2012年6月24日

グラント申請、夏学生


ここ2週間ほどで、グラント申請を4件ほど。


4つ中2つはPIとして。
1つはco-investigator (Co-PI)。
もう一つは8人くらいの大型プロジェクトの文字通り末席。

PIとして申請した二つ中一つは、学内の少額グラント。
今週か7月早々には結果が判明するもよう。アプリケーションも短く、締切2日前に初稿の形ができ、コラボ相手に見てもらい申請。

もう一つは、昨年送ったグラントのresubmission(つまりは、前回はrejectされた)。こちらも直前にバタバタと仕上げる結果に。。。大丈夫か?

co-investigatorのものは、結構重要かつインパクトがありそうな大型プロジェクト。一員に入れさせてもらえるだけでもありたがい。

最後の大型プロジェクトは、英国再生医療プラットフォームなるスキームで、なぜか僕もプロジェクトに入ることに。。。(再生医療のさの字も知らんのだけれども。。。) 具体的に僕が何に貢献するかも実は不明。。。

とりあえずは、短いアプリケーションによる1次選抜があるようで、その締切が今週だった。先週末の段階では、アプリケーションは全然形になってなかったけど、締切1日前と締切日にそれなりの形になってた。。。

僕がしたことは、アプリケーション用に4行ぐらいの文章とCVを提供した程度。。。

fingers crossed。

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6月からsummer studentが各ラボにくる季節で、うちには2人の学生さんが来た。

一人は学内からで、少額研究費と学生さん用給料までついてる。

もう一人はグラスゴー大の学生さんがボランティアで働きたい、と言ってきたので少し働いてもらうことに。

最初の一週間くらいは一通りの仕事を教えるのに時間を費やす必要があるけど、期間全体を通して考えると生産性が上がるのでありがたい。

summer studentは学部3年生だけど、モチベーションも高いので、教える側としても非常にやりやすい。

「この論文、関係あるから読んどいて」、と渡したら、数日でしっかり読んでくれてた。

僕が学部3年の時、論文なんて全く読めなかった、というか読んだことすらなかった。。。論文を読む授業避けてたし。。。

それはともかく、この時期から研究経験を積めば、そうでない人と比べて、それなりの差はつくはず。その差は、例えばPhDのアプリケーションの時ですら、CVという形であらわれる。さらにホントに優秀な人材だったら、その差はスノーボール現象化するのだろう。

2012年6月17日

ギリシャ・送別会


Euro2012では決勝リーグに進んだことだし、その勢いで、今日の選挙もイイ方向へ(何が良いかはともかく)と願いところ。が、BBCのわかりやすいページによると、世論調査では相変わらず硬直状態とのこと。。。

連立政権樹立に失敗すれば、また第3ラウンドへ突入のリスクもあるとか。。。

選挙戦より、政治家で落とし所を協議し続けたほうが良いのではないか。。。

ギリシャの人たちの生活はすでにすごい状態みたいで、どちらの選択も短期的には希望を持てるものではないだろうから、投票はホントに難しいはず。政治家は良い側面だけ強調するだろうし、十分な情報を持って意思決定できてるとは思えない。

少なくともギリシャに関しては、随分前にtipping pointを超えてるだろうから、現実的にはもう一からやり直すしかないんではないか、という気もする。。。

ギリシャの外の人たちは、ギリシャがユーロに留まるのが一番良いんだろうけど、ギリシャ国民にとって中長期的にもホントにそうなのか、僕にはよくわからない。他の国も道連れ、的に投票する人もいるはず。

もしもギリシャがユーロを離脱する場合のシナリオとしては、今回の再選挙が決まった直後のブルームバーグの記事がある:こちらこちら

最近、中国も減速傾向が明らかになってきてるみたいだから、年末までにかけてすごいことになって、想像してたより悪い年がしばらく続くことに備えておいたほうが良いんだろう。。。

楽観的に考えられる要因・根拠がどこかにあるのだろうか。。。

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そんなグローバルな話はともかく、金曜夜、半年間働いてくれたエラスムス学生さんの送別会。
大学の近くのイタリアンカフェへ。

彼女には、実験手法の一つの確立に貢献してもらいました。教えたことは基本的に一回でマスターしてくれ、たくさんデータを出してもらって非常に助かりました。

同時期に、エラスムスの学生さんたちが欧州各国から集まり、別のラボに所属しつつも寝食共にし、たくさん友達ができたらしく、非常に良い経験ができたとのこと。うらやましい。。。

