2010年3月29日

ディフェンス

今日はラボの学生ステファンのディフェンス。彼はうちのラボには絶対不可欠な人材で、超優秀で、超ナイスガイ。僕がこのラボに来た当初、こんなすごい大学院生がいるんか、と思ってかなりショックを受けた記憶がある。

そんなステファンのディフェンス当日、昨日US入りしたというアドバイザーであるボスが朝オフィスにやってきた。そして午前、ディフェンスのトークがあって、3時ごろからだったか、ライブラリーでお祝いパーティー。前回のリアドの時もそうだったけど、今回も家族の方が終日来られていた。PhDというのはホント特別なんだなぁ、と感じる特別な一日。

ステファンは5月にポスドクとしてドイツへ行くことが決まっている。次のところでは才能を如何なく発揮して欲しいところ。

2010年3月28日

折り紙

おとといくらいから長女が風邪をひいいて今週末は自宅静養。で、娘からの要請で本に載ってた折り紙を折ることに。プリンセス系の折り紙本だから、クラウンやらクリスタルやらブローチやら。。。折りながら思ったけど、よくもまぁこんなことを考えだすなぁと非常に感心しながら折ったしだい。。。結構難しいし。。。

で、折り紙のことをちょっと調べてみた。wikipediaだと、日本語はもちろん英語も充実してるし、いろんな言語でorigamiという文化が広がってるんだなぁ、というのがわかる。origami techniquesとかいったサブエントリーもたくさんあるし。確かに日本文化を紹介するイベントだとお約束のように折り紙のコーナーがあるもんな。

他には、こんな折り紙折り方集があってすごい。

YouTubeだとこんなのも

一件シンプルだけどすごい。。。他にもいろんな動画が見つかる。

サイエンスという意味では、自己組織化折紙なるタイトルの論文が5年前にサイエンスに掲載されてたりもする(NYTの記事)。地図みたいなでかい紙をコンパクトに折って広げられる「ミウラ折り」、それが葉っぱやら昆虫の羽にもあって、つまり自己組織的にうまれる構造で、それを理論的に説明してるもよう。。。

もとは日本の文化がこうして世界中に広がって、サイエンスといういわば逆向き?の発展をしてるというのはすごい。

2010年3月23日

バイアス

まず昨日、5月からのH1Bビザのための証明書?みたいなものをもらった。これで正式に仕事を続けられることに。一応イベントログみたいなものはつけてたので、そのうちエントリーでも。

今朝はスカイプ・カンファレンス。相手はストラスクライド大の5人。なぜカンファレンスを開いてもらったかというと、インタビュー中に確認しそこなったことがあったので、リストアップして聞きなおしたかった。30分ほどのやり取りだったけど消耗した。。。英語下手だからやっぱりダメ!とかならないなら良いのだが。。。ところで、グラスゴーにもジャパニーズコミュニティーがあるとか。ホントか?

昼、学生さんのプロポーザルを聴きに行く。ちょっと盛りだくさん過ぎという気もしたけど、プロポーザルはむしろストーリーというより、あういうタイプで良いのかもしれない。データそのものはそのうち良いジャーナルに載りそうな感じだった。

ところで、ついにというか、ようやくというか、保険制度の法案にオバマさんがサインしたそうで。一旦挫折しかけた後に達成したことだから、オバマさんのリーダーシップを素直に評価すべきなのだろう。アメリカ史に確実に刻まれる数日間だったのだろう。一方でGoogleの話は。。。普段の仕事・生活でGoogleの提供する情報にアクセスできないとしたら、世の中の情報にアクセスする時、すべてフィルターをかけられた情報だと気づかず、あるいはそれを当たり前と思ってアクセスしているとしたら、、、なんだか恐ろしい。。。日本における科学技術系ニュースも、科学技術に関わっていない人にとっては、ある意味似た状況なのかもしれない。。。何とかならんものか。。。まぁ、そう言いながら、NYTばかり見てDemocrats寄りのフィルターがかかった情報を信じきってる僕がいてるわけではあるが。。。

