2009年2月18日

ポスター作り

来週から開催されるミーティングCosyneのポスター作りをやる。

オーラルにも、スポットライトにも選ばれなかったから、モチベーションは低下中。。。
(それでもなぜかfellowshipは当たった。きっと申請したモン勝ちだったのだろう。。。)

ちなみに、ラボメートのアルフォンソ先生はみごとオーラルに選出されている。
確かに彼の話は面白いから仕方ない。。。

ちなみに今回は、僕が今のラボに来てから今までの総決算的な内容を発表するから、コンテンツ的にはそれなりに豊富ではある。

4年弱のデータが一枚のポスターに収まって大丈夫か?という気も一方でする。。。

とにかく、図はすでに用意してたものがほとんどだったから、意外と一日で第一バージョンが完成。

ポスターはポスターとして、明日は他の優先順位の高いことに専念しよう。

---
話は変わるけど、今日ステファンがドイツ&フランス旅行から帰ってきた。

ドイツでは将来のポスドク先候補を訪問してきたとのこと。
旅費・滞在費などすべて先方が負担してくれたらしい。
(それだけステファンは必要な人材ということのあらわれか。)

ラボはハンブルグらしく、交通の便なども悪くなく、きれいな街だったそうで、
あんなにきれいだったところは日本に行って以来だ。
と言っていた。

食事は肉とビールばっかしやった。
とも。。。

いろいろ不安な点もあるようだけども、給料の条件などもかなり良さげで、基本的には気に入った模様。
さて、どうなるか。

ちなみに、フランスではZenをやってきたらしい。。。

2009年2月15日

Charlie Wilson’s War

図書館でDVDを借りて観た。

冷戦時代の実話に基づく映画。
ソ連のアフガン侵攻に対抗すべく、ウィルソン議員のフロア活動のおかげで、当初5Mドルしかなかった予算が1Bドル以上になって、侵攻を阻止できた、という話。

映画そのものは、エンターテーメント系のできになってたけど、リアルストーリーはもっと深そう。
復習がてら、キーワードのwikipediaリンク集を。

Charlie Wilson’s War
Charles Wilson
Joanne Herring
Gust Avrakotos
Soviet war in Afghanistan
CIA
Covert operation
Operation Cyclone
Mujahideen

僕はこの手のことは全然知らないけど、好きな人は好きなんだろうなぁ。。。といっても、好きな人にとってはこの映画を見てもがっかりするだけかもしれない。

バレンタインデー

アメリカのバレンタインデー、もう一つ慣れん。。。

日本にいた時、男は期待だけしていれば良かったわけだけど、アメリカでは(というか、本来は、と言うべきか)逆だから男の方がネタを繰る、ようである。

もっとも、「義理」というコンセプトそのものがアメリカ人たちにはないだろうから(たぶん)、義理チョコはない。

なので、例えば、ラボの女性に何かギフトを贈る必要はない。

ちなみに、「義理」を英語でなんというか調べたら、dutifulと。。。

ギム・チョコ

確かに義理チョコは義務化してるような。。。女性をだますビジネス戦略が根付いてしまったケースである。

それはともかく、
前もって準備するのは何となく照れくさいから、外食にでも行くか、と思っていた。

が、一昨日から娘が風邪で寝込んでしまい、今日、だいぶ快復したもののまだ病み上がり。。。
ということで、外食は断念。(今年はとことん勝負弱い。。。)

結局、嫁さんが料理を作ったりと、何となく日本チックなバレンタインデーに。。。

郷に入ってもなかなか郷に従えない文化の一つである。。。

---
ちなみに、新聞記事によると、今年はさすがにバブリーなバレンタインデーを過ごす人は減り、本来のバレンタインデーの姿に戻るのでは?とのことである。

愛はお金じゃない。(たぶん)

2009年2月14日

ファイナンシャルプラン1.0

最近、週末の時間を使って、「ファイナンシャルプランごっこ」をやった。

短・中・長期的な目標が明示的になって、お金を効率的に使えそうな気がするから不思議なものである。

---
実は、僕が大学院生の時、AFPなる資格を取ったことがある(もう失効してます)。その当時、日経新聞を読んでは「資産運用」なるものに興味を持ち、資産の「し」の字にも満たないお金をもとに、ダイワで資産運用を始めた。

そして、生きていく上で、お金のことを勉強せなあかんなぁと思い立ち、ユーキャンの通信講座で勉強しては、AFPなる資格を取ったわけである。その労力を科学に向けていれば、もう少しマシな科学者になっていたかもしれないが、That’s lifeである。。。

