2012年8月19日

オリンピック


閉幕してすでに1週間経ってますが。。

オリンピック期間前半、北朝鮮サッカーチームの紹介ビデオで韓国国旗を間違って流したり(しかもグラスゴーで。。。)、審判の判定が度々ひっくり返ったり、チームGBも全然メダルが取れなかったりと、UK大丈夫か?と思ったけど、終わってみれば、いろいろ盛り上がって記憶に残るオリンピックだった。

チームGBもたくさんメダルを取り、何人かのスターがうまれ、開会式・閉会式でUKを十分アピールし、僕が読んだ数少ない新聞記事で判断する限り、少なくともUK内では大成功と位置づけられてるもよう。

少なくとも短期的には、inspire a generationという合言葉も非常に意味のあるものになったように思う。

一方で気になるのは、スコットランド独立運動との関連。実は、今回のオリンピックは反独立の助けには全くなっていないもよう。。。Andy Murrayのメダルを独り占めしたい気持ちでもあるんだろうか。。。

そのスコットランド独立を決める住民投票は2014年だけれども、その年にはコモンウェルスゲームが開催予定。グラスゴーで

これも盛り上がるんだろうけど、今度はイングランドとスコットランドは別チームとして争うらしいので、このスポーツイベントが住民投票にどう影響を与えるか興味深いところ。

それはともかく、
個人的な思い出としては、グラスゴーでのサッカーを2試合家族で観戦。
一つ目は日本対スペイン。
試合結果を誇りに思ってたら、メダルが取れなかったので、かなり帳消し気味。。。

なでしこはメダルを取ったから凱旋帰国はビジネスクラスに格上げだったらしいので、男子は逆にエコノミーへ格下げ、とかすれば、彼らのハングリー精神に火がついて、気合で負けるような試合にはならなかったのかもしれない。。。(気合以前に、点が取れる気がしなかったけれど。。。)

もう一試合は、女子準々決勝、フランス対スウェーデン。なでしこにグラスゴーを避けられたけれど、この試合、前半点がたくさん入って、後半は退屈な試合展開ながらも、ウェーブが起こったりしてエンジョイできたか。

試合前などにオリンピックならでは企画があったりと、オリンピックをナマで体験することができ良い思い出に。ハンプデン・スタジアムは、雨が降っても観客席は濡れないので、良い感じ。そのうち、スコットランドのナショナルチームの試合でも観に行ってもいいやもしれない。

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オリンピックの開会式と閉会式はズルズルすべて観てしまった。

ブリティッシュ音楽の偉大さに圧倒。

開会式でのNHSのシーンは、これもネタ?と思ったけど、一応、世界に誇りたい制度ではあるのだろう。タダという点は誇って良いけど、制度的に綻びがたくさん出てるように思うのだけれども。。。

一方で、音楽に関しては、ジェラシーを覚えた。
ブライアン・メイのギタープレーをリアルタイムで観てる時は至福感さえ覚えた。。。

ということで、開会式と閉会式で印象に残ったシーンを以下に載せてエントリー終了。

開会式


閉会式




音楽メディアへのリンク
Music for the Closing Ceremony of the London 2012 A Symphony Of British Music - Music For The Closing Ceremony Of The London 2012 Olympic Games

2012年8月12日

Brave


Pixarの最新映画。設定はスコットランド。

先週末、家族で鑑賞。

ガーディアンの辛口レビューにあるように、どの世代がターゲットなのかよくわからなかったけれど、絵のきれいさ、軽めのスコティッシュアクセント、いくつかのネタは良かった。

ストーリーそのものはキッズ向け。

が、一部のシーン、7歳の長女は耐えたけど、3歳の次女にはやや厳し目だったもよう。

scary... という女の子の声がどこからか聞こえてきた。。。

この映画、スコットランドが舞台ではなかったら観てない可能性大なので、あまり人に薦められるものではないけれど、もしスコットランドに興味があれば観ても良いかもしれない(それでも薦めきれないが。。。)。

