2010年4月18日

歯、赤ヘル、総会、講習会、他力

まずは先週の話。

月曜日5日、歯を磨いていたら詰め物が取れた。。。翌朝、歯医者に電話して水曜日の予約を入れる。取れた詰め物持参で、歯医者へ行ったら、どうも虫歯が広がっていて取れたらしい。詰め物のサイズはもう合わないから一から埋めた方が良いとのこと。ちなみに、はずれた詰め物、渡米する直前、歯の総メンテナンスをした時のやつだったから、ちょうど5年前のもの。「金なら長持ちする」と説明を受けたので、奮発して金歯にしたのに。。。持参した金塊、歯医者においてきたけど、売れば小遣いくらいにはなったんではないか。。。それはともかく、ついでにチェックアップもしてもらった。

歯医者とは直接関係ないけど、その晩、風邪っぽくなって、夜と翌日発熱。自宅静養。。。今回の風邪、長女から順番に家族に感染が拡大していった。。ウィルスは恐ろしい。。。

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飛んで今週の木曜日はヤンキース戦
ホームオープナーの3戦目で、「赤ヘル松井」を拝めた。この日はプロモーションデーで、まずスタジアムに入ると無料キャップをもらえた。ヤンキースのロゴ入りのワールドチャンピオン記念キャップ。

これからプロモーションスケジュールをチェックしてスタジアムへ足を運ぶとお得かも。これまでも、置物やカレンダーやらもらったし、いろいろもらえる。

さらにこの日は、Jackey Robinsonの特別デーということで、試合開始前に家族の人を招待した特別なイベントがあって、この日の出場選手は両チーム全員背番号42だった。なので、松井も55でなく42だった。

先発メンバー紹介の時、普通、敵チームの選手紹介の時はブーイングか無視だけれども、松井の時は大歓声だった。ヤンキース時代、不調だった時よりも歓声があったかも。。。とにかく松井はヤンキースファンに愛されてます。

そして、2回表、松井の第1打席。これも拍手。

そしたらホームラン!

ブーイングでなく、これまた大歓声だった。先制点だったにも関わらず。

おそらく、敵チームの選手でこんな声援をもらえる選手は松井だけなんではないか?ジョニーだとどうなんだろう。とにかく、松井はヤンキースにとって特別な選手ということがよくわかった。

試合は、Robinsonデーだったからか知らないけど、Robinson Canoが2本もホームラン打って、ヤンキースは小刻みに点を重ねて、先発のHughesも6回途中までそこそこのピッチングで、完全にヤンキースペースであまり負ける気がしなかった。

7回の儀式が終わった時点で10時ごろだったので撤収。

ちなみに、旧ヤンキースタジアム。解体工事進行中で廃墟と化していた。。。

今シーズンのヤンキース。昨年ほどの大補強はしてないし、むしろ松井とジョニー、あとカブレラが抜けた穴が埋ってない。打線がショボくなってる。。。これで主力に怪我人でも出たらどうなるんだろう。。一方で投手は良い感じ。先発がプレーオフの流れのまま良い感じで働いてくれてる。ということで、すっかり投手中心のチームに変貌を遂げてる。それにこの日投げたHughesがこの調子でゲームを作ってくれたら、4人目に格上げで良いペースが出来上がるんではないか。今年も期待してよさげ。

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今日。
補習校の父母総会なるものが開催されて参加してみた。
ここでいう父母会は、いわゆるPTAだけれども、なんとNPO化してて、この一年で免税NPOとしての認可がおりたらしく、かなりしっかりした組織になっているもよう。

総会は、校長先生の挨拶でスタートして、そのNPO絡みの説明、昨年度会計、今年度予算の報告があって、承認を得る、というちょっとした株主総会みたいな雰囲気だった。子供の学校の会とはいえ、当り前なのかもしれないけど、非常にしっかりしてて興味深かった。もしかしたら、自分が子供の頃は気付いてなかっただけで、大人の世界ではこういうのがしっかり回っていたのかもしれない。

それから、この父母会の役員での仕事、ふと思ったけど、子育てで会社で働くことを諦めざるをえなかった人にとっては、非常にやりがいを見出せそうな仕事なのかとも思った。もちろん、ビジネスではないからお金を生み出すものではない。けれど、学校というシステムがうまく回っていくためには不可欠の組織だしっかり世の役に立ってるわけだし、個人的には、少なくともゴールドマンサックスで働いている人よりはリスペクトするに値すると思った(比べる対象が悪すぎるか。。。)。