けど、その時に学んだことは、意外と役に立っている。
資産運用のこと、保険のこと。

税金のこと、も勉強したはずだけどもう忘れた。。。

とにかく、役に立っていることもある。

特に、AFP資格試験の「受験資格」を得るために、ファイナンシャルプラン・シミュレーション、という課題があってユーキャンに送った。その経験が今回非常に役に立った。その課題は、Aさん一家のファイナンシャルプランを作る、とかそういった内容。

実践的な課題なわけである。

今回は、そこで学んだことを思い出しつつ、あとインターネットで見つかる情報(例えば教育費はいつ・いくらいるかなど)を根拠にしつつ、エクセルを使って、我が家のプランを考えてみたわけである。

---
やってわかったのは、冒頭に書いたように、短中長期の課題・難題が浮き彫りになって非常に良い、ということ。特に、家族構成がほぼ固まりつつある時期にやるのは、非常に効果的な気がした。

もちろん、素人がやることだから、いろいろ抜け落ちている点もあるだろうけど、お金という点での「家族計画」を立てるのは悪いことではないように思った。

単純な例としては、今、Xドルなり円というお金が普通預金で眠っていたとする。そのまま眠らせるか?投資に使うか?投資にまわすなら、いくら?どれくらいの期間運用するか?どんな商品で運用すべきか?

ファイナンシャルプランをやると、そういう細かいことも明示的になって、それこそ10万円単位で、根拠に基づいた資産運用の戦略を練れる。

もちろん、deterministic的なこともあれば(年齢、子供の進学時期など)、highly uncertainなこと(いつPIになるか?経済がいつ回復して、資産の増加を見込めそうか?国民年金はホントに受け取れるのか?など)があって、プランはあくまでも絵に描いたモチでしかない。

なので、こんなものは役に立たんのかもしれん。

けども、数年後のために今年は耐えてこれだけ貯金する、という明確な短期ゴールを持てるのは、研究・仕事と同じで、張り合いが出て良い。トップダウン的に、お金の使い方を考えられる。

さらに、家族(特に嫁さん)と、数値目標やビジョンをシェアする、という意味でも悪くない。

例えば、嫁さんに高価なものをせがられた時、それをリジェクトする強力な根拠にもなる。
(結婚生活そのものをリジェクトされるリスクにもなりうるが。。。)

ところで、今回のプランでは数年以内にテニュアトラックに乗るとプランが立てられている(立ててしまった)。つまりは、数年以内に給料がワンランク上にならなければプランは破綻、である。。。

捕らぬ狸の・・・である。

来年の今頃、バージョン2.0を作ろう。。。
毎年、バージョンXを作ろう。。。

ヒット&ラン未遂 其の四

前回で終わりのはずが、まだありました。。。

車が戻ってきて、数日走っていると、二つの現象に気付いた。

第一に、時々「カタ、カタ」と軽めのノイズが左から聞こえることがわかった。さらに走っていると、左にハンドルを切ることと因果関係がありそうだとわかった。

第二に、荒れてたり、バンピーな道路を走ると、右後方から「ギー」という大きなバネがひずむような音が聞こえることもわかった。(右後輪のサスペンションなのだろう)

---
平日チェックしてもらう時間をなかなか作れず、とりあえず様子を見ていた。
そして、2日前、ガスを入れようとガスステーションに。

ガス給油口のカバーが開かない。。。
給油を断念。。。

ガスがなければ、車はタダの鉄くず。。。

ということで、昨日の朝、Apex Autoへ。

カバーの問題はすぐに解決した。
どうもカバーの留め金?部分の形が悪かったらしい。。。

作業を見ていたが、車内後部から給油口に簡単にアクセスできることがわかって、少し感動。(下手したら、またボディーをいじるような入院になるのでは?と思っていた。。。アホ)

