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2011年10月2日

予想、光速、火


予想
今年の生理・医学賞は、山中教授が最有力とか。今年だけは、前倒しで良いから、できるだけ多くの日本人がノーベル賞を受賞して欲しい。今年はゲノムプロジェクトの記念年だったと思うし、こっちも有力か?こういう予想は今まで当てたことはない。。それにしても、中村修二教授の青色LEDって、今、多くの神経科学者もお世話になってるわけだから、すごいインパクト。

光速
ニュートリノ、光速超え?という記事の盛り上がり。思考実験としてタイムマシーンを考えるなんて夢があって楽しい。けど、どれくらいの物理学者がまともに受け取っているのか興味がある(マスコミが騒いでるだけという気も)。おそらく反証実験するなら相当のお金と年月がかかるんだろう。宇宙からのニュートリノをとらえた時の話が、今回の批判として非常に説得力があると思ったし、すでに反証データがあることにならないんだろうか。

むしろ、LHCのヒッグス粒子の検証実験の結果が、ぼちぼち本格的に出だすらしいから、おそらく焦点は、ニュートリノのスピードより、その結果が白か黒かわかった後の方なんだろう。素人だからいい加減な推測だけど。物理もエキサイティング。


Kindle fire。コンテンツという点で、アマゾンの充実ぶりはすばらしいから、US版のアグレッシブな価格設定はそれなりに納得。デバイスよりコンテンツ販売で儲けようという戦略なんだろう。他の企業にとってはメチャクチャハードルが上がったんではないのだろうか。

UKでは、fireの販売時期は明らかにされていない上、普通のkindleでさえ為替相場を考えるとやや割高。appleもそう。UKでガジェットを買う時、損をする勘定になることが多い。

それにしても、2年半前に買ったkindle 2は、まだ現役バリバリなのに、もはや化石扱いされそう。。。あの時は400ドルもしたのに、新しいのは79ドルでデザインもシンプルで悪くない。。。もう元は取った気はするけど、なんか悔しい。。

とにかく、fireでは、カラーなどの付加価値(-バッテリー時間)によって体験がどれくらい変わるのか興味があるところ。クリスマス頃には発売するんだろうか。とにかく買い。

2011年10月1日

visibility


今週2つトークをし、来週からついにティーチングがスタート。


トーク一つ目は火曜日。

今、大学ではticなる新しい建物のことで盛り上がっていて、それに関連したワークショップが今週立て続けに開催された。そのうち一つが神経科学関連だった。

そのticは、いわゆる産学連携を目的としたセンターで、エネルギー、光学、医療工学などの研究分野で企業とのコラボレーションを積極的に進めていくことを目的としている。スコットランド政府からの後押しもあって、かなりの額の投資をこれから数年していくらしい。

エネルギー関連では、学長スコティッシュパワーとのつながりもあったり、大学自体、風力発電の研究で強かったり、スコットランドは2020年までにrenewableエネルギーで80%の電力をまかなうということになっていたりと、いろんな環境が整っているらしい。

それはともかく、火曜日の神経科学のワークショップでは、各製薬会社の人たちや、産学連携を推進している人がトークしたりという内容。で、なぜか僕もトーク。。。建前上は、大学からspin-outしたベンチャー企業の人たちとコラボを始めたから、ということらしい。自分でも浮いてるなぁ、と思いながらトークした。。。

製薬会社の人たちからは、今の超厳しい状況がよく伝わってきたけど、Lillyは賢い企業だなぁ、と思った。どれくらいお金に結びつくか未知数だけど、新しいビジネスモデルに結びついていくかも。心の健康は市場としてメチャクチャ大きいわけだから、そこへリスク承知で果敢にチャレンジする企業は応援したい。

僕のトークでは、製薬会社関連の人たちがオーディエンスというのはわかっていたから、うちのラボの技術をどう応用できるか話してみた。背伸びをして。

トーク後のネットワーキングイベントで、何人かわざわざ話をしにきてくれたから、少しは興味を持ってもらったのだろう。こういうビジネスサイドの人と接するチャンスは今まで皆無だったから良い体験になった。あとはこれがコラボなんかにつながっていけばいいんだろうけど、その辺はまだまだ難しいか。

他には、政府系グラントの担当者もきていて、少し話ができた。こうやってネットワークを地道に広げていかないといかん。

そのネットワーキングイベントを途中で抜け出し、グラスゴー空港>ヒースロー経由でオックスフォードへ。夜10時ごろに着いて、翌日のAutumn Schoolでトーク。

その秋学校はオックスフォードが主催していて、一部はEUや中東からも学生が参加する学生向け認知神経科学関係イベント。僕の参加した日は「The Noisy Brain」というテーマで、このトピックに関連する研究者が8人呼ばれてトーク。ちょうどシンポジウムみたいな感じ。僕みたいな若手(?)から、ケンブリッジ・UCLの大御所まで。

緊張するかと思ったけど、意外と普通に話せた。
他の人たちのトークも面白く、えらく楽しめた。

一通りイベントが終わった後、講師陣で近くのバーへ。そして19時半から大学でディナー。そのディナーは、秋学校全体のディナーだったからかなりの人たちがいてた。教会みたいなホールに長テーブル














が3列あって、そこに座ってディナーコース。ハリーポッターの映画のように。

ディナーでは、この日の講師陣で一緒に座って、いろいろ話をして盛り上がり、そのあとさらにバーへ行って11時過ぎまで呑んだ。えらく良い体験ができた。

UKにきて、visibilityをどう上げていくか、というのは大きな壁だなぁ、と思っていたから、まだ論文が出る前にこうやって呼んでもらえ、ネットワークを広げるチャンスをもらえたのはホントにありがたい。

翌日、午前の飛行機でグラスゴーへ。
が、週前半に長女からもらったウィルスなんだろう、木・金と体調が優れず、昨日は悪寒がするから4時ごろ早退して熱を測ったら38.5度あった。。。長女はまだ風邪が完治してないから、今日の日本語学校はお休み。

来週からついにティーチングがスタート。

セメスター1は、チュートリアルを週2日で1ヶ月担当。週2といっても、生徒数が多いから全く同じチュートリアルを2日連続で担当するらしい。。。セメスター2では、ちょっと増えて、解剖実習のサポート役的な仕事に加え、レクチャーを3,4コマ担当することに。内容がエキサイティングとは言い難いので、まず教える方が如何にモチベーションを上げるかが大事だな。。

