2012年7月16日

バルセロナ


ヨーロッパの神経科学学会FENSの学会のため、バルセロナに来てます。
スペインはもちろん、FENSも初めて。

バルセロナは適度な暑さの都会で、非常に良い都市。観光はサグラダ・ファミリアに行ったくらいだけれど、普通のアパートのバルコニーも何となくおしゃれで良い感じ。

地下鉄が便利。泊まってる宿は、会場から距離があるけど、市内は均一料金で移動できるようで、一回乗り換えれば会場へ行ける。

バルセロナの空港から市街地までもアクセスが比較的良い。

ただ、ニュースをつけると、消費税アップの話題をはじめ、財政危機関連の話題を扱っていて、大変さが伝わってくる。何を喋ってるか全然わからないけれど。。

その言葉に関しては、ホテルのフロントはもちろん、レストランなどほとんどのところで英語が通じる。英語は使わないようにしたいけれど、「オラ」と言った後は、英語で要件を伝えないとどうしようもない。。。

気候は、数日過ごした印象では、海岸沿いの都市だからか、風がよく吹いて心地良い。気温は30度くらいで、湿度は高くなく快適な暑さ。

人種は、アメリカでいうところのヒスパニック系の人がやはりというべきかたくさん住んでいて、白人もUKの人たちとは顔が違ってる。キリッとしたきれさを持つ女性が目につく。。。

---
FENSのミーティング。

初日は、テクニカルワークショップ、European Journal of Neuroscience主催のシンポジウムがあって、正式なオープニングセレモニーが開催された。

セレモニーは、地方特有のちょっとした見せ物があって、FENSのトップやバルセロナ市長(の代理)がスピーチして正式にキックオフ。このセレモニーはメイン会場で開催され、オーディエンスは椅子に座って、それを見て聴くだけ。

翌日からは、朝一、ビッグネームの招待講演、シンポジウムが並行していくつか走り、午前のポスター発表。午後はその逆で、ポスター発表、シンポジウム、招待講演の順番。

ポスターの張り出し時間は、午前なら、8時から1時過ぎまでだけれども、発表時間そのものはシンポジウムとはダブってない。みんなで移動しながらサイエンスを楽しむという、小規模の学会の形式が少し残っていて良い感じ。

ポスター会場もSfNのそれほど混んでなく、比較的ストレスは少ない。ただ、各セッション内のポスター演題はそれほどオーガナイズされていない印象を受けた。

量という点では、もちろんSfNには及ばないけれども、全体的な質は高く、USから招待されている人たちも多くて良い感じ。

まだ2日目が終わったばかりだけれども、今後は、FENSがある年はFENSへ、SfNは隔年、というのが良いのかもしれない。

FENSのもう一つ良い点は開催場所。2年に一度欧州のどこかの都市へ行ける。次回はイタリアらしい。

ちなみに、僕は昨日2日目の午前にポスター発表。意外と人の出入りがあったか。水曜日学会が終わったら、その足でマヨルカ島で家族と合流し、数日夏休みです。

4 コメント:

F さんのコメント...

いつぞかのFと申すものです。FENS、いいですね。神経行動科学に身を置いているものとして、欧州の堅実な研究にとても興味があります。機会があったらぜひ参加してみたいです。

FENSでの流行りもウィルスベクターとオプトジェネティクスだろうと思います。何か公にしていいような面白い情報がありましたら、ぜひブログにアップしてください。楽しみにしています。

ちなみに、マヨルカはドイツ人がいっぱいいます。ユーロビジョンお歌の会、スペイン票の?%はドイツ人がドイツのために入れていると噂されるぐらいです。

Shuzo さんのコメント...

Fさん
コメントありがとうございます。FENSのミーティングはホント良いです。オーラルセッションの質が非常に高く、いろいろ勉強になっております。2年後はミラノと、これまた魅力的な場所での開催とのことです。次回はFさんもぜひ。

F さんのコメント...

ミラノ、いいですね! それでは2年後に向けて、仕事をガツガツやっていこうと思います。最近、仕事でいろいろな方と出会うのですが、とても刺激的で自分の研究にプラスになっています。楽しみにしています。

Shuzo さんのコメント...

私もミラノへ行けるよう、まずはそのための旅費を確保します!