バイアスはいたるところに存在する。

2010年3月22日

家族サービス

金曜日はヤンキースの一般チケット販売。
今年の戦績:開幕シリーズの3戦目&6月のサブウェーシリーズ。

今年の開幕は対アナハイムなので、MVP男を拝むためにもぜひとも取りたかった。無難に3戦目にチャレンジしたら家族分取れた。一方サブウェーシリーズ。過去数年全然取れなかったけど、今年は運良く取れた。もちろん、ハナから3枚とるのは諦めて、1枚のみ取りに。

今年は正午から発売開始だったから例年よりさらに激戦かと思ったら、そうでもなかった。もしかしたら、シーズンチケットの販売状況を見て今年は正午にしたのかもしれない。とすると、チケットを買いたい人そのものが減ってるのかもしれない。大不況の影響がまだある?それとも、松井がいなくなって日系企業との契約が減って、一般販売に出されたチケットが多かったから?

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今週末はすばらしく天気が良かった。

ここ数ヶ月、家族を犠牲にしてきたから(冬だったのもあるけど)、この週末は家族サービスに専念。

土曜日午前は、長女のミュージッククラスへ。普段はプレスクールでそのクラスがあるのだけれども、風邪で数回休んだので振り替えとして教室まで出向いて参加。親も一緒にミニ太鼓?を叩いたりしながら進めていくという形式。正直、この歳で心の底から楽しむというものではないけれど、キッズたちは喜んでおった。

ランチには、日本の先輩から送ってもらった天一をいただき(相変わらず旨い!)、長女の誕生日祝いを買いに。自転車を買うことにしてて、お目当ての品がウォルマートにあるということで行ってゲット。ちょっと他のショッピングもして、その足で近くの運動公園で初乗り。帰ってもまだ乗りたいと言うから、近くの公園へ。

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今日日曜日は、ちょっと遠出。

まずネットで自転車ができるパークを探したけど、サイクリングのできそうなところと言っても、補助輪付きの自転車には手強そうだったので(当たり前か)、New Jersey, park, joggingでググってみた。そしたら、Delware and Raritan Canalという州立パークがひっかかってきたので行ってみること。

ドライブ時間は1時間。パークのウェブで指示されてるところへ行くと小さめの駐車スポットがいくつかあって、川沿いにジョギング&サイクリングコースがあり、ちょっとした広場も一応あった。が、調べ方が悪かったのか、イメージしてた感じではなく、キッズと遊ぶという感じではなかった。

駐車スペースの前に広がってる広場で弁当を食べて、ジョギングコースでちょっとだけ遊んで退散。滞在時間1時間弱。。。

また1時間の道のりをドライブして、結局いつも行ってる運動公園へ。昨日&今日と、さすがにたくさんの人がエクササイズしてた。

うちに戻っては、長女がまた自転車をと言うので、近くの公園へ。
すると、娘同士が親しくしているという子も遊びに来てて、一緒に遊ぶ。

その子のお父さんと少し会話。今年ロースクールを卒業されるらしく、その方も今就活中だったので会話がはずむ。。。ロースクールでも出れば就職口はたくさんあるのかと思ったけど、やっぱりこのご時世どの業界も大変みたい。。。ブランコに乗ってる娘たちの背中を押しながら、普通に大人の会話をしてた我々。

と、この週末は家族サービスウィークエンドでした。

2010年3月19日

グラスゴー

グラスゴーへ行ってきました。グラスゴーは、英国北部スコットランドの最大都市(念のため)。中村俊輔ファンが近くにいたら、グラスゴーのことを詳しく&熱く語ってくれるかも。。。。ちなみに、呼ばれたところはUniversity of Strathclyde。発音が手強いけど、ストラスクライド大と書けば良いか。

