今週月曜日から昨日まで札幌へ。
目的は北大のシンポジウムへの参加。
月曜日
行き、トラブる。。
先週土曜日、風邪で寝込んで、病み上がりの状態で月曜日朝大学へ行き、いくつか予定をこなし、昼、空港へ。
が、ヒースロー行きの飛行機が、整備不良で他の機体調達に時間がかかるとかで2時間遅れる。
もともとトランジットは2時間しかなかったので、成田の便に間に合わず。。。
2時間遅れてる間に、ヒースロー行きの別の便があって、それは予定通り飛びそうだったので、チケットを替えてもらえないか頼んだけど、ダメだった。。。(というか、ピンポン式に使用機体を替えられんのか。。。)
ヒースローのカスタマーサービスで、翌日の便と近くのホテルを手配してもらう。
ホテルと送迎バスのチケット、夕食・朝食バウチャーもしっかり支給してくれ、無駄な出費は全くかからなかった。(というか、高いホテルやら食事やらタクシー代を後で請求される前に、先手を打っとけ、ということなのだろう。。。)
ちなみに、ホテルはPremier Inn。
ホテルに着いて、火曜日に予定していた約束をキャンセルするメールを送る。。。
火曜日
飛行機は昼発。
実は、グラスゴーで預けたバッグを月曜日のうちに受け取るのが難しかったので(「どれくらい時間がかかるかわからないけど、手配してみるよ」とは言われたが、夜だったので、諦めて早くホテルへ行くのを選んだ。。。)、この日の便にしっかり載せてもらうようカスタマーサービスで念を押す。
12時間フライトで成田へ。
飛行機を出ると、僕の名前が書かれたカードを持ってる女性が。。。
イヤな予感。。。
案の上、バッグは同じ便で飛んでなかったもよう。。。(ガックシ。。)
滞在先までできるだけ早く送るから、ということで、その手続をする。
対応した若い女性はBritish Airwaysに勤めてる日本人女性だったけれど、対応は英国対応で正直腹が立った。。。(英国人なら、もともと期待してないから何とも思わなかっただろうが。。。)
BAサイテー。。。
さらに、成田・札幌間の接続も非常に悪く、数時間成田で過ごす。
16時半過ぎ、新千歳空港に到着。
そこは、雪国だった。。。
この日夜、シンポジウムのレセプションがあるにも関わらず、服は、移動中着ていたみすぼらしい服しかなかった。。。
ので、千歳空港でMUJIを見つけ、最低限の服を調達。。。
札幌も激しく雪が積もってた。。。スコットランドなんて穏やかな北国。
ホテルに着いたのは18時前。
月曜日に大学を出てからだと、45時間くらいかかった。。。
19時から宿泊中のホテルでレセプションがあって、シンポジウムがスタート。
レセプションが終わって、部屋でウトウトしていたら、フロントから電話がかかってきて、バッグが無事到着と。JALが超特配で届けてくれた。
これで、ガジェット系の電源復旧。。(電源ケーブル系もすべてバッグ内だった)
水曜日・木曜日
シンポジウムそのものは、札幌の近くのガトーキングダムというリゾートホテルで開催。午前中、駅前のホテルから、皆で大きめのバスに乗って移動することになっていた。
バスは11時過ぎ発だったので、10時台に、駅前のビッグカメラと大丸へ行って、うちへのお土産を大量購入。
ガトーキングダムは、バブリーな雰囲気で、J字型のビルがあり、それに囲まれるようにレストランスペース、そして外はプールになっていた。Jの先には温泉・スパがあるもよう。
シンポジウムは、電子科学研究所のリトリートのような感じで、研究所で働いている学生さんも含めて、みんなでそのリゾートホテルに宿泊しながらサイエンスを楽しむという感じのイベントだった。
2日間で5つのオーラルセッションがあり、各セッション、海外招待者・国内招待者・学内スピーカーがトークをし、ポスターセッションもある、という形式。
リゾートホテルらしく、休憩時間はコーヒーだけでなく、シュークリームをはじめ、一個100円以上をするであろうデザートが4品くらい出てた。。。
そして、バンケットでは、北海道ならではの美味しい食材を使ったパーティー料理が出てきた。。。ミニいくら丼なるものもあった。。。
バンケット後は、スピーカーたちは最上階バーで呑んでよし、ということでバーへ。
客室もゆったり目でかなりビップな気分を味わうことができました。。。
ちなみに、僕のトークは2日目最終セッション。神経科学関連は、そのセッションだけで、僕も含め3人がトーク。他のお二人のトークは刺激的で、2日間通して人脈も広がりとても有意義な機会となりました。
そのセッション後、シンポジウムはお開き。直後に出るバスに乗り、再び駅前のホテルへ。