さて、どうなることか。

2011年9月24日

新学期直前


新学期直前は、仕事量が異常に増える。

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研究所シンポジウム

先週、研究所で毎年恒例らしいシンポジウムが開催される。
うちの研究所は、PIが80人くらいいる大所帯なので、こういう企画は研究所でどんな研究が行われているか把握するのに非常にありがたい。

形式は、5つあるグループの各リーダーが、グループの研究内容などを手短に紹介した後、グループから一人ずつ15分のトーク。学生さんやポスドクはポスター発表。ポスター発表者全員、「ポスター・フラッシュ」なる1枚のスライドを使って2分でポスターの内容を宣伝する機会もあった。

神経科学グループは午後に発表があり、僕がトーク。

しこんでたネタは一応ウケたけど、分野が違う人たちの興味をそそるようなトークをするのは難しい。多くの人はピンときてなかったかも。。

それはともかく、ポスター・フラッシュの企画が非常に良くて、学生のプレゼン能力の差が歴然としていた。

最終的に賞を獲得した学生さんのプレゼンは文句なしのでき。たった1枚のスライドにメッセージはもちろん、ジョークも入れて、トークの運び方もメチャクチャうまかった。すごい才能。

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Research Away Day

翌日は、Research Away Dayという企画で、PIだけが集まって、来るべきREFにどう備えていくか話し合うイベントが開催される。ようは、如何に良い論文を出して、お金を集めるか、というとこを細かく話し合うイベント。こういう企画を一日使ってやる必要があるかわからないけど、REFに対するアウェアネスを上げるという意味では意味があるのかもしれない。

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大学院生

今月から大学院生が新加入し、実験を教えたり、プロジェクトのディスカッションをしたり。これは時間のかかるプロセスだけど結構楽しい。

一応、方針としては、PhDを取った後どうしたいか確認した上で、3つのキーワードを与えてプロジェクトを考えてもらうことに。すでに走り出している「プロジェクトA」をやって欲しい、みたいな気持ちもなくはないけど、PhDを取るまでの3年間モチベーションを維持するのは大変だから、自分自身でプロジェクトを考えてもらってアカウンタビリティーをそれなりに持ってもらった方が良いのかなぁ、という意図。

キーワードを与えているから、ラボの方向性から逸脱するリスクも少ないだろうという楽観的予測。プロジェクト、大まかなアウトラインは決まってきたか。

あと気付いたことは、「日本人学生・ポスドクが、日本人PIの海外ラボへ行くと英語が上達しない」とよく言われるが、逆の立場でもしかりだなぁ、ということ。

つまり、日本人以外の学生さんと働く場合、英語で頻繁にコミュニケーションすることになり、英語使用率が上がる。ポスドクとして海外ラボに行った時は、英語話せなくても何とかなった(?)けど、学生さんを相手にすると、こちらが話す機会が圧倒的に増える。なので英語でしっかり考えなどを伝えられないといけない(今、伝わっているかはともかく)。その意味で、ラボ環境の国際化は僕自身の英語力向上という意味でも良い印象。

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ロンドン

今週火曜日はロンドンへ。日帰り。

朝4時半起き7時頃の飛行機でロンドン入りし、10時半からのイベントに参加。そのイベントは、グラント関連のイベント。帰りは18時半発の飛行機でグラスゴーへ戻ってきて、いつもと同じ時間帯に就寝。

今回、EasyJetを使ってみた。
悪くない。

EasyJetは格安航空会社で、チケットに座席番号がないと思ったら早い者勝ちという仕組み。
ゲートにはかなり早くから列ができていた。speedy boardingなる仕組みを利用して追加料金を払えば、先に搭乗可能。席的にはいわゆるビジネスクラス的な場所に座れることになる(と言ってもシートはみんな平等でエコノミー)。

機内サービス(新聞や飲み物類)はすべて有料。ただ、British Airwaysよりチケット代が相当安いし、British Airwaysは高い金を払ってもサービスがひどかったりするから、EasyJetで十分。

おそらく多くの人がそう思っているのだろう。先日発表されたEasyJetのパフォーマンスは市場予想を上回って、他の株が暴落してるのとは裏腹に株価大幅アップしたもよう。

ちなみに今回は、行きはGatwick、帰りはStanstedを利用。
両方ともそれなりの大きさで、ロンドン中心へのアクセスもしっかりしていて便利だった。

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トーク2つ

来週火・水と二日連続でトークが控えている。

火曜日は学内イベント(また)。

ただ今回は、これまでのイベントとは趣きが違い、企業関連の人たちが参加するイベントらしい。いわゆる産学連携を促進する企画。研究資金源として、やはり企業は外せない存在になりつつあるようだし、時代的に企業との連携はますます要求されていくから、しっかり宣伝しないといけない。

水曜日はオックスフォード。大学院生向けのオータムンスクールが開催されるらしく、その講師を務めることに。非常に光栄なこと。

今、visibilityは限りなくゼロに近いから、こういう機会は非常にありがたい。

そしてその次の週から、いよいよ週一でティーチング(チュートリアル)がスタートと、なかなか大変なことになってきた。マルチタスクがさらに要求されていく。

2010年11月9日

セットアップ

今週に入って、午後はセットアップと呼べる作業に従事してます。

ようやく。

一方、まだまだ注文したものが届いてなかったり、事務スタッフの手違いでモノが発注されてなかったり(おい)、見積り依頼したのになかなか見積りをくれない会社がいたり、届いた装置がPATテストなるUKでは義務付けられてる形ばかりの電気テストをパスするのを待っていたり、、、自分の力だけではコントロールできない部分があって、なかなかスムーズにことが運ばない。。。

これまでの経験から、セットアップは、すべてのモノを揃えるまでにとにかく時間がかかる。例え、全て必要なモノが一旦揃えば1,2週間でセットアップでき、やるべきことがわかっていることでも。

ちなみに、今回の一連の物品購入でわかったことは、ネゴれば値引きしてくれる、という事実。これまでそれなりの額のディスカウントをゲットできたから、スタートアップ資金では買えないかな、と思ってたものが買えそうな勢い。如何に普段ヤクザな会社たちを相手にしてたかよくわかった。。。

それはともかく、気付いたら今年も残り50日ほど。

果たして年内に簡単な実験をスタートできるか??