12日金曜日
夕飯として嫁さんが気をきかせてトリカツ(勝)を。受験生か。。。

13日土曜日
夕方のフライトだったけど、朝から大学へ行きトークの練習をしたり、one-on-one meeting対策をしたり。

学位審査前のステファンがオフィスに泊まりこみしてて、昼前に起きてきたので少し話を。スコットランドの英語はかなり大変とおどされる。。。(前エントリーはそれを受けて、あわててウェブで調べたのでした)

16時ごろにgo bus 28に乗ってニューアーク空港へ行こうとバス停へ。が、外は台風並みの嵐。

2ブロックくらい歩いただけでずぶ濡れになり、さらに、バス停で待っている間、道路にたまった水を車がはねたりして、靴やらズボンの下半分はずぶ濡れに。。。

幸先良い滑り出し。。。

心配してた飛行機。搭乗したら、まだ動いていないはずなのにたまに揺れていた、暴風で。。。インタビューはダメでもえぇから、死ぬのだけは勘弁して、と心底思った。

結局1時間遅れで飛んでくれた。しかも驚くくらい安定した離陸だった。でかい飛行機はすごい。

今回利用した航空会社はBritish Airways。実は、席がセミビジネスみたいな席で(もちろんエコノミーのチケットを自分で取ってたけどチェックインの時に勝手にアップグレードしてくれた!いわゆるビジネスではなく、エコノミーよりはちょっとゆったり目)、隣もいなかったので非常に快適なフライトだった。3時間は寝れたかも。ただ、機内食はアメリカ並みで、内容もエコノミーと同じだったはず。ダークナイトを途中まで観た。やっぱりおもろい。

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14日日曜日
ヒースロー経由でグラスゴーへ行く予定で、ヒースローには予定より1時間くらい遅れて着いた。が、コネクションまで残り1時間弱。

入国審査とセキュリティをパスする必要があって、列・列。。。セキュリティはショートカットさせてもらったけど、パスした時点で残り5分ほど。

結局乗り遅れた。。。

が、次の便に空席があったので、それにただで変更してもらう。東海岸方面から来た人はストームの影響で結構ミスったもよう。

昼過ぎ無事グラスゴーへ到着。空港からService 500というバスに乗った。帰り用のチケットをopen returnとして7ポンドで買った。そのバスは、30分弱で市街地まで行け、帰りもそのバスで帰れて便利。

乗るまでは良かったのだけれども、途中、カバンの中を見てたら何か少ないことに気がついた。実は、インタビューのカンペ系書類を機内に忘れたことが発覚。

やってもうた。。。

幸い、パスポート、DSなど、帰国にエッセンシャルなものはあったので、カンペは諦める。

乗ったバスは、市中心のバス停にいくつか止まって、Buchananバスターミナルへ。

ホテルはExpress by Holiday Innという川沿いにあるホテル。フリー朝食付きで、市の中心まで徒歩5分強のロケーション。部屋も良い感じの広さだった。

チェックインして、まずは大学の下見。大学は丘の上にあった。そこで働くことになるかもしれない建設中のビルはほとんど完成状態だった。中庭もあってなかなか好印象。

その後、街の中心に行って、コンセントのアダプターを探した。ホテルで聞いたけど、すでに貸し出し中で、けれども今日中にPCを使って、カンペをノートに手書きで作りなおさないといけないから、どうしても必要だった。

ちょうど旅行代理店があったので、ちょっと聞いてみた。そしたら、Central StationBootsというコンビニみたいな店にあると教えてもらう。行ったら、アフォーダルな値段でホントにあった。さすが旅行代理店店員!

