2009年2月14日

ファイナンシャルプラン1.0

最近、