2010年7月23日

車売却

車売りました。

引越時、車売りはストレスフルなイベントの一つ。もし誰でも欲しくなる良い状態で車を持ってれば楽なんだろうけど、ウチの車は昨年の悲劇のおかげで価値は暴落してしまってた。。。

こういう場合、1ヶ月かそれ以上かけて個人売買でもすれば良かったのだろうけど、個人売買は面倒くさそうだったのでディーラーで売ることにした。

Toyota正規ディーラーや後述の中古車ディーラー、あとAutoTradeで査定してもらったけど、結局、プロが見る査定額はどこも同じだった。

結果的に売ったのはメイセイモーターズなる日本人夫婦の方が経営されている中古車ディーラー。査定額はどこも同じだったから、どこで売っても良かった。けど、非常に丁寧な対応が決め手となりここで売った。(というか、こちらは売ってお金をもらう方だったから、ある意味、悪いことをしたのかもしれない。。。)

Toyota正規ディーラーに2軒お世話になってみたけど、どちらも対応悪でむしろ腹が立った。

新車販売ではなく、中古車取り扱い部門の人とやり取りしたからかもしれないけど、Toyotaとトヨタはもしかしたら全く別会社なのかもしれない。つまり、日本的なすばらしいサービスは微塵も感じられなかった。

売って新車か中古車を買うなら少し違ってたのかもしれないけど、売るだけ、と意思表示すると態度が豹変してた(気持ちはわかるが)。おかげでToyotaに対する印象は非常に悪くなったので、今後の車選びの意思決定にも大きく影響するだろう。。。

それはともかく、メイセイモーターズは非常にすばらしかったので、経過を少し詳しく。

まず、嫁さん経由でこちらのサイトを知り電話してみた。(リンク先ではなぜかSAEILO MOTORSとなっている)

英語で対応されるのだろうと思ったら、「もしもし」と聞こえてきた。。。

日本語でアポをとって、お店へ出向いて査定をしてもらい、見積書的な書類をいただく(10~20分)。

こちらの希望で、その二日後(今日)に車売却。
その場でチェックを発行してくれ、さらに、自宅まで車で送ってくれた。。。

ディーラーの場所はミツワから南へ数分走ったところ。日本人が帰国の際などによく車を売られているそうなので、中古車ディーラーとしては良質な車を扱っているのではないかと思われる。

もしNJ周辺で中古車を探していたらMUST VISITなお店か。

ちなみに、売却額は月給より安かった。。。(さらに月給はとても多いとは言えない。。。)

走行距離は6万マイル強。その意味では、それなりに元は取ったと考えるべきなのだろう。。。

2010年6月5日

hidden fee

木曜日Toyotaのディーラーへ行く。

まずは先週金曜日の話から。
帰宅しようと車のエンジンをかけたら、いつもすぐ消えるはずのエンジンチェックの表示が消えなかった。

マニュアルですぐに確認したけど、とにかくディーラーへ行け、としか書かれてなかった。。。

先週の土曜日、僕はボランティアの仕事があったので、車は嫁さんに任せてディーラーへ行ってもらった。すると、ノーアポだったので、半日くらいかかると言われたそうで、諦めることに。

普通に走ってるなら問題ないんじゃない、とToyotaディーラーの人が言ったらしい。

Toyotaは、リコール問題・バッシングが全くこたえてないもよう。。。(これだと、顧客はどんどん離れると思います。。。)

確かに何の異常も感じられなかったから、しばらくその状態で数日過ごし、木曜日再びディーラーへ行った。

内部コンピューターの問題だったらしい。

保障期間内ということでコンピューターそのものはタダで取り替えてもらった。

が、エンジン内部のチェックの作業料金として110ドル前払いさせられ(異常がなんであれ取られることになってた。。。)、フィルター汚れてる、ライト切れてる、ワイパー古過ぎ、とかいろいろ指摘され、結局200ドル強払うことになった。。。

なかなかヤクザな商売である。

異常だったコンピューターそのものも、もしかすると作業料110ドル取りそびれるのを防ぐためにリコールかけてないんではないか、という気もする。googleに聞いてみると、似た経験の人もいる感じ。

こういうクレーム関連の情報って、もっと見やすい形のデータベースみたいなサイトはないのだろうか。ライバル会社の車種とクレーム件数などを一目で比較できたりすると、非常にありがたい。こういうクレーム情報のデータマイニングって商売にならんだろうか?

それはともかく、日本にいた頃、数年だけトヨタ車に乗ってた。けど、ここまでメンテナンスにお金はかかってなかった(純正CDプレーヤーを取り替えたことはある。あれは間違いなく欠陥品だったはず)。

そのトヨタ車の前は、ホンダ・シビックに10万キロ近く乗った。けど、自損事故起こした時と定期検査以外、ほとんどお金がかからなかった覚えがある。

こんなに細々とお金がかかっているのは、アメリカだからそうなのか、たまたま買ったMatrixが悪かったのか、それともこの5年でトヨタは変わってしまったのか、よくわからない。

次、車を買うなら、どこのどの車種が良いのだろう。。。

2009年10月13日

kindleその後

インターナショナル版のkindleが出て、洋書、英字新聞などを例えば日本にいながらネットワーク経由でダウンロードできるらしい。まだ日本語の書籍をkindleで読むのは無理みたいだけど、それができれば、ホントに本の世界は変わっていく。

kindle2使い始めて半年経って、使い勝手はそこそこわかってきたつもりなのでキンドルについて思うところを。

1.text-to-speech機能
本朗読機能。本によってはこの機能が禁止されていることもあるのは残念。けど、これを使うと本を読むスピードと理解の向上、英語リスニングのトレーニングにもなって非常に良い。キーパッド部分のボタン(↑+SYM)を押すだけで、text-to-speech機能にショートカットできて便利。ただ、たまにおかしな読み方をするので、機械が読んでいるから仕方なし、という忍耐力は必要か。