グラスゴーの中心街はBuchanan Streetみたいで、歩行者天国の広い通りで、非常に賑やかだった。通りそのものが広いからゴミゴミ感は人の数の割りに少ない。そこはショッピング街で、いろんなお店があった。

グラスゴー全体は、予想してたよりはるかに大きな街で、下手なアメリカの街より便利そうな印象を受けた。フットボールのチームが二つもあるのも頷ける。

ちなみに、心配したスコットランド訛り、確かに聞こえてくる会話は何を言ってるかわからない確率が普段よりかなり高かった。。。

夕食はDiMaggio’sなるイタリアンレストランへ。GoMA(近代美術館)の近く。

値段は普通で、店の雰囲気や味も良かった。ちなみに、地球の歩き方に載ってたから行った。

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15日月曜日(インタビュー1日目)
1日目はインフォーマル・インタビューとトークという構成。

今回のインタビューは、候補者たちが同時進行的にスケジュールをこなす形式で、これまで受けたインタビューで最も効率的なインタビューだった。

ちなみに、呼ばれてた候補者は5人!

まず、one-on-oneミーティングが20分一コマで組まれていて11人のファカルティーと会った。主要職に就いてる人を中心に会っていき、大学・研究所・UKのグラント制度・生活などの情報を聞いたり、教えてくれたりという感じ。もちろん、研究の話も。一コマ20分と短いので、スコットランド訛りのきつい人でも何とかごまかせた。。。

ランチは会議室でみんなで食べて、それから午後のトークの時間帯に突入。が、基本的に他の候補者のトークを聴けるようにはなってなくて、自分の番が回ってくるまでの空き時間には、他の空いてる候補者たちと一緒に研究所内ツアーが組まれていた。実験室、動物飼育施設を見学した。

トークは18分+7分質疑応答。

今回は20分弱ということで、10分論文ネタ、10分プレリミナリーデータをまじえた将来プラン2つ、というコンテンツ。今回もチョークトーク的なイベントは組まれてなかったので、将来プランを積極的にいれた。スライド数もちょうど半々という感じ。論文ネタはかなり端折って(データはスライド3枚のみ)メッセージだけを伝えるストーリーにした。

質問は3つ来て、ちょっと的外れな回答をした気もしないでもないけど、何とかクリア。デキは、質疑応答はともかく、トーク中はほとんど緊張せず、オーディエンスを一通り見ながらできて、悪くなかったと思う。

ディナーは19時半からで、Cafe Gondolfiというレストラン。5人の候補者とファカルティー4人が参加。ペン大の時に比べたら負担が分散された分まだましだった。隣に座った人は研究所のヘッドで、分野は神経科学じゃなかったからフットボールのネタをふってみた。えらく食いつきが良かった。。。さすがグラスゴー。

どうも、セルティックレンジャースはある意味宗教らしく、グラスゴーに住むなら、どっちかにコミットしないといけないらしい。。。ヤンキースとメッツが同じリーグでプレーオフ進出を争うみたいな状況をイメージしたら容易に想像できるか。

レストラン自体はフォーマルすぎない良い感じのところだった。結局、みんなでワインを4本あけて、全員スターターとメインを食べたから、一人40~50ポンドくらいか。ゴチになりました。

ちなみに、今回呼ばれた候補者は、5人中僕も含め3人はアメリカから。1人はエディンバラ、1人はロンドンから。アメリカからの候補者が手強くて、一人のCVは僕と少なくとも同レベルでネイティブスピーカー。もう一人はK99まで持ってた。。。さらに、副学長とコラボ経験があるというコネつき。。。文句は言えない出来レースかよ、と思って、ちょっと意気消沈。。。

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16日火曜日(インタビュー2日目)

この日はフォーマルインタビューが組まれていた。
形式は、主要職の8人からボコボコにされる、といういわゆる「面接」をイメージするとちょうど良い。

質問の内容は:

なぜアプライした?
最近出した論文の貢献度は?
これからどんな感じで論文を出していく?
予算はどうやって取る?
ティーチングの経験は?
ティーチングに臨む上でチャレンジングなことは?
将来の研究はどんな感じ?
他の分野の人とどうコミュニケートする?
5年後インタビューするとしたら自分をどうアピールする?
いつから来れる?
最終連絡はアプリケーションに載ってたアドレスで良い?