ちなみに、Alex Salmondは、ハリウッドまで行ってこれを政治利用しようとしていたけど、この映画を観てスコットランドへ行きたくなるかというと、アホか、と言いたい。

邦題は「メリダとおそろしの森」らしい。

タイトルからイケてないが、もし日本で観るなら、ぜひ字幕版でスコティッシュアクセントも楽しみたいところ。

グラスゴーでは、この100倍きついアクセントで話す人がたくさんいてるけれど。。。

アラン島


先週末、アラン島へ日帰りツアー。

Scotland in miniatureとして知られてる島で、確かに北側は、南側と比べ、ハイランド的なきれいな山の景色を楽しめた。

グラスゴーから1時間弱のArdrossanからフェリーが出ていて、朝一の便で車と一緒に島へ。フェリーチケットは数日前にウェブで購入していた。フェリーそのものも良い感じだった。

アラン島では、まず島を横断して西側へ行き、時計回りに、Lochranza城アラン蒸留所Brodick城と行き、南半分も周って島を一周。

Brodickでは、ちょうどハイランドダンスのイベントが開催されてて、スコットランドらしさを味わうことができた。

ちなみに、アラン蒸留所は1995年にできたばかりで、建物も小奇麗だった。ツアーに参加した時の説明では、場所を選ぶ時グラスゴー大に何箇所かの候補地の水質調査を依頼し、今のところに蒸留所を作ったらしい。確かに、カフェでランチを食べた時に飲んだ水はメチャ美味しかった。。

ツアーは、子供も一応参加可で、家族でツアーに参加でき、ウィスキーと最後にはチョコミルク系のリキュールの試飲もできた。

ショップの品揃えはなかなか充実していて、アラン島のおみやげ屋さんとして寄っても良い雰囲気。

アラン島、小さい島の割にスポットもいくつかあって、山登り・キャンプなんかにも良さそうな雰囲気。

2012年7月29日

マヨルカ


FENSの後、3泊4日でマヨルカ島へ。

1日目:7月18日
家族はグラスゴーから直接マヨルカ島へ。
僕はRyanairでバルセロナから。
離陸後30分くらいで着陸態勢へ。

Ryanairは初めて利用したけど、パスポートチェックと荷物預けのカウンターが違ったり、搭乗直前に手荷物のサイズチェックをしっかりしてきたりと、ちょっとイヤな感じ。
荷物預けのカウンターは目的地ごとにカウンターが設けられていた。これ自体は悪くないかも。
機内は、雑誌などを入れるポケットがないシンプルなデザイン。

空港で家族と合流し、Alamoというレンタカー屋で車を予約していて、その車で東海岸まで移動。この会社、安いだけあって、車の傷チェックなんかも自分でやれ、という状態だったけど、車そのものはきれいで、ついでに借りたチャイルドシートも新品同様だった。

ちなみに、車は、左ハンドル+マニュアル。何度、ギアチェンジをしようと左手で窓に手をぶつけたことか。。。

そのドライブ、前半は高速や比較的快適な道が続いた。小さな風車小屋があったりと良い感じだった。が途中、市街地を走る必要があって、えらく狭い一通だったり、roundaboutが左回りだったりとなかなか手ごわかった。。。一方、街並みはスペインという雰囲気で良い建物が並んでいて、良い感じだった(そんなもん楽しむ余裕はなかったけれど)。

1時間くらい運転しては、宿泊先のApartamentos Cala d’Or Playaに無事到着。

このホテルはファミリー向けのホテルで、泊まった部屋は1ベッドルームで、リビングのソファーがソファーベッド。キッチンもしっかりついてて、食器類やちょっとした家電が一通り揃ってた。
そのホテルにはプールがあり、海水浴場までは徒歩5分強。部屋にはベランダがあって、そのベランダから、プールと遠目に海も見えた。