例えば、通勤電車でキンドル片手に本の読み聴きに使える。つまらない英会話教材でなく、自分の読みたい本や新聞記事で英語リスニングできる。

2.メモ、ブックマーク機能
本を読んでいて、気になるフレーズ、ページ、残したいコメント・考えを簡単に記録できるのも良い。
気になるフレーズにはアンダーラインを引いたり、いわゆるドッグイヤーとしてページの隅を折っておける。読んでいてふと思ったことをコメントとして保存もできる。

しっかり読み込み、一通り読み終わった後もチェックし直したい場合、この機能は便利。

ただし、その記録した情報の管理・活用するための機能がイマイチ。
たくさん記憶させている本ほどそれが如実にあらわれる。このあたりは、あとでPCなど大画面のデバイスと連携できたりすると非常に良いのに、と思う。(が、著作権の問題があるだろうから、そう簡単ではないのだろう)

3.価格
1年も使い続ければ、本体価格を十分取り戻せる印象(本、新聞、雑誌を購入し続ける前提で)。

例えばニューヨークタイムズを例に取ると、少なくともホームデリバリーで読むのに比べれば毎月30ドルくらいお得(ネットではタダだけど)。

他の本も、定価より安いし、値引きされたハードコピーと比べても少し安く、ハードだと送料と届くまでの時間がかかる。さらに、一時的にタダの本なんかもある。なので、利用すればするほどデバイス代が浮く勘定になる。洋書を定期的に読むことにコミットできるなら、この300ドル弱という価格は高くない。しかも最近、円高だし。

4.読みやすさ&買いやすさ
PCで文章を読んでいると目が疲れる。けど、キンドルの場合、普通の本を読むのと同じ姿勢で読め、同じ疲労感。e-inkの技術、一見シンプルだけどすごい。

ただし、アカデミックな教科書のように図がたくさんある本をキンドルで読むのはNG(kindle DXなら良いのかもしれない)。

すべてのキンドル本にはサンプルがあるので、それをまず読んでみて、読みやすそうと思ったら買う、という戦略が良いか。

まずサンプルをダウンロードしておいて、キンドル上で評価して買うか決めれる。買うのは、そのサンプル経由でキンドルショップにアクセスして購入ボタンを押すだけ。2,3ステップ。するとホントに60秒以内には本が送られてくる。

キンドルショップはPCで見るアマゾンのページと基本的に同じ構成で、関連本へのリンクやコメントもあったりして非常に便利。ようはその場で関連書籍コーナーを閲覧している感覚。この辺の便利さはアマゾンならではなのかも(その分、買いすぎないように気をつけないとアマゾンの戦略にまんまとハマる)。

5.PDF変換機能
PDFをキンドル用フォーマットに変換する機能があるけど、結局それは最初少し使っただけで使わなくなった。やはり図が埋め込まれているPDFファイルを変換するとひどいことになって使えない。

ただ、文書だけならtext-to-speech機能を持つファイルに変換されるからその点は便利かも。

6.その他の機能
mp3ファイルを聞けたり、ウェブブラウズ機能もある。けど、それは全然使っていない。音楽を聴きながら本を読むことが好きな人には良いかもしれないから、それは人によるかも。

インターネットにアクセスするなら、iPhoneの方が断然良いと思う。そもそも画面が白黒で遅いし、ウェブブラウズには向いてない。

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デジタル本そのものは、kindleを買うまで非常に懐疑的だった。けど、今は非常にポジティブにとらえているし、おそらくアナログレコードがCDに変わった時くらいの時代にあたるんだろうなぁという気がする。デジタル本の話題はどんどん熱くなってるから、これから数年でどんどん進化して、本のあり方そのものが変わっていく気がする。その分、デバイスなどが次々アップグレードされて、価格も安くなったりするだろうから、その辺は織り込んだ上で買わないといけないのかも。


2009年9月29日

良いサイエンスの問題の選び方

Uri Alonがすばらしいエッセーを書いてる。

feasibilityとinterestの2次元空間で問題を選別すること、がテーマになっている。

これっておそらくタイムマネージメントでよく出てくる2x2のマトリックスを、研究テーマ選びにも応用しようということなんだと思う。

ただ研究の場合、難しいと頭で考えてたことが、実際やってみると意外とできるということもあるから、feasibilityの設定は難しい。

interestに関してはやっぱりTake Your Timeというのが一番大事なアドバイスなんだろうなぁ、という気がする。ここでは、3ヶ月かけてテーマを練るべし、とある。

あと、このエッセーがさらにすばらしいのは、学生、ポスドクだけでなく、PIの人が読んでも役に立つんでは?と思ったとこ。どうやって学生さんのテーマ選びを手伝ってあげるか、といった観点からも書いてあった。こんなことを実践してくれるPIのもとで働けるとしたら、部下は幸せだと思う。

こういうことを実践できれば、殿御乱心、とか言われずにしっかりリーダーシップを発揮してることになるのかもしれん。

2009年8月15日

小ネタ集

アメリカから中国へ向かいだした就職の流れ。こちらこちら

ビジネスでは(も)これから統計学者が求められる模様

ニューヨークタイムズ紙が伝える自民党の衰退

リジェクトされた数学論文なら掲載条件を満たすオンライン雑誌

レス・ポールさん死去
The only reason I invented these things was because I didn’t have them and neither did anyone else. I had no choice, really.
- Les Paul

ご冥福をお祈りします。

2009年8月8日

Free

Chris AndersonFreeを読む。
kindle版が一時フリーで、いろんなところで話題になっていたからダウンロードして読んでみた。

この本、僕の理解した限りでは、グーグルに代表されるような’bit‘(つまりはデジタル情報)を扱う業界でなぜフリーがビジネスモデルとして有効なのか、豊富な情報に基づいて議論している。

やはりグーグルが中心的なテーマになっていて、いろんなフリーのビジネスモデルがどうお金を生み出すのか書かれている。

僕はこの辺のことはよく知らなかったから、いろいろ勉強になった部分はあった。特に前半は非常に面白かった。が、途中から本そのもののその冗長さがちょっと気になった。実際、一部は読まずにすっ飛ばした。。。

まるでブログを読んでる感じだった。つまりは文章がよく練られていない。きっと締め切りか何かに迫られて勢いで書いたのだろう。(その分、ごく最近のトピックも載ってたりした)