こちらとしては、初めての学部学生さんということで、どれくらいのレベルで教えれば良いかちょっと難しく、もう少しうまくやれば、彼女のポテンシャルをもっと活かせた気もする。。。このあたりは課題が大いに残る。

ディナーの最後に、この本をプレゼント。包装は彼女がジャーナルクラブとして紹介してくれた論文のコピーを。

チェコに戻っても頑張って欲しいです。

2012年6月10日

Jubilee、トーチなど


ここ数週間のUK内や比較的ローカルなトピックをまとめて。

Diamond Jubilee

スコットランドでもユニオンジャックを結構見れるイベントだった。コンサートは、前日のPageantとメリハリがついててなかなか素敵だった。コンサートだけならともかく、こういうコントラストは、アメリカでは体験できなかった演出ではないか。


トーチリレー

金・土とグラスゴーにトーチが来た。
ちょうど長女のダンスショーと重なって、イベントには何もいけなかったけど、ジョージスクエアはイベント会場として盛り上がってたもよう。


日本イベント
今日はグラスゴー大の近くで、日本イベントが開催され家族で行ってみた。

屋内イベントで、寿司などのお店、折り紙・習字等のイベントコーナー、さらには合気道・盆踊り体験まで、盛り沢山だった。

地元のスコティッシュの人たちも結構来ていて、エンジョイしてる雰囲気だった。日本の文化は強い。

こういうイベントは、娘たちにも「日本」を少しでも体験させられる良い機会だからホントありがたい。


David Livingstone Centre
Jubileeの先週日曜、近くのDavid Livingstone Centreへ行った。

National Trustの一施設で、スコットランド・UKを代表する探検家・アフリカ開拓者のDavid Livingstoneの観光施設。うちから車で15分くらいのところ。

この人のことは全然知らなかったので、良い歴史の勉強になりました。

National Trustの施設には大抵子供が楽しめる「仕掛け」があって非常に良い。親だけでなく子供も全展示を見るように工夫がされている。

このDavid Livingstone Centreでも「ライオン探し」が仕込まれてた。

ちなみに、今年からNational Trustの会員になったので、週末の選択肢が広がった。そんなに高いものではないので、これはお薦め。


海水浴とBBQ
少しさかのぼって5月末。

1週間くらい連日夏日を記録し(グラスゴーではありえない。。)、Troonの海水浴場へ行ってみた。

ここは超遠浅。干潮だったから、浜辺から海まで100m以上あったんではないか。
海水はさすがに冷たかったけど、子供、特に長女は、持参した砂遊びグッズでエンジョイしてたもよう。

早めに帰り、この日の夕食は、念願の、自宅でのBBQ。アイスまで外で食べれて、至福の時を過ごす。。。

が、これは一年に一度きり、と言わんばかりに、その「夏」の後、またグラスゴーの夏になった。。。

上着必須。早朝、吐く息が白い日すらあり。。。

2012年6月9日

Probationary period終了


今のポジションに就いた時、当初3年間というprobationary periodという見習い期間的な条件がついたけど、今年度をもってパスすることに。

probationary period、当初アメリカのテニュアトラックのUK版、と思っていたけれど、全くそんなものではなく、ホントに「見習い期間」と呼ぶのが相応しいものだった。

テニュアトラック制度のないUKでは、このprobationary periodがついてることが多いらしい。

審査プロセスは、
1.毎年恒例パフォーマンスレビューのペーパーワーク
2.所長によるインフォーマルインタビュー
3.申請書作成
4.学部レベルの審査委員によるインフォーマルインタビュー
5.審査会
6.結論
という流れだった。

ペーパーワークが2つあったけど、分厚いものを用意するのではなく、ウェブベースのフォームと3ページ程度のフォームだけ。前者は数時間、後者は数分で済む程度のものだった。

インフォーマルなインタビューは、文字通りインフォーマルで、所長とのそれは、簡単な確認と短・中期的なアドバイスをもらったり、同じ神経科学者だから研究の話も少し、というものだった。