この日のディナーは、ホテルから歩いて5~10分くらいのところに何軒かレストランがあり、その一つへ。パエリアをいただく。徒歩なので、ビールも。

2日目:7月19日
朝食はホテルのビュッフェ。
7時すぎに気合をいれて行ったら、オープンは8時過ぎだった。。。

朝食後、車でまず目指したのは、Cuevas del Drachなる鍾乳洞

鍾乳洞内をしばらく歩くと、洞窟内のちょっと広場にみんな座らせられた。そして、その広間の目の前にある大きな水たまり(?)に、クラシック音楽を奏でながら、光で装飾されたボートが3艘、岩陰から登場しては隠れ、そして再び現れては消えていった。

その後、希望者はボートに乗って、その水たまりを少しだけ移動できた。水は冷たく心地よかった。

その後は、出口までのルートを少し歩いで地上へ。

一連のボートの演出、音響的には素晴らしかったけど、観客席の目の前でしばらく演奏を続けてその音響をもっと楽しませて欲しかった。。あと、ボートに乗れるといっても、徒歩で移動する選択をするのと比べて、それほどヴァリューはなかったのが正直なところ。入場料も観光地価格だった。。。

ちなみに、洞窟内での写真撮影はNG。

写真を撮ってる人は、ルート内に立ってる係員に執拗に注意されてた。。。

おそらく、これは大渋滞防止のための措置なのだろう。
と解釈したので、ボートに乗った後はガラガラだったので、少し写真を撮った。。。(お咎め無し)

続いて目指したのは、Alcudiaという小さい街。

城壁みたいなものに囲まれたスポットがあり、その近くの無料駐車場に車を停めランチ。

そのスポット内は、レストランやいろんな店があって、ストリートの上に一面につけられた紙の飾りがえらく良い感じだった。

続いて、岬の展望台へ。
ビーチを横目に少し走ると山道になり、しばらく登ると展望台があった。眺めはなかなか良い感じだった。けど、暑かった。。。

その後は、娘たちのcomplaintsに応えるべく、ホテルに戻って近くのビーチへ。

開けたビーチではなく、岩場が削られてできたような小さなビーチで、その眺めそのものがまず良かった。水もメチャメチャきれいだった。海水はやや冷たかったけど、十分泳げる温度だった。長女は海に入って遊び、次女は海辺で砂遊び。それなりには混んでたけど、混みすぎということはなく、楽しめた。

夕方にホテルに戻って、ホテルのプールで少し遊ぶ。ホテルのプールは赤ちゃん用からそれなりの深さのプールまで、広くないスペースに一通りあった。

この日のディナーは前日の隣のレストラン。観光客だけを相手にできるようなレストランだった。。。

3日目:7月20日
前日スーパーで買ってきた朝食をベランダで食し、ホテルをチェックアウト。

まずこの日のホテルを目指す。ホテルはPetit Hotel Hostatgeria Sant Salvador

Sant Salvadorという教会に併設されたお洒落なホテル。

場所は、Felanitxという小さな町からすぐ近くにある山の頂上。車で、狭く手強い山道を登り倒したところにある。教会はとても立派で、ホテルも隠家的な良いところだった。朝9時過ぎに着いたけど、部屋はすでにavailableでチェックインできた。が、ここのホテル、今回の旅行で唯一英語が通じにくいところだった。

荷物を部屋に置いた後、再び山道を下って、空港方面へ。目指した場所は、Aqualandなるプール遊園地。

ここは、昔NJで行ったエルモランド系のアトラクションスポットで、各種滑り台系アトラクションや流れるプールやら波の出るプールなどがあった。基本、キッズ向けだけれども、夕方までエンジョイできたか。

ホテルに戻って、ホテルでビュッフェ形式のディナー。
岩に穴を掘って作ったようなレストランで、中はちょっと暑めだったけど、お洒落な雰囲気だった。ビュッフェには、シーフード系の料理もあっておいしかった。ワインがボトルでもれなく付いてきて、嫁さんと二人であける。。

