2010年3月28日

折り紙

おとといくらいから長女が風邪をひいいて今週末は自宅静養。で、娘からの要請で本に載ってた折り紙を折ることに。プリンセス系の折り紙本だから、クラウンやらクリスタルやらブローチやら。。。折りながら思ったけど、よくもまぁこんなことを考えだすなぁと非常に感心しながら折ったしだい。。。結構難しいし。。。

で、折り紙のことをちょっと調べてみた。wikipediaだと、日本語はもちろん英語も充実してるし、いろんな言語でorigamiという文化が広がってるんだなぁ、というのがわかる。origami techniquesとかいったサブエントリーもたくさんあるし。確かに日本文化を紹介するイベントだとお約束のように折り紙のコーナーがあるもんな。

他には、こんな折り紙折り方集があってすごい。

YouTubeだとこんなのも

一件シンプルだけどすごい。。。他にもいろんな動画が見つかる。

サイエンスという意味では、自己組織化折紙なるタイトルの論文が5年前にサイエンスに掲載されてたりもする(NYTの記事)。地図みたいなでかい紙をコンパクトに折って広げられる「ミウラ折り」、それが葉っぱやら昆虫の羽にもあって、つまり自己組織的にうまれる構造で、それを理論的に説明してるもよう。。。

もとは日本の文化がこうして世界中に広がって、サイエンスといういわば逆向き?の発展をしてるというのはすごい。

2010年3月23日

バイアス

まず昨日、5月からのH1Bビザのための証明書?みたいなものをもらった。これで正式に仕事を続けられることに。一応イベントログみたいなものはつけてたので、そのうちエントリーでも。

今朝はスカイプ・カンファレンス。相手はストラスクライド大の5人。なぜカンファレンスを開いてもらったかというと、インタビュー中に確認しそこなったことがあったので、リストアップして聞きなおしたかった。30分ほどのやり取りだったけど消耗した。。。英語下手だからやっぱりダメ!とかならないなら良いのだが。。。ところで、グラスゴーにもジャパニーズコミュニティーがあるとか。ホントか?

昼、学生さんのプロポーザルを聴きに行く。ちょっと盛りだくさん過ぎという気もしたけど、プロポーザルはむしろストーリーというより、あういうタイプで良いのかもしれない。データそのものはそのうち良いジャーナルに載りそうな感じだった。

ところで、ついにというか、ようやくというか、保険制度の法案にオバマさんがサインしたそうで。一旦挫折しかけた後に達成したことだから、オバマさんのリーダーシップを素直に評価すべきなのだろう。アメリカ史に確実に刻まれる数日間だったのだろう。一方でGoogleの話は。。。普段の仕事・生活でGoogleの提供する情報にアクセスできないとしたら、世の中の情報にアクセスする時、すべてフィルターをかけられた情報だと気づかず、あるいはそれを当たり前と思ってアクセスしているとしたら、、、なんだか恐ろしい。。。日本における科学技術系ニュースも、科学技術に関わっていない人にとっては、ある意味似た状況なのかもしれない。。。何とかならんものか。。。まぁ、そう言いながら、NYTばかり見てDemocrats寄りのフィルターがかかった情報を信じきってる僕がいてるわけではあるが。。。

バイアスはいたるところに存在する。

2010年3月22日

家族サービス

金曜日はヤンキースの一般チケット販売。
今年の戦績:開幕シリーズの3戦目&6月のサブウェーシリーズ。

今年の開幕は対アナハイムなので、MVP男を拝むためにもぜひとも取りたかった。無難に3戦目にチャレンジしたら家族分取れた。一方サブウェーシリーズ。過去数年全然取れなかったけど、今年は運良く取れた。もちろん、ハナから3枚とるのは諦めて、1枚のみ取りに。

今年は正午から発売開始だったから例年よりさらに激戦かと思ったら、そうでもなかった。もしかしたら、シーズンチケットの販売状況を見て今年は正午にしたのかもしれない。とすると、チケットを買いたい人そのものが減ってるのかもしれない。大不況の影響がまだある?それとも、松井がいなくなって日系企業との契約が減って、一般販売に出されたチケットが多かったから?

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今週末はすばらしく天気が良かった。

ここ数ヶ月、家族を犠牲にしてきたから(冬だったのもあるけど)、この週末は家族サービスに専念。

土曜日午前は、長女のミュージッククラスへ。普段はプレスクールでそのクラスがあるのだけれども、風邪で数回休んだので振り替えとして教室まで出向いて参加。親も一緒にミニ太鼓?を叩いたりしながら進めていくという形式。正直、この歳で心の底から楽しむというものではないけれど、キッズたちは喜んでおった。

ランチには、日本の先輩から送ってもらった天一をいただき(相変わらず旨い!)、長女の誕生日祝いを買いに。自転車を買うことにしてて、お目当ての品がウォルマートにあるということで行ってゲット。ちょっと他のショッピングもして、その足で近くの運動公園で初乗り。帰ってもまだ乗りたいと言うから、近くの公園へ。

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今日日曜日は、ちょっと遠出。

まずネットで自転車ができるパークを探したけど、サイクリングのできそうなところと言っても、補助輪付きの自転車には手強そうだったので(当たり前か)、New Jersey, park, joggingでググってみた。そしたら、Delware and Raritan Canalという州立パークがひっかかってきたので行ってみること。

ドライブ時間は1時間。パークのウェブで指示されてるところへ行くと小さめの駐車スポットがいくつかあって、川沿いにジョギング&サイクリングコースがあり、ちょっとした広場も一応あった。が、調べ方が悪かったのか、イメージしてた感じではなく、キッズと遊ぶという感じではなかった。

駐車スペースの前に広がってる広場で弁当を食べて、ジョギングコースでちょっとだけ遊んで退散。滞在時間1時間弱。。。

また1時間の道のりをドライブして、結局いつも行ってる運動公園へ。昨日&今日と、さすがにたくさんの人がエクササイズしてた。

うちに戻っては、長女がまた自転車をと言うので、近くの公園へ。
すると、娘同士が親しくしているという子も遊びに来てて、一緒に遊ぶ。

その子のお父さんと少し会話。今年ロースクールを卒業されるらしく、その方も今就活中だったので会話がはずむ。。。ロースクールでも出れば就職口はたくさんあるのかと思ったけど、やっぱりこのご時世どの業界も大変みたい。。。ブランコに乗ってる娘たちの背中を押しながら、普通に大人の会話をしてた我々。