などなど。
30分の面接で、各質問に対して応えないといけないから、ほとんどの時間僕が話さないといけなかった。。。かなりタフ。日本語でも「そりゃタフな質問やで」という質問もあったしな。。。

スーパーバトルモードになって、かなり消耗した。。。

ちなみに、逆ギレ、いや逆質問もできて、
ポジションはパーマネント?
スタートアップ資金はおいくら?
という質問をした。

インタビュー終了。

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11時には開放され、city sightseeingなる2階建てバスに乗って観光ツアーに。ホテルでクーポンをもらって9ポンド(元値は10ポンド)。

各席に音声ガイドがついていて、イヤホンでガイドを聞きながら、グラスゴーの主要箇所を回っていくツアー。一周一時間強で、20スポットくらいバス停があった。チケットを買えば乗り降り自由で、その気になれば、何週でも回れる。グラスゴーを手っ取り早く観光するには非常に良いツアーだった。平日だったからか、2階の最前列に座って回ることができたし。

観光バスがまわってるだけあって、魅力的なスポットはいくつもあって、僕が降りたのはKelvingrove Art Gallery & Museumという美術館。印象派の絵が少しあったけど、美術館というよりは美術博物館的な感じ。educationにフォーカスしてた。ちなみに、入場料はタダ(クーポンで得した1ポンドだけ寄付してきた)。そこから、丘の上にそびえ立ってるグラスゴー大が見えたけど、ハリーポッターかと思うくらい年季の入った荘厳とでもいうか、とにかく超古い校舎が見えた。

ちなみに、この日の夕食はichibanなる日本食レストラン。レストランというより少しおしゃれな「食堂」というデザインで、メニューは充実してた。値段も普通のレストランという感じで、悪くなかった。お茶でお金を取られるとはちと予想外だったが。。。

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17日水曜日

グラスゴーを立つ日。

早朝、空港行きのバスに乗った。実はこのService 500 というバスでは、なんとフリーwifiサービスがあったのでラップトップをあけてメールをチェック。

そしたらストラスクライド大からメールが来てた。

なんとオファーをいただきました!!

正直、こんなに早く知らせが来るとは思ってなかったので、かなりビックリ。
僕がトップなのか(unlikely)、数人にオファーを出したのか(very likely)、はたまた全員にオファーを出したのか不明だけど、もしかしたら、最低限のパフォーマンスをしたらOKという感じだったのかもしれない。

さらにポストはパーマネント(!!)なので、このオファーを取れば、数年後どうなるかわからん、という状況と手を切ることができたりもする。メチャ美味しいオファー。(といっても、大学の経営がひどくなったらクビは切られるのだろうけど)とにかく、一気に肩の荷が下りたのを感じた。。。

その足で、ロンドンへ。
ケンハリスさんの新オフィスへ行く。
彼と一緒に大学内のパブに行って、ビール2杯ずつしばきながら3時間くらいいろいろ喋った。(ビールはおごり)

あえて研究プロジェクトの話はしないよう心がけたが、最後に、「で、俺たちの論文はどうよ?」的な質問をうけ、応えた。。。彼と具体的な研究の話をすると何となく酔いがさめる。。。それはともかく、3時間くらいいろいろ話をした。日本訪問をかなり満喫したようすだった。

夕食は一人でホテルの近くにあったタイレストランSiam Gardenへ。たまたま見つけたけど、悪くなかった。

ホテルはEarls Court駅の近くにあるBarkston Gardens Hotelというホテル。安いホテルだけに部屋は東京にある安いホテルと同じ感じ。フロントのお姉さんは、愛想が悪いわけではないけど、何となくサービス精神にかけるというか何と言うか、安っぽいホテルにありがちな対応。けど、フリーインターネットがあったので、嫁さんにオファーの知らせをしたり、たまったメールの返事を書いたりできて、良いロケーションで80ドル台で泊まれたからコストパフォーマンスはまずまず。

