2009年1月30日

スーパーボウルCM

ニューヨークタイムズがこんなページを作っている。
スーパーボウルの過去のCM枠を業界ごとにまとめていて、一部のCMは見れる。

1984年には、YouTubeにもあるこちらのCMがあったりする。


マックが世に出る直前のCMらしい。

2009年1月28日

Jackson Pollock

今日は生誕97年記念とのこと。iGoogleで知った




映像でイメージトレーニングした後は、実践でも。。。

2009年1月27日

エディターの視点?

分野は違うけども、このEditorialは興味深い。

論文投稿時に抱く疑問にエディターが直に答えている。

例えば、
実際カバーレター読んでる?
原稿は投稿規程に完璧に合致してないとダメ?
といった疑問(本文では、その表面的な内容以上のことに答えてくれている)。

おそらくNature系以外の雑誌にも一般化できる部分も多々ある気がする。
が、実際、どうなのだろう?

一番興味深いのは最後の段落か。

サイエンスといっても、やはり人同士がやり取りする世界だから、こういうスベも大事なのだろう。実際、投稿前後に、メールや電話でエディターとやり取りする、という話はよく聞く。

だからといって論文が通りやすくなるかどうかはまた別問題だろうけども、知っておいて損はないか。

不況の終わりの始まり?それとも。。。

こちらの記事。

国籍を持っていない場合、この恩恵を受けれるのかわからないけど、悪い話ではないか。

それとも、5~10年後、共和党が優勢になったら、新たな「不況」の種まきになるリスクもあるか。。。

とにかく、こういうことは継続しないと意味がない。

2009年1月26日

こんな人

ここに書いていたことは、非常に不適切でした。
申し訳ございませんでした。

コメント欄にて私の過ちをご指摘頂いた方々に深く感謝いたします。
以後、このような愚かな行為を繰り返さないよう気をつけます。

2009年1月25日

思考回路の遅延

昨日はミーティング。
土曜日だったが、朝4時半起床。

電車は6時で、大学に車を停めて、ボルチモアまで行く。

予定通り、会場のホプキンス大キャンパスに9時前に着く。
どんなミーティングだったかは、The Swingy Brainでのエントリーに詳しい。

とにかく濃かった。。。

あんなミーティングは、僕の研究人生で体験したことなかった。

ボスのケンも、最後のセッションの前にexhausted。。。と言っていたから、PIクラスでも相当密度の濃いものだったはずである。

もっとも、彼はよーしゃべってディベートに参戦しとったが。。。

しかし思ったのは、あの手のハイレベルな思考のぶつけ合いになると、英語思考回路の未熟さをいつも以上に痛感する。。。

ただでさえ、入力を消化するのに時間がかかって遅延が生じる上に、自分の思考のアウトラインを作ってアウトプットする、あるいはアウトプットしながら思考を表現していく、のは今の僕の脳ではかなり難しかった。。。

ちょうど今、娘が日本語と英語を同時に身に付けようと「セミリンガル」として悪戦苦闘しているが、それと、状況的には近いのかもしれない。。。

つまり、日本語と英語の両方で、ハイレベルな思考ができるように目指すのはかなり非現実的で、どちらかの言語に絞った方が良いのかもしれない、という葛藤。。。

けど、どの国でサイエンスを続けようが、あのレベルの英語での議論にリアルタイムで対応できなければいけないわけで(少なくとも、出来た方がカッコいい)、この辺はこれから数年の大きな課題になる気がする。

最近、1対1なら、悪戦苦闘しながらもそれなりになんとか、という気はしないことはないけど、やはりグループになるとグループがペースを決めるから、思考回路の遅延はかなりのハンディになる。

その辺を痛感したという意味でも、それから、聴覚野をこれからも研究対象にしていく、という意味でも、非常にブレーンストーミング的な良いミーティングになった。

あと、ああやって同業者が顔を合わせる、というのは、これから論文を出していく、という点でも非常に重要なのだろうなぁ、という気が非常に強くした。いわゆるvisibilityが上がって、お互いが論文のレビューをしあう時、全然知らない人、知っている人、で比べたら、後者の方が「文脈情報」という意味で、プラスに働く気がする。少なくとも、Aさんはxxxという研究をしている、というアウトラインをあらかじめ知っていれば、レビュー時に変な誤解をされるリスクは激減する。