と、この週末は家族サービスウィークエンドでした。

2010年3月19日

グラスゴー

グラスゴーへ行ってきました。グラスゴーは、英国北部スコットランドの最大都市(念のため)。中村俊輔ファンが近くにいたら、グラスゴーのことを詳しく&熱く語ってくれるかも。。。。ちなみに、呼ばれたところはUniversity of Strathclyde。発音が手強いけど、ストラスクライド大と書けば良いか。

12日金曜日
夕飯として嫁さんが気をきかせてトリカツ(勝)を。受験生か。。。

13日土曜日
夕方のフライトだったけど、朝から大学へ行きトークの練習をしたり、one-on-one meeting対策をしたり。

学位審査前のステファンがオフィスに泊まりこみしてて、昼前に起きてきたので少し話を。スコットランドの英語はかなり大変とおどされる。。。(前エントリーはそれを受けて、あわててウェブで調べたのでした)

16時ごろにgo bus 28に乗ってニューアーク空港へ行こうとバス停へ。が、外は台風並みの嵐。

2ブロックくらい歩いただけでずぶ濡れになり、さらに、バス停で待っている間、道路にたまった水を車がはねたりして、靴やらズボンの下半分はずぶ濡れに。。。

幸先良い滑り出し。。。

心配してた飛行機。搭乗したら、まだ動いていないはずなのにたまに揺れていた、暴風で。。。インタビューはダメでもえぇから、死ぬのだけは勘弁して、と心底思った。

結局1時間遅れで飛んでくれた。しかも驚くくらい安定した離陸だった。でかい飛行機はすごい。

今回利用した航空会社はBritish Airways。実は、席がセミビジネスみたいな席で(もちろんエコノミーのチケットを自分で取ってたけどチェックインの時に勝手にアップグレードしてくれた!いわゆるビジネスではなく、エコノミーよりはちょっとゆったり目)、隣もいなかったので非常に快適なフライトだった。3時間は寝れたかも。ただ、機内食はアメリカ並みで、内容もエコノミーと同じだったはず。ダークナイトを途中まで観た。やっぱりおもろい。

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14日日曜日
ヒースロー経由でグラスゴーへ行く予定で、ヒースローには予定より1時間くらい遅れて着いた。が、コネクションまで残り1時間弱。

入国審査とセキュリティをパスする必要があって、列・列。。。セキュリティはショートカットさせてもらったけど、パスした時点で残り5分ほど。

結局乗り遅れた。。。

が、次の便に空席があったので、それにただで変更してもらう。東海岸方面から来た人はストームの影響で結構ミスったもよう。

昼過ぎ無事グラスゴーへ到着。空港からService 500というバスに乗った。帰り用のチケットをopen returnとして7ポンドで買った。そのバスは、30分弱で市街地まで行け、帰りもそのバスで帰れて便利。

乗るまでは良かったのだけれども、途中、カバンの中を見てたら何か少ないことに気がついた。実は、インタビューのカンペ系書類を機内に忘れたことが発覚。

やってもうた。。。

幸い、パスポート、DSなど、帰国にエッセンシャルなものはあったので、カンペは諦める。

乗ったバスは、市中心のバス停にいくつか止まって、Buchananバスターミナルへ。

ホテルはExpress by Holiday Innという川沿いにあるホテル。フリー朝食付きで、市の中心まで徒歩5分強のロケーション。部屋も良い感じの広さだった。

チェックインして、まずは大学の下見。大学は丘の上にあった。そこで働くことになるかもしれない建設中のビルはほとんど完成状態だった。中庭もあってなかなか好印象。

その後、街の中心に行って、コンセントのアダプターを探した。ホテルで聞いたけど、すでに貸し出し中で、けれども今日中にPCを使って、カンペをノートに手書きで作りなおさないといけないから、どうしても必要だった。

ちょうど旅行代理店があったので、ちょっと聞いてみた。そしたら、Central StationBootsというコンビニみたいな店にあると教えてもらう。行ったら、アフォーダルな値段でホントにあった。さすが旅行代理店店員!

グラスゴーの中心街はBuchanan Streetみたいで、歩行者天国の広い通りで、非常に賑やかだった。通りそのものが広いからゴミゴミ感は人の数の割りに少ない。そこはショッピング街で、いろんなお店があった。

グラスゴー全体は、予想してたよりはるかに大きな街で、下手なアメリカの街より便利そうな印象を受けた。フットボールのチームが二つもあるのも頷ける。

ちなみに、心配したスコットランド訛り、確かに聞こえてくる会話は何を言ってるかわからない確率が普段よりかなり高かった。。。

夕食はDiMaggio’sなるイタリアンレストランへ。GoMA(近代美術館)の近く。

値段は普通で、店の雰囲気や味も良かった。ちなみに、地球の歩き方に載ってたから行った。

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15日月曜日(インタビュー1日目)
1日目はインフォーマル・インタビューとトークという構成。

今回のインタビューは、候補者たちが同時進行的にスケジュールをこなす形式で、これまで受けたインタビューで最も効率的なインタビューだった。

ちなみに、呼ばれてた候補者は5人!

まず、one-on-oneミーティングが20分一コマで組まれていて11人のファカルティーと会った。主要職に就いてる人を中心に会っていき、大学・研究所・UKのグラント制度・生活などの情報を聞いたり、教えてくれたりという感じ。もちろん、研究の話も。一コマ20分と短いので、スコットランド訛りのきつい人でも何とかごまかせた。。。

ランチは会議室でみんなで食べて、それから午後のトークの時間帯に突入。が、基本的に他の候補者のトークを聴けるようにはなってなくて、自分の番が回ってくるまでの空き時間には、他の空いてる候補者たちと一緒に研究所内ツアーが組まれていた。実験室、動物飼育施設を見学した。

トークは18分+7分質疑応答。

今回は20分弱ということで、10分論文ネタ、10分プレリミナリーデータをまじえた将来プラン2つ、というコンテンツ。今回もチョークトーク的なイベントは組まれてなかったので、将来プランを積極的にいれた。スライド数もちょうど半々という感じ。論文ネタはかなり端折って(データはスライド3枚のみ)メッセージだけを伝えるストーリーにした。

質問は3つ来て、ちょっと的外れな回答をした気もしないでもないけど、何とかクリア。デキは、質疑応答はともかく、トーク中はほとんど緊張せず、オーディエンスを一通り見ながらできて、悪くなかったと思う。

