2009年10月31日

ベルギー旅行

ベルギーに行ってきました。
目的はLeuvenでのミーティングへの参加。

実は、ベルギーどころか、この歳にしてヨーロッパ本土は初上陸。
ということで、かなりオノボリさん的に、出発日火曜日から帰国金曜日までのことをダラダラと。

火曜日

飛行機は19時台発。
17時頃バスで大学からニューアーク空港へ。
最近、go28なるバスラインができたので、それを利用してみた。
バスはきれいだし、空港まで20分くらいで行けて確かに便利。値段は1ドル強。
が、ニューアーク市街を走るだけに、乗客のみなさんはなかなかだった。。。終日走ってるみたいだけど、暗い時間帯は1ドル強と命の重みを計りにかけて乗るか意思決定した方が良いかも。。。

飛行機はJet Airwaysというなぜかインド系の会社。
ブリュッセル経由でムンバイまで行く飛行機だったので、ほとんどの乗客はインド人だった。

機内食はカレー!

カレー、サラダ、ヨーグルト、デザートとなかなか充実していた。
アメリカ系会社が出す、人の食べ物か?と思うような代物よりも数十倍グッドだった。

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水曜日

朝7時台にブリュッセルに到着(と言っても空港はブリュッセルの郊外にあるから周辺は田舎っぽかった)。

それにしても、飛行機で寝るようにつとめたけど、体が重かった。。。
食事つきの夜行バスで遠距離旅行した感じ。

飛行機を降りたら、ギューリー先生とカムランがいた。
同じ飛行機だったみたい。

入国審査はいたって簡単。パスポートを見せて、ベルギーが最終目的地で、ビジネス目的で数日滞在するのみ、と伝えるだけでパス。

入国後、ギューリー先生はVIP待遇ということで、目的地Leuvenまでの送迎車が来ていて、一緒に載せてもらった。ラッキー。

空港からLeuvenまでは車で20分くらい。
逆向きのブリュッセル方面は大渋滞だった。
道はNJ州のそれよりきれいで、途中見える家もなんとなくきれいだった。

ホテルはBegjnhof Congres Hotel

部屋は14時ごろまで空かないということで、時差ぼけ解消も兼ねてLeuven市内を一人で歩き倒した。

Leuvenそのものは円形の古都で、「ベルギーのオックスフォード」という感じか。
歴史を感じるきれいな建物がたくさんあったけど街そのものは小さいから、街の主要部分は、数時間歩けばほぼ網羅できた。

主要スポットは
1.Groot Begijnhof
2.City Hallと周辺
か?

もちろん、街を歩いていると写真をとりたくなるスポットは他にもたくさんあって、全体的にきれいな街だった。

Groot Begijnhofはホテルのすぐ近くで、今も人が住んでる古い家がたくさんあるところ。wikipediaによると13世紀にさかのぼるらしく、確かに歴史の重みを感じ家々ですばらしかった。

City Hallは駅からLeuvenの中心に向かって歩いていくとわかる。
近くにある本を読みながら頭に水を注いでいるオブジェ?も印象的だった。

ランチはその中心の広場にあったレストランNotre Dameなるところに一人で入ってみた。
値段は良心的で、ビールとスパゲッティーで10ユーロ弱。
ビールはLeffeのBlondeを呑んでみた。

料理の味はいたって普通だったけど、昼間からビールを呑めてご機嫌に。
ビールはうまかった。(ビールなら何呑んでもうまいと言うかもしれんが)

ちなみに、近くには外のテーブルでビールを呑めたり食事できるカフェ形式のレストランがたくさんあって、良い感じ。

気候は軽く上着を羽織るとちょうど良いくらいで、寒くはなかった(決して暖かいわけではなく、NJ州と同じくらいの気温だった)