ホテルにチェックインしなおし、一人で大通り公園まで歩いて、クリスマスイルミネーションを見て、駅近くの寿司屋で極上寿司を食す。
土曜日
朝6時の電車で新千歳空港へ行き、成田・ヒースロー・(なぜか)ガトウィック経由でグラスゴーへ。
成田発の飛行機はJALだったけど、機内食のデザートにハーゲンダッツのアイスが出たり、着陸前の食事でKFCが出たり、客室乗務員の多くが若くてきれいだったり、、、と良い感じ。
が、ヒースローのイミグレーションに1時間近くかかって、ますますヒースローが嫌いになった。。。
ヒースロー・ガトウィックの移動は、25ポンドのバスで、第三ターミナルのバスセンターからなら1時間30分くらいで移動できた。
ガトウィックでは、これまたBAの対応がサイテーで、しかもセキュリティーで「ランダム」な追加スクリーニングに合い、別室へ連れて行かれ、壁にあるスキャンの前でゆっくり回る、というスキャンを受ける。ついでに、人種・宗教についてアンケート質問を受ける。「ランダム」スクリーニングと言っていたので、その結果を分析して、ホントにバイアスがかかってないことがアンケート結果から証明されることを祈りたい。
21時半に自宅に到着。
大きなトラブルがなくても、ドア・ドアで24時間強の旅だった。
ちなみに今回、日本であまり時差ボケで苦しむことがなかった。無理やり朝起きて、少ない睡眠時間でもできるだけまともなリズムで過ごすのが良いのかもしれない。意外なことに、シンポジウム中居眠りすることもなかった。
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最後に、旅行中感じた日本に対する印象などを:
・マスク文化
空港というのもあるのだろうけど、数年前の豚フル以来、すっかりマスク文化が根付いた印象を受けた。しかも、若い女性がしているのを見ると、何となく寂しい。。異様。
・女性労働者
米英ではいわゆる低所得者の人たちが支えている部分を、女性、しかも若い女性がそれなりの部分担ってる印象を受けた。良い・悪い点両方あると思うので、どちらが良いという意見はないのだけれども、違う、という感想をただ持った。
・均一性
良い点としては、例えば、空港内で、誰に尋ねてもそれなりの返答が期待できた。米英ではありえない。
一方で、多様性が少ない分、居心地が悪いと感じると、ニッチを探すのが非常に難しくなるんだろうなぁ、というのは、今回に限らずここ数年思う。その点、特にアメリカのキャパは偉大。
多様性という点では、数年前と比べると、アジア系の観光客がたくさん来てるなぁ、という印象を持った。やはり中国からだったりしてたので、彼らにたくさんお金を置いていってもらうためにも、彼らとは何とかうまくやっていかんといかんのだろう。
・マナー
いわずもがなだけれども、改めてすごい国だと思った。空港のカウンター、インフォメーションカウンター、お店のレジなどなど。徹底している。ハズレが限りなくゼロに近い。心がこもっているかどうかはともかく、対応が丁寧だと対応される方はストレスフリー。その点、米国はサイテー。アタリが限りなくゼロに近い。。。UKは、日本の足元にも及ばないけれど、米国よりは良い、かなり。
・食事
特に北海道は世界一。
海外ならセレブでないと食べれないものが普通に食べれる。一方で、その世界トップクラスの料理で生計を立てている人たちには、その認識が少ないというかゼロ。もちろん、海外で勝負する場合、食材という限界はあるのだろうけれど、食事の体験は味覚だけで決まるものではないので、他の感覚を刺激する部分でも日本の料理はすごい。その辺をぜひ知ってほしい。
・選挙
行き、成田で待っていたら、北朝鮮のミサイルのニュースの合間に、政見放送をやっていた。ひどい。。。時代遅れも甚だしい。。。維新も登場し、橋下氏も出てきたが、何も変わらないというのが伝わってきた。
ちなみに、都知事選の政見放送もやっていたが、マック赤坂はやばい。。。確かに、みんな笑えば良い世の中にはなるとは思うが、笑えん。。。
それはともかく、今回の衆院選、自民党は圧勝するほど支持は得ていないだろうに(投票率が低すぎて)圧勝してしまったのが本質なのだろう。そこに日本が変わることを期待できない原因があるのだろう。。。投票先がないなら、無記名票の山を作り上げないといけない。支持政党ナシとして投票するのも立派な意思表示だと思う。
政治家も国民もメディアも、まともな相互作用ができないままだと、システムは変わらない。
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