ディナーは19時半からで、Cafe Gondolfiというレストラン。5人の候補者とファカルティー4人が参加。ペン大の時に比べたら負担が分散された分まだましだった。隣に座った人は研究所のヘッドで、分野は神経科学じゃなかったからフットボールのネタをふってみた。えらく食いつきが良かった。。。さすがグラスゴー。

どうも、セルティックレンジャースはある意味宗教らしく、グラスゴーに住むなら、どっちかにコミットしないといけないらしい。。。ヤンキースとメッツが同じリーグでプレーオフ進出を争うみたいな状況をイメージしたら容易に想像できるか。

レストラン自体はフォーマルすぎない良い感じのところだった。結局、みんなでワインを4本あけて、全員スターターとメインを食べたから、一人40~50ポンドくらいか。ゴチになりました。

ちなみに、今回呼ばれた候補者は、5人中僕も含め3人はアメリカから。1人はエディンバラ、1人はロンドンから。アメリカからの候補者が手強くて、一人のCVは僕と少なくとも同レベルでネイティブスピーカー。もう一人はK99まで持ってた。。。さらに、副学長とコラボ経験があるというコネつき。。。文句は言えない出来レースかよ、と思って、ちょっと意気消沈。。。

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16日火曜日(インタビュー2日目)

この日はフォーマルインタビューが組まれていた。
形式は、主要職の8人からボコボコにされる、といういわゆる「面接」をイメージするとちょうど良い。

質問の内容は:

なぜアプライした?
最近出した論文の貢献度は?
これからどんな感じで論文を出していく?
予算はどうやって取る?
ティーチングの経験は?
ティーチングに臨む上でチャレンジングなことは?
将来の研究はどんな感じ?
他の分野の人とどうコミュニケートする?
5年後インタビューするとしたら自分をどうアピールする?
いつから来れる?
最終連絡はアプリケーションに載ってたアドレスで良い?

などなど。
30分の面接で、各質問に対して応えないといけないから、ほとんどの時間僕が話さないといけなかった。。。かなりタフ。日本語でも「そりゃタフな質問やで」という質問もあったしな。。。

スーパーバトルモードになって、かなり消耗した。。。

ちなみに、逆ギレ、いや逆質問もできて、
ポジションはパーマネント?
スタートアップ資金はおいくら?
という質問をした。

インタビュー終了。

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11時には開放され、city sightseeingなる2階建てバスに乗って観光ツアーに。ホテルでクーポンをもらって9ポンド(元値は10ポンド)。

各席に音声ガイドがついていて、イヤホンでガイドを聞きながら、グラスゴーの主要箇所を回っていくツアー。一周一時間強で、20スポットくらいバス停があった。チケットを買えば乗り降り自由で、その気になれば、何週でも回れる。グラスゴーを手っ取り早く観光するには非常に良いツアーだった。平日だったからか、2階の最前列に座って回ることができたし。

観光バスがまわってるだけあって、魅力的なスポットはいくつもあって、僕が降りたのはKelvingrove Art Gallery & Museumという美術館。印象派の絵が少しあったけど、美術館というよりは美術博物館的な感じ。educationにフォーカスしてた。ちなみに、入場料はタダ(クーポンで得した1ポンドだけ寄付してきた)。そこから、丘の上にそびえ立ってるグラスゴー大が見えたけど、ハリーポッターかと思うくらい年季の入った荘厳とでもいうか、とにかく超古い校舎が見えた。

ちなみに、この日の夕食はichibanなる日本食レストラン。レストランというより少しおしゃれな「食堂」というデザインで、メニューは充実してた。値段も普通のレストランという感じで、悪くなかった。お茶でお金を取られるとはちと予想外だったが。。。

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17日水曜日

グラスゴーを立つ日。

早朝、空港行きのバスに乗った。実はこのService 500 というバスでは、なんとフリーwifiサービスがあったのでラップトップをあけてメールをチェック。

そしたらストラスクライド大からメールが来てた。

なんとオファーをいただきました!!

正直、こんなに早く知らせが来るとは思ってなかったので、かなりビックリ。
僕がトップなのか(unlikely)、数人にオファーを出したのか(very likely)、はたまた全員にオファーを出したのか不明だけど、もしかしたら、最低限のパフォーマンスをしたらOKという感じだったのかもしれない。

さらにポストはパーマネント(!!)なので、このオファーを取れば、数年後どうなるかわからん、という状況と手を切ることができたりもする。メチャ美味しいオファー。(といっても、大学の経営がひどくなったらクビは切られるのだろうけど)とにかく、一気に肩の荷が下りたのを感じた。。。

その足で、ロンドンへ。
ケンハリスさんの新オフィスへ行く。
彼と一緒に大学内のパブに行って、ビール2杯ずつしばきながら3時間くらいいろいろ喋った。(ビールはおごり)

あえて研究プロジェクトの話はしないよう心がけたが、最後に、「で、俺たちの論文はどうよ?」的な質問をうけ、応えた。。。彼と具体的な研究の話をすると何となく酔いがさめる。。。それはともかく、3時間くらいいろいろ話をした。日本訪問をかなり満喫したようすだった。

夕食は一人でホテルの近くにあったタイレストランSiam Gardenへ。たまたま見つけたけど、悪くなかった。

ホテルはEarls Court駅の近くにあるBarkston Gardens Hotelというホテル。安いホテルだけに部屋は東京にある安いホテルと同じ感じ。フロントのお姉さんは、愛想が悪いわけではないけど、何となくサービス精神にかけるというか何と言うか、安っぽいホテルにありがちな対応。けど、フリーインターネットがあったので、嫁さんにオファーの知らせをしたり、たまったメールの返事を書いたりできて、良いロケーションで80ドル台で泊まれたからコストパフォーマンスはまずまず。

ちなみにロンドン観光は、ケンに会う前にインペリアル大の裏にある自然史博物館に行って、勉強したくらい。

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18日木曜日

US再入国。

飛行機はBritish Airwaysで、席はエコノミー。なので、アップグレードされてなかった。。。今時、ビデオシステムが全席共通プログラムのやつでなかなかの最悪ぶり。British Airwaysはカウンターの対応も良くなかったし、今後は極力避けたい会社の一つ。20日くらいから大規模ストライキをするとか言ってるし、経営者がダメダメなのだろう。客室乗務員はフレンドリーで良かったけど。

入国審査は何の問題もなし。

空港からラトガーズまではまたgo bus 28を利用。アジア人・白人の乗客は僕一人だけだった。。。1.35ドルで空港から移動できるという安さだから、リスク承知でつい利用してしまいたくなる。。。