食後は、部屋のベランダに座って、東側の街並みを見下ろしながら景色を楽しめた。部屋は2ベッドルーム・ベランダ付きだったけど、料金は普通のホテルより少しだけ高いだけで、なかなかコストパフォーマンスは高かった。

ちなみに、バスはシャワーのみで浴槽はなかった。

4日目:7月21日
朝食もこれまたビュッフェ。食後、荷物をまとめてチェックアウトし、山を降りて空港方面へ。Palmaへ。

さすがに栄えた都市で、La Seuを観光。
外も中もしっかりしたCathedralだった。Palmaの観光、実はこれだけ。その後、Palma Aquariumへ(結局今回は、この手のキッズ系アトラクションばかっりだった。。)


意外と充実した水族館で、いろんな海洋生物がいてて、結構楽しめた。

これでマヨルカ観光は終わりで、空港でレンタカーを返却。

レンタカーは5時半までに戻すことになっていて、フライトは夜。
ということで、空港内で数時間過ごす。空港は、それなりのサイズはあるけど、お店等も少なかった。けど、人はたくさんでかなり活気があった。

嫁さんたちはそのままグラスゴーへ。

僕はバルセロナへ行き、もう一泊し、翌日グラスゴーへ。

バルセロナでは、地下鉄でアメリカ時代の同僚と偶然会って少し話をする機会があった。

ヒースローでの乗り継ぎ、オリンピック直前で混んでないか心配だったけど、オリンピック用に係の人がたくさんいたり、入国審査場もセキュリティーチェックも待ち時間ゼロで、ヒースローとは思えないくらいストレスフリーだった。いつもこうなら良いのだけれども。。。

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マヨルカは、海もメチャクチャきれいで、大人から子供まで遊べるスポットはまだまだたくさんありそうで、もう数日過ごせると良かったかも。観光客は、ドイツを始めとした欧州系の人が大半で、アジア系の人を見る機会はほとんどなかった。言葉も英語が基本的には通じたし、レストランのメニューも複数の言語で併記されていて、言葉で困るということはほとんどなかったか。

今回のバルセロナとマヨルカ島のスペイン旅行、経済の影響がどれくらいあるのか興味があった。

確かにバルセロナ空港は、大きな空港の割に人がそれほどいてなくて、これは経済の影響なのかな、と思った。が、バルセロナ市内そのものは、観光客もたくさんいたし、特にデモを直接目撃することはなかったし、ニュースを見ない限り、もう一つピンと来なかった。

一方で、バルセロナで乗ったタクシーの運転手との会話が印象に残った。

彼はビーチの近くに住んでいるらしい。

「僕が働いてる間、妻と子供はビーチで遊んでるよ」とそのドライバー。

「良いお父さんじゃないですか」と僕。

「まぁ、仕事が終わったらビーチに行って、ビールを飲むんだけどな」とドライバー。

「一回の人生だし」と続けてドライバー。

僕が、僕はUKから来て、雨ばっかり、と言うと、

「仕事するにはそっちの方が良いよ。暑いと働く気がせん」とドライバー。

スペイン、イタリア、ギリシャ、ポルトガル。緯度は同じくらいだから気候も似てるのだろう。

このタクシーの運転手の言葉は、ある意味腑に落ちた。

2012年7月16日

バルセロナ


ヨーロッパの神経科学学会FENSの学会のため、バルセロナに来てます。
スペインはもちろん、FENSも初めて。

バルセロナは適度な暑さの都会で、非常に良い都市。観光はサグラダ・ファミリアに行ったくらいだけれど、普通のアパートのバルコニーも何となくおしゃれで良い感じ。

地下鉄が便利。泊まってる宿は、会場から距離があるけど、市内は均一料金で移動できるようで、一回乗り換えれば会場へ行ける。

バルセロナの空港から市街地までもアクセスが比較的良い。

ただ、ニュースをつけると、消費税アップの話題をはじめ、財政危機関連の話題を扱っていて、大変さが伝わってくる。何を喋ってるか全然わからないけれど。。

その言葉に関しては、ホテルのフロントはもちろん、レストランなどほとんどのところで英語が通じる。英語は使わないようにしたいけれど、「オラ」と言った後は、英語で要件を伝えないとどうしようもない。。。