ちなみに、ミーティング後、再び電車でニューアークまで戻って、うちへ。
22時半帰宅。

なかなか量・質共に濃い土曜日だった。

2009年1月20日

The Inauguration

さすがのオバマさんも緊張していたのか、就任の宣誓では、ワーキングメモリーがしっかり働かなかったようだ。。。

が、スピーチはばっちりでした。

ちなみに、僕やアルフォンソたちは、各自のPCでライブ映像を見て、ピーターは
オバマを見るなんて、バッドアイデアだぜ
と相変わらずのピーター節を炸裂しながら、イスラエル人のアロンと一緒にランチへ。。。

ボスのケンが、来たのは1時過ぎ。
うちで家族と一緒に見たのだろう。

大学構内では、4,5箇所で会場が設置されていたらしい。

と、おそらく全米の生産性は大幅に低下していたのではないか、と思われる。

一方、ウォール街は、そんなのんきなことを言ってる場合じゃねぇ、と厳しい現実をつきつけたりと、
そんな就任式な一日だった。

今日の「歴史的」イベントの新聞記事はこちらこちら

2009年1月19日

ここ数日間の出来事

まず土曜日。
飛行機が不時着したハドソン川が凍っていた。。。
川は凍るものらしい。。。

そんな中、ショーンのフェアウェルパーティーへ行く。

彼は学位を取って、サイエンス業界から足を洗い、これから半年以上かけ、全米+カナダの一部を彼女と放浪の旅に出るらしい。

彼はホントに他の人と一味も二味も違う。

一番記憶に残っているのは、3年くらい前の研究所内クリスマスパーティーか。
おそらく、前にも先にもないであろう、ホントに手の込んだパーティーを企画実行してくれた。

フェアウェルパーティー中、ボスと離れる部下がプレゼントを交換しあう儀式、いつもながら独特の雰囲気で良い。

違う業界へ行っても、彼なら、周りの人を楽しませながら、きっと成功するだろう。

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日曜日、またまた雪。

今シーズンはホントに当たり年で、雪が根雪のようになってきた。

ということで、どこにも行かず、アメフト観戦。

フィラデルフィア残念。。。
アリゾナは去年のジャイアンツみたいな勝負強さ・勢いがあるから、ひょっとしたらひょっとするかも。

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そして今日は、キング牧師の日でもあり就任式イヴでもある。

それにしても盛り上がっている。

明日、みんなでテレビ中継を見るための会場が、大学内に設置されるらしい。。。
しかも、数箇所。

仕事なんかせずにオバマさんの晴れ舞台を見ろ、ということらしい。

「歴史的イベント」として強調されているから、普段の就任式とは盛り上がり方が違うんだろうけど、明日を境に、何となくアメリカが文字通り変化するような、そんな感じすらある。

少なくとも期待感は多くの人が抱いているように思う。

とにかく、明日は全米でお祭りのようだ。

ちなみに今日、アルフォンソとリアド「夫妻」がブラジルへのハネムーンから戻ってきて、さらに、OBであるピーターがハンガリーから一時復帰。

ラボの雰囲気がガラッと変わった。

2009年1月15日

景気対策

飛行機不時着のニュースがあまりにもインパクトありすぎだったけど、今日、オバマさんが推進している民主党の景気対策が明らかになった

また500か1000ドル、搾り取られたタックスが戻ってくるらしい。
これくらいの額を戻してくれれば、消費の閾値を一時的に超えてくれそう。

僕としては、やはり、こちらの記事に注目したい。
例えば、NIHには2Bドルの投資を考えているらしい!
National Institutes of Health Biomedical Research: $2 billion, including $1.5 billion for expanding good jobs in biomedical research to study diseases such as Alzheimer’s, Parkinson’s, cancer, and heart disease - NIH is currently able to fund less than 20% of approved applications – and $500 million to implement the repair and improvement strategic plan developed by the NIH for its campuses.

細かいところはよくわからんけど、神経科学も直撃してくれるか。
ちなみに、こちらの5ページあたりの抜粋かと思われる。

これで、たくさんの人がアカデミアに殺到して、競争がさらに激化するのか、それとも緩和されるのか、それはよくわからないけど、良いニュースであるのには間違いないか?