という感じで無事に美しいニューアークシティーへ戻ってきました。

実はこの日、長女の5回目のバースデーでもあったので、帰りにでかいバルーンとちょっと豪華な食材を買って帰り、夜はささやかなパーティー。お父さん、がんばったぞ!と娘にアピールしたかったけど、どうせわかってくれんやろうし、それよりもUKお土産を期待してたみたいだから、心の中で一人(あと嫁さんと)達成感を少しだけ味わう。。。

ということで、今後インタビューの予定はないので、これで就活は終盤へ(ネゴシエーションなる得体の知れない代物があるが・・・)。ペン大の結果はまだだけど、自分のラボを持てるのはおそらく確定なのではないかと思われる(フォーマルなレターをもらってそれにサインするまでは油断できんが)。この一年間の就活の総括については、そのうち改めてエントリーを立てたいと思います。


2010年3月13日

訛り

不安解消のためにYouTubeでお勉強。



おっさんの言うてることさっぱりわからん。。。
不安が増してきた。。。

大雪、カード情報盗難、サーカス、スコットランド

今日からスコットランドへ。その前にこの2週間の出来事をまとめます。

まず、2月末の木曜日、また雪。ひどくなっていく一方という予報だったので在宅勤務。娘のプレスクールも午前中で休校になった。なので、午後は仕事はかどらず。。。

翌朝起きたら外はすごいことになってた。一晩で30センチ以上は積もったはず。朝食後、雪かきをしようと玄関のドアを開けたら、ドアが開くか開かないかギリギリの高さまで積もってた。あと10センチも積もったら外に出れなくなるわけで、ある意味怖い。とりあえず、道路までの避難経路を確保。こんなに積もったのはこっちに来てからは初めてだったのではないか。

当然、娘のプレスクールも休校なので、昼はかまくらを作ったり。。。たくさん雪かきして良いエクササイズにはなったが、仕事は大いに停滞。

翌日の土曜日。この日も在宅勤務。雪は完全にやんで車を救出。夕方前に車のオイル交換の予約をいれていたのでディーラーへ。道はほぼ完璧に復旧していた。

リコール問題後、はじめてトヨタのディーラーに行ったけど、あまり変わっている雰囲気はなかった。良い意味でも、悪い意味でも。オイル交換だけのつもりが、バッテリーテストにひっかかったということで、バッテリーも交換。えらくかかった。こうやって儲けているのだろうか。。。

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先週一週間は、スコットランドの準備など。

先週頭、クレジットカード情報がまたまたまた盗まれて、1000ドルくらい使われた。。。電話して、新しいカードを再発行してもらって、その1000ドルを取り返したけど、これはいつも疲れる。原因として思い当たるのは、自宅でインターネットショッピングをしたことか。タイミング的にもその直後に使われてる。なんだか恐ろしい。。。

先週末土曜日は、日本へ帰国する知人の送別会を伊勢で。開店5時から会をスタートして、閉店11時過ぎまで。会話もいろいろ盛り上がってオモロかった。その知人とはこっちで知り合って、一緒にBBQしたり、学会で食事にいったり、サイエンスの話もしたりと、いろいろお世話になりました。日本でも頑張ってください。

翌日日曜日、長女とサーカスを観に行った。
Ringling brothers circusなるそれなりに有名なサーカス団らしく、面白そうだったから行ってみた。まず、大学に車を停めて(駐車代をケチるため)、「華やかな」ニューアークのダウンタウンを、娘の手を引きながら、何もないよう警戒しながら歩いてPrudencial Centerへ。初めて行ったけど、非常にきれいなところだった。Prudencial Centerはいつもホッケーをやってるところ。大きさ的には、IzodセンターやMSGと同じか少し広いくらいか。新しいし、トイレなんかもきれいだった。

開園からショーが始まるまでちょっとしたイベントがステージ?(アイスホッケーのリンクに相当する部分)であって、実際ステージに降りてtattooをやってもらったり、象が出てきてペイントをしたりとなかなかエンジョイできた。

そしてショーのスタート。
サーカスなんて小学生くらいに行って以来だったけど、大人も楽しめるようになってた。音楽やちょっとした映像とカップルさせながら、次々とショーが展開していった。個人的にすごいと思ったのは、前半最後のオートバイのショー。あれは一見の価値あり。。。一歩間違ったら大怪我するようなことをやるんだから、大人的には別の意味でドキドキ感もある。

休憩を挟む2部構成で、合計2時間半くらいのショーだった。家族連ればかりだったけど、それなりにコストパフォーマンスはある気がした。

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今週もスコットランドの準備など。
水曜日にはゴンザロくんが来て、最近取り組んでるテーマをしゃべってくれた。工学系の人って、アプローチというか視点が違うから非常に新鮮だった。そういえば、ここ最近、こういう「刺激」がめっきり減ってる。非常に良くない。

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さて、スコットランド。

旅程は、今日土曜日夕方発・日曜日午前現地着。月・火がインタビューで、水曜日はロンドンにいてるケン(今岡崎にいてるらしい)に会って、木曜日再入国。

今回呼んでもらったのはグラスゴーにある大学。アプライしてみるもんだなぁ、とつくづく思った。呼ばれた当初、正直、それほど乗り気ではなかったけど、場所、大学、そこで働いている人たちの情報を集めていくと、良いとこかも?、という気がしてきた。身の丈にあってるのかなぁ、という気もする。それに呼んでくれたということは僕を評価してくれている数少ないところの一つなわけだし、ありがたい話に変わりない。ただ、やはりcomtetitive(>competitive)なのは間違いないだろうから、良いジョブをしないといけない。最大の心配は訛りか。ただでさえ英語の聞き取りが不安なのに、スコットランドの英語(実際どれくらいすごいのか知らんが)なんて聞き取れるんだろうか?まぁ、フランス語よりはましか。。。

ちなみに、itineraryが届いたのは今週。かなりインテンスなスケジュール。20分一コマで11人ものファカルティーと立て続けに会うことになっている。トイレ休憩すらナシ!昼食後にトークがあって、とどめにディナー。ある意味、拷問。。。研究者たるもの、こういうのにも耐えれないといかんのだろう。2日目は、deanと会う、それだけが予定されている。不気味。。。とにかく、戻ってきたらまたアップします。