気候は、数日過ごした印象では、海岸沿いの都市だからか、風がよく吹いて心地良い。気温は30度くらいで、湿度は高くなく快適な暑さ。

人種は、アメリカでいうところのヒスパニック系の人がやはりというべきかたくさん住んでいて、白人もUKの人たちとは顔が違ってる。キリッとしたきれさを持つ女性が目につく。。。

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FENSのミーティング。

初日は、テクニカルワークショップ、European Journal of Neuroscience主催のシンポジウムがあって、正式なオープニングセレモニーが開催された。

セレモニーは、地方特有のちょっとした見せ物があって、FENSのトップやバルセロナ市長(の代理)がスピーチして正式にキックオフ。このセレモニーはメイン会場で開催され、オーディエンスは椅子に座って、それを見て聴くだけ。

翌日からは、朝一、ビッグネームの招待講演、シンポジウムが並行していくつか走り、午前のポスター発表。午後はその逆で、ポスター発表、シンポジウム、招待講演の順番。

ポスターの張り出し時間は、午前なら、8時から1時過ぎまでだけれども、発表時間そのものはシンポジウムとはダブってない。みんなで移動しながらサイエンスを楽しむという、小規模の学会の形式が少し残っていて良い感じ。

ポスター会場もSfNのそれほど混んでなく、比較的ストレスは少ない。ただ、各セッション内のポスター演題はそれほどオーガナイズされていない印象を受けた。

量という点では、もちろんSfNには及ばないけれども、全体的な質は高く、USから招待されている人たちも多くて良い感じ。

まだ2日目が終わったばかりだけれども、今後は、FENSがある年はFENSへ、SfNは隔年、というのが良いのかもしれない。

FENSのもう一つ良い点は開催場所。2年に一度欧州のどこかの都市へ行ける。次回はイタリアらしい。

ちなみに、僕は昨日2日目の午前にポスター発表。意外と人の出入りがあったか。水曜日学会が終わったら、その足でマヨルカ島で家族と合流し、数日夏休みです。

2012年6月24日

グラント申請、夏学生


ここ2週間ほどで、グラント申請を4件ほど。


4つ中2つはPIとして。
1つはco-investigator (Co-PI)。
もう一つは8人くらいの大型プロジェクトの文字通り末席。

PIとして申請した二つ中一つは、学内の少額グラント。
今週か7月早々には結果が判明するもよう。アプリケーションも短く、締切2日前に初稿の形ができ、コラボ相手に見てもらい申請。

もう一つは、昨年送ったグラントのresubmission(つまりは、前回はrejectされた)。こちらも直前にバタバタと仕上げる結果に。。。大丈夫か?

co-investigatorのものは、結構重要かつインパクトがありそうな大型プロジェクト。一員に入れさせてもらえるだけでもありたがい。

最後の大型プロジェクトは、英国再生医療プラットフォームなるスキームで、なぜか僕もプロジェクトに入ることに。。。(再生医療のさの字も知らんのだけれども。。。) 具体的に僕が何に貢献するかも実は不明。。。

とりあえずは、短いアプリケーションによる1次選抜があるようで、その締切が今週だった。先週末の段階では、アプリケーションは全然形になってなかったけど、締切1日前と締切日にそれなりの形になってた。。。

僕がしたことは、アプリケーション用に4行ぐらいの文章とCVを提供した程度。。。

fingers crossed。

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6月からsummer studentが各ラボにくる季節で、うちには2人の学生さんが来た。