ちなみにロンドン観光は、ケンに会う前にインペリアル大の裏にある自然史博物館に行って、勉強したくらい。

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18日木曜日

US再入国。

飛行機はBritish Airwaysで、席はエコノミー。なので、アップグレードされてなかった。。。今時、ビデオシステムが全席共通プログラムのやつでなかなかの最悪ぶり。British Airwaysはカウンターの対応も良くなかったし、今後は極力避けたい会社の一つ。20日くらいから大規模ストライキをするとか言ってるし、経営者がダメダメなのだろう。客室乗務員はフレンドリーで良かったけど。

入国審査は何の問題もなし。

空港からラトガーズまではまたgo bus 28を利用。アジア人・白人の乗客は僕一人だけだった。。。1.35ドルで空港から移動できるという安さだから、リスク承知でつい利用してしまいたくなる。。。

という感じで無事に美しいニューアークシティーへ戻ってきました。

実はこの日、長女の5回目のバースデーでもあったので、帰りにでかいバルーンとちょっと豪華な食材を買って帰り、夜はささやかなパーティー。お父さん、がんばったぞ!と娘にアピールしたかったけど、どうせわかってくれんやろうし、それよりもUKお土産を期待してたみたいだから、心の中で一人(あと嫁さんと)達成感を少しだけ味わう。。。

ということで、今後インタビューの予定はないので、これで就活は終盤へ(ネゴシエーションなる得体の知れない代物があるが・・・)。ペン大の結果はまだだけど、自分のラボを持てるのはおそらく確定なのではないかと思われる(フォーマルなレターをもらってそれにサインするまでは油断できんが)。この一年間の就活の総括については、そのうち改めてエントリーを立てたいと思います。


2010年3月13日

訛り

不安解消のためにYouTubeでお勉強。



おっさんの言うてることさっぱりわからん。。。
不安が増してきた。。。

大雪、カード情報盗難、サーカス、スコットランド

今日からスコットランドへ。その前にこの2週間の出来事をまとめます。

まず、2月末の木曜日、また雪。ひどくなっていく一方という予報だったので在宅勤務。娘のプレスクールも午前中で休校になった。なので、午後は仕事はかどらず。。。

翌朝起きたら外はすごいことになってた。一晩で30センチ以上は積もったはず。朝食後、雪かきをしようと玄関のドアを開けたら、ドアが開くか開かないかギリギリの高さまで積もってた。あと10センチも積もったら外に出れなくなるわけで、ある意味怖い。とりあえず、道路までの避難経路を確保。こんなに積もったのはこっちに来てからは初めてだったのではないか。

当然、娘のプレスクールも休校なので、昼はかまくらを作ったり。。。たくさん雪かきして良いエクササイズにはなったが、仕事は大いに停滞。

翌日の土曜日。この日も在宅勤務。雪は完全にやんで車を救出。夕方前に車のオイル交換の予約をいれていたのでディーラーへ。道はほぼ完璧に復旧していた。

リコール問題後、はじめてトヨタのディーラーに行ったけど、あまり変わっている雰囲気はなかった。良い意味でも、悪い意味でも。オイル交換だけのつもりが、バッテリーテストにひっかかったということで、バッテリーも交換。えらくかかった。こうやって儲けているのだろうか。。。

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先週一週間は、スコットランドの準備など。

先週頭、クレジットカード情報がまたまたまた盗まれて、1000ドルくらい使われた。。。電話して、新しいカードを再発行してもらって、その1000ドルを取り返したけど、これはいつも疲れる。原因として思い当たるのは、自宅でインターネットショッピングをしたことか。タイミング的にもその直後に使われてる。なんだか恐ろしい。。。