もう一つ就活がらみ。ペンの結果は4月まで待たないといけないから、今は生殺し状態中。インタビューから一ヶ月たったけど、直後の記憶は薄れてるだろうから、あと一ヶ月もしたら、みんな忘れるんではないかという気もする。3ヶ月間にも渡るインタビュー期間でどうやって他の候補者と比較するのだろう?という気になる。1人目(つまり僕)は不利なんではないか。。。最後の候補者良かったし、彼・彼女で良いんじゃない、という感じで。。。まぁ、とにかく他のやるべきことをこなしつつ、天命を待つしかないです。

2010年2月21日

この時ばかりは日本らしさを

先週半ばから今日までをまとめて。

先週の水曜日
大雪とわかっていたので、在宅勤務。大学も一応閉鎖。

朝、お世話になった人にthanksメールをだしたり、他のメールの返事を出したり。thanksメールにしても、ググると英文テンプレートが見つかるから、ホント便利。たまったメールをチェックしていたら、重要なメールが2通あって、一つは、書類選考これまで30以上受け取った類のメール。もう一つも、またか、と思ってよく読んでみたら、招待状だった。場所はスコットランド!(場所は気にせず、手当たり次第アプライしてる俺・・・わらにもすがりたい状況なので仕方ない)とりあえず、嫁さんと分担作業で、どんなところかウェブで調査するところから開始。こういうのはアプライする前に調べんといかんのだろうが、どんなところにも日本人がいてて、しかもブログやってくれている人がいるから非常にありがたい。

ちなみに、この日は、長女のプレスクールもお休みだったので、午前と午後の2回、一緒に雪かきしたり、かまくらを作ったり。。。それにしても、雪かきしてわずか数時間で10~20センチの雪がまた積もってたから、合計では40センチくらいつもったのではないか。スキー場以外でこれだけの雪を見たのは初めてかも。

と、先週水曜日はそれぐらいすごい雪が降って、ゆっくり過ごす。

先週の木曜日
朝、雪かきして車を救出して、午前中には出勤できた。主要道路は通常通りで渋滞もなかった。

先週の金曜日
久々に日本人5人でタイへランチ。短い時間だったけど、あういう時間は非常に貴重です。

日曜日
ヴァレンタインズデーということで、近くのイタリアンレストランのケータリングをオーダーして、ちょっと豪華なホームディナー。タックスもガッポリ取り返せたし、いろんなお疲れさんもこめて打ち上げ気分のディナー。料理、なかなかいけました。

今週前半
先のエントリーにあるように大きな決断をして、それ以外は久々に通常営業に戻れた。

今日
いろいろ忙しくて、4月からの「補習校」のための見学をダブルヘッダー。
もうすぐ5歳になる長女に、日本語の入力源が我々親二人だけという弊害を少し感じ始めたから、かなり本気でお金と時間を投資すべきではないかと思い始めたので土曜日だけでも日本人学校へ通わせることを考え始めた。

まず朝、パラマスにあるNJ補習校の見学へ行く。高校の校舎を土曜日だけ借りているらしく、校舎そのものはハイスクールが舞台になるアメリカのドラマそのものという感じで非常に立派な校舎だった。案内役の先生も気さくな方で、非常に良い感じでした。そこでは、下は保育園・幼稚園レベルの幼児部から上は高等部まであって、全部で500人くらい来てるとか(あくまで僕の記憶情報)。ちょうど卒園式の練習をしていて、この時ばかりは日本らしさをしっかり体験してほしいんです、というその案内役の先生の言葉が身にしみた。

午後は、ニューヨーク育英学園のNJキャンパスへ。
こちらも非常に親切に案内してもらった。校舎は育英学園所有の校舎だから、ある意味イメージ通りだった。ただ、こちらに入るためには、10人もウェイティングリストにいてるらしい。体験授業として、紙芝居の読み聞かせに参加させてもらった。先生の読み方もプロだったけど、4~5歳であろう子供たちがえらくpoliteにしっかり聞いていたのにはビックリした。あっぱれ日本人!

で、二つ見た感じ、前者はちと遠いので送り迎えという点で難があるけど、tuitionは後者より安い。後者は今住んでいるところから近いというメリットはあるけど、なんといってもウェイティングリストがすごい。tuitionが違うといっても、授業は年中・年長だから、そんなに違うようにも見えなかったし、前者は安いからと言って何か質が低いと感じたかというとそんなことはなかった。なので、結論からいうと、新年度(日本人学校だから4月からスタート)から前者に通いそう。

ちなみに、前者の場合、父母の会みたいなものがあるらしい。嫁さんはあまり乗り気ではないけど、僕はそういうのは嫌いではないから、僕が父母代表でいろいろ手伝ったりするのかもしれない。。。そんなことやってる場合ではないけど、まぁ、ボランティアみたいなもんだしな。意外な出会いがあるやもしれんし。

ところで、午後の見学の後、長女がオリンピックに影響を受けたのか、アイススケートに行きたいというのでice houseへ行った。昨年行って以来。彼女としては人生2度目。前回は確か、両手を持ってないとダメだったけど、今回は途中から片手だけ持ってれば良かった。5回も行けば、確実に僕よりうまく滑りそうな勢い。。。2時間くらい滑ったけど、靴がいまいちフィットしてなかったので、えらく疲れた。。。まぁ、良い有酸素運動にはなったか。

2010年2月16日

リスキーなチョイスをする脳構造になっている

今、AとBの選択肢がある。

Aを選んでそれが当たりだったら、非常に大きな報酬を期待できる。けど、ハズレだったら何もなし。ノーリターン。一方、Bは堅実で、確実なリターンを期待できハズレ(ノーリターン)なし。

Aの結果がわかるのは少し先。Bを選ぶなら今コミットしないとダメ。

Aの結果が判明する頃、Bの選択肢はもう残っていない。つまり、両方の結果を同時に知った上で、いずれかを選ぶことは無理・・・。

株投資(A)か定期預金(B)か、お金を使えるのは一回だけ一方だけ、しかも今全財産投資しろ、というルール下での資産運用に少しだけ似ている。

Aを選びました。。。

たぶん、こういうリスキーなチョイスをする脳構造になっているんだろう。。。
たぶん、これまでの人生で一番大きな決断だったと思います。(結婚は二者択一じゃなかったしな。。。)

HHMIマニュアルさんはこう言う
Once you have made a decision, sleep on it. When it is finalized, don’t look back.