一人は学内からで、少額研究費と学生さん用給料までついてる。

もう一人はグラスゴー大の学生さんがボランティアで働きたい、と言ってきたので少し働いてもらうことに。

最初の一週間くらいは一通りの仕事を教えるのに時間を費やす必要があるけど、期間全体を通して考えると生産性が上がるのでありがたい。

summer studentは学部3年生だけど、モチベーションも高いので、教える側としても非常にやりやすい。

「この論文、関係あるから読んどいて」、と渡したら、数日でしっかり読んでくれてた。

僕が学部3年の時、論文なんて全く読めなかった、というか読んだことすらなかった。。。論文を読む授業避けてたし。。。

それはともかく、この時期から研究経験を積めば、そうでない人と比べて、それなりの差はつくはず。その差は、例えばPhDのアプリケーションの時ですら、CVという形であらわれる。さらにホントに優秀な人材だったら、その差はスノーボール現象化するのだろう。

2012年6月17日

ギリシャ・送別会


Euro2012では決勝リーグに進んだことだし、その勢いで、今日の選挙もイイ方向へ(何が良いかはともかく)と願いところ。が、BBCのわかりやすいページによると、世論調査では相変わらず硬直状態とのこと。。。

連立政権樹立に失敗すれば、また第3ラウンドへ突入のリスクもあるとか。。。

選挙戦より、政治家で落とし所を協議し続けたほうが良いのではないか。。。

ギリシャの人たちの生活はすでにすごい状態みたいで、どちらの選択も短期的には希望を持てるものではないだろうから、投票はホントに難しいはず。政治家は良い側面だけ強調するだろうし、十分な情報を持って意思決定できてるとは思えない。

少なくともギリシャに関しては、随分前にtipping pointを超えてるだろうから、現実的にはもう一からやり直すしかないんではないか、という気もする。。。

ギリシャの外の人たちは、ギリシャがユーロに留まるのが一番良いんだろうけど、ギリシャ国民にとって中長期的にもホントにそうなのか、僕にはよくわからない。他の国も道連れ、的に投票する人もいるはず。

もしもギリシャがユーロを離脱する場合のシナリオとしては、今回の再選挙が決まった直後のブルームバーグの記事がある:こちらこちら

最近、中国も減速傾向が明らかになってきてるみたいだから、年末までにかけてすごいことになって、想像してたより悪い年がしばらく続くことに備えておいたほうが良いんだろう。。。

楽観的に考えられる要因・根拠がどこかにあるのだろうか。。。

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そんなグローバルな話はともかく、金曜夜、半年間働いてくれたエラスムス学生さんの送別会。
大学の近くのイタリアンカフェへ。

彼女には、実験手法の一つの確立に貢献してもらいました。教えたことは基本的に一回でマスターしてくれ、たくさんデータを出してもらって非常に助かりました。

同時期に、エラスムスの学生さんたちが欧州各国から集まり、別のラボに所属しつつも寝食共にし、たくさん友達ができたらしく、非常に良い経験ができたとのこと。うらやましい。。。

こちらとしては、初めての学部学生さんということで、どれくらいのレベルで教えれば良いかちょっと難しく、もう少しうまくやれば、彼女のポテンシャルをもっと活かせた気もする。。。このあたりは課題が大いに残る。

ディナーの最後に、この本をプレゼント。包装は彼女がジャーナルクラブとして紹介してくれた論文のコピーを。

チェコに戻っても頑張って欲しいです。

2012年6月10日

Jubilee、トーチなど


ここ数週間のUK内や比較的ローカルなトピックをまとめて。

Diamond Jubilee

スコットランドでもユニオンジャックを結構見れるイベントだった。コンサートは、前日のPageantとメリハリがついててなかなか素敵だった。コンサートだけならともかく、こういうコントラストは、アメリカでは体験できなかった演出ではないか。


トーチリレー

金・土とグラスゴーにトーチが来た。
ちょうど長女のダンスショーと重なって、イベントには何もいけなかったけど、ジョージスクエアはイベント会場として盛り上がってたもよう。


