2010年6月28日

これから一時帰国

これから日本に一時帰国します。

その前にこの一週間のまとめを。

週、前半はペーパーワーク。

グラスゴー訪問中、動物実験の手続き絡みで打ち合わせをして、当面、メンター的な立場になってもらうジュディーさんの、プロジェクトライセンスを流用させてもらうことになった。

そのためのペーパーワークを、グラスゴーから帰ってきて数日取り組む。そのプロジェクトライセンスの申請用紙は、グラント申請書並、むしろそれ以上に分厚い文書らしい。。。今回は、サブプロジェクトとして付け足すだけだったから、4ページくらいですんだけど、できるだけ早くその分厚い書類を書き上げる必要がありそう。。。

一部はグラント申請書を使いまわせるのだろうけど、はじめはそういう文書のストックすらないから、スクラッチから書いていかないといけない。。。こういう文書のストックを増やしつつ、あとはうまいことそれを管理・活用できるように考えないといけないです。

他にはUKビザ申請に必要な書類がほぼ揃ったので、まずはオンラインのアプライを済ます。7月下旬にビザが取れるかは依然微妙な情勢。。。

それと同時に引越の業者決め。

数週間前から嫁さんといろいろ作業を進めていたけど、アメリカの引越業者事情は非常にアナーキーで、scamがいろいろあるらしい。。。

で、一応、ましそうなところに引越の依頼をした。とりあえず、どの会社も信頼せずに、引越を依頼しないといけない。7月30日がxデー。荷物は船便なので1ヶ月以上かかるもよう。

他にもいろいろ仕事があったけど、ワールドカップが非常にやばくて、勤務時間のコア時間とことごとくかぶって、正直仕事にならん。。。今大会はESPN3のストリーミング中継を観れ、オフィスにいながらついつい観てしまう。。。それにしても、日本の三戦目はすばらしく良かった。パラグアイ戦は、帰国直後だし日本で応援できそう。

週末土曜日は、長女を補習校へ送った後、マンハッタンへ行ってお土産のショッピングを少しして、参院選の在外選挙。今回あまり考える時間はなかったけど、availableな政策を一通り見て、プロフェッショナルなニュアンスを漂わせてる政党に投票しました。

昼過ぎからはNJとNY州の日本人神経科学者のイベントがあった。今回三回目。みんな相変わらずの生産性で自分も頑張らないといかんな、と改めて思った。ちなみに今回、僕は新ネタを特に持ってなかったので、8月からのことを話してお茶を濁した。。。夜まで盛り上がって、メチャ楽しかった。

昨日は、これまた帰国のお土産買いのため、woodbury commonへ行ったりと、これまた朝からいろいろ動き回った。

ということでこれから帰国。

実は家族全員で帰国するのは、この5年間で初。

前半嫁さんの実家、後半僕の実家、という日程。
羽を伸ばしたいところだけど、引越がらみの事務的な手続きなんかもあったりと、それなりに忙しくなりそうです。

グラスゴー 2回目

また1週間以上前の話ですが、6月13~20日グラスゴーへ行ってました。

目的は、
1.家探し
2.小学校見学
3.研究所訪問

結論から言うと、(肝心の)1でほとんど進展がなかったけれども(行くのがちと早かったもよう。。。)、それ以外の目的は何とかこなして、住みそうなところの土地勘などをつけることができた。

1週間滞在してまず思ったのは、6月中旬なのにえらくひんやりしてる、ということ。長袖必携。真夏でもあんまり変わらないのだろう。(ちなみに、真冬がその分寒くなるかというと、必ずしもそうではないらしい。)

それから、スコティッシュ・アクセントやはり手強し。
人によって、ホントに何をいってるかわからん。。。どうやらロンドンから来たという人でもはじめわからなかった、という話なので、日本国内で方言の強い地域に引っ越すような状態をイメージすると良いのかもしれない。

ただ、だからなのかどうかわからないけど、ジャパニーズ・アクセントに対して嫌な顔をされることが、アメリカで経験するより少ないように思った(あくまで主観的な印象)。相手も、自身のアクセントが通じにくいことを知っているであろうことが何か関係しているのか。

全体的に、親切な人が多い印象を受けた。

例えば、アメリカにいてると、レジ係の対応にキレそうになることは茶飯事だけど、とりあえず1週間だけの滞在ではストレスは低かった。研究所の人にもいろいろフレンドリーに対応してもらえた。

ちなみに、その研究所では、今ちょうど新しい建物ができたばかりで引越真っ只中だった。

建物の中を少し見せてもらった。

なかなかお洒落なデザインで、企業のオフィススペースみたいな部屋が、学生、ポスドクスペースとしてそれぞれ割り当てられてた。個人のデスクはもちろんあるけど、部屋は複数のラボの人たちとシェアするスタイルみたい。いわゆる学生部屋、ポスドク部屋、みたいな感じ。