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ところで、研究の方は、木・金とステファンがサーバー講習会を開いてくれて、解析環境を整えるまでのノウハウを詳しく教えてくれた。うちのラボのポスドクと他のラボの学生さん、それから他のところのラボでシステムを構築しようとしている人が二人参加するという、それなりに本格的な講習会。Linuxのフォルダ構成、コマンドライン、そしてソフトインストール時のデバッグなどをデモをまじえながら教えてくれた。ソフトインストールのデバックの作業を目の当たりにして、みんなかなり壁を感じてたもよう。。。これが初日。2日目は、実際に自分でやってみよう、ということで、ラップトップにフリースペースのある人はラップトップ持参で、Ubuntuのインストールから最低限の解析環境を整えるところまでやった。僕も、外部ディスクにフリースペースがあったので、遅いのは承知でとにかくセットアップするというプロセスを自分でやってみた。やはりソフトインストールが限りなく手強そうだけど、一応一日で一通りできたし、えらく勉強になった。ラップトップさえあればあとはタダで環境をセットアップできるんだからすごい話。フリーの世界はすばらしい。。。

あと就活。進展?がありました。
メールで尋ねたら、どうやらトップの人にオファーを出したもよう。。。が、二人にオファーを出す可能性もあるし、まだ君に興味あるよ、と。。。非常に複雑な心境。。。ボスに聞いたら、意思決定する締切が差し迫ってないなら、このコメントを文字通りとって、待つ価値はあるのでは?というアドバイス。嫁さんも同意見だった。そういえば、アメリカに来た時のフェローシップも繰り上げ当選だったし、これまでの人生、実力より運で生きてきたところがあるし、その他力という運にちと期待。火山灰で今は欧州方面には行けないしな。。。

2010年4月15日

学会

おととい月曜日、9月に開催される日本の学会に演題登録完了。

日本の学会へ行くのは5年ぶり?
この5年間で英語推進運動がすすめられたみたいだし、随分と雰囲気が変わっているんだろうなぁ。昔、オーラル発表した時は日本語だったもんな。(何年前だったか思い出せんが。。。)

アメリカの学会だと、高い金を払わないと良い物が食べられないけど、日本の学会だから普通にお店に行って、普通に良い料理にめぐりあえると思うと今からヨダレが。。。

ところで、就活。ペン大からの返事も未だなし。ダメならダメと早く言ってくれ。。。ストラスクライド大は、ネゴシエーション(?)が煮詰まってきた良いタイミングで先方のイースター休暇や学会などと重なって、早く返事をしろ、というプレッシャーはまだかけられていない(と解釈している)。けど、あと1、2週間で(人生が)決まるのではないかと思われる。。。雑誌に論文投稿して、2ヶ月くらい経過した時の心境+アルファ、という感じで、新着メールが気になって仕方ない今日この頃です。

2010年4月14日

Sakura

イースターホリデーの週末(4月3日・4日)は一泊二日でDCの桜を見に行った。

長女の補習校初日が3時ごろ終わり、家族全員でそのまま南下してDCを目指した。渋滞ゼロだったからか、休憩2,3回したのに3時間半くらいでDC、というかGreenbeltに到着。

さすがにDC中心はホテルも高いので、メトロの始発駅Greenbeltの近くのホリデーインを予約しておいた。

Greenbeltに着いたのは6時半過ぎで、あらかじめ目星をつけておいた近くのジャパニーズレストラン、Okasa Restaurantへ。嫁さんは定食弁当系、僕は焼き鳥を頼んだ。味は、、、米国内旅行の食事、という意味では、悪くなかったのではないか。僕が頼んだ料理は、焼き鳥というよりTeriyaki chicken BBQ?という感じだった。料金は普通の外食料金。量はしっかりあった。そのレストランはモールの一角にあって、そのモール全体黒人さんたちが多かったけど、そういう地区だったのだろうか。

食事後ホテルへチェックイン。

ホテルは非常にきれいなところで、部屋も非常に立派だった。フリーWi-Fiもあったので、ラップトップなりネットブックなり持って行っておけば、ネットをタダで利用できたもよう。もちろん、駐車場もフリー。良いホテルでした。

翌日、4日日曜日。

朝は9時前にチェックアウトしてDC中心を目指した。
まず、車でGreenbelt駅へ。駅の前にメチャ広いパーキングがあって、そこに停めてメトロに乗った。パーキングは土日タダみたいで、メトロ料金も割引価格だったから非常に安上がり。一つ乗り継いでスミソニアンへ。そこから歩いてサクラエリアへ。通常のモールの観光者+サクラの見物客+すばらしすぎる陽気、ということでなかなかの人出だった。