さらに、上の二つの問題を解決してもらうべく、とりあえずお店の「アメリカンサイズなお兄さん」と一緒にドライブ。

なんとなく教習所に通ってるような気分。。。

少し走ると、現象をしっかり再現でき、さすがプロ、すぐに何がわかった様子。

何かがexhaustedって言っていた。

その「何か」は知らない。
聞きなおしたけど、たぶん日本語で聞いてもわからないような感じだったから、とりあえず「何か」。

そのお兄さんによると、危険ではないから、時間を作ってもらって来てくれたらいつでも直す、と。

ということで、その場はとりあえず大学へ。

---
そして今朝、車を再入院させた。
昼過ぎ取りに行ったら、確かにノイズ類が完全に消えた(これまでのところ)。

これでホントに最後、のはず。

2009年2月13日

10Bドル

ScienceInsiderの記事

NIHに総額10Bドルのお金が入るらしい。

うち、研究には8.2Bドルとあるから、R01がなかなか当たらず苦しんでいた方たちにはホントに朗報なはず。

ポスドクにとっても、ポストが増えたり、給料が保証される状況が数年は続くか。
世界中から優秀な人材がアメリカに流れる構図も何となく見えるような。。。

こういうのって、PIの数が増えることにもつながるのだろうか。

2009年2月11日

tax 2008

昨年分の確定申告を1週間ほど前に終えた。

そしたら、もう税金が返ってきた。

州税の方はまだ。

昨年、早く申告すると早く返ってくるかも?という気がしたから、2008年分は必要書類が揃った時点ですぐにやった。こちらで。

おそらく、3月は大勢の人が申告して処理に時間がかかるけど、この時期はまだやる人が少ないから処理もすぐ終わる、そういうことなのかも?

とにかく、家計が少し潤いました。。。

update: 州税も昨日(2/12)戻ってきました。

2009年2月8日

リンカーン生誕200年

リンカーンの誕生日は2月12日。
ダーウィンと同じ。。。

すごい偶然。(&トリビア?)

リンカーンさんの生誕200年の方は、ニューヨークタイムズのブックレビューに記事はあるけど、もう一つ盛り上がってないな。。。

リンカーンといえば、いろんな名言を残している。

僕が知っていて、好き、というか肝に銘じなければいけないなぁと思うのは例えばこれ
a spoonful or honey will catch more flies than a gallon of vinegar.
人を批判するのではなく、褒めることが大事、ということなのだろう。(ほめ殺し?)
人の気持ち・考えを改めたい時、つい批判してしまう。。。

あと、
Most folks are as happy as they make up their minds to be.
なんかは勇気付けられる。

2009年2月6日

反面教師

Japan’s Big-Works Stimulus Is Lesson

日本を反面教師にしろ、ということなのだろう。
日本人としては素直に喜べない新聞記事ではある。。。

確かに道路や橋や美術館といった類のモノを作るのがあまりにも非効率なのは、一部の政治家を除いて、ほとんどの日本国民が感じている常識ではないだろうか。

たぶん、お金の流れの「ハブ」になるようなところにお金を投入するか、そういうものを新しく作らないと、意味がないのだろう。

もちろん、銀行といったそういう意味でのハブもあるだろうけど、景気に関わらず、みんなのお金が日常的に向かうところも別の意味でハブなんではないか。(つまり、お金の「量」ではなく、お金が使われる「頻度」という意味でのハブ)

例えば、食料費とか、子供の教育・養育費とか、お年寄りのための医療費・老人施設の費用とか、住居費用とか。お金持ちでも「庶民」でも、毎月、毎週、毎日使うと決まっているところがある。そんなところ。

その辺のライフライン的な部分が、家計レベルの支出のボトルネックになっているとすると、その辺を税制度や積極的な支援で、開放してくれれば、気分的にも何となくハッピーになるし(これが本質な気もする)、他のところにお金が向かいだすような気もする。それこそ、無駄だった道路が使われ出して、一部の政治家が「ほら、効果あったやろ」と喜ぶことが起こるやもしれん。トップダウンかボトムアップかというより、やっぱ両方大事なんではないか?

あと思うのは、日本の場合、政治とマスコミが国民をアンハッピーにするのに長けているけど、アメリカはそこまでの能力はないから、その意味では、日本と全く同じことをやっても、日本と違う軌道をたどる気もする。

素人発想過ぎか?

とりあえず、そんなことを考えたので、書いてみた。

2009年2月5日

ラボをたたむか?それとも・・・

新着のネイチャーのEditorialこの記事

その記事は、アメリカの中堅とシニアレベルの2人の女性PIが、R01を更新できず、ラボをたたむリスクに直面していることを紹介していて、そこに至るまでの内容がかなり詳しく紹介されている。

非常に考えさせられた。

その記事を読みながら思ったのだけども、R01を当てておきながら、その申請内容とは全く違う研究を平気でやる人もいる。

そういう人はどうなのだろう?