とにかく、この選択が間違っていたとしても、とにかく前に進みます(間違ってたらゼロから再スタートだけど)。

関係者の方には本当にご迷惑をおかけしました。



しかし、
ホントに良かったんだろうか・・・
人生はホントに難しい・・・

2010年2月13日

人が中心になっている

今週のインタビューについて。

準備フェーズ
インタビューのお呼びがかかったのはケンにアドバイスを仰いだ。電話ではなくメールでの連絡だった。

トークの準備はパリの直後からスタートし、one-on-oneのインタビューの予習もあわせて開始。(ちなみにアメリカのジョブインタビューは、2日間からなって、トーク1時間くらい、あとは10人くらいのファカルティーと個別面談していく、という形式が一般的)

トークについては、ある程度ストーリーが固まって、何度か練習したタイミングで同僚のフィードバックを仰ぎ、問題をフィックスして、あとはスクリプトをひたすら暗唱。毎朝、誰もいない時間帯に本番を想定しながら、声のトーンも含めて毎日練習。さらに、やや言葉が詰まりがちな部分を午後などに頭の中で練習して補強。通し練習を20回はやったはず。。。スクリプト作りから考えたら、45分くらいのトークに、数十~100倍の時間をかけたのではないか。

トークのコンテンツは3本立て。論文になったネタ20分、未発表ネタ10分、将来プラン10分。チョークトークは予定されてなかったし、相手は将来を知りたいだろうと思って、将来プランを長めに(それが良いかどうかは知らんけど)。将来プランは、大きな問題意識と、とりあえずグラントを取るならこのネタで勝負、という感じで、グラント書きを少し意識した構成に。

one-on-oneに関しては、相手の研究だけでなく、自分の現在と将来の研究を手短に話せるように用意して、こちらからの質問、想定質問に対する回答もできるだけ用意した。結局、使わなかったけど、アイデアリスト、ラボプランやウィッシュリストも一応用意した。直前の2週間くらいは土日も休み返上で半日だけ図書館にいったりして、それなりにハードワークはした。(結果から言うと、多くのケースで想定外の方向に進んだ。ただ、だからと言って準備が無駄になったわけではなく、あらゆることを想定した準備が必要だということがよくわかった。つまり、one-on-oneミーティングは奥が深い。)

ちなみに、スケジュール表は意外と早く送られてきて、まず3週間前(パリ直前だったか)には第一バージョンが送られてきた。そのバージョンでは、トークが1日目8時台に予定されて、ここの人たちはみんな早起きなんやなぁ、と関心。。。が、やはり他のファカルティーからのアドバイスで数日後にバージョン2が送られてきた。

そして、直前の5日金曜日に事務系のメアリーさんから電話がかかってきて、確認・質問などをする。

それから、1週間前には、イエールさん(以下詳述)とインタビューに関することでやり取りをした(これは準備として非常に有用だった。How-to本によると、呼んでいる側は、呼んだ人がしっかりパフォーマンスしてくれることこそが重要だそうで、わからないことはあらかじめ聞けばむしろ積極的に教えてくれるケースもあるもよう)。

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日曜日(前日)

スーパーサンデー。
朝早めに起きてトークの練習と最終チェックをして、朝食後、ラトガーズへ。で、前回のエントリーをアップ。

昼過ぎAmtrakでニューアークからフィラデルフィア(以下フィリー)へ移動。近いから1時間ほどで到着。電車だからセキュリティーチェックもないし楽チン。

前日、スノーストームが東海岸を襲って、NJ州北部は全然雪が降らなかったけど、南下するにつれ積雪量が増え、フィリーはかなりすごいことになってた。。。当初は、駅からホテルまで観光がてら歩こうかと思ってたけど、積雪の状況を見て即断念。タクシーで移動。

ホテルはInn At Pennというヒルトンのホテルで、ペン大キャンパスの一角?に位置してるきれいなホテルを用意してもらっていた。

部屋はツインで普通に良い部屋。

下見も兼ねてホテルから翌日の待ち合わせになる病院のロビーまで歩き、キャンパス内を少しだけ見学。近代的なビルと歴史を感じるきれいな建物が共存していて、良い感じのキャンパスだった。

1時間弱で戻っては、トークの練習など。
ディナーは、ホテル内のイタリアンレストランへ。食事もすべて出してもらえると聞いていたので、30ドル弱のサーモンをいただく。。。激ウマ。(ごちになりました)

部屋に戻ったらちょうどスーパーボウルのキックオフが迫っていて、前半はしっかり観戦。前半終了間際、セインツのリスキーなプレー、それが失敗してこれで勝負アリかと思って、ハーフタイムショーと第三クオーターはスキップ。シャワーを浴びたり、少し予習をしたり。

第四クオーター開始直前からまた見始めたら、点差がつまってた。。
そして、終わってみればセインツの圧勝。。。後半、セインツのオフェンスとディフェンスの歯車がかみ合ったのだろう。ショッキー、今回は試合にも出れて、さぞやうれしかったことだろう(2年前は怪我で見てるだけやったもんな)。良いプレーもしてたし。

就寝。

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月曜日(一日目)

朝起きて、まずトークの練習。
朝食はホテル内のレストランでブッフェ形式の朝食を。あまり選択肢がなかったのに、20ドル弱もした。。。自腹ではないとはいえ、あれは高すぎ。。。

朝は、やはり独特の緊張感があった。ホントにこれから受験本番に臨む時のような感覚といったら良いか。

8時45分にメアリーさんと大学病院のロビーで待ち合わせ。
メアリーさんはファカルティーの事務系の仕事を一手に担ってる女性で、インタビュー期間、場所の移動など、あらゆる事務的なことをサポートしてくれた。1時間くらいおきに、場所を転々とするスケジュールだったので、その都度、僕をピックアップしては次のところへ連れて行くという仕事をこなしてくれた。ホントにありがたい存在でした。

まずはイエールさんと1時間半のミーティング。
もしも(万が一?)オファーをもらって行けることになったら、彼とは密に連携をはかりつつ、メンター的な立場にもなってくれるであろう人。大学、ディパートメントのことなどを詳しくいろいろ教えてくれ、将来のラボスペースも一通り案内してくれた。メチャクチャフリースペースがあったな。。。

その後、少しだけ研究の話もして、キャンパス内のカフェへ行って、コーヒーを飲みながら世間話をしたり、補足的な情報をいろいろ教えてもらった。イエールさんとは同じフィールドだから少しだけ面識はあったけど、こうやって話すのは初めてだった。気さくで親切で非常に良い人だった。