フリーだからフリー以上の価値はあったけど、今はそのフリー期間は終わっている。。。けど、この手のビジネスに興味がある人にとっては良いかもしれない。(この業界にいてる人なら、すでに知ってることばかりだったりするのだろうか。。。)

フリーを謳うなら、フリーであるべきな一冊。
特にデジタル本はatomではなく、bitなんだからフリーじゃないと自己矛盾している。

ちなみに、著者はwiredのCEOということあって、その知識量はすばらしかった。

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ちなみに、そのデジタルコンテンツでe-book市場の競争がかなり激しさ増してきたな。。。
とりあえずiPhone買って、様子を見ておくのが一番賢いかも。

デジタルなんだから、いろんなデバイスでデジタル本を読めるようにして欲しい。。。
その意味では、Barns&Nobleの戦略の方がアマゾンより良いかも。

Kindle買ったのに。。。


2009年8月1日

気になるリンク

最近の日本人女性はホステスとして働くビデオ記事

日本携帯のガラパゴス化事情

中国にいる中国人の将来は紙切れで決まる!?

冷夏なNYC

TKTS攻略法

競馬業界に転向した神経科学者。

2009年7月12日

5時間のエネルギー

ニューヨークタイムズによると、今5-Hour Energyなる栄養?ドリンクがバカ売れしてるらしい。

初めて聞いた。。。

カフェイン、ビタミンB、アミノ酸が入ってて、頭が冴えるらしい。

あまりにも売れてるもんだから、6 Hour Power とか、Fuel 7Hour EnergyとかMr. Energy 8-Hour Energyとか露骨なパクリ商品も出てるとか。。。

あまりの必死さが微笑ましくもある。

記事にもあるけど、こういうのはプラセボ効果もあるんだろう。
信じるものは救われるかもしれんし、仕事効率を上げるための投資、お賽銭みたいな感覚なら良いのかもしれん。

が、この手のものって、脳に効くんだろうから、毎日のように飲み続けると脳が適応するか何かして1本では効果がでなくなったり、ひどい場合、addictionとかになったりせんのやろか。。。

だから売れてる!?

cognitive enhancement drugの研究が進むと、この手の商品はどんどん販売されるのが容易に想像できるな。。。マッドな「脳科学者」の出番やな。。。

ちなみに、やはりというか、味はイケてないらしい。。。

それなら、スタバでレギュラー&トールを飲んだ方がはるかに良い気もする。


2009年7月7日

告別式、ロボ、フル?

MJ

告別式、2回くらいじーんときました。。。

亡くなって10日くらい経ったからか、スピーチする人も死をしっかり受け止めていて、良いスピーチが多かった。さすが、King of Popの最後の「セレブレーション」という感じだった。これもヒストリック・イベントだったんだろうなぁ、と思うと、160万人以上の人がチケットにエントリーした、というのもよくわかる。

けど、当たったチケットをオークションに出してお金儲けしようとした輩がいたらしい。やっぱり醜いヒトはとことん醜いんやなぁ。

ちなみに、直接関係ないけど、David Brooksさんがdignityについてのコラムを書いている。それはそれで相変わらずすばらしいコラムを書くなとは思ったけど、告別式を観て、MJさんにdignityを関連付けるのは筋違いな気がした。政治家とは違うでしょ。

もしMJさんがオバマさんみたいなタイプだったら、今日は来なかったと思う。

と、真昼間だったけど、仕事をしながら、MJさんの告別式を見ながら、いろんなことを考えた。

その後で、この記事はチト興醒め。。。知らぬが仏。

―――
ロボカブファンド
面白いかも。

クオンツさんたちがやっていることとの境界がもう一つわからんけど、合理性を追求し倒したロボはやっぱり合理的な戦略を採用している人たちをも打ち負かすのやろか。

あと、中で何が走ってて、例えばリスクをどう評価しているのか興味がある。それ以外にも、きっと時系列データ解析一般に応用できそうなものも走ってたりするんだろう。売り買いのごとく、脳活動の介入時期を探るなんてのに使えたりして(ちと、マッドだが)。

それはともかく、こういうのは、ファンドマネージャーさんがいてる従来のやり方がたくさんあるから話題として面白いで済むけど、もし将来、ロボ同士の争いだけでお金が動かされる方向に進むとするなら、それはそれでなんか怖い気もする。B級SF映画作れそうやな。

少なくとも、人よりロボを信頼して資産運用をお願い、という人はこれからどんどん増えていくのかも。

―――
ちなみに、ここ二日、ボスは風邪でお休み。
本人はswine fluであることを否定してますが。。。
最近、過労気味だったかもしれんから、それで体調を崩したのかもしれんな。

2009年6月20日

モチベーションの高い人募集!?

求人公募広告(例えばポスドク募集広告)を見てると、モチベーションが高い人(highly motivated persons)を好む、といった表現をたまに見る。

モチベーションの高さだけで人を雇う姿勢はどうだろう?と最近思うようになった。

もちろん、雇用者サイドから見たら、モチベーションと生産性は相関する、ということなのだろうから気持ちはよくわかる。

一方、被雇用者サイドから見ても、露骨に履歴書だけで評価されるよりははるかに良いし、分野・業種を替えたい人にも良いし好感度もアップ、な気もする。

が、最大の問題は、その広告を出している職場に行って、果たしてモチベーションを持続できるか?ということ。

人のモチベーションは環境に大きく依存し、常に変動する(たぶん)。

仮に今、非常に高いモチベーションの持ち主で優秀な人でも、入る環境が良くなければたちまちモチベーションを失ってしまう。

何を言いたいかというと、モチベーションが高い人募集、と言う前に、モチベーションを高める・高いモチベーションを維持するための環境をその雇用者が提供する努力をしているか、それを自問した上でそういう広告を出しているか?ということをふと疑問に思った、ということである。

例えば研究は一人だけでやるというよりは、ポスドクや学生の場合、ボスとの相互作用で進む。たぶん、これは研究業界にも限らないはず。

なので、被雇用者サイドも、甘い言葉にのらず、労働環境がモチベーションを保てるだけ良いのかということを事前にわかる範囲でしっかり把握した上で選ばないといけないのかも、、、と最近、そういうひねくれたことをふと思うような「大人」になってしまった。。。