学部の審査委員とのインタビューでは、一人の方のオフィスを訪れ、提出書類に関していくつか、これまた確認程度の、質問を受けてそれに答えるくらいだった。

そして、審査会の結論を、今週手紙として受け取った。

その文面では、4つの外部資金を獲得したことが評価されていた。フェアに言って、額としては全く大したことないのだけれども。。。

それから、ポジションとして研究重視というのがあったからか、教育面で一部プロセスは未経験だけど、問題なかったもよう。

ちなみに、
terms and conditionsはそのまま
とその手紙には明示されていた。。。

騙されてる気もするのは、気のせいか。

少なくとも、これによって特別給料が上がるわけではないし、visaが取れなくなったら意味がないから、実質的変化は基本的にゼロ。

むしろ、これを口実に、もっと大学に貢献するよう、教育やら雑用の量を増やされるリスクがある。。。

おそらく、probationary periodとは、働かない人を雇ってしまった人を解雇するための、雇用者側の都合の良い制度なのだろう。

一方で、この制度そのものからのプレッシャーは、例えばアメリカのテニュアトラック制度と比べると、限りなくゼロに近いだろうから、その点は僕にとっては非常に良いと思った。

が、みんな口を揃えて外部資金獲得はますます難しくなっていると言う。なので、その意味でのプレッシャーは今後増すのだろう。その点では、ポジションそのものはパーマネントといっても、研究費は時限的なわけで、お金が尽きたらそれで実質終わり。

その意味でも、何も変わらないし、むしろこれまで以上に頑張らないといけない。。。

そんなprobationary periodだった。

過去の関連エントリー
probation meeting
Work Loads Meeting

2012年5月27日

7年


5月23日で海外生活も丸7年経過。

この間、家族が一人増え居住国をスイッチし、と公私共に大中小いろいろありました。グラスゴー生活も2年弱。UKや大学関連のシステムは、日本とも米国とも結構違うから、未だにいろいろ勉強中。研究という点では一応やりたいことが、自転車操業的な状態だろうがなんだろうが、なんとか回り始め、家族もグラスゴーにすっかり(ある意味僕以上に)馴染んで悪くない。これまでのところ。

7年前に今の状態なんて選択肢にすらなかったから、人生なんて何が起こるかわからない。

気になる英語に関してさらにコメントするならば、やはり7年というのは、変化を起こすのに十分な長さだと思う。

スコティッシュアクセントはもちろんのこと、「普通の英語」でも聞き取れないことは、情けないけど、今でも結構ある。。。それでも、コミュニケーションは最低限とれ、電話なりskypeでのコンファレンスも、やれ、と言われればできなくはない。こちらが言うことは、100%は無理でも、おおまかな意図は伝わる(と信じている)。発音はともかく、少なくとも文法は全く気にする必要はないことを学んだ。

読みに関しては、スピードはどうか知らないけれど、論文や新聞をできるだけたくさん読むよう心がけてきたおかげか、問題はほとんど感じない。今は日本語より英語を読む量の方が圧倒的に多いと思う。こんなブログでもやらないと、日本語で文章を書くということがメール以外なくなるんではないか、という気すらする。。

書きに関しては、スピードと正確性でかなりハンディを負ってるけれど、一応外部資金もいくつか調達でき、in progressという感じ。

これでも7年前と比べたら、大成長だと思う。聴けない・話せない・書けない、の3拍子揃ってたから。。。

米国時代は正直あまり英語を使わなかったけど、独立してからは研究関係で日本語を使う場面がほぼ皆無になり、そのおかげでいろいろ成長できたように思う。

もしも今の英語力で海外生活をスタートしてたなら、この7年間は全く違うものになっていたとは思う。だから、英語圏に住むなら絶対英語ができた方が良いに決まっている。けれども、はじめできなくても何とか生きていける。

次の7年、このままグラスゴーに留まるか、UK内のどこか、国へ移るのか、さらには日本に戻るのか、正直自分でも全くわからない。一応probationary periodは前倒しでクリアすることになりそうだから、visaの問題がなければ、グラスゴーで残りの人生を送ることは一応可能にはなりそう。それはそれで悪くない。むしろ、グラスゴーは思ってた以上に良い所だから、良い選択肢だと思う。

UK内、別の国への再移住の可能性もそれなりにあるとは思うし、気持ち的にそういう部分もある。

日本に関しては、年々、日本で生活する適応力が低下しているかもしれないから、実は、言葉を超えた部分で結構苦労するんでは、という気もする。。。そもそも日本でポストを得るチャンスすらないという話もあるが。。