次はマークさんと45分。
マークさんは違うモデルを使ってるけど、興味が近くて、研究の話で大いに盛り上がり、あっという間にタイムアップ。。。マークさんも「良い人オーラー」を出してる人だった。

次からがこの日の修羅場オンパレード。。。

まずは、アプライしたディパートメントのお医者さん二人と小さい部屋でランチを共にする。
ウィリアムさんは、ご年配の方で、フィリーには30年くらい住んでいるそうで、フィリーの生活についてかなり詳しく教えてくれた。もう一人のマイケルさんは、かなり遅れての参戦になったけど、すぐ突っ込んだ話になって、かなり「バトルモード」の会話に。ウィリアムさんの目の色も変わっていて、この辺はさすがにプロだなぁと思った。。。

そして、ディパートメントのチェア、バートさんとの面談。
研究所のチェアというより、社長さん・CEOといった感じで、超多忙なのか、30分だけの時間しか割り当てられていなかった。まず簡単に僕のCVのことを確認し、時間が限られているから、僕から「将来」のことを切り出した。日本人に知り合いがいると言われていたし、日本人は英語ができないことを重々承知の上で会話を進めてくれているように感じた。それが良いかどうかはともかく、このバートさんという人は、僕がこれまで会ってきた人の中で極めて異色の人物だというのがすぐにわかった。大きい組織をマネージする人・すべき人というのは、こういう人物のことなんだなぁ、と思った。

次は、神経科学の大学院のチェア、リタさんとの面談を45分。
研究の話が主で、後は大学院なり大学での神経科学関連の話をする。きれいな女性で、情熱が伝わる迫力のある話し方をする人で、やはりチェアになるような人は、ホントにオーラが違うなぁ、とここでも感じた。。。

そしてこの日最後は、若手から中堅PIでもあるジョシュさんとの面談を45分。
まずはこの日行く予定のファンシーレストランについて小ネタを教えてくれた。。。その後は研究の話を。今回のインタビューで最も楽しみにしていた人の一人だったので、ongoingの話も含め、いろいろ彼の考え・本音などを聞けた。彼はケン・タイプだな。頭が切れるのがよくわかった。しかも非常にわかりやすく説明してくれた。アナロジーを使わず直球で勝負してくるところはケンと違うところか。。。僕の研究の話をしている途中でタイムアップになった。

その後、再びイエールさんのオフィスに行って、ラボスペースの図面をもらったり、この日の様子を少し報告したり、あとついでに、今の僕の「状況」についても話をして、ホテルまで送ってくれた。

ホテルに戻ったのは4時半過ぎだったか。
6時半に待ち合わせてディナーへ行くことになっていたので、時間があって、とりあえず嫁さんに電話で報告する。

そしてディナー。
まずホテルでイエールさんとディエゴさんと会い、一緒にタクシーに乗って移動。途中、フィリーのダウンタウンを通ったけど、なかなかきれいで、よさげな都会という感じだった。みんなが褒めるのも納得。

ディナーの面子は、バートさん、イエールさん、ケリーさん、そしてディエゴさんの5人。場所はVetriなるスーパーファンシー・イタリアンレストラン。

白・赤の(たぶん超高級)ワインをそれぞれボトルで頼み、アペタイザーとメインとデザート(シェア)を頂く。たぶん、一人3桁はかかってたはず。。。こんなところに行く機会は、人生で数回しかないのかもしれない。ウェイトレスのお姉さんも超美人やったな。。。みんななかなか注文しないから、ちとムッとしてたが。

それにしても、こういうディナータイムが僕にとっては一番きつかった。。。会話についていくだけでも大変な上に、自分から話題をふって場を盛り上げるなんて芸当は日本語でもきついから、ホントにタフな時間帯となった。しかも、そういう自分を評価されているんだろうなぁ、というプレッシャーを感じながらの食事だったから、ファンシーレストランもへったくれもなかった。。。少し薄暗いマクドでも別に良かったやもしれん。

ちなみに翌日、イエールさんとも話題になったのだけれども、ディナーの途中、バートさんがディエゴさんに、僕の研究の質について直接尋ねていた。。。こいつ(つまり僕)の研究は君からみてどうよ?と。。。そりゃ、100ドル弱するワインの酔いも忘れるわ。。。幸い、ディエゴさんは僕の論文をしっかり読んでくれていたようで、ウソかホントかはともかく、即答で、かなり味方になってくれていた。ありがとう、ディエゴさん!

と、2時間くらいのこの日一番の修羅場を、無事かどうかはともかく、とにかく終え、タクシーでホテルまで。部屋に戻ったのは22時頃。シャワーを浴びて即寝。

人生屈指のインテンスな一日だった。。。

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火曜日(二日目)

朝起きて、またトークの練習。朝食は前日と同じビュッフェ形式の食事。

この日のスタートは少し遅めで9時45分にメアリーさんと待ち合わせ。

まずは、ジョナサンさんとの面談。この人は、ニューロサイエンスディパートメントのチェア(どうでも良いけど、インタビュー中3人もチェアと会うことは普通なんだろうか。。。)。

彼は、この日に予定されている僕のトークに、授業のために参加できないとのことで、ラップトップを開けてプレゼンさせられた。。。ジョナサンさんは発生の研究者なのだけれども、さすがというべきか、システム系の知識も豊富で、かなりディープな質問を連発された。。。やっぱりチェアになる人はタダもんじゃねぇ。。。結局、僕の研究の話だけで、45分が過ぎて次へ。

次は、ノームさんと45分。
この人とは分野は全然違うけど、ディパートメントが同じになる若手のお医者さん研究者の方で、非常に元気の良さそうな人だった。まず僕の研究のポイントを伝えて、将来の話も少しして、ディパートメントの強みについて語ってもらった。ノームさんには僕の英語が少し聞き取りにくかったのかもしれない。が、神経科学の現状の話をしたら、かなり興奮していたし、会話の途中でタイムアップになったし、良い会話ができたのではないか、という気は勝手にしている。

そしてジョブトーク。

オーディエンスにはもれなくフリーランチが用意されているというトーク。
そのランチ効果か、全部で40人くらい入るところに15人くらいという大盛況ぶり。(まぁ、有名じゃないんだし、ポスドクのトークなんてこんなもんだろうと、自分を慰める。。。)