食後にゆっくり歩きながらホテルに戻ったら部屋に入れる状態になっていて、シャワーを浴びて爆睡。

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夕方からミーティングのスケジュールがスタート。

夕方は50人くらいのディナー。
場所はCity Hallの横にあるt’ Zwart Schaapなるところ。

ホテルからみんな貸切バスに乗ってレストランまで移動し、その2階を貸しきってのディナー。
ジョーさんが今回のミーティングの主旨について話をした後、ディナーコースがスタート。アクセル・ボルストさんの横に座っていろいろ話をする。彼はキーボードプレーヤーで作曲もするらしい。すごい研究者にはホント多才な人が多い。他には同世代の人や、Leuvenの研究者の人と少し話をするチャンスがあった。

10時半過ぎにホテルに戻ってきた。

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木曜日

終日ミーティング。

IMECで開催されて、スーパースターの話を立て続けに聞く。
僕は今回、digital posterなるプレゼンをする一員として招待されていた。10台くらいプラズマTVが並べられて、その一台を使って簡単なスライドプレゼンをした。カレルさんも少し聞いてくれてたけど、彼としっかり話をするチャンスはなかった。。。残念。。。けどジョーさんにはしっかり聞いてもらった。

夕方は泊まってるホテルの横にあるFaculty Clubなるレストラン?へ移動。
結婚式場みたいなホールでディナーコースを食す。

席に着く前、たまたまクリストフさんとホンの少しだけ話をする機会に恵まれた。
ディナーは同世代の人たちと座って、いろいろ情報交換。

かなりインテンスな一日だった。

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金曜日

帰国の日。

帰りもギューリー先生と同じ飛行機ということでVIP待遇のおこぼれを。。。
ケン・ワイズさんと3人で空港まで送ってもらう。

さらに、ギューリーさんはビジネスクラスだったから、一緒に列をショートカットしてチェックインさせてもらう。ビジネスクラスってホント待遇が違うんやな。。。。

出国手続き後はお互いお土産を買うということで別行動。

嫁さん指定のnauhausのチョコ、あとは今回ほとんど楽しむことができなかったベルギービールを1本買う。
いろいろ迷ったけど、結局WestmalleのTripelなるものに。あらかじめ買っていたGood Beer Guide Belgiumというベルギー・ビール解説本での評価が良かったので、とりあえず買ってみることに。実は、先日シカゴで知り合った方からアドバイスを頂いていて、メールをプリントアウトまでしていったのに、それを役立てるチャンスがなかった。。。リベンジしたい!

ちなみに買ったビールは、11月末にホームパーティーがあるので、その時に持っていく予定。

帰りの飛行機でもカレーが2回出る。
インドの人はホントに毎食カレーを食べてるんだろうか。。。

機内ではJulie&Juliaを観る。
素直に面白かった。

離陸から7時間くらいでニューアークに。

入国審査も無事にパスし、行きと同じgo28のバスで大学近くまで。
おそらくアジア人、旅行者は僕一人で、他はみんなニューアークに住んでそうな人ばっかりで、途中のバス停でどんどん人が乗り込んでは満員に。。。今回の旅行中、最もアラートレベルが上がった瞬間だった。。。たぶんもうこのバスは使わないかも。。。

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雑感

ベルギー、というかLeuvenはきれいな街で、次はプライベートでゆっくり旅したい国。結局、地ビール的なものは何も飲めなかったし、ディナーそのものは良かったけど、いわゆる地元の料理ではなかったから、フレンチフライなどは食べずじまい。なので、あまりベルギー旅行をしているという感覚は少なかった。

ということで、少しだけ体感した経験に基づくわけだけれど、基本的にすべて英語でいけた。LeuvenはFlemish(オランダ語)の地区になるけど、みんな英語を話せる感じ。英語で話しかけると何の問題もなく相手も英語で返してくれた。ただ、看板やメニューなどはオランダ語が多かったので、オランダ語を読めるともっと良いのだろう。

それから、人種については大半が白人で、それ以外の人種は1割にも満たなかったのではないか(主観的な統計)。なので、実際に住むとなるとそれはそれでいろんな壁があるのかもしれない。アジア人を嫌いな人は嫌いだろうしな。。。アメリカの中西部とかにはそれに近いところがたくさんあるのだろうけど、アメリカの多様性が生む懐の広さを改めて感じる結果になったのかも。