大学関連への投資で雇用を生み出す。

そのラインでは、ポスドク問題、めちゃめちゃポジティブにとらえれば、それだけアカデミックな(非常勤だけども)職を生み出せた、とも考えられなくもない。。。。当事者としては、もちろん、不満はたくさんあるのだけれども。。。

それにしても、教育や科学&技術という、すぐにはペイオフしそうにない長期的な投資も全面に打ち出すというのは、非常に良いことだと思う。少なくとも、つぶれるかどうかわからん、ウォール街の企業に莫大なお金をつぎ込むよりは、希望のもてる話。

先に少しでも明るい希望の光が見えれば、目先の暗さには辛抱できるのかもしれない。
なかなか良い政策だと思う。

2009年1月14日

委託

PIなど、いわゆるボスは忙しいから、仕事を部下に委託(delegation)することは、自分の仕事の効率性を維持するのに大事なんだろうなぁ、と、最近になって、そんなボスの立場がホンの少しわかるようになってきた。

が、その委託、何となく難しそう。

委託で部下に重要感を持たせられれば、部下も率先してやるだろうし、その委託した仕事は文字通り任せられるので、自分は優先順位の高い仕事に集中でき、すべてハッピー。

が、そうでなかったら、implicitなタスクがまた一つ増える気もする。

たぶん、重要なのは、部下の立場に立って、何をどう委託されると、それがリワーディングになるか考えることなのだろう。

そういうドーパミンシステムを刺激する委託の仕方を、ケースバイケースで考えられないと、良いボスにはなれないのだろう。

相手のドーパミンシステムを刺激することを、TOM的?に見抜くのは、それなりの脳の使い方をしないといけない気がする。

そういえばここ数年、「脳本」は腐るほど出てるけど(一部は、出版時から文字通り腐敗臭が漂ってるが)、この手の内容を扱う脳本というのも「脳科学者」という肩書きを振りかざして適当に書けば、それなりに売れるのかもしれない。。。

「こんなとき、脳のここが活性化します!」というテイストを、過去散々出版されたライフハック系の本にスパイスすれば、あたかも説得力を増したかのような、けど何も新しいことを生み出していない「脳本」ができてしまいそう。。。

ホント危険な(ある意味、美味しい?)分野だな。。。

話、脱線。。。

論文戦略

科学論文はどんな戦略で書くのが良いのだろう??

あまりまとまってないけど、僕なりの戦略をここで。
いつも大変なのはintroductionとdiscussionなので、そこを主に想定したポイントを。

1.サブテーマ列挙
ポイントとなるテーマたちを列挙する。そのサブテーマの多くは、イントロとディスカッションで重複しているはず。単純には、一段落一サブテーマという感じか。このサブテーマがいわゆる論文の「キーワード」の候補になったりするやもしれない。

2.勉強
各サブテーマの主要総説、あるいは良い論文のイントロを出発点として、できるだけ広く深く論文たちを読みこむ。実際に引用するであろう論文より多くの文献を処理する必要がある。

目的は、現時点でのコンセンサス・未解決問題を自分の中で明示的にすること。

サブテーマ内の関連文献を一気に処理した方がやはり良い。一方で、日々の論文読みでチャンネルを増やしておくことも特に1のステップでは重要だから、時間配分という意味でバランスが難しくはある。が、論文書きモードになったら、集中した方が良い。

サブテーマ内の関連文献を読んでいると新しいサブテーマが浮かび上がることもある。なぜなら、通常、多くの論文では複数のサブテーマを内包しているから。関連文献をたくさん読むと頻繁に議論されているサブテーマに気づく。

なので、このステップは、1のステップともオーバーラップする。
ただし、浮気せずに、一つのサブテーマと決めたら、とにかく集中的に読む。

それから、どれくらい深く文献を読み込んで、どういう文献を実際に論文中で引用するかは、素人かプロか、どれくらい深く考えているか、良い指標になったりして、論文の質に関する「文脈情報」を伝えたりもするから、実は論文の採択率を上げる意味でも重要な気もする。つまり、過去の文献という「データ収集力」が出る。

例えば、レフリーの立場になれば、「どれどれ、どんな文献を引用しておるか?」と見るだろう。そのレフリーというプロ中のプロをうならせればしめたもの。

3.文章化
一つのサブテーマを処理したら、次はアウトプット。

分野としてわかっていること、わかっていないことを書く。これは文字通りイントロを書く感じ。一方、自分のデータと関連付けたコンテンツ(解釈や今後の課題等)は、ディスカッションの素材になる。