世渡り上手、で済まして良いのか、それとも、この記事の人たちのことを考えると、そういう無責任な人のグラントは途中でストップして、他に再分配すべきなのだろうか?

真摯な態度で挑んで、結果もそれなりに出ているのに報われない、というのは何とも。。。

それから、医療、トランスレーショナルな研究を、やはり積極的に戦略として考え、実行していかないと、今の時代は生き残れないのだろうなぁ、と強く感じた。実際、そういうことを謳ったポストの話はよく聞く。自分を信じて一つのことをやり続けるだけでなく、時代の流れにも乗るようなしたたかさが必要なのだろう。

最後に、どんな困難に直面してもへこたれない強い情熱で研究を続けられるか?それくらい研究を愛しているか?研究と心中できるくらいの覚悟か?と自分に問いただすことも基本なのだろうけどもホントに大事だなぁ、と今更ながらに感じた。ただ、それだけでは研究を続けられない厳しい現状がそこにある、ということか。。。

2009年2月4日

ヒット&ラン未遂 その参

昨日、雪の中、ようやく車が退院。
それにしても時間がかかった。
支払いも一応滞りなく終わったので、これで一段落(のはず)。

これまでの経過は、こちらこちらにて。

---
事故が起こってから、相手側の保険会社Geicoで、クレイムファイルを開いてもらっていた。車の修理やレンタカーなどの情報はウェブ上でチェックできた。

その後の基本手続きは、
1.車がレッカーされている店までガイコの担当者が行って修理の見積もりをする。
2.修理開始
3.必要なら、レンタカーを延長
4.修理完了&レンタカー返却
だった。

で、ガイコの場合、お薦めのカーショップがあるようで、そこで修理をやる、という選択肢もあった。hassle-freeといううたい文句だから、今思えば、そちらを選べばもう少し早く仕上がっていたのかもしれない。

僕の場合、当初レッカーされた車屋は徒歩圏内で(ガイコお薦めのショップはかなり遠かった)、修理もやってくれそうだったから、その店で修理することに。

が、結局、修理は当初の予定より随分と遅れた。。。

まずはじめの問題は、ガイコの担当者が店になかなか行かず、催促してようやく進み始めたこと。(後の電話で、この地区は忙しいのです、と謝りの電話が入る。謝って誠意を見せてきてくれたことは意外だった。さすがガイコ、と言うべきか。)

修理の評価が終わると、ウェブ上にダメージ状況の証拠としての写真などもアップされた。一部、痛々しい写真も。。。

それから修理スタート。
修理の詳しい見積もりと、修理代金のチェックが数日後送られてきた。

ところが、終了予定日に修理屋に電話すると、あと数日、と言われどんどん延びていった。

どういう理由で遅れたのかは、よく知らない。
ホントにそれくらいのダメージだったのか、ただ単に修理屋がレイジーだったのか。(修理屋の気分を悪くして、手抜きされても困るし、ok, no problemなどと言って流した。。。)

レンタカーは、あらかじめいつまで借りてOK、という期限が設定されていたので、返却予定日が来たら、数日延ばしてはまた数日延ばす、ということの繰り返しだった。

その都度ガイコに電話しては延ばしてもらった。手続き自体は楽なのだけども、一々面倒だった。

で、昨日、修理完了。

とりあえずの見た目と1日走った感じでは元通りの印象。
けど、これから走り続けて、ホントに問題が生じないのか、God knowsっという感じ。。。これが事故車、ということなのだろう。。。

ちなみに修理代は、かなり、相当、いった。
相手の保険で払うとはいえ、こんなにするのか、とビックリ。。。
ガイコから送られていたチェックで清算。
ちなみに、修理屋はApex Autoというお店。

レンタカーは一昨日返却。
3週間くらい借り続けたから、こちらもそれなりの額に。

修理代+レンタカー代、総額にしたら中古車は買える。。。

だからこその保険ではあるのだけども、今回は100%相手が悪かったのだけれども、やはり事故は、やった方も、やられた方も大変だなぁ、とつくづく思った。さらに、これで人身事故を起こそうものなら、、、お金だけの問題では済まなくなる。。。恐ろしい。。。

---
ちなみに、今回のやり取りの中で、僕が買っている保険会社、旧AIGとも少しやり取りしたのだけども、ガイコと比べてやはりレベルが落ちるなぁ、という印象は受けた。ウェブやサービス全体でガイコが格上のようだ(大きな差ではないけれど)。

多分、保険料もガイコが安いだろうから、次はガイコに切り替え決定だな。。。(たくさんガイコのお金を使わせてもらったから、ブラックリストに入ってないと良いけど。)