他には建物から感じる歴史みたいなものは、アメリカみたいに「若い」国とは質的に違ってたのは印象的。特にLeuvenは歴史があるからそれを一層感じたのかも。

と、短かったけど、いろいろ体験できる旅行でした。


2009年10月27日

詐欺を認めた?ベービー・アインシュタイン

わが子をアインシュタインばりにするべく、DVDやビデオを見せたけど、結局、アインシュタインになるどころか、悪影響さえありそう、、、そういうことは少し前に話題になっていたと思う。

結局、ディズニーはリファンドまでするらしい。。。詐欺を認めたことになるか?

この記事を見て思ったのは、最近、大人もターゲットにしたやばい商売はたくさんあるけど(もちろん、「脳」をくどき文句に使ってるものここでは意識している)、そういう悪徳商売をしている人たちはこのニュースから学ばないと痛い目に会うということ。それから、消費者側としてはこういう防衛策もあるということを知れて新鮮だった。

詐欺まがいの商売を徹底的に科学的に検証する、という研究はそれなりにサポートされても良いのかもしれない。

なんだかなぁ、という気もするけど、仕方ないのかも。。。

2009年10月26日

ため息のRutherford、歓喜のBronx

昨日、昼は水族館に行ってはまたハロウィーンイベントに参加し、夜はジャイアンツスタジアムへ。今シーズンでジャイアンツスタジアムは見納め。新しいスタジアムは、外見はいつでもゲームができそうな感じだった。

試合は対アリゾナ戦。

気候はこの時期にしてはマシなほうだったけど、ゲームは寒かった。。。
オフェンスもディフェンスもイマイチ乗り切れず、24対17で敗退。

ジャイアンツ、今シーズンはこれまで対戦相手に恵まれてたけど、実際はあまり強くないのかも。。。

が、試合とは関係ない、ハーフタイムショーのイタい犬には心底ウケた。。。
数万人の観衆ですごい「プレー」を見せてくれた。。。

一方、Bronxの方は大盛り上がりだったようで、アメフトの試合中、ヤンキースが逆転したらアナウンスされてRutherfordも盛り上がった。

フィリーズは強いからすごいワールドシリーズになりそうだけど、ここまでもう一つパッとしない松井にはぜひ頑張って残留の望みを少しでも残して欲しいところ。

と、昨日(というか今日)は、12時半ごろ帰宅して1時就寝。

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ちなみに、明日からベルギー行きのため、今日はなんとなくバタバタした一日でした。

Leuvenのことを少し調べたら、ウェブの情報だけでいろいろ調べられて、地球の歩き方みたいなガイドブックをもう買う必要がなくなっている。

wikitravelを基点にすると、入門編的な情報はあっという間にタダで入ってしまう。
便利な世の中です。

2009年10月24日

カバー

カバーストーリーに選ばれるとの一報!

これってホントに自慢になるかも(すでにしてるという話も。。。)

試しに嫁さんに自慢してみたら、その号買って実家に送んなさい!、と。。。

確かに。。。

けど、高いんだよなぁ。。。(送料もかかるし。。。)

ボスに買ってもらうか!?

それはともかく、カバーを作る時、日本らしさ、ワビ・サビを少し意識しました。

シカゴでの呑み会など

木曜日にシカゴから戻ってきました。
期間中のソーシャル関連(ようは呑み会)を中心にまとめて、最後に雑感を。

金曜日
ニューアークの空港で隣のラボのジャグディシュと会う。
同じ飛行機だった。搭乗まで話をしていたら、彼はポスターをシカゴ入りしてから仕上げるらしかった。。。度胸があるというか何というか。。。

それはともかく、昼ごろシカゴ入りしてシカゴ美術館へ。

有名だけにすばらしく充実した美術館だった。けど、オーディオサービスが有料だったため、それをケチってみて、わけわからんものはさっぱりわからんかった。またリベンジしたい。

