2013年3月23日

ティーチング月間


今年度のティーチングはすべて3月に集中していて、今週木曜日にすべての義務を果たしました。

レクチャーだけならともかく、卒論10部の評価やら、グラント申請書や論文のレビューやら、新年度の大学院生のインタビューやら、4月の学会用のポスター作りやらが重なり、先日の一時帰国以降えらく大変でした。。。

今年度のティーチングは
・生理学(レクチャー 4時間)
・生物学実習(8時間)
・細胞・分子生物学(レクチャー 5時間)
すべて学部生向け。

最初の二つは昨年度と同じ。3番目のクラスは、今年度から一部を受け持つことになったクラス。前任者が僕の専門外のトピックも教えていたけど、そんなことはやってられないので、スライドを作りなおし、神経科学寄りレクチャーに改造(その分、準備に時間がかかるハメに。。。)。

レクチャーは1コマ1時間だけれども、僕の場合、基本的には30~40分で終わるようにした(手抜き)。

昨年と比較して、英語での変化が2つ:
まず、レクチャーの練習時間がかなり減った・減らした。昨年は、しっかり練習してたけど、今年はレクチャー当日スライドをざっと流した程度。英語でのプレゼンなりレクチャーに大分慣れてきたかも。第二に、英語でトラブル頻度が減って、アドリブ的なこともちっとは言えるようになってきた(それでもたまにトラブるけれど。。。)。

難しい表現を言えるようになった、というより、知ってる簡単な表現をすぐに引き出せるようになってきた感じ。データベースへのアクセスが良くなったというか何というか。ひどい文法で話すことはたくさんあるけれど、意図は伝わる(はず)。

レクチャーそのものの課題は、如何に学生さんを飽きさせないか。
飽きる飽きないは生徒の勝手なので、割り切れれば良いのだろうけど、飽きられるとそれが露骨に伝わってくるので、非常にレクチャーをやりにくい。途中で自信をなくしていく感じ。。。

インタラクティブなレクチャーをやったり、適度にYouTubeのコンテンツを流したりすると効果的なのはわかった。ただ、そういう要素を如何にすべてのレクチャーに取り入れるかが課題。特にインタラクティブな要素・ソーシャルな要素は、まだオンライン・コースでは難しい要素だと思うので、生き残るためにはその辺がポイントになるんだろうなぁ、と痛感する。(そもそも僕がやってる講義の内容そのものは、wikipediaやらYouTubeやらウェブのコンテンツだけですべてフォローできるし、時々レクチャーする意味あんのか?と虚しさを感じることはあるのだけれども。。)

あと、アクティブ・ラーニングという言葉は知ってるけど、実際に今の形式のレクチャーに取り入れられるのか、できるならどうするのか全然わからん。。。

ティーチングそのものは楽しいのは楽しいけど、どこまで時間をかけるべきなのか、バランスが難しいところです。

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