で、その環境を見極める時、そこのボスのフレキシビリティが重要なのかもしれない。

ここでのフレキシビリティはラボマネージメント全般に関してであって、いわゆるサイエンティフィックなそれとはちと、というかかなり違う。つまり、人のモチベーションを高める要素はおそらく人によって違うはずだから、ボスの価値観だけで、自分はこれでモチベーションが上がるからお前もそのはずだ!、的なボスはダメ(たぶん)。

部下という一人一人の人間をしっかり見極めて、カスタムメード的にインタラクションできるようなボスがたぶん良い環境を創り出すのかも?、とそんなことをふと考えたりする。

まぁ、こればっかりは言うは易し行うは・・・なんだろうけど。。。
けど、心がけがあるかないかは小さな違いには結びつきそうな気もする。

2009年5月10日

デラックス

kindleがファミリーになるそうで、、、

Kindle
Kindle DX

ニューヨークタイムズでの情報はこちら

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デラックスは、PDFファイルをそのまま読めるらしい。。。
大きい分、アカデミックな用途として非常に良いのではないでしょうか。
実際、アメリカのいくつかの大学で試験的に導入するらしい。

従来のサイズだと、教科書をkindleで読むのは想像しにくかったけど(実際、メチャメチャ読みにくい)、現実的になる気もする。

ただ、今のkindleで足りない部分はたくさんあるので、アマゾンに付入る隙はたぶんたくさんある。

kindle2を数ヶ月使っての不満を4つ。
1.カラー
2.サイズ
3.コンテンツの値段
4.コンテンツ管理

まず1について:
今のバージョン、スクリーンはめちゃくちゃ見やすい。なので、カラー版が出て、今のバッテリー時間を維持できるなら、付加価値を与えそう。(切り替えられたりした方が良いかも。)

2について:
今回のDXがこの問題を克服することになるから、DXはその点でかなり魅力的。
新聞や雑誌、教科書類を随分読みやすくなりそう。やはり一画面で文章と図表を見れたほうが絶対に良い。

ちなみに、DXでは、ハードを回転すると自動的に画面が切り替わるらしい。大きいからこそ便利なのか、何となく無駄な機能な気もする。それより値段を安くして欲しい。

3について:
大抵の本は9.99ドルなので高くはない。
確かに定価と比べると得した気分になるけど、アマゾンでは多くの本をすでに割引していたりして、kindle版との差は数ドルしかないことがある。ということで、ハードウェア分のもとを取りたいと思った場合、相当数の本を買う必要がある。

こういう普及を狙ってる場合、ホントに閾値を超えるような値段設定があった方が良いのではないか、という気がする。実際、紙の本と比べて劣っている点がいくつかあるのが現状なんだし。。。

4について:
DXは数千冊分の本を溜め込めるとか。。。1000冊なんて、個人で持つ本としては天文学的数字になるので、何冊持てるとかを売り込むのはナンセンス。

それよりは、ためた本なりファイル、あと、自分で残したメモ、ページ、文章の情報を効率的に管理できるソフトが絶対に必要になる。

DXでどれくらい改善されるのか詳しく知らないけど、kindleでは、その辺が全然なってなくて、ソフトという点では原始時代。

あと、ページ切り替えももっと速くして欲しい。

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その他雑感

買う数ヶ月前までは電子ブックには正直かなり否定的だったけど、実際持ってみるとそのポテンシャルは非常に感じるので、アマゾンがこれだけ気合を入れているのはわかる。

ソニー以外の日系企業がうまい戦略で参入すると良いのにと思う。ハード・ソフト(コンテンツというよりOS的な部分)でかなり良いものを作ってくれそうだし。

けど、アマゾンは英語圏を相手にして市場を開拓してる分、ハードなどが少々ショボくても有利かもしれない。

あと、もともとアマゾンはオンライン書店でスタートしたわけだから、そのブランド力もかなり効いているのかもしれない。ソニーをもってしても厳しそうだし。。。

それから、こうやって新機種をすぐに発表されると、すでに持ってる人は裏切られた気になるので、そういうユーザーをキープできるように、安く買い替えできるとか、そういうサービスがあると非常に良いのではないか、という気がする。でないと、様子見の人はますます様子見ということになるだろう。

最後に、ベータとVHS、ブルーレイとHD―DVDのようなユーザーを無視した企業の醜い争いは絶対に避けて欲しい。


2009年5月2日

H1N1

日本の報道とアメリカの報道、両方を見てるけど、日本のマスコミはすばらしすぎる。。。。

おそらく、あおるだけあおって、政府を操作し、国民を惑わせ、結局、政府は過剰に反応しすぎ!とかいって、後で政府をバッシングするネタにしたいという意図もあるんではないかという気さえする。。。
(最近、麻生の支持率上がって面白くないし。。。)

だとすると、なかなか奥の深い国だなと改めて思う。

ちょうど日本はGWだから、せっかくの海外旅行をキャンセルした人がいたとしたら、かわいそう。

少なくとも元気な大人だけだったら、アメリカに来るのは、それほど危険にはとても思えない。(実際、感染国に住んでてそう思ってるし。。。)

今回のH1N1の流行から学ぶべきことは(まだ収束してないけど)、季節性インフルエンザなどの恐ろしさを改めて認識しなければなぁ、というのが個人的な意見です。

けど、だからといって、毎年冬とかになると、国境越えや普段の生活に対する制限が厳しくなるのもどうかとは思うので、その辺は冷静に・柔軟に対応する制度をしっかり作って欲しい。何でもかんでも鳥インフルエンザといった猛毒性の「新型ウィルス」と同じ基準で行動するのは、単なるパニックにしか見えない。

不確かな部分が多い、それだけの理由でパニックになるのは、逆に悪い結果を引き起こしかねない。

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それにしても、ウェブの情報ってすごい(良い意味で)。

特にwikipedia(英語版)は、下手な新聞記事、ニュース(特に日本語)から情報を得るより、しっかり根拠(参照情報)に基づいた情報を得られるので、個人レベルでどう行動したら良いか冷静な判断のための良い情報源になる。

あと、
H1N1のHNって何?
とか
swine fluインフルエンザA型の名前も出てくるけど、何が違う?
とか、素朴な疑問を知るのにも役立つ。
(たぶんすぐ忘れるだろうから、一々リンクをはってみた)