日本イベント
今日はグラスゴー大の近くで、日本イベントが開催され家族で行ってみた。

屋内イベントで、寿司などのお店、折り紙・習字等のイベントコーナー、さらには合気道・盆踊り体験まで、盛り沢山だった。

地元のスコティッシュの人たちも結構来ていて、エンジョイしてる雰囲気だった。日本の文化は強い。

こういうイベントは、娘たちにも「日本」を少しでも体験させられる良い機会だからホントありがたい。


David Livingstone Centre
Jubileeの先週日曜、近くのDavid Livingstone Centreへ行った。

National Trustの一施設で、スコットランド・UKを代表する探検家・アフリカ開拓者のDavid Livingstoneの観光施設。うちから車で15分くらいのところ。

この人のことは全然知らなかったので、良い歴史の勉強になりました。

National Trustの施設には大抵子供が楽しめる「仕掛け」があって非常に良い。親だけでなく子供も全展示を見るように工夫がされている。

このDavid Livingstone Centreでも「ライオン探し」が仕込まれてた。

ちなみに、今年からNational Trustの会員になったので、週末の選択肢が広がった。そんなに高いものではないので、これはお薦め。


海水浴とBBQ
少しさかのぼって5月末。

1週間くらい連日夏日を記録し(グラスゴーではありえない。。)、Troonの海水浴場へ行ってみた。

ここは超遠浅。干潮だったから、浜辺から海まで100m以上あったんではないか。
海水はさすがに冷たかったけど、子供、特に長女は、持参した砂遊びグッズでエンジョイしてたもよう。

早めに帰り、この日の夕食は、念願の、自宅でのBBQ。アイスまで外で食べれて、至福の時を過ごす。。。

が、これは一年に一度きり、と言わんばかりに、その「夏」の後、またグラスゴーの夏になった。。。

上着必須。早朝、吐く息が白い日すらあり。。。

2012年6月9日

Probationary period終了


今のポジションに就いた時、当初3年間というprobationary periodという見習い期間的な条件がついたけど、今年度をもってパスすることに。

probationary period、当初アメリカのテニュアトラックのUK版、と思っていたけれど、全くそんなものではなく、ホントに「見習い期間」と呼ぶのが相応しいものだった。

テニュアトラック制度のないUKでは、このprobationary periodがついてることが多いらしい。

審査プロセスは、
1.毎年恒例パフォーマンスレビューのペーパーワーク
2.所長によるインフォーマルインタビュー
3.申請書作成
4.学部レベルの審査委員によるインフォーマルインタビュー
5.審査会
6.結論
という流れだった。

ペーパーワークが2つあったけど、分厚いものを用意するのではなく、ウェブベースのフォームと3ページ程度のフォームだけ。前者は数時間、後者は数分で済む程度のものだった。

インフォーマルなインタビューは、文字通りインフォーマルで、所長とのそれは、簡単な確認と短・中期的なアドバイスをもらったり、同じ神経科学者だから研究の話も少し、というものだった。

学部の審査委員とのインタビューでは、一人の方のオフィスを訪れ、提出書類に関していくつか、これまた確認程度の、質問を受けてそれに答えるくらいだった。

そして、審査会の結論を、今週手紙として受け取った。

その文面では、4つの外部資金を獲得したことが評価されていた。フェアに言って、額としては全く大したことないのだけれども。。。

それから、ポジションとして研究重視というのがあったからか、教育面で一部プロセスは未経験だけど、問題なかったもよう。

ちなみに、
terms and conditionsはそのまま
とその手紙には明示されていた。。。

騙されてる気もするのは、気のせいか。

少なくとも、これによって特別給料が上がるわけではないし、visaが取れなくなったら意味がないから、実質的変化は基本的にゼロ。

むしろ、これを口実に、もっと大学に貢献するよう、教育やら雑用の量を増やされるリスクがある。。。

おそらく、probationary periodとは、働かない人を雇ってしまった人を解雇するための、雇用者側の都合の良い制度なのだろう。

一方で、この制度そのものからのプレッシャーは、例えばアメリカのテニュアトラック制度と比べると、限りなくゼロに近いだろうから、その点は僕にとっては非常に良いと思った。