夜は特に予定がなかったので、一人淋しく街を徘徊し、たまたま見つけたファーストフード屋で飢えをしのぐ。。。

ちなみにホテルはInterContinental Hotel

土曜日
夕方(いきなり)。
ルームシェアしてる3人プラス1人で、チャイナタウンまで歩いていって、中華をしばく。会場からチャイナタウンまでの道は、暗くなってからは歩きたくない道。ニューアークチックな香りがした。

食事の後は、3人でBlue Chicagoへ(北側)。

開店と同時に入ったので、ステージすぐ近くの席でブルースを堪能。
ギタリストはやさしそうなおじさんだったけど、最後にすごいパフォーマンスをしてくれた。
舌をピック替わりにするなんて初めて見たぞ。。。

演奏そのものは普通なのかもしれないけど、ライブのブルースなんて観たことなかったし非常にエンジョイできた。

日曜日
夜はブザキラボのパーティーに混ぜてもらう。
中華のコースをたらふく食べる。
Nadasdyさんと知り合う。

月曜日
夜、10人くらいの呑み会に参加。
非常に楽しかった。この日は、朝から風邪気味で声がかれ気味だった上に、ポスター発表、そして呑み会で無理して声を出したため、応援団に入りたてのペーペーのような声になって、3次会ではアウトプットをほとんどできない状態に。。。それでも結局、3時ごろまで呑んだ。人脈も広がって非常に有意義な呑み会だった。こういう友達の友達が友達になっていくというのはこういう学会ならでは。

火曜日
夜、いつも絡んでいる連中+数名で、Old Townの良いレストランに行って良い肉を食べる。前日、遊び過ぎた為、1次会で退散。

水曜日
ジョン・ハンコック・センターの95階くらいにある高級レストランへ。ヤロウだけで。。。
夜景、食事、そして値段、さすがという感じで、最終日に相応しい食事になった。会話も普段聞けない情報を聞けたりしてこれまた有意義だった。

二次会としてBlue Chicagoの南側へ。
立ち見を余儀なくされたけど、演奏そのものは楽しめた。
カバーが10ドルでドリンクは5ドルくらいだから、非常にアフォーダブル。

木曜日
飛行機が12時半頃で観光にはメチャ中途半端な時間で、結果的には朝起きて食事をして、空港へ向かうのみだった。2時間くらいのフライトだから楽チン。

NJに着いたら、暑かった。
期間中、シカゴも暖かいと思ったけど、やっぱりNJは少し暖かいみたい。

金曜日
お客さんが隣のラボに来られて一緒に食事へ。
短い時間だったけど、聞きたいと思ってたことも聞けたりしていろいろ収穫のある食事会になった。

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雑感

今回の学会、当初は何となく気乗りしなかったけど、当たれば確実に跳ね返されるその大きさ厚さを体感できて、やっぱりSfNはすごいなと改めて思った。やっぱりこの学会は通い続けないといけない。ホントにいろんなぶつかり方がある。

ただ、ソーシャルな部分に関しては「夜の部門」を除いては限界があるのは確か。
自分が発表したからといって、それで知り合いが増えるというチャンスは、小さいミーティングに比べて格段と落ちる。その辺を期待するのは別の場で、という戦略が良いのだろう。

それにしても、僕より一つ下の世代の人たちで文字通り活躍している人がどんどん増えてきて、自分もがんばらなあかんなぁ、と焦りに似たものを強く感じた。抜かれていくばっかりではつまらん。

シカゴはすばらしく良い街だと思った。1週間ほどの滞在だったけど、文化的にも非常にインテンスな感じ。学会会場もデザイン、機能性ともに良く、これからも定期的に開催し続けて欲しい。ただ、ホテルなりバスルートなりをしっかり選ばないと、会場にたどり着くまでがかなり大変そう。

