日本では「若者が内向き過ぎてケシカラン」、と「最近の若者は・・・」論の最新版として一部の年配が若者を攻撃(?)しているとか。。そんなことを助長してるマスコミの「内向き」を直すことこそ優先順位が高いのに・・・と思う今日この頃。
内か外かは、結局バランスの問題だから、その両方を天秤にかけてさえいれば、傾向なり数字として「内」の結果が出てもなんら問題ない。日本がそれだけ良い国だという指標にもなる。
研究者に関して。
昨年、若い人たちの前でトークした時。トークの初っ端「どれくらい留学したい?」と聴いたら8割くらいの人が手を挙げていた。
躊躇なく。
もちろん、そういう主旨の会だったからそういう若者が集まったのかもしれない。けど、外を向いている、あるいは内外バランス良く考えている人たちは確実な数いてる。英語がうまい人も多い。
問題は、彼らを取り巻く環境。僕が昔そうだった様に、海外へ行く場合、金銭面の壁が大きいと思うから、その辺をサポートする体制がもう少し整えばもっともっとみんな海外に行く(行ってしまう)と思う。それから、海外にはポスドクの公募が結構な数あったり、日本にいた時は聞いたことなかったフェローシップなんかもあって、チャンスはそれなりにはある。もしもっと海外に若手研究者を送り出したいなら、その辺の情報を伝えるだけでも、数は増えるだろう。
ただし、「海外へ行け・行く」と言う場合、それが目的になってしまったら、特に研究の場合、本末転倒。日本ではできない良いサイエンスができるからこそ海外へ行くべきで、留学アリキだったら単に海外旅行の延長でしかないし、おそらく失敗する。
海外旅行ではない、ビザのいる海外生活にはそれなりのコミットメントがいる。
それはともかく、この一週間のまとめ。
まず研究以外のタスクを3つ抱えてた。
一つ目は、10月頃からスタートしてた研究キャリア関連コースのアサインメント提出締切が昨日だった。そのアサインメントは2つ。1つは2500字レポート(5ページ)。もう一つはグループ活動やら個人活動レポート。
こういうのはトップを目指す必要はないからとにかく単位さえ取れればOK。なので、大して読み返すこともせず出来た時点で送った。このコース、2回目のソーシャルスキル関連のセッション以外、学ぶことがなかったな。。。probation periodをクリアするのに一定の単位を取ることが課せられてるから仕方なく、、、という感じ。浪費した。。。
二つ目のタスク。これは同僚のラボの学生さんの学位審査。UKではdefenseとは言わずvivaというらしい。形式も全然わかってないのにinternal examinerなるものを引き受けることに。
年末に学位論文をもらえるときいていたのに、実際もらったのは今週頭。
300ページ弱もある超大作。。。(引き受けたことを後悔した。。。)
とりあえず、学位論文をもらった翌日から、朝はこの「図鑑」の読破に割いてます。。。
内容は、神経科学とは言えど、普段のアンテナ外だから、ほぼno backgroundの状態で一からお勉強。けど、それがかなり面白いというか文字通り勉強になっている。自分の研究とどうリンクを作るかという思考実験みたいなことをする良い機会になってるし、これからジャーナルをチェックするときのアンテナが広がった。そう思わないとやってられんといえばそうか。。。
こちらは来週末レビューレポートを提出し、再来週末そのvivaなるものがあるらしい。
最後のタスクは、昨日突然振ってきたもの。年が変わったから2010年活動レポートを提出しないといかんらしい。。。昨年、一部の部門で試験導入され、今年から全学導入。大学のストラテジーにスタッフのパフォーマンスを沿わせる意図があるのだろう。これでホントに全体のパフォーマンスが上がるなら良いけど、もしそうではなかったら、意味もなく根付かせる前にやめるべきだろう。
この手の締切が設定されてるタスクは午前にこなし、午後は研究関連。
当面、実験計測システムはLabVIEWをメインに使っていくことにしてる。プログラムができない学生さんが入ってきた時に備え、LabVIEWでシステム構築しておこうという目論み。というのは、LabVIEWはプログラムを学ぶ敷居が低く、自分のやりたい実験へカスタマイズしやすいから。元ラボではmatlabとLabVIEWを組み合わせててほぼ同じものをLabVIEWだけで作り直すから、短期的には時間のむだかもしれないけど、上記の理由でLabVIEWへ移植中。やっぱり制御・計測に関してはLabVIEWだといろんな遊びが簡単にできるから良い。
グラント書きは、小規模のものを3つ作成中で、その一つを仕上げて学内処理へ。来週中には送れるか?
二つ目も来週中には学内へsubmitできそう。
今は就活のように数打って当てる戦略を採用中。強いCVならじっくり勝負できるんだろうけど、、、
そんな、いろいろやってる割には実質何も進んでいない一週間でした。
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