このステップは、次の4とも強く絡むので、必ずしも小刻みにアウトプットする必要はないかもしれない。頭がスッキリしている場合は、飛ばしても良いし、逆に備忘録的に何らかの形で自分のためにまとめるというのも有効な気がする(いちいちアウトプットする分、短期的には時間はかかるが、中長期的には時間の節約につながる)。

この辺はフレキシブルに対応した方が良い。

4.断片化解消
1~3のプロセスを一通りこなすと、コンテンツが一応出揃うことになる。

が、やはりサブテーマといっても、重複する部分があったり、冗長だったり、まさに「多次元空間のクラウド」を相手にしているので、その「クラスター」たちを如何に統一させて、多次元空間を効率的に表現するか、という苦悩に満ちたプロセスがここか。synthesisと言っても良いかも。

ここは、正直僕はよくわからない。

この辺はサイエンティストとしての能力を問われる一つの壁かもしれない。うまく書けている論文はこの辺がとにかく光っている。ただ、簡単に真似できるものではないこともわかる。

5.朝が勝負
と言いながら、これは人による。

とにかく、最も集中力が高まる時間帯に1-4のステップをこなす、ということ。

村上春樹は朝に集中的に文章を書くらしい。論文書きは長編小説を書くのに比べたら、それほどパワーとセンスはいらないかもしれない。けれど、パワーが一番出る時間帯に、脳から文章を絞りだす努力をするに越したことはない。

6.それ以外の時間帯
ステップ2は終日取り組む必要があったりするからそれに充てても良いし、リザルトやメソッド書き、図の用意、追加解析、その他雑用的なことをやる。

7.結果は「結果」とも違う
リザルトは、ミニモチベーション・メソッド+結果+ミニ結論、を各図表に対応させながら書いていく感じか。

「リザルトは結果を書くところ」とアドバイスしている本を見たことあるけど、文字通りの意味で理解するのは危険。

なぜなら、みんながその通りやっているわけではないし、結果を論文中の文脈としておさめるためにフレキシブルに対応できないと良い論文にはならない。

特に一流誌の場合、メソッドは最後だったり、付録的な部分になるわけだから、「結果だけ」に頑固にこだわると、結局わかりにくい、記述的な論文になるリスクがある。

もちろん、データがすべてを語るような余程すごいデータを持っていれば、事情は変わるかもしれないが。。。

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最後に

論文の書き方として、神経科学系でいうと、やはりNature NeuroscienceやNeuronの論文たちは、文章という意味でも非常に質が高いものが多いなぁと思う。(NatureやScienceは別格な気がするのでおいておく。。。)

「このデータでこの雑誌!?」と思える論文は、得てして書き方が良い。より広いサブテーマを扱いつつ、なおかつ統一感を持たせて、新しいコンセプトを付け足している。

一方、上記の雑誌以下の論文で、「これだけやってxxxどまりか。。。」という論文は、その逆で、書き方が悪い(ことがある)。面白そうなのはわかるけど、少し分野が離れている人にとっては、何が重要か伝わらない、そんな感じ。。。

あと、ネイティブでないのにアメリカで成功している人たちが書いた論文からは学べることが多い。その意味では、日本人の励みにもなる?

と、
論文を書く作業は苦悩に満ちているけれど、やはり知的作業としては非常にexcitingでrewardingなものだな、と今更ながら思ったりする。

ちなみに、論文を書くたびに僕のストラテジーは毎回変わっている気がするので、上のステップはまた変わるかもしれない。

僕の研究スタイルは、基本的に行き当たりばったり派(良くいえばデータ・ドリヴン派)なので、名実共に仮説先導的なエレガントな研究スタイルとは違う。

なので、後者のタイプなら、全然違う戦略で論文を書いているのだろう。
その辺は要注意。

みなさんは、どんな戦略で論文を書いてますか?

2009年1月13日

ヒット&ラン未遂 その弐

事故の件、最悪のケースは避けられそうです。。。

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ポリス・レポート ゲット

今日は月曜日だったけど、事故の件でやるべきことがあったので、在宅勤務。

まず、9時ごろ、保険会社の担当者から電話。

僕は悪くないことを確認し、相手の保険からすべてペイして欲しい旨を伝えたら、ポリス・レポートをファックスして、といわれる。

そこでポリスに問い合わせたら、レポートがすでにできていて、24時間いつでも取りに来て良いと言われる。

歩いて5分くらいのポリスへ行く。
(月曜日のこんな時間にポリスへ行くなんて。。。なんか複雑な気分。。。)

はじめ、
レポート作成には5日かかる
といわれる。。。(こういう対応にはもう慣れたから)

電話でできてると仰られたから来たんでございますが。。。
と食い下がる。

そしたら、PCをチェックしてくれ、レポートをプリントアウトしてくれる(やっぱ、あんじゃん。。。)

が、$1.50払わされる。。。
(これはネゴる価値ナシなので、払う。。。けど、そもそも払う必要のない出費。。。ビール呑めるな。。。)

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ポリス・レポートの内容

さて、そのレポートにどんなことが書いてあったか?