2009年10月15日

明日から学会

明日からシカゴ。シカゴは初めてだからメチャ楽しみ。

毎年、いろいろ聞いて頭がパンクして結局身にならないことが多いので、今年の課題はフォーカスを絞って勉強すること。

さっき気づいたけど、今年のアブストはkindleで見れるみたい。
アブストシステムをソーシャルメディア的な使い方ができるとホント便利だと思うけど、パッと見た目、例年と同じだったから、今年はほとんど利用せず。

というか、呑み会、観光、知り合いと会うプラン以外何も立ててない気が。。。

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ちなみに今日は、学会の準備やら書き物やら。

途中、ブレーキング・ニュースが飛び込んできて、ちょっと集中力をそらされた。
この家族の奥さん、日本人やないか。。。ネタとしては良いけど、イタい家族やなぁ。。。

それはともかく、学会後の旅行(出張?)のために、インターナショナルオフィスにスタンプを昨日お願いしたら一日でできた。少し前は1週間かかってたのに、えらくシンプルになってた。次からは直前で良いみたい。

2009年10月13日

kindleその後

インターナショナル版のkindleが出て、洋書、英字新聞などを例えば日本にいながらネットワーク経由でダウンロードできるらしい。まだ日本語の書籍をkindleで読むのは無理みたいだけど、それができれば、ホントに本の世界は変わっていく。

kindle2使い始めて半年経って、使い勝手はそこそこわかってきたつもりなのでキンドルについて思うところを。

1.text-to-speech機能
本朗読機能。本によってはこの機能が禁止されていることもあるのは残念。けど、これを使うと本を読むスピードと理解の向上、英語リスニングのトレーニングにもなって非常に良い。キーパッド部分のボタン(↑+SYM)を押すだけで、text-to-speech機能にショートカットできて便利。ただ、たまにおかしな読み方をするので、機械が読んでいるから仕方なし、という忍耐力は必要か。

例えば、通勤電車でキンドル片手に本の読み聴きに使える。つまらない英会話教材でなく、自分の読みたい本や新聞記事で英語リスニングできる。

2.メモ、ブックマーク機能
本を読んでいて、気になるフレーズ、ページ、残したいコメント・考えを簡単に記録できるのも良い。
気になるフレーズにはアンダーラインを引いたり、いわゆるドッグイヤーとしてページの隅を折っておける。読んでいてふと思ったことをコメントとして保存もできる。

しっかり読み込み、一通り読み終わった後もチェックし直したい場合、この機能は便利。

ただし、その記録した情報の管理・活用するための機能がイマイチ。
たくさん記憶させている本ほどそれが如実にあらわれる。このあたりは、あとでPCなど大画面のデバイスと連携できたりすると非常に良いのに、と思う。(が、著作権の問題があるだろうから、そう簡単ではないのだろう)

3.価格
1年も使い続ければ、本体価格を十分取り戻せる印象(本、新聞、雑誌を購入し続ける前提で)。

例えばニューヨークタイムズを例に取ると、少なくともホームデリバリーで読むのに比べれば毎月30ドルくらいお得(ネットではタダだけど)。

他の本も、定価より安いし、値引きされたハードコピーと比べても少し安く、ハードだと送料と届くまでの時間がかかる。さらに、一時的にタダの本なんかもある。なので、利用すればするほどデバイス代が浮く勘定になる。洋書を定期的に読むことにコミットできるなら、この300ドル弱という価格は高くない。しかも最近、円高だし。

4.読みやすさ&買いやすさ
PCで文章を読んでいると目が疲れる。けど、キンドルの場合、普通の本を読むのと同じ姿勢で読め、同じ疲労感。e-inkの技術、一見シンプルだけどすごい。

ただし、アカデミックな教科書のように図がたくさんある本をキンドルで読むのはNG(kindle DXなら良いのかもしれない)。

すべてのキンドル本にはサンプルがあるので、それをまず読んでみて、読みやすそうと思ったら買う、という戦略が良いか。

まずサンプルをダウンロードしておいて、キンドル上で評価して買うか決めれる。買うのは、そのサンプル経由でキンドルショップにアクセスして購入ボタンを押すだけ。2,3ステップ。するとホントに60秒以内には本が送られてくる。