とにかく、この7年間で価値観からいろんなものが大きく変化した。それについてきてくれた家族にとにかく感謝しつつ、次の7年間も人生勉強していきたいところです。

2012年5月13日

PDF管理ソフト


PDFファイル管理ソフト3つ、この週末試してみたので覚書。(他にも良いソフトがあったらぜひ教えて下さい)

1.Qiqqa
結論からいうと、これをしばらく使い続けてみることに(こちらから登録可能)。

<長所>

  • 多機能
  • PDFへのハイライト・メモ機能などあり
  • google scholarとの連携が良い
  • Android版あり
  • Mendeleyなど他のソフトからデータをインポート化


<短所>

  • 論文メタ情報を取り出しは"BibTex sniffer"経由での手作業(ただ、かなり簡単)
  • 一部PDFファイルからテキスト情報をうまいこと取り出せない
  • iPad, iPhoneアプリなし


iPad、Mac愛好家にとっては、現時点では使い物にならないけど、Androidに対応しているので、Android搭載タブレットが論文替わりになる。(タブレットがメチャ欲しくなってきた。。。)
iPadにも対応してくれるなら、ユーザー層も増えて将来性があるのではないか。


2.Mendeley
iPadを持ってる人にはこれがよさそう。

<長所>

  • PDFへのハイライト・メモ機能などあり
  • 論文メタ情報をほぼ自動で取得
  • iPad用アプリあり
*追記(5/14):コメント欄も御覧ください。

<短所>

  • 無料キャパ少
  • Androidに未対応


ソフト自体は非常に良い。ただ、iPadのみの対応なのでガジェットという点でも割高になる。

3.Papers
少しだけ試した。

<短所>

  • ソフト自体有料
  • PDFへの書き込み機能なし(これで魅力激減)



おそらく、どんなガジェットを持っているか、どんな論文の読み方をしているかによって、好みのソフトは変わってきそう。

コスト面を考えると、Android版タブレットはたくさんあってiPadより安い、それから無料機能キャパ、という点ではQiqqaが良さ気。この手のソフト初めて使ってみたけど、PDFファイルに簡単にハイライト・メモ+αを残せるのは非常にありがたい。ということで、今は300ポンドの出資でペーパーレス化が可能なもよう。

追記(5/14):勢い余って、タブレット注文。。。

2012年5月6日

選挙など


今週行われた選挙(統一地方選みたいな感じ?)では、労働党が議席を大幅に伸ばす。スコットランド内では、労働党とScottish National Partyは引き分け

注目されていたグラスゴーでは、労働党勢力維持。とりあえずめでたい。スコットランドはまだ黄色には染まらない。ただ2014年の国民投票までにどうなるかは気を抜けない。車で道を走っていると、SNPと書かれた紙やらポスターをよく見かける。

欧州全体では、今日行われているフランスとギリシャの選挙。フランスは下馬評通りいけば、socialistの大統領が誕生するとのこと。ギリシャの結果によっては、さらに不透明さ・混沌さが増していきそうな雰囲気。。。ユーロ解体への象徴的な一日になるのかもしれない。

先週話題に上げたアカデミック・スプリング関連では、wikipediaの創設者が加担することに。こちらはゆっくりだろうけど、ホント変わっていきそうな雰囲気。

日本の原発全停止はUKでももちろん報じられている。ドイツとUKの原発政策の対比が冷静に語られたりもしている。BBCニュースの読者コメント欄では、根拠のないrenewable推進コメントはネガティブ、交通事故の死亡者数と比較するコメントはポジティブ評価を集めていた。。死、というものだけを根拠に日本の非合理性を議論するなら、ガンやら心臓・脳の血管系のトラブルで亡くなる人の数を出すのが説得力があるとは思う。桁が違うから。ただ死だけではないいろんな問題が複雑に絡み合ってるから、日本語で情報を得てない外人さんには理解するのは難しい。。。とにかく、日本の政府は、中長期的な視点で議論をもっとして、どこへ行きたいかはっきりさせないと、日本はいろんなものを失っていくんだろう。少なくとも、原発全停止は、ドイツのような脱原発への意思表示とはまだ取られていないように思える。

2012年4月28日

アカデミック・スプリング


この一週間、UKでの注目ニュースは、フォンハッキング、それからダブルディップリセッション

前者では、今週The Leveson Inquiryなる公式調査会(?)の公聴会があり、BSkyB買収関連でトップクラスの政治家が関与してたことが判明したもよう。スコットランドのAlex Salmondも名前が挙がった(が、政治生命の危機ということではない雰囲気。。。ちと残念。。。)

後者は、この100年間で最低らしい。。。これまでのツケをどれくらいかけて精算しないといけないんだろう。。。

そんな中、個人的注目はAcademic Spring

何でもSpringを付けたら良いとは思わないけど、大学・研究業界にとっては奴隷解放運動的な歴史的イベントの一つになるかもしれない。

なぜ奴隷か?