まず、事故に関わったドライバー、車の所持者、車の情報、そして事故の状況が書かれていた。

何と言っても目立ったのは、”hit-and-run”と斜め書きのスタンプが、ドン、と押してあったこと。

さらに、アルコールテストの結果もあって、
0.14%。。。
僕の理解が正しければ、加害者はアルコールがお好きのようだ。。。(NJ州の運転マニュアルが根拠)

最後に、multiple chargesの欄にチェックがあり、”fail to report acc.”と。。。

だから、僕がポリスに起こされた時、加害者はそこにはいなかったのだろう。
酒気帯び運転、しかもhit-and-runなんかした日には。。。

これはある意味、警鐘だな。。。

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加害者から・・・

ポリスへ寄ったついでに、嫁さんに頼まれた買い物などを済ませ(なぜ、月曜日の午前中にこの「オレ様」が。。。と思いつつ)、帰ろうとしたら、嫁さんから電話が入った。

追加注文でございますか、と思ったら、なんと、加害者が謝りに来たらしい。

5分くらいで帰るから、待ってもらうよう指示して電話を切った。

が、帰ったら、仕事があるといった理由で帰ったらしい。。。

とにかく、悪い人ではないことはわかって、一安心。

嫁さんによると、非常に若い人だったらしい。きっとパーティーか何かに行って、深夜まで遊び&呑み倒して、その帰りにやったのだろう。。。

ある意味、同情できなくもない。。。

今回の事故、こちらには人的被害は皆無だから、お金ですべてケリがつく。が、彼の将来に大きな汚点が残った気もする。

その意味では、やや気の毒ではあるか。。。

人生とは難しい。。。

それはともかく、アパートの大家さんにファックス機を借りて、保険会社にレポートをファックス。

そして昼過ぎ、加害者から電話があった。

平謝り。。。

彼の保険ですべて払うことも確認できた。
(相当、反省していて、怪我はなかった?と逆に気を使った。。。)

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クレームレポートの再セットアップ

さらに、自分の自動車保険会社(旧AIG)の担当者へ電話。
そして、相手の保険会社(GEICO)に自分用のクレームレポートをセットアップしてもらうことに。(この手の手続き、はじめわけがわからんかった。。。)

しばらくして、旧AIGの担当者から電話があり、クレームレポートの番号を教えてもらう。

そして、教えてもらった番号で、GEICOへ電話。

電話先は、おばさん。(ホントは若いだろうけど、あえて。。。)

彼女、僕の英語を全然理解できなかったので、
またかけるし!
と言って切る。。。
ムカついた。。。(自分にも。。。)

しばらく間をおいて再び電話。

今度は、感じのよさげなおじさん。
対応最高。
が、結局、どんな事故だったとか、車は今どこへレッカーされたかとか、あらゆる情報を一から伝えなおす。。。

で、何とか、GEICO上でクレームレポートをしっかりセットアップしてくれて、レンタカー、修理の手配ができた。

一日で、何とか目処がついて、とりあえず一安心。

明日からしばらくレンタカー生活になりそうである。

渡米直後を思い出す。。。

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感想

とりあえず、so far, so goodである。

とにかく、加害者が良い人でホント良かった。

英語電話アレルギーは依然続いているけれど、今回ばかりはやらざるを得ず、なかなかしんどかった。。。

それにしても、相手によって聞き取りにくい英語があったり、逆に、僕の英語を聞き取ってくれない人がいたりと、この辺は僕の英語力の足りなさを痛感。。。

良い人生勉強になってます。

to be continued。。。

2009年1月12日

ナッシュビル

NFLプレーオフ、タイタンズ、残念でした。。。
ファールに、ターンオーバーに、ファンにはかなりフラストレーションがたまる試合だったかも。。。

ちなみに、そのタイタンズのホームスタジアムがあるのはナッシュビル
アメフトとは関係ないけど、ナッシュビル関連のことが記事になっていた。

自分の理解では、ナッシュビル内の公的機関の使用言語を、英語のみにする、という法案?(resolution)が提出されているらしい。

それを推進しているEric Craftonという人が
Kono jyoukyou wa kaeru bekidesu
と流暢な日本語を話しつつ、この政策をプッシュしているらしい。