が、みんな口を揃えて外部資金獲得はますます難しくなっていると言う。なので、その意味でのプレッシャーは今後増すのだろう。その点では、ポジションそのものはパーマネントといっても、研究費は時限的なわけで、お金が尽きたらそれで実質終わり。

その意味でも、何も変わらないし、むしろこれまで以上に頑張らないといけない。。。

そんなprobationary periodだった。

過去の関連エントリー
probation meeting
Work Loads Meeting

2012年5月27日

7年


5月23日で海外生活も丸7年経過。

この間、家族が一人増え居住国をスイッチし、と公私共に大中小いろいろありました。グラスゴー生活も2年弱。UKや大学関連のシステムは、日本とも米国とも結構違うから、未だにいろいろ勉強中。研究という点では一応やりたいことが、自転車操業的な状態だろうがなんだろうが、なんとか回り始め、家族もグラスゴーにすっかり(ある意味僕以上に)馴染んで悪くない。これまでのところ。

7年前に今の状態なんて選択肢にすらなかったから、人生なんて何が起こるかわからない。

気になる英語に関してさらにコメントするならば、やはり7年というのは、変化を起こすのに十分な長さだと思う。

スコティッシュアクセントはもちろんのこと、「普通の英語」でも聞き取れないことは、情けないけど、今でも結構ある。。。それでも、コミュニケーションは最低限とれ、電話なりskypeでのコンファレンスも、やれ、と言われればできなくはない。こちらが言うことは、100%は無理でも、おおまかな意図は伝わる(と信じている)。発音はともかく、少なくとも文法は全く気にする必要はないことを学んだ。

読みに関しては、スピードはどうか知らないけれど、論文や新聞をできるだけたくさん読むよう心がけてきたおかげか、問題はほとんど感じない。今は日本語より英語を読む量の方が圧倒的に多いと思う。こんなブログでもやらないと、日本語で文章を書くということがメール以外なくなるんではないか、という気すらする。。

書きに関しては、スピードと正確性でかなりハンディを負ってるけれど、一応外部資金もいくつか調達でき、in progressという感じ。

これでも7年前と比べたら、大成長だと思う。聴けない・話せない・書けない、の3拍子揃ってたから。。。

米国時代は正直あまり英語を使わなかったけど、独立してからは研究関係で日本語を使う場面がほぼ皆無になり、そのおかげでいろいろ成長できたように思う。

もしも今の英語力で海外生活をスタートしてたなら、この7年間は全く違うものになっていたとは思う。だから、英語圏に住むなら絶対英語ができた方が良いに決まっている。けれども、はじめできなくても何とか生きていける。

次の7年、このままグラスゴーに留まるか、UK内のどこか、国へ移るのか、さらには日本に戻るのか、正直自分でも全くわからない。一応probationary periodは前倒しでクリアすることになりそうだから、visaの問題がなければ、グラスゴーで残りの人生を送ることは一応可能にはなりそう。それはそれで悪くない。むしろ、グラスゴーは思ってた以上に良い所だから、良い選択肢だと思う。

UK内、別の国への再移住の可能性もそれなりにあるとは思うし、気持ち的にそういう部分もある。

日本に関しては、年々、日本で生活する適応力が低下しているかもしれないから、実は、言葉を超えた部分で結構苦労するんでは、という気もする。。。そもそも日本でポストを得るチャンスすらないという話もあるが。。

とにかく、この7年間で価値観からいろんなものが大きく変化した。それについてきてくれた家族にとにかく感謝しつつ、次の7年間も人生勉強していきたいところです。