キンドルショップはPCで見るアマゾンのページと基本的に同じ構成で、関連本へのリンクやコメントもあったりして非常に便利。ようはその場で関連書籍コーナーを閲覧している感覚。この辺の便利さはアマゾンならではなのかも(その分、買いすぎないように気をつけないとアマゾンの戦略にまんまとハマる)。

5.PDF変換機能
PDFをキンドル用フォーマットに変換する機能があるけど、結局それは最初少し使っただけで使わなくなった。やはり図が埋め込まれているPDFファイルを変換するとひどいことになって使えない。

ただ、文書だけならtext-to-speech機能を持つファイルに変換されるからその点は便利かも。

6.その他の機能
mp3ファイルを聞けたり、ウェブブラウズ機能もある。けど、それは全然使っていない。音楽を聴きながら本を読むことが好きな人には良いかもしれないから、それは人によるかも。

インターネットにアクセスするなら、iPhoneの方が断然良いと思う。そもそも画面が白黒で遅いし、ウェブブラウズには向いてない。

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デジタル本そのものは、kindleを買うまで非常に懐疑的だった。けど、今は非常にポジティブにとらえているし、おそらくアナログレコードがCDに変わった時くらいの時代にあたるんだろうなぁという気がする。デジタル本の話題はどんどん熱くなってるから、これから数年でどんどん進化して、本のあり方そのものが変わっていく気がする。その分、デバイスなどが次々アップグレードされて、価格も安くなったりするだろうから、その辺は織り込んだ上で買わないといけないのかも。


2009年10月12日

恒例イベント

毎年恒例、学会前のミニシンポジウムが研究所で開催された。

昨年はうっかり登録し忘れてたけど、今年はしっかりポスター発表。

といってもポスターは土曜日に「下書き」が出来上がったばかりで、本刷りは今から。
なので、パワーポイントのスライドを特別に作って(時間がないのにそんなことして時間浪費してるし。。。)、一枚一枚プリントアウトしてはポスターとして使用。

見た目、非常にショボいポスターだったけど、1時間半の発表時間で、4,5回話せた。
良い練習になった。
頭の中ではつながってたつもりでも、実際にアウトプットする時に苦労するポイントがはっきりするから非常に良い。

他の人に説明している途中、研究所のチェアが来て、ちとビビりながらプレゼンしてたら、プレゼンが終わった直後に、質問でなく、ビザ絡みの業務連絡をもらう。。。とりあえず、来年の春以降もいて良さそうな感じ。ポスターに関する質問はなかったから、プレゼンが終わるまで待ってくれたのだろう。。。喜ぶべきか否か複雑な心境だった。。。

ところで、毎年朝一はオーラルセッションで、今年は女性が大半を占めていた。
実際、30~40%は女性だと思うけど、10年もしたら完全女性優位の業界になるのやもしれない。優秀な人はホント優秀やもんな。

今年のノーベル賞と絡めて、何となくそんなことを感じた。

Boo

今日はBronx Zooへ(またか)。

季節柄、ハロウィーンイベントが開催されてた。昨年と比べ、今年の企画は全然違ってた。

すべてキッズ向けとはいえ、ライブ、迷路、ちょっとしたショー、クラフト、トリート、そして肝試しまでなかなか盛りだくさん。動物を観るというより、そっちのイベント中心でまわる。

カボチャ職人?がもくもくとカボチャを彫ってたけど、あれって芸術だな。故マイケル・ジャクソンのカボチャもあった。スリラー

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ハロウィーンは日本でも流行ると楽しいと思う。そもそも子供から大人まで楽しめるし、衣装といったハロウィーン関連の商売も盛り上がるようだし、ビジネスという意味でも良いんではないか。