移民の国、アメリカにはあるまじきこと。。。

ということで、このCraftonという人が批判の的にされているとか。

どっちでも良いといえば、そうかもしれないけど、やはり多様性があるからアメリカなのであって、その多様性を積極的になくすのは、いかがなものか、と記事を眺めながら思った。

Sono kanngae wa kaeru bekidesu, Crafton-san...
(This thought must be changed, Mr. Crafton...)

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話は戻るけど、やはりフィラデルフィア強かった。
ショック。。。(今週は、最悪な週末でした。。。)

スーパーボールは、フィラデルフィア対ピッツバーグに一票。

2009年1月11日

ヒット&ラン未遂

今日はLife is cruel.を感じた一日だった。。。

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玄関のドアを強くノックする音で目が覚めた。
まだ早朝4時ごろ。

ドアを開けてみたらポリスがいた。

そこに車を停めてるのは君か?
と。
何のことかよくわからなかった。

そこのストリートに停めてるトヨタ、マトリックスは君のか?
と。
僕の車のことを聞いているとわかった。

確かに昨日、10マイルくらいスピードオーバーした気はするけど、他にポリスのお世話になるようなことは何も思い当たらなかった。(こういう時は得てして、自分が行った悪行の数々が脳裏を横切るから不思議なものである。)

はい、そうですが。。。
と答えた。

すると、ポリスが、
誰かが君の車に激突した。誰かはわかっている。車の登録証と自動車保険の証書はあるか?
と。。。

目が覚めた。

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とういうことで、
路上駐車(ストリート・パーキングと言った方が聞こえは良いか)中の自家用車に、深夜誰かが激突して、左後輪部が重傷を負った。。。

その場では、わけがわからなかったので、とりあえずポリスの言われるとおり、登録証と自動車保険のカードを渡して、番号を控えられた。

そして、数日以内にレポートを作るから、と言われ、さらに、車をレッカー移動するか?と聞かれたので、これも何も考えずそうすることにした。

ちなみに、加害者はその場にはいなかった。
誰がやった?と聞いたら、誰がやったかはわかってるから、とポリスは答えた。

その場では、とにかくレポートをもらってから全てが始まるのかな、と気楽に考えた。というか、僕は何も悪いことはしてないので(どう考えてもそのはず)、とりあえず「待ちモード」にした。

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ところが、午後、隣の住人とたまたまあった。

彼は、ポリスへの通報者だったことがわかった。なんて良い人だ。。。

衝突音で目が覚めたらしく、外を見たら、大破した車(BMWのRVだとか)を無理やり動かして逃げようとしていたらしく、ポリスを呼んでくれたらしい。

いわゆる、ヒット&ランの未遂。
ケシカラン。

その彼はさらに、事故に関わる「トリッキー」さを警告してくれた。

話していて、自分のアホさをジワジワ感じてきた。。。

よく考えたら、自分に過失がないことを示す証拠を自分で残すことはしなかった。。。(例えば、ポリスと加害者がグルだったら、、、とか、「アメリカ」の恐ろしさを想像したら、かなりまずい気がする。。。)

ということで、急いで、担当のポリスに電話。
留守。。。

続いて、保険会社に電話して、とりあえず処理のセットアップをしてもらった。

初動を誤った気がするので、何となく嫌な予感はするけど、とにかく処理を進めるしかない。
(取り越し苦労なら良いけど、現時点ではいろんな可能性が考えられる。最悪、スーで真実・正義に問う!?)