先週末土曜日は、日本へ帰国する知人の送別会を伊勢で。開店5時から会をスタートして、閉店11時過ぎまで。会話もいろいろ盛り上がってオモロかった。その知人とはこっちで知り合って、一緒にBBQしたり、学会で食事にいったり、サイエンスの話もしたりと、いろいろお世話になりました。日本でも頑張ってください。

翌日日曜日、長女とサーカスを観に行った。
Ringling brothers circusなるそれなりに有名なサーカス団らしく、面白そうだったから行ってみた。まず、大学に車を停めて(駐車代をケチるため)、「華やかな」ニューアークのダウンタウンを、娘の手を引きながら、何もないよう警戒しながら歩いてPrudencial Centerへ。初めて行ったけど、非常にきれいなところだった。Prudencial Centerはいつもホッケーをやってるところ。大きさ的には、IzodセンターやMSGと同じか少し広いくらいか。新しいし、トイレなんかもきれいだった。

開園からショーが始まるまでちょっとしたイベントがステージ?(アイスホッケーのリンクに相当する部分)であって、実際ステージに降りてtattooをやってもらったり、象が出てきてペイントをしたりとなかなかエンジョイできた。

そしてショーのスタート。
サーカスなんて小学生くらいに行って以来だったけど、大人も楽しめるようになってた。音楽やちょっとした映像とカップルさせながら、次々とショーが展開していった。個人的にすごいと思ったのは、前半最後のオートバイのショー。あれは一見の価値あり。。。一歩間違ったら大怪我するようなことをやるんだから、大人的には別の意味でドキドキ感もある。

休憩を挟む2部構成で、合計2時間半くらいのショーだった。家族連ればかりだったけど、それなりにコストパフォーマンスはある気がした。

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今週もスコットランドの準備など。
水曜日にはゴンザロくんが来て、最近取り組んでるテーマをしゃべってくれた。工学系の人って、アプローチというか視点が違うから非常に新鮮だった。そういえば、ここ最近、こういう「刺激」がめっきり減ってる。非常に良くない。

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さて、スコットランド。

旅程は、今日土曜日夕方発・日曜日午前現地着。月・火がインタビューで、水曜日はロンドンにいてるケン(今岡崎にいてるらしい)に会って、木曜日再入国。

今回呼んでもらったのはグラスゴーにある大学。アプライしてみるもんだなぁ、とつくづく思った。呼ばれた当初、正直、それほど乗り気ではなかったけど、場所、大学、そこで働いている人たちの情報を集めていくと、良いとこかも?、という気がしてきた。身の丈にあってるのかなぁ、という気もする。それに呼んでくれたということは僕を評価してくれている数少ないところの一つなわけだし、ありがたい話に変わりない。ただ、やはりcomtetitive(>competitive)なのは間違いないだろうから、良いジョブをしないといけない。最大の心配は訛りか。ただでさえ英語の聞き取りが不安なのに、スコットランドの英語(実際どれくらいすごいのか知らんが)なんて聞き取れるんだろうか?まぁ、フランス語よりはましか。。。

ちなみに、itineraryが届いたのは今週。かなりインテンスなスケジュール。20分一コマで11人ものファカルティーと立て続けに会うことになっている。トイレ休憩すらナシ!昼食後にトークがあって、とどめにディナー。ある意味、拷問。。。研究者たるもの、こういうのにも耐えれないといかんのだろう。2日目は、deanと会う、それだけが予定されている。不気味。。。とにかく、戻ってきたらまたアップします。

もう一つ就活がらみ。ペンの結果は4月まで待たないといけないから、今は生殺し状態中。インタビューから一ヶ月たったけど、直後の記憶は薄れてるだろうから、あと一ヶ月もしたら、みんな忘れるんではないかという気もする。3ヶ月間にも渡るインタビュー期間でどうやって他の候補者と比較するのだろう?という気になる。1人目(つまり僕)は不利なんではないか。。。最後の候補者良かったし、彼・彼女で良いんじゃない、という感じで。。。まぁ、とにかく他のやるべきことをこなしつつ、天命を待つしかないです。