2009年10月11日

ALDS 1


昨日の2戦目はすごい試合だったけど、1戦目に行ってきた。

まず、チケットは正規料金で買えた。
オンラインの一般販売で意外とあっさり。
取った席は2階スタンド席。


レフトのホームランポールより少しファール側。
値段はタックスなど入れて70ドル強。

プレーボールの前に選手紹介があるけど、プレーオフだからコーチから控え選手まですべてを一人ひとり紹介しては、フィールドに並ぶ儀式があって、レギュラーシーズンとは違う雰囲気だった(オールスターをもう少し地味にした感じ)。ちなみに、王建民もベンチ入りしてた。。。




CASIO広告の上がスタメン。

他に違うのはやはり応援。
守備の時、2ストライクになると大抵総立ちになって三振を急き立ててた。
点を取った時、見ず知らずの人とハイタッチしたりしてたもんな。。。


試合は7-2で快勝。
点を取られそうで取られないのがヤンキースの強さなのだろう。
そして、暴力的な打線でしっかり点を取る。

松井のホームラン、滞空時間の長いホームランでした。




ゴジラ用ホームラン映像まで用意されているとは知らんかった。。。

サバシア、チェンバレン、ヒューズ、リベラとスター投手は一通り見れて、非常に満足の試合でした。

ちなみに、ヒューズが少し心配。
昨日も打たれてたし、2ストライクまで追い込んで打たれてる。
ヒューズが8回をしっかり抑えてくれないといくら打線がすごいと言ってもやっぱり心配。

それにしても、昨日は神懸ってた。審判も協力してくれたしな。。。
けど、この強さだともしかするともしかするかもしれない。

ワールドシリーズ、一回はナマで観てみたい。
できれば優勝パレードも。。。

2009年10月5日

SCAM

最近、黄色のハガキを受け取った。
そこには、車の保証期間が切れるからすぐに電話しろ、とあった。

ハガキの送り先はDealership Warrantiesなるメリーランド州の会社。
すぐ電話しろ、以外詳しいことは書いてなかったので(例えば車種すら書いてない)、とりあえず電話する前に
dealership warranties 12131 dorsett rd
ググってみた

なるほど。とってもとっても評判の良い会社みたい。。。

もしもそんな黄色のハガキを受け取ったら、他のダイレクトメールと一緒にゴミ箱へ捨てた方が良いようだ。

危うく電話するとこだったぞ。。。

SCAMから守ってくれてありがとう!グーグルさん!

というか、個人情報が盗まれてるのは間違いないな。。。大丈夫か?

本イベント

コロンビア大構内で開催されたGreat Children’s Readなるイベントに行った。

タイトルの通り、キッズのための本イベント。
ちょうど2年前も行って楽しめたので、今年も行ったみた。

内容はそれなりに盛りだくさんで、メインステージではライブショーがあって、昼ごろ、Hip Hop Harryなるキャラが登場しては親も一緒に踊ってる家族が多数。やっぱり黒人の人たちのノリ、センスは一味違った。。。



他にはスポンサーが出してるテントの下でキッズが喜びそうな企画がたくさんあって、一通りまわったら数時間経過。

本を買ったりしない限り、全部タダというのもありがたい。
天気も良かったしたくさんの家族連れで賑わってた。

ちなみに、今回も駐車場所を探すのにえらく苦労した。
結局、10ブロック以上北の、しかも橋の上に路駐した。120丁目前後で遊ぶなら穴場ではありそう。
ちなみに、近くの車の窓ガラスが割られてた。。。たぶん、カーナビか何か入れたままにしてたのだろう。いつやられたのか知らないけど、気づいたらショックだろうなぁ。。。穴場になりそうなところに停める場合、明るいうちに帰らないといけないみたい。。。

ところで、ミネソタとデトロイト、結局プチプレーオフやるらしい。。。

NFL、ジャイアンツ、またもや楽勝だったけど、マンニングの足かなり心配。ダラスの試合は最後だけ観たけど、残り1秒までわからないすごい試合だった。。。けど、これで2敗目。

2009年10月3日

7年後、7日後

東京もシカゴもマドリードも残念。
東京が落選した時点で、ラボのスペイン人二人と、なぜかイスラエル人二人から
You are out.
とか
I’m sorry.
とか、言われた。。。