こういうのは、他のラボの人たちと交流を深められる機会も増えるし良いかも。

僕のオフィススペースも少し見せてもらって、近い将来採用するであろうもう一人のLecturerとシェアすることになりそうだけれども(もう人ランクポジションが上がると個室みたい。。。)、十分なスペースを与えてもらっていた。

とりあえずは一人なので、そのスペースを占拠できそう(ちなみに、その空きポジションは、ヘッドハントも含め、現在神経科学者を探しているらしい)。

それから、住むであろう地域をいろいろ歩き倒して、学校も見学させてもらった。研究所からは確かに少し距離はあるけど、第一印象は非常に良い感じの住みやすそうなところだった。

気になる人種の割合としては、やはり白人の人たちが9割。インドなどの南アジア系と思われる人も目立った。他のアジア人も少しいてたけど、やっぱり今住んでいるところに比べたら、比較にならないくらい少ないか。(今住んでるところだと、ハングル語の看板をよく見かける)

実際住み始めると印象などは変わっていくのだろうけど、グラスゴーはなかなか活気のある都会で、住むのが楽しみになってきました。

2010年6月27日

Verizonの悪夢再び

これまた1週間以上前のお話。

7月末の引越を前に、電話回線が不調に。断続的に回線が途切れるので、verizonへ工事を依頼。

直してくれたと思ったら、電話のラインだけ直って、もっと重要なインターネットの信号が来なくなった。。。

基本的に嫁さんが対応したのだけれども、修理の依頼予約をしても
・何度も約束の時間にあらわれず(遅れるのではなく、来ない。。。)
・クレーム電話したら、オペレーターがウソをつきだす
など、相変わらずのプロフェッショナルな対応。

結果的には、修理人も来る必要がなく、Verizon側がADSLの信号を送るか何かの手続きをするだけでもとに戻った。。。

不通だった期間は1週間強。

まぁ、振り返れば、こんなのよくある話なのだろうけど、Verizonはホントにすばらしい会社です。

そういえば、渡米直後も、インターネットの信号がなかなか届かずえらく苦労した。。。

2010年6月23日

TOEIC Listening & Reading test

もう2週間前になりますが、TOEICのListening & Readingテストを受けてきました。

場所は、住んでる町のとあるビルにて。

部屋の外から聞こえる話し声やらパトカーの音など、、、集中力をキープするのが大変だった時間帯もあったけど、何とか試験終了。

ちなみに、受験生はアジア系の人が主で、12人くらいいてた。日本人の方も何人かいらっしゃった。こっちで就職する時にスコアが要求されるのだろうか。

前のSpeaking & Writingは僕一人だけだったのに。。。

スコアは1週間ほどで返ってきて、UKビザの基準点はクリアして、予想より良かったかも。

readingよりlisteningの方が良かったのは意外。文法を改めて勉強しなおさないといけないかも。。

試験を受けながら思ったけど、TOEICはあくまでTOEICだなぁと。実際の仕事と関連付けて考えるなら、結局のところ英語の基礎体力を測るものでしかないんだろうなぁ、という気がする。

だから、仮にTOEICで高得点取れたとして、それで英語ベースで仕事をバリバリこなせるか、というと、それは別の話な気がする。

筋力があるからといって、サッカーがうまいか?というとそれは別、というのと似てるか。TOEICは筋力を測るものでしかないのだろう。

それから、TOEICの試験中、いろんな脳機能(視聴覚機能・ワーキングメモリ・記憶読み出し・文脈把握などなど)を使った。なので、「脳」をタイトルにつけたTOEIC対策本なんか出ても不思議ではない。

すでに市場が開拓されてるか知らないけど、脳科学者の人は良い小遣い稼ぎができると思います。。。(けど、脳神経科学の信頼性を損ねることはないようにお願いします。。。)

2010年6月9日

ボルチモア

日曜の昼から昨日までボルチモアへ行ってました。

目的は、ボスがもらってるグラントのPIミーティングなるものに参加するため。
会場はジョンズ・ホプキンス大。キャンパスはホントにエレガント。。。

初日は招待講演者のトークにディナー。月曜日は朝8時から夜9時ごろまで超インテンスなスケジュールで、火曜日の夕方まで。同じソースからグラントをもらってるPIたちが集まってはいるけど、話題はメチャメチャ多様過ぎてついていけないことが多かった。。。計算論寄りだったし。。。

けど、こういう小規模のミーティングは、知り合いを増やすチャンスが圧倒的に高いからホントに良い。グラントそのものが、共同研究前提で投資するという主旨のものだったからか知らないけど、参加してる人たちはみんなフレンドリーで、ランチ・ディナー時間などで席をシェアしながらいろんな人と話すチャンスがあった。

ちなみに僕はポスター発表。チャールズさんと、テクニカルな点も含めいろいろ問題意識をシェアできたのは非常にラッキーだったかも。

次回も参加しないと今回限りの出会いなのかもしれないけど、ホントにいろんな人と話すチャンスがあってメチャ楽しかった。こういう小規模のミーティングはこれからも何か見つけては参加したいところ。