練習をたくさんしたおかげで(あと人も少なかったから)、緊張はそれほどせず、オーディエンスとアイコンタクトもしっかりしながらトークができた。

トークが終わって、すぐに質問が出なくてちと焦ったけど、結果的には5,6の質問が来たか。質問の内容も、一応、メッセージは伝わったかな?、という質問だったし、全質問にも僕なりに答えられたし、全体的には悪くなかったはず。(トーク中のネタはスベリ倒したが・・・)

唯一の心配は、英語がどれくらい醜いと感じられたか?か。(かなり重要だが)

トークが終わったら、親切なイエールさんから、わかりやすくてよかった、と一言声をかけてはもらった。社交辞令なんだろうけど、唯一のフィードバックだったから信じることにしよう。

トークの後、次の予定まで時間があったので、セミナー室でランチを食べる。イエールラボの日本人ポスドクの方が来てくれて、いろいろ話をする(日本語で)。日本人がいるのは心強い限り。

その後もまだ時間があったので、メアリーさんに、時間までその辺ぶらぶらしてきて良い、と言われた。ただ、建物の作りは迷路のようにえらく複雑で、ホントにぶらぶらしたら戻れなくなるリスクがあったので、とりあえず1階のロビーのソファーで少しゆっくりする。

そして最後の面談者、エリカさんと30分の面談。
彼女はバリバリのお医者さんで、ちょうど診療中だったらしく、10分くらいの面談で終了。オフィスも、アメリカの大きめの病院ではよく見るような個室診察室が並んだ通路の奥にあって、実際、その通路を移動中、患者さんが診察室で待っていたり、ちょっとトラブルが起こってお医者さんたちが集まってる様子を見ることができた(良いんか?)。

全スケジュール終了ということで、メアリーさんにタクシー乗場まで案内してもらいお別れ。タクシーで駅へ。夕方からまたsnow stormが来るということで、実際、とんでもない雪だったので、ホントに良いタイミングにインタビューが組まれていて良かった。一日でも前後していたらどうなっていたのだろう。。。このラッキーさが結果にも反映されれば良いのだけれども。

ちなみに、その日、いくつかの列車はすでにキャンセルになっていて、僕が乗る予定の列車は20分遅れだったけど、何とか「愛し」のニューアークに無事帰還。

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ということで、アメリカの大学のインタビューなるものを体験したのだけれども、すごい。

CVを見て、プレゼン聞いて、ポジションが空いているから埋めるというのではなく、ホントにお互いをよく理解した上で、シナジーを生み出して全体がさらに強くなるような人を選びましょう、という感じ。研究業績を超越してヒトを見るんだなぁ、というのが痛いほど伝わった。しかも、双方向的だから、相手も相手の強みを伝えるべくどんどんアピールしてくる。もちろん、2日だけのインタビューだから、実際働き出したら、あら実は違った、とか、そういうのは出てくるとは思うけど、できるだけevidenceをお互い提供しあって意思決定しようという非常に合理的というかなんというか、ある意味あるべき人材探しのプロセスだな、と思った。アメリカのサイエンスがなぜ強いのか、一つの理由はここにもあるのかもしれない。彼らは大学院生を選ぶのにも人をしっかり見て選んでいる。穴を埋めるとか、空から降ってきたお金を使うために、とりあえずそこにいてた人を選ぶ、というのとは違う。カスタマーより、高性能・高効率のモノ作りの方が優先順位が高い一流企業とも違う。人が中心になっている。そして何よりも、戦略・ヴィジョンというのが明確。ディパートメントの強み・弱みをしっかり把握して、将来展望を考慮に入れながら今必要な人材を探し出そう、という意図が伝わったし、もしそこで働くなら何を期待されながら働くのか、そういうのが短期間でよく伝わった。新しい研究室一つにしても、それが属するシステムがより良いものとして機能するための一要素でもあり、新しいリンク、シナジーを生み出すことが期待されている。こういうのは、今まで感じることがなかったので、ホントに良い経験になった。

あと、インタビューにかかるお金は当たり前のようにすべて負担してくれる。交通費・食費(アルコール代も)・宿泊費、すべて。それで組織が良くなるかもしれないわけだから、数百ドルの投資なんて安いものなのだろう。目先の細かいことを気にして、大きなものを見失ったりはしていない。

他のケースではわからないけど、「家族はいる?」という、タブーと聞いていた質問も受けた。。。複数人から。。。かなり意外。。。良く言えば、柔軟(もしかしたら、薬指の指輪を見て、こいつならネタをふって良さそうだな、とか判断しているのかもしれない)。悪く言えば、テキトー。その辺のテキトーさが好きだったりもする。。。

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ちなみに、あと二人候補者がいてることがインタビュー中に判明。。。人生は競争。。。

昨日、フィードバックを聞いてみたら”extremely positive”とのこと。が、こっちの人たちには褒めてのばすことが根付いているので、日本人的には「悪くなかったよ」くらいの評価なのだろう(おそらく全員に同じ回答をするんではないかとは思う)。まぁ、negativeではないからよしとしよう。とにかく英語(特にシャベリ)ができないということも含め、今、僕が持ってるすべては出したので、これでダメだったら、良い夢を見させてくれてありがとう、という感じか。

結果は4月頃にわかるもよう。

長いな。。。

2010年2月7日

受験生みたいな独特の緊張感

今日はスーパーサンデーということで全米大いに盛り上がっている。

盛り上がりたいのは山々だけれども、明日・明後日は僕(+家族)にとってスーパーな二日間なので、正直スーパーボウルなんてどうでも良い(観るとは思うけど)。

ということで、ペン大に呼ばれたのでこれからフィラデルフィアへ行ってきます。

10人のファカルティーと会って、ファンシーなイタリアンレストランに行って、どれくらいの人数かはわからないけれど、火曜日の午後、不特定多数相手に勝負してきます。人生を左右する二日間と思うとワクワクするけど、とにかく今持ってる力(できればプラスアルファも)を出せるよう頑張ってきます。

二日間だけ英語力がネイティヴレベルにアップするようなBMIなりcognitive enhancement drugを誰か作ってくれんやろか。。。

それはともかく、二次試験を控えた受験生みたいな独特の緊張感をまた味わえるとはおもわなんだ。

火曜日の夜には、これから数年間の人生の方向性が決まってると思います。(自由意志とか信じないなら、もうすでに決まってる、と言ってもいい訳だけれども、とにかく自由意志を感じてる自分に感謝。)

話は変わるけど、フェデラル・タックスは明日(2/8)付けで振り込まれるもよう。
昨年同様、申請から1週間。
来週末は打ち上げ!