---
それ以外にトラブったことが2つ。

まず、レンタカーでの通勤。
うちの大学の駐車場に車を停めるには許可証がいる。
ステッカーとタグがいる。

が、当然レンタカーにはそれがないので、そのまま停めると違法になる(実際、罰金を払う)。
なので、レンタカーを借り始める前に、メールで交渉(お願い)して、期間限定の許可証を発行してもらった。

それとついでに、もう一つアンラッキーなことがあって、レンタカーを返却する時に判明したことで、レンタカーのナンバープレートが凹んでいた。。。

自分でガリッとやった覚えはなかったので、もしかしたら、ショッピングモールかどこかに駐車中に当て逃げされたのかも。。。(またか)

この件に関して、昨日レンタカー会社のEnterpriseから自宅に電話があった。

その時家にいた嫁さんには寝耳に水で(すみません、黙ってました。。。)、いつぶつけたか説明しろ、という電話があった、というメールが嫁さんから入る。。。

そのメールを見て、修理代を払うことは覚悟した。。。

で、今日、Enterpriseに電話したら、
大したダメージじゃないし、ファイルを閉じたいんだけど、どんな状況でぶつけたかとりあえず教えて。
と。

で、正直に
実際、いつぶつけたか覚えてないんです。
たぶん、駐車中に誰かヒットしたのかも?
と伝える。

それで、all set。(ラッキー!)

と、ちょっとしたおまけもあって、また疲れたけど、これで一連の事故の手続きは一段落、なのではないかと思われる。あとは、直ったであろう車が、何のトラブルを起こさないことを祈るばかりである。。。

と、このエントリーのように長い1ヶ月弱だった。。。

2009年2月2日

スーパーボウルと「懐」と

スーパーボウル、今年はうちで観戦。
応援したチームが負けた、また。。。(今年は勝負弱い)

それにしても、なかなか壮絶な試合でした。

パーソナルファールが多目だったけど、スーパープレーもたくさんあった。
今年はチケットが安かったらしいから、実際スタジアムで観た人にとっては非常にコストパフォーマンスの高い試合だったのだろう。

アリゾナ、実はプレーオフになるまでよう知らんかったけど、ディフェンスがもっと力をつけたらかなり良いチームになるんではないか。それにしてもフィッツジェラルドはすごいな。来シーズンのジャイアンツに最も必要な人材。。。

adsは、ペプシの一部や、チンプが出てきたやつは印象に残った。全体的には、相変わらずのブラックジョーク系があったり、ライバル会社を露骨に登場させたり、となかなかアメリカンで楽しめた。

試合開始から終了まで、ホントにエンターテーメント。

それにしても、スーパーボウルが終わると、4月までなんとなく淋しい時期になる。devilsは今良い具合で地区トップなことは知ってはいても、何となくホッケーとは縁がない。

---
ホッケーといえばカナダだけど、そのカナダのアーターからみんなへ、今日メールが来た(強引な展開)。彼は、先日ラボを離れカナダで独立中。

ペーパーワークの多さに驚いているらしい。

独立したてはこんなものなのだろうか。
これから人を雇ったり、ポスドクや学生と一緒になってチームを運営していったり、教育のデューティーも多少なりはあるだろうし、そのうち部下の攻撃対象になったりと、、、ポスドクとは全く違う能力が試されるのだろう。

あと、カナダの研究関連の懐事情も悪化している、とニュース系ブログで見たりするから、カナダもいろいろ大変なのかもしれない。とにかく、アーターは僕の目標とすべき男なので、ぜひ頑張って欲しい。

---
その懐関連で、はてぶ経由で知った気になるネタがあった。
学長さんがブログ上で「つぼやき(つぶやき+ぼやき)」されるとは、なんとすばらしい。。。

病院経営のことは全然知らんけど、赤字補填を別の目的で積み立てていたお金で仕方なく、というのは何とも悲しい話。。。経営者の問題か制度の問題か、議論があるところかもしれないが、「経営」といっても、民間のそれとは本質的に違うこともあったり、ルールも厳しそうな気もする。

究極的なことを考えていった場合、生き残りのために病院部門売却とかして採算のとれる学部だけ運営するとか、制度的にできるのだろうか?それとも、共倒れせざるを得ない制度なのか?その辺を僕は全然知らない。もし部分的に売却できて、ホントに民間としてやってもらえるものなら、この際やってもらっても良い気もする。