一方、「下手な」情報だと、例えば、
感染の疑いの人が季節性インフルエンザでした、めでたし、めでたし
といったニュアンス。。。。

季節性インフルエンザは、毎年多くの人を殺してるのに。。。

アホか。。。

あと行政機関を謳っている信頼性が高そうなページも少しみたけど、今回のH1N1そのものの最新情報というよりは、猛毒性新型インフルエンザが発生してもうた!かのような誤解を持つに十分なページ構成になっていてエキサイティングである。

リスクに備えよ、というより、まるで意図的にパニックを煽っているようにすら思える。(確かに煽られた。。。)

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それはともかく、いくらインターネットが普及して、信頼性のある情報を自分で手に入れられても、例えば、
新型インフルエンザの検査キットをダウンロード!
みたいな日が来ないと、こういう「備え」と「パニック」の両方のバランスが難しい事態がこれからも起き続けるのだろうなぁ、とも思う。

妊娠検査キットみたいにインフルエンザ検査キットとか検査ビジネスとか作れんのやろか?

新型ウィルスの塩基配列情報とかはすぐウェブで公開されたりするわけだし、ツバとか鼻水を採取して、自宅でDNA(RNA?)をチェックできないまでも、それを厳封して企業に受け取りに来てもらって、その結果を例えば24時間以内にemailで知らせるとか。で、もし感染してたら、しっかり情報提供やアドバイスなどをして、不安をできるだけ抑えるとか。

セットアップは大変そうだけど、良いビジネスができる気がする。毎年インフルエンザの季節はあるわけだし、稼ぎ時は新型ウィルスが出なくてもある。

まぁ、一緒に自分のDNA情報まで送ることになりそうだから、プライバシーとかの問題はあるか。。。

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ところで、僕がいるラトガーズ大の対応は、
もしインフルエンザ様症状が出たら、最低7日間か症状が治まるまで自宅待機して、大学のHealth Servicesからアドバイスを受けながら仕事復帰してね、給料はもらって良いから
と、冷静でリーズナブルな対応。

健康な人たちの通常の活動まで自粛せよとか、感染もしていない人まで感染者扱いして、毎日体温チェックしろ、書類提出しろ、最近メキシコに行ったなら速やかに連絡しろ、とかそういう全体の生産性まで落とすようなパニック的な対応は決してしない。

むしろ、元気な大人なら、ウィルスのパワーがmildなうちに積極的に感染して、将来のホントに危険なリスクに備える方が長期的には良いのではないか、というかなり乱暴なことさえ脳裏をよぎったりもする。。。(語弊はあるが)

と、悲観的(超まじめ)、楽観的(テキトー)な国民性がこうもはっきり違いとして出るのはなかなか興味深い。

それにしても、ウィルスって、大不況やテロリストなんかよりも、いろんな意味で、もっとすごいリスクを持った存在なんだなぁ、と今更ながら感じた。

恐るべし。。。

2009年3月16日

最近(少しだけ)読んだ洋書いっぱい

まだサンプルだけですが、最近読んだ本たちをカテゴリーごとに、備忘録も兼ねてまとめます。

<ビジネス書>
ProBlogger: Secrets for Blogging Your Way to a Six-figure Income
ブログだけで年収一千万円以上を稼ぐ人の話。サンプル版では具体的なノウハウの部分はなかったけど、世の中にはこんなすごい人もいるらしい。



Strengths Finder 2.0
サンプル短すぎ。。。けど、人の良いところを発掘したい場合、この本はいろいろ洞察を与えてくれそう。


The Five Dysfunctions of a Team: A Leadership Fable
チームワークに関するビジネス書。最近、チームのことを実生活も含め、いろいろ考えることがあるから、ついこういう本に手が伸びた。非常に読みやすい。



What Got You Here Won't Get You There
上の本と同様、リーダーシップについて語っているビジネス書。サンプルだけからは全体のポイントは伝わらないけど、何となく読みにくい印象を持った。



Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity
タイムマネージメントや生産性のことを語っている雰囲気のビジネス書。売れてるだけあって、なかなか良さげ。



Buyology: Truth and Lies About Why We Buy
一応、ビジネス書のカテゴリーに入れてみた。ニューロマーケティングの本。タイトルは最低な気もするけど、今後、この手の本はたくさん出るような気がするから、とりあえず読んでみるのは悪くないかも。


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<政治関連>
The Audacity of Hope: Thoughts on Reclaiming the American Dream (Vintage)
オバマ氏の政治思想を知るにはこれ。



Epicenter: Why the Current Rumblings in the Middle East Will Change Your Future
9/11を予言していたことで話題になったThe Last Jihad
の著者の続本。かなり過激な内容もありそうだけど、中東絡みの外交問題を知りたい場合、非常に良いかも。



The Revolution: A Manifesto
昨年の大統領選で共和党候補の一人だったRon Paul。彼が政治思想をまとめているようだ。サンプルを読む限り、The Audacity of hopeの方が心に響いてきたな。。。けど、アメリカの政治を学ぶには良い本かも。




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<脳科学(含む、怪しい「脳の本」)>
How We Decide
意思決定の本で、臨場感あふれる表現はホントひきつけられる。この本は買って読んでみます。



The Brain That Changes Itself: Stories of Personal Triumph from the Frontiers of Brain Science (James H. Silberman Books)
脳に障害(外傷)と可塑性をテーマに、これまたオリバーサックスばりに、実話に基づいて多くの興味深い事例をまとめている。非常に読みやすいし、本のカバーデザインが非常に好き。



Musicophilia: Tales of Music and the Brain
音楽に関わる脳の障害を持つ人たちの話。さすがオリバーサックス。トピックそのものだけでも十分面白いのに、その上、各トピックを物語風に構成する才能はホント天下一品。



Human: The Science Behind What Makes Us Unique
分離脳の研究で超有名なGazzanigaがヒトのユニークさを語った本。さすがな内容の雰囲気。参考文献からしてプロも意識している感じで、じっくり読むといろんなことを学べそう。



This Is Your Brain on Music: The Science of a Human Obsession
音楽と神経科学の関係に興味がある場合、非常に良い本だと思う。ただ、教科書というわけではないので、本のポジションとしては少し中途半端な気もする。教科書という点ではPatelの本
が非常に評判が良い。