研究者は、
論文を出す時に高額のお金を払わされ、
論文査読は無給しかも締切まで課せられ、
他人の論文を読む時も高額の購読料を払わされる。。。

同じ業界の「匿名奴隷」がNo、そしてエディターがNoと言う限り、仮にいくらお金を払いたくても、論文が世に出ることは、ない。。。

これだけ聞いたら、研究者は何てアホなんだ、と思うが、それはそれでシステムとしてsustainableだった。

が、時代なのか、元は税金でサポートを受けてる大学・図書館・研究者が雑誌社にボラれるのはおかしいんとちゃうか、というのが今回の一連のニュースの肝だと理解している。

数週間前ウェルカム・トラストが(実際、少し前から、いわゆるCNSに匹敵するopen accessの雑誌を立ち上げようとしている)、そして今週、論文市場最大手のハーバードがこのSpringに加担した。

おそらく図書館経営に困ってる他大学もこれに追随することは容易に想像できる。

連鎖反応が起こり始めてる。

この運動は、奴隷解放までは言わなくとも、オープンアクセスの流れをさらに強めるのは間違いなさそう。その点では、雑誌社への税金の流れが減り、その浮いた分、世の中をより良くするのに使えるかもしれない。

一方で、オープンアクセスそのこと自体で、税金を払っている人たちにどれくらい直接恩恵をもたらすかは、やや不透明。

というのは、同じ研究者でも、同じ神経科学者でも、自分の専門と違う論文全文を読むことは少ないし、読んでもそもそも理解できないことが多い。。。オープン・アクセスになったからといって、どれくらいの非研究者が論文を読むようになるのだろう。。。

その意味では、知識の壁を壊すSpringも必要。

もちろん、今回のSpringによって、サイエンスライターの人たちがオリジナル論文により簡単にアクセスできるようになる、という点では、そのSpringのための必須イベント、とも言える。ただ、その次のSpringには相当の時間がかかるか。

とにかく、雑誌社には、ペーパーレス化を進めて無駄を省き、より透明かつリーズナブルな料金設定をして、今の時代・テクノロジーにあったビジネスモデルを模索して欲しい。

研究者と雑誌社は共存共栄していかないといけない。

2012年4月15日

イースターホリデー


今年のイースターホリデーは、4月1日から4日まで家族でパリへ。
目的地は、€1.9Bもの負債を抱えているディズニーランド・パリへ。

1日(日)
飛行機は16時過ぎ発のeasyJet
子連れだとspeedy boardingのお客さんの次に案内してくれメチャお得。
前から5,6列目に座れた。

easyJetの利用、これで2回目だけど、ゲート・オープンからレディーになるまでなんとなく早い。

みんな、席は早い者勝ち、という心理があるだろうし、結果的にみんな早くゲートに来ては搭乗してくれるのかもしれない。だとすると、easyJetのこの戦略は革新的。

グラスゴーからパリCDGまでは1時間半。近い。その気になれば、日帰りもできるのではないか?

CDGからはTGVなる特急列車に乗って、Marne la val Ches駅まで。10分。

ホテルはMagic Circusで、駅前の54番バスのりばから無料シャトルバスに乗って行く。このホテルには、子供用2段ベッドがあって部屋そのものは快適。
朝食ビュッフェ、屋内プールもあり。

予約する時、ディズニーのホテルと比較した記憶があるけど、コストパフォーマンスはこちらが上、と判断して予約した気がする。もちろん、「ディズニーブランド」のヴァリューをどう評価するかによって、コストパフォーマンスは変わるのだろうけど。。

2日(月)
この日は、二つあるパークのうち、ディズニーランド・パークへ。中央のお城はsleeping beautyということで、ピンク。しっかり作りこんであった。