まぁ、良い勉強になった。
とにかく、事故ったら、その場ですぐポリスと保険会社に電話。
これは日本でも鉄則だった気が。。。

ホントにアホ。。。

不幸中の幸いは、事故時、もちろん車には誰も乗っていなかったから、家族への人的被害はゼロ、ということか。すべてお金で何とかなる。

「アメリカ」の授業料を払わされることになるのか、相手の保険で全部処理されるのか、とにかく今後のポリスと保険会社とやり取りしながら進めるしかない。

少なくともいえるのは、車の価値が下がった、ということ。
千ドル以上の損失になる気がする。なんだか、腹が立つ。。。

---
2009年、今年は激動の年になるな、と思って、実際、それが少しずつ現実味を帯びそうだったけど、プライベートでこういうことが起こるとは想像もしてなかった。。。

とにかく、あらゆるリスクに備えよ、ということなのだろう。

この件は、to be continuedです。。。
(もし詳しい方がいらっしゃったら、ぜひアドバイスなどいただけるととてもうれしいです。)

2009年1月5日

ニューアーク2008

昨日の新聞に興味深い記事が載っていた。

大学があるニューアークにおける殺人件数が2008年大幅に減ったらしい。

確かに、ニュースとして流れる件数は減った感覚はある。

が、危険なのには変わりはない。。。

大学のメーリングリストとして、強盗(robbery)の事後レポートが数ヶ月に1回は流れてるし。。。

そのレポートは、大学の周辺で起こった強盗を大学警察が処理したらレポートしてるだろうから、ニューアーク市内で考えれば、ほぼ毎日のように起こっているはずである。

それはともかく、金融危機の影響はない、といった強気発言も記事には見られるが、果たしてどうか。

とにかく、2009年も、昼間であれ、気を抜かず、気合をいれて外出するに越したことはない。。。

新年会

週末土曜日は、いつもつるんでいる日本人研究者+家族で新年会。
すき焼きとカニすきを二つ並べてシバキ倒した。
うまかった。。。

カニすきなんて、日本でどこかの温泉に行って以来だったのではないか。
うまかった。。。

4時ごろからと少し早めにスタートしたけど、みんなの近況ネタで盛り上がったりしてたら、あっという間に11時半になってお開きに。
楽しかった。。。

みんな、公も私も充実している感じだった。
みんなほぼ同世代だからか、今年はいろんな変化がある時期なのかもしれない。

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ちなみに、すき焼きは僕が担当した。
レシピはこちらを参考にして、割り下をあらかじめ用意して持参。

肉は、うちから車で数分のKocher’sという肉屋でゲット。

牛スライスを特注すると、
Sukiyaki?
と店員さんが聞いてくる。

ちなみに、お値段は、やわらかくて良い牛肉が、Mitsuwaさんよりはるかに安く手に入る。

こちらのブログで詳しくレビューされている。(この人、肉好きそうやな。。。)

2009年1月3日

仕事始め

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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2009年は、今日が仕事始めで、論文のレビューをして、ボスとランチをしばきながら、コッテリ、2時間ほどディスカッションしてスタートした。

さて、今年の課題について。
ゴールというかキーワードは
visibility

そのゴールのための鍵は、年末のエントリーでも書いたように
効率性

年末考えたストラテジーを出来るだけ定着させるのが、短期的なゴールか。

そして、今年の年末に、
今年はvisibilityが上がった
と言えるような一年にしたい。

何となく抽象的ではあるけど、そういう感じで今年は行きます。

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ところで、年末年始はというと、ボルチモアの友人宅で過ごした。
不運にも嫁さんがちょっと体調が悪く、娘と二人だけでの小旅行になった。
(別に、嫁さんと喧嘩した訳ではないです。。。)

よく考えたら、娘は生まれてから、母親と半日以上離れ離れになったことはなかったりする。
(僕とは、数ヶ月単位で離れ離れになったりしているので、父親の存在は相対的に希薄。。。)

最近は、コミュニケーションもしっかりとれるようになって、今回の旅行では、母親がいなくて淋しがるしぐさは見せなかった。

ちょっとは父親としてのvisibilityが上がったか?
けど、手を抜くとすぐ下がるんやろな。。。

ともかく、
今回集まった主な目的は、一人の方が数ヶ月以内に日本に戻られるので、その送別会。日本でもぜひ頑張って欲しいところ。

それから、近況を話していて驚いたのは、みんな今年中に日本に帰ってしまいそう、という事実。

ものすごく淋しくなると同時に、何となく取り残された自分に危機感を持った。。。

確かに、アメリカに来て3-5年で帰る人の割合を想像すれば、そういうものなのかもしれない。
僕は日本に帰る(帰れる)のか、正直、自分でもようわからん。。。

自分の意思だけではどうにもならない厳しい現実がある一方で、自分次第という側面もある。とにかく悲観的に考えるよりは、現実という情報を集め、リスクを考えながら、できるだけポジティブ思考で行くしかない。

そういう意味もひっくるめて、とにかく今年はvisibilityがキーワードになりそう。