とにかく、状況として非常に悪いのはよく伝わった。

それにしても、医学部の人たちは、生命科学、医療の発展を支えているわけで、そういうところの多様性が中長期的に減り続けるとどうなるんだろう。。。

話は飛ぶけど、これに少しは関連するだろうことで、日本にあったら良いなぁ、と前から思っている制度は、寄付したら税金控除する仕組み。

アメリカでは、お金持ちが大学に巨額の寄付をよくする。(さすがに昨年は減ったらしいが。。。)
一人の寄付だけで、ビル一つが建ったりする。

xxx研究センター、とxxxが人の名前だったりすると、そのxxxさんが寄付してくれて、例えば、脳の病気を治す研究に使ってくれ、という目的で神経科学の研究センターが建ったりする。

この仕組みの良いところは、win-winの関係を築けること。(国を除いて)

大学はもちろん寄付してもらえてうれしい。
寄付した人も、税金を納めて意図しない使い方されるより、直接自分の希望をかなえるようなお金の使い方をしてもらえそう。

このwin-winの関係は、表面的には「国以外は」という条件付なので、そういう制度を新たに導入するのは、お上が許さないだろうから、日本で今から実現するのはなかなか難しいのだろう。。。単純には税収減りそうだしな。。。(二次的な効果、例えば雇用創出や新産業創出・育成、でむしろ税収が増えたり国の負担は減る、というポジティブな発想にはならないのだろう。きっと。「前例」もなさそうだしな。)

話は戻るけど、とにかく日本の大学の、お金の出入り口、特に入り口を多様化させてあげないと、事態は改善しないのだろう。国には見捨てられてられ、国民からの助け(寄付)も受けられない(受けにくい)とすると、限界は目に見えている。。。

こういう状況になると、例えばアカデミアにいる人間の立場でボトムから考えた場合、地方大学で次の職を、とふと考えた場合、次のことが思い浮かぶ。

つぶれそうな会社に就職したいか、と。。。

そういう就職先のリスク・リターンを考えるのは、普通の社会では当然だとすると、そういう地方大学にはお金だけでなく、人材すら集まらない悪循環に陥ってしまうことが容易に想像できる。それをよしとする政策を決めた党が政治の舵取りを未だにしているのだから、国民全体としても、やむを得ず、という意思決定をした、ことになるのだろう。

だとすれば、日本の国公立大学は減るべきなのだろう。。。(はぁ。。。)

---
あと、日本では最近とにかく医者が何かとイジメにあっている気がする。

もちろん、一部にはホントにニュースになるような悪人もいるのだろうけど、病気で困っている人を心底助けてあげたいと思って働いている方たちもたくさんいるはずである(そう信じたい)。

実際、僕がこれまでお世話になったお医者さんを思い出した時、そんなに悪人じみた人は見た記憶がない。そういう良い人たちのモチベーションまでも低下させるようなことを社会としてやったり、系統的な教育を受けたこともない経営なるものに労力を割くようなことになったり、そういう物差しでお医者さんたちを測るのは、果たして正しい方向なのだろうか?と思ったりする。(問題があちこち飛んでいるが。。。)

経営のことで考えると、それなりの専門知識を身につけるにはそれなりの時間とお金と労力がいる。お医者さんはお医者さんになるための専門知識を身に付けた人たちなわけで、経営者としての知識・常識がないといってもそれは仕方がない話な気がする。

人の能力は無限ではないから、多数派を占める観点・価値観だからといって、それをその少数派に押し付けるのは、必ずしも良いとは限らない。多様だからこそ全体としてうまく機能することだってありそうだから、コア部分になじんでいないことだけを理由に、それを無理に変えようとするのは、多分、 少なくとも、短期的には良くない。

役割分担があるからこそ全体がうまく行くなら、自分がやっていない他の役割を担っている人をリスペクトするような、そんな多様性を認める価値観がもっと根付いたらと思う。

---
まぁ、そんな堅苦しい、普段あんまし考えたこともないことを書くのはともかく、

懐といえば、1月のうちの家計はなかなか厳しかったな。。。

自動車保険の更新が毎年1,7月で、その月はいつも厳しい。
しかも、昨年の学会の立替分の払い戻しがまだだったものだから、なおさらきつかった。

長くなりすぎたから、その辺の話は普段から考えているから(当たり前か)、そのうち気が向いたら。。。

なんか暗いネタになったな。。。
けど、「つぼやき」っぽくなったか。