9時半過ぎにはパーク内に入れ、各エリアへのアクセスは10時から。
平日だったけど、イースターシーズン突入ということで、いろいろと並んだ。

一人のプリンセスと写真撮るのに75分も並んだり。。。

と、ファストパスを使っても思うようには回れなかったけど、娘たちはそれなりにエンジョイしてたもよう。

閉園間際のショーを待たずにホテルへ。

3日(火)
この日は、ディズニースタジオの方へ。
前日と同じチケットをプリントアウトしまってて、せっかく並んだのにゲートで文字通り門前払いされたけど(アホ)、何とかチケットを発行してもらい入場。。

一日2回スケジュールされてるカースタントのショーは文句なしですごかった。。

夕食は、Rainforest Cafeにて(なぜかアメリカン。。)

4日(水)
フライトは12時台だったので、朝、娘たちはホテル内の屋内プールで遊んで、空港へ向かう。
14時頃には入国審査を済ませ、無事グラスゴーへ。

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パリは就活で一回訪問して以来だったけど、今回はパリ市街へは行かなかったので、あまりパリへ行ったという感じではなかった。フレンチも食べるチャンスがなかったし。。

ディズニー関係、日本のディズニーリゾート、フロリダのディズニーワールドディズニークルーズ、そして今回と、えらくお金を使ってきたけれども、比較でいうと、今回のディズニーリゾートがいろんな点で最もコストパフォーマンスは低かった気がする。そりゃ負債もたくさん抱えてるわけだ。。

まず、以下のテクニカルプロブレムに遭遇
1.カリブの海賊
10分くらい並んで、搭乗までもう一息というところで、アトラクション中断。。。

2.バズの射撃アトラクション
何回も途中で止まるは、シューティング音痴のはずの嫁さんのスコアがありえないくらい大スコアになったりと、アトラクションになってなかった。止まった時、的狙い放題だったのは良かったが。。

3.ゴーカートのアトラクション
幸い登場した車は大丈夫だったけど、一部途中でエンストして、渋滞が発生してた。。。

4.アラジンのマジックカーペット
直前のサイクル中、停止。。。

5.スタジオ・トラム・ツアー
ディズニースタジオで長いバスに乗るアトラクション。
これまた搭乗直前、テクニカルプロブレムでバスが出発できず。

6.一部のアトラクション休止中
いくつかアトラクションが休止中だった。

とりあえず覚えてる範囲でこれだけ。
2日だけで。アメリカの二流リゾートでもここまではなかったように思う。

それから、夕食を食べれるところがパーク内にはほとんどなかった。
基本、ランチのみというレストランばかりだった。
営業すると赤字になるのだろうか。。。
せっかくのフランスワインを振る舞える店はどこにもないそうで、パリで営業してる意味があまりないといえばない。。。

ということで、ディナーは
初日はファーストフード。2日目はディズニーヴィレッジのRainforest Cafe
とかなり不本意なディナーだった。。。

と、残念なところは多いけど、やはりディズニーはディズニーで、プロフェッショナルなところのクオリティーはやはり高い。

キャラクターの対応(態度?)、一部アトラクションの演出、ショー関連はすごい。プリンセスも美人だったかも。。。

言葉に関しては、まずフランス語、続いて英語、という具合にアナウンスしてくれ、食べ物を買ったりするときもすべて英語でいけ、フランス語は不要だった。

お客さんは、欧州のいろんな国から来てる感じで、アジア系はかなりマイノリティー。わざわざアジアから来るくらいだったら、本場アメリカを目指した方が賢いといえばそうか。

ということで、プロフェッショナルさ、フランスらしさに若干欠け、ディズニーというブランドとフランス・パリという利点をあまり活かしきれてない感じでちょっと残念だった。

ちょうど20周年記念のイベントがあってたけど、次行きたくても行けない、なんてことがないように、経営を頑張って欲しい。

2012年4月1日

脳の中のウソ

脳の中は毎日がエイプリルフール。。。


大画面でぜひ。


AとB、どちらが明るい?
AとB以外を隠して比べてみるとホントの答えがわかります。

次は動画二つ。




聴覚だってウソをつく。
The Continuity Illusion
(リンク先ページの下にあるmp3を再生してください)
途切れてるはずの音がつながる。。

tritone paradox
いわばネッカーキューブの聴覚版


次の二つの動画は、複数の感覚の合わせ技

ba?ga? da?
音だけ聞くとba
口の動きはga
両方合わせるとda


脳は幽体離脱体験だって作り出す。

脳の中は毎日がエイプリルフール。。。