あと思ったこと。このグラントは、理論家と実験家のコラボを積極的に推進するためのグラントで、アメリカではそういうことを10年くらい前から戦略的にやっている。この辺の戦略的な投資もアメリカを強くしている一つなんだなぁ、と改めて痛感した。

それはともかく、帰りの電車での話。

前の席に座ってた人がたまたまサイエンティスト(非神経科学者)だったらしく

その薬は皮膚に対する毒性はないよ
とか
それやったら、うちのトランスジェニック・マウスを使えるよ
とか
ウチのラボならiPS細胞から線維芽細胞を作れるからどうこう
とか
携帯で長々大きな声でしゃべってた。。。(聞きたくなくても聞こえてきた。。。)

他の乗客はどう思っていたのか知らないけど、なかなかエグい会話を展開してた。。。iPS細胞って、ホントに日常?生活に浸透してるんだな、と思った一瞬。。。

2010年6月5日

hidden fee

木曜日Toyotaのディーラーへ行く。

まずは先週金曜日の話から。
帰宅しようと車のエンジンをかけたら、いつもすぐ消えるはずのエンジンチェックの表示が消えなかった。

マニュアルですぐに確認したけど、とにかくディーラーへ行け、としか書かれてなかった。。。

先週の土曜日、僕はボランティアの仕事があったので、車は嫁さんに任せてディーラーへ行ってもらった。すると、ノーアポだったので、半日くらいかかると言われたそうで、諦めることに。

普通に走ってるなら問題ないんじゃない、とToyotaディーラーの人が言ったらしい。

Toyotaは、リコール問題・バッシングが全くこたえてないもよう。。。(これだと、顧客はどんどん離れると思います。。。)

確かに何の異常も感じられなかったから、しばらくその状態で数日過ごし、木曜日再びディーラーへ行った。

内部コンピューターの問題だったらしい。

保障期間内ということでコンピューターそのものはタダで取り替えてもらった。

が、エンジン内部のチェックの作業料金として110ドル前払いさせられ(異常がなんであれ取られることになってた。。。)、フィルター汚れてる、ライト切れてる、ワイパー古過ぎ、とかいろいろ指摘され、結局200ドル強払うことになった。。。

なかなかヤクザな商売である。

異常だったコンピューターそのものも、もしかすると作業料110ドル取りそびれるのを防ぐためにリコールかけてないんではないか、という気もする。googleに聞いてみると、似た経験の人もいる感じ。

こういうクレーム関連の情報って、もっと見やすい形のデータベースみたいなサイトはないのだろうか。ライバル会社の車種とクレーム件数などを一目で比較できたりすると、非常にありがたい。こういうクレーム情報のデータマイニングって商売にならんだろうか?

それはともかく、日本にいた頃、数年だけトヨタ車に乗ってた。けど、ここまでメンテナンスにお金はかかってなかった(純正CDプレーヤーを取り替えたことはある。あれは間違いなく欠陥品だったはず)。

そのトヨタ車の前は、ホンダ・シビックに10万キロ近く乗った。けど、自損事故起こした時と定期検査以外、ほとんどお金がかからなかった覚えがある。

こんなに細々とお金がかかっているのは、アメリカだからそうなのか、たまたま買ったMatrixが悪かったのか、それともこの5年でトヨタは変わってしまったのか、よくわからない。

次、車を買うなら、どこのどの車種が良いのだろう。。。

TOEIC speaking&writing test その後

先日受けたTOEICの結果が戻ってきました。なんとかUKビザで要求されてる基準点はクリア。

米国内でテストを請け負ってるAMIDEASTなる怪しげな会社、受験申請時からやばいなぁ、とは思っていたけど、やっぱり最後も少しだけあった。

テスト結果は2週間でわかると聞いていたので、予定では先週の土曜日くらいにわかるはずだった。時間のかかるプロセスだろうことは覚悟ができていたので、今週に入って、とりあえず会社にメールで連絡を入れてみた。

すると、受講料支払いのチェックをまだ受け取っていない、と。

銀行口座をオンラインで確認してみたら、そのチェックは数日前に換金されてた。。。

最悪のケース(受け直しや警察沙汰)も想定しつつ、オンラインで見れるチェックのコピーをPDF化して、添付ファイルとして、すでに誰か換金してるようだからダブルチェックして、と返信する。

すると、確認できたからスコアを送った、と。(意外とあっさり)

そして昨日、無事にスコアが送られてきた。

300点(400点満点)は超えてた。予想より良かったかも。writingはほぼ満点だったけど、speakingが。。。

自分でもわかってはいるが、スピーキングに関して、小手先のテクはこの5年間で身に付けた気はするけど、やはりこういうテストになると力のなさが露呈されてしまう。。。ジョブインタビューではごまかせても、テストはさすがに無理らしい。。。

これからしばらく本気で取り組まないといけない。。。

writingも、これから満点以上の力が要求されるから、こっちも何とかせねば。。。

英語の壁はホントに厚く大きい。

ちなみに、残りのlistening&readingのマーク式テストは来週。2時間半も集中力がもつかが最大の難関。