そこまでは良かったのだけれども(地下鉄を乗り換える時、長女がトイレに行きたいといきなり言い出して、係りの人にトイレに案内してもらったりしたけど)、肝心のサクラは120~140%くらいの満開度。つまりは、サクラ吹雪が舞っていた。。。タイミング的には、むしろ近くのセントラルパークへ行った方が良かったんでは??、という思いが脳裏をよぎったりもしたが、とりあえず雰囲気を楽しんだ。

池?を囲むようにサクラが植えてあって、仮に日本でもなかなか見ごたえのある桜の名所になるのではないだろうか。実際、その池より南に行ってもまだ桜があると地図にはあったので、相当数の桜の木があることになる。

特設テント群があって、ファーストフード、お土産、そしてレンジャーさんのイベントテントが並んでいた。そのレンジャーイベントはキッズイベントで、年齢に応じて、桜などの日本にちなんだクラフト系をこなすとなかなか桜の柄があるなかなか立派なレンジャーバッジがもらえる、という企画だった。

長女はこの手のイベントにはいつも積極的なので、参加。ペーパー提灯、折り紙、桜や灯篭の色塗りをこなす。かなりの数だからかなりの時間帯在してた。

ランチはその出店で買ったけど、焼き鳥やらややジャパニーズチックなファーストフードで、出店にしては良かった。池に沿って桜並木を歩いたりして2時ごろにはモール周辺を後に。またメトロでGreenbeltへ戻って、車でNJを目指した。

思ったけど、DCへ遊びに行く時は、今回みたいに、メトロ駅付属のフリー駐車場に停めてモールを目指すのが良いのかも。モール周辺の道はかなり渋滞してる雰囲気だったし。

それは良いのだけれども、復路の道は渋滞の連続で、行きは3.5時間だったところが、3時間増の5.5時間もかかった。。。着いたのは20時半ごろ。。。体力の限界で食欲もなかったし、すぐに風呂に入って寝た。

というドライブ9時間+DC観光4時間強な旅行でした。

入園

少し前だけど、4月3日土曜日から長女は補習校へ通い出した。初日は入園・入学式があって、我々親もちょっとフォーマルな服を来ていく。

クラスを確認し、娘をそのクラスの教室まで連れて行ったら、担任の先生が来られた。親は式が開催されるホールへ移動するよう、指示を受ける。

式が行われたホールは、コンサートホールみたいな立派なところで、前3分の1くらいが児童の席、後ろが親の席。一部の親御さんたちは、すでに三脚付きホームビデオをその「親席」の最前列に構えていた。。。

ステージには、「祝にゅうがく」と書かれた手作りの看板?プラカード?が飾られていて、右には進行役用の台、中央には学校には必ずあったズッシリした演台(?)、その両脇に日本とアメリカの国旗がそれぞれ立てられていた。さらに来賓用椅子が左側に、右側には校長・副校長先生の椅子が置かれていた。

入園・入学を迎える園児・児童たちが入ってきて、式スタート。

国歌斉唱はなかったけど(個人的にはあって欲しかったが。。。)、なかなか厳かな、けど幼稚園・小1向けだから少しだけリラックスした雰囲気で式は進行。来賓には総領事の偉い人がいたりと、なかなか本格的。校長先生はさすがに良い雰囲気を持たれてる方で、ウケもとったりと、全体的に簡潔で良い感じの式だった。

式後、園児・児童たちは各自の教室へ移動し、さっそく初日のスケジュールをフルでこなした。補習校だから、週一でカリキュラムをこなしていく必要があり、初日からインテンスなスケジュール。

授業は2時過ぎまであった。我々は一旦帰って、ランチを食べて再び学校へ。終了時に、親も教室に入って、まず担任の先生と補佐役の先生の自己紹介。さらに、簡単な注意事項の説明を受ける。なかなか威厳のある女性の先生だった。

その注意事項というのも、わりときっちりしてた。最後に、卒園アルバムの話になったのだけれども、これはなかなか興味深い話だった。

基本的に父母のボランティアで作るのだけれども、同学年に二クラスあるので、クラス間でも相談して、作ると決めたら両クラス作る、そしてできるだけ差がないようなものを作って欲しい、とのこと。

社会主義??

それはともかく、この補習校は父母のボランティア参加も求められているので、そういう機会はなかなか楽しみな部分の一つではある。

娘も、初日はさすがに疲れたみたいだけど、楽しんだもよう。

ちなみに、先週末は二日目で、娘は前日からかなり楽しみにしていた。子供がこうモチベーションをあらわにしてくれると、それだけで報われた気になる。。。