My Stroke of Insight: A Brain Scientist's Personal Journey
神経解剖学を教える神経科学者自身が脳梗塞になった体験を綴る貴重な一冊。著者自身、この体験を通して脳をより多く学んだ、と書いている。非常に面白そう。




Thinking in Pictures: And Other Reports from My LIfe with Autism
自閉症の人が自身の内面を語った非常に貴重な本。冒頭、オリバー・サックスが解説的な文章を寄稿している。



*ここから怪し目の本へ。。。

Brain Rules: 12 Principles for Surviving and Thriving at Work, Home, and School
脳をうまく機能させるための12のルールを紹介している。一見やばそうにも見えるけど、ウェブ上で公開している参考文献集などはかなり膨大で、文章そのものもこの手の本にしては非常にバランスが良い気がする。もちろん、プロの中では意見はわかれるかもしれないけども。。。実際、脳を研究している人間でも、みんながみんな、自分が身に付けた脳科学の知識を実生活に役立てているか?と言われると、かなり疑問だから、その意味では、悪くない読み物な気がする。脳本のセイフティーボーダーは(セイフティー側に)越えていると思う。ただ、薦めるか?と言われると、「まだ最後まで読んでないので、待ってください。。。」と答えそう。



The Female Brain
文字通り女性の脳について語っている。専門的に見るといろいろ問題を感じはするけど、楽しむ読み物としては悪くないかもしれない。脳本としてはボーダーライン、という感じか。



Making a Good Brain Great
デンジャー・ゾーンに思いっきり入ってます。。。。日本にもこの手のヤバイ本はたくさんあるけど、アメリカにあった。。。こんな本は買わないでください。。。というか、世の中を悪くするだけなので、書かないでください。。。


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<科学>
Quantum Enigma: Physics Encounters Consciousness
量子力学から見た意識論の一冊。目次を見る限り、意識論は後半。意識論はどうでもいい気もするけど(そもそも脳の本じゃないし。。。)、それまでは量子力学のことを純粋に学ぶのに良いかも。



The Stuff of Thought: Language As a Window into Human Nature
Pinkerの本。安っぽく解説すれば、言語論から思考などの深みを探っていこう、という本か。確かにハイレベルな論考という感じで面白そうではあるけど、読み進めるにはそれなりに時間をかける必要がありそう。



The Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference
ブーム・伝染を起こす社会現象についての話。社会科学(ソーシャル・サイエンス)の複雑系といったら良いか。この手の本は他にもありそうだけど、なかなか面白そう。



My Life As a Quant: Reflections on Physics and Finance
quantとして有名な人の本。この分野に興味がある人は読み物として良いかも。



The Difference: How the Power of Diversity Creates Better Groups, Firms, Schools, and Societies
チームメンバーの多様性が如何にチームの問題解決能力を上げるかを複雑系科学から語っている本。前から気になっていた本で、実際面白そう。



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<その他>
Act Like a Lady, Think Like a Man: What Men Really Think About Love, Relationships, Intimacy, and Commitment
ベストセラーにランキングされていたから読んでみた。たぶん女性必読書。男とはどんな生き物か理解するのに役に立ちそう。嫁さんにぜひ読ませたい。。。逆バージョンも出ると良いのだけれども。。。



Outliers: The Story of Success
これもしばらくベストセラーランキングに入っている。異端児、とでも訳したら良いか。物語風なので、ポイントを効率的におさえていくにはあまり良いとは思わなかった。



Jazz The Basics
僕がいるキャンパスにJazzのことを教える教授がいた。Jazzのうんちくを語れるようになりたい夢を僕は持っているので、この本はぜひ読んでみたい。。。



The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
読みにくい文章だと思って、途中でやめた。売れてはいるようだけど、評判はそれほど良くないから、そういうことなのだろう。。。



The Miracle of Mindfulness: An Introduction to the Practice of Meditation
30年以上も前の本。ベトナムの仏教の教え?を英語に翻訳した本らしい。サンプルだけからはアウトラインもわからないけど、非常に気になる一冊。



The Power Of Now: A Guide To Spiritual Enlightenment
開眼した人のスピリチュアルな話?意識の話がたくさん出てきてる感じ。読みながら意識を失った。。。



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と、サンプルだけなら、たいがい読んでます。

これはKindle 2の、特にそのtext-to-speech機能のおかげです。
いままでこれだけの量の本に目を通したことはなかったので、これはホントです。



2009年3月10日

quantsへの道?

金融危機になってからquantsという言葉を初めて知って、最近いろんな記事で目にする。

quantsは、物理的な発想をファイナンスに応用する人、とでもいったら良いのだろうか?ブラック・ショールズ方程式とか、確かに聞いたことはある。


今日のニューヨークタイムズにも関連記事があった。
quantsに対する賛否両論が紹介されている。

前にも長い特集記事があった(長すぎて読んでないけど)。

ボスのケンは物理出身だけど、実際、同僚がたくさんウォール街に就職したらしい。

ファイナンスも究極的には予測可能になるべきだとは僕は思うから、物理系の人たちはこれからもっともっとquantsへ流れるのかもしれないし、むしろそうなって、もっとうまく舵取りをして欲しい。

何となく「ダークサイド」?という気もしてたけど、やっぱり科学より経済が階層は上だな、と最近痛感するし、経済も人間行動の一つだから自然科学の対象になるわけで、物理の素養がある人には非常に魅力的な分野だと思う。

知的にも金銭的にも。

もしかしたら神経経済学を学んだPhDも、ウォール街でジョブを得るようになるやもしれん。

上の新聞記事には正規分布の仮定に関する批判的な意見も紹介されていた。ということは、計算論神経科学でPhDを取って、いまリアルな脳を理解しようとバリバリやっている人も、ひょっとしたらウォール街で活躍できるかもしれない。

物理関係の分野でPhDを取った人は、その人の興味とモチベーションしだいでいろんな可能性が広がってるなぁ、と改めて思う今日この頃。

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最後に、ニューヨークタイムズの記事でも登場するDermanという人の本



Kindle版はこちら。
My Life as a Quant: Reflections on Physics and Finance


Quantsを批判しているNassim Nicholas Talebさんも登場しているので、こちらも。



Kindle版はこちら。
The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable