて学生さんたちが所属ラボを選ぶ。
プロジェクトのカテゴリーは、ラボ、文献調査、データ解析の3つ。
ラボプロジェクトは、文字通りラボで実験をし、卒論をまとめる。
文献調査プロジェクトは、お題となるトピックに関する文献を読みたおしレビューを書く。
データ解析は、これまた文字通りデータを解析し、卒論をまとめる。
今月あったプレゼンと卒論評価について。
プレゼン評価は、自分が指導してない、けどプロジェクトの分野が関連している(つまり神経科学)学生の10分間のプレゼンを聴き、質問し点数をつける、というもの。2人のスタッフにつき、5人の学生を評価。
卒論評価は、直接指導した学生と、他のスタッフが指導した学生5人の卒論評価。直接指導した学生に関しては、卒論だけでなく、期間中のパフォーマンスも評価する。ということで、指導学生に関しては学生一人につき2つの評価ファイル。それ以外は学生一人につき1つの評価ファイルがあり、それに点数とコメントをつける。
各卒論の長さは、標準的なアーティクル論文一報分。
僕は、5プロジェクトくらい提案し、4プロジェクト4学生受け持つことに。うち、3プロジェクトが文献調査、1プロジェクトはラボ。
結論から言うと、優秀な学生さんとのインタラクションは非常に刺激的で良い。実際、一人の学生さんは非常に優秀で大学院進学を薦めた。
それにしても、点数付けは難しかった。。。
一連の卒研関連にかかった時間の算出は難しいけど、指導学生については、ミーティング2,3回(1回30~1時間くらい)。ラボプロジェクトの学生さんには、実験期間中はほぼ毎日何らかのインタラクションがあり、それが8週くらいだったか。あとは、卒論原稿を読んでフィードバックを与えたり、メールでのやり取りなど。評価そのものはできるだけ時間はかけないようにはしたけど、9報分の簡略レビューだから、それなりには時間はかかる。プレゼンは1.5時間。
一方で、提案プロジェクトはラボのプロジェクトに限りなく近い、もしくはそれそのものの一部だったりするから、研究活動ともそれなりに重複はある。また、今回に関しては新しい人材発掘につながるというリターンもあった。
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ということで、初のティーチング終了。
こちらに来た当初、英語でティーチングなんてできん、とかなりビビッてたけど、終わってみればこの規模のティーチング活動なら、何とかなりそう。
来年度以降へのフィードバックはたくさんあるので、効率を上げて、より良いものにしていきたいところ(どうかこれ以上増えませんように。。。)
それにしても、2-3月は、初レクチャー準備やら卒論評価やらが一気に来て、公私共にえらく大変だった。。。
4月からは研究に専念。まずは、明日からパリのユーロディズニーしばいてきます。。
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