が、ブラジル人はラボにはいてないから、結局、全員落選。。。

今から7年後に起こる大きなイベントのうち、予測できる数少ないことが決まったことになる。あと予測できることは、自分や家族の年齢くらい?自分がどこで何してるかすら予測できん。。。希望はたくさんあるけど。。。

スポーツと言えば、来週からプレーオフ。
が、昨日のヤンキースの負け方はかなりまずい。。。対戦相手もまだ決まってないし。。。けど、レッドソックスとエンジェルスがつぶしあってくれるみたいだから、ディヴィジョンシリーズはぜひとも楽に勝ち進んで欲しいところ。

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ところで今週、ゲラが届いた。
11月出版予定と言われている割には早い。次号に出たりすると、学会前だしちょうど良いのだが。(ちと期待)

一方で、なかなか思うようにはいかん日々は続く。。。

サイエンスと言えば、来週、ノーベル賞ウィーク。
医学・生理学賞でWebbやDenkあたりもらったりしないだろうか。
日本人も候補として何人かいてそう。

結局、7年後どころか、7日後すらしっかり予測できない。

2009年10月1日

スイスと日本

NYTのこの記事。考えさせられた。

Hiroko Tabuchiという方はなかなか切れ味するどい記事を書かれる。
たくさんの数字をもって、日本の過去の栄光は捨てましょうと書かれていると解釈した。
Now, many here ask whether Japan is destined to be the next Switzerland: rich and comfortable, but of little global import, largely ignored by the rest of the world.

一番印象に残ったフレーズ。

正直、スイスなら良いイメージの国だし悪くないかも?というのが第一印象。が、スイスの人たちからしたら、日本と一緒にすんな、と言われそうな気もする。。。

国民性がどれくらい違うのか、正直スイスのことを全然知らないから比べられないけど、イメージとしてはスイスの方が日本よりのびのびしてるんではないか。一方、食べ物に関して、日本は世界トップクラスを維持しそうな気はする。温泉もあるしな。確かにcomfortableな要素はあるけど、日々の生活として考えると、毎日温泉につかるわけにはいかんし、comfortableという状態は住むとそうは続かない気もする。。。

richというのは、一部の統計上はしばらくそうなのかもしれないけど、個人レベルではそうでない人がたくさん増えているわけで、借金まみれの国だから実質richでないし、この記事の他のコンテンツとも矛盾するからrichに関しては違う方向なんだと思う。

とにかく、「日本」に対するイメージを現実の日本と照らし合わせて捉え直そう、ということなんだろう。価値観の変化を求められているんだと思う。

というか、資源も国土も少ないのに、日本はホントよく頑張ったと思う。それは誇るべきこと。だけど、それに乗っかってても、乗っかるだけの土台がもともともろいわけだから、常に適応し続けないといけない。つまりは守りに入るべき国ではないのに、長い間守りに入ってたから、こうして現実と理想のギャップが露骨に出ているんではないか。

イノベーションとか今更騒いでも、すでにイノベーションを育くめないくらい土地が痩せてしまってるから、かなり時間がかかる。種まきの前に土を耕すことからしないといけない。新しい芽がなかなか出ないなら、すでに出てる芽でなんとかしましょう、となる。

古き悪しき体制があったら、それをホントになくさないとダメ。問題は、お歳をめされた方々が、これでいいんじゃ、と思うこと。上の世代の人が個人レベルの合理的な行動をとるのではなく、若い世代の人たちのことを本気で考えて行動してくれないと、若い世代は「最近の若者は元気がない」ままで、今の軌道は変わらない。

いっそのこと、年金を支えてる若い世代が一気にいなくなくなると、上の世代は、こりゃ困った、となって共倒れになるか、重い腰を上げてくれるのだろうけど、若い世代が日本からいなくなることは現実的にはないから、日本にいてる若者はどんどん「逆ピラミッド」の下で苦しむことになる。逆ピラミッドだと上に登ることは物理的にさらに難しい。だから、古き悪しき体制はホントになくさないとダメ。

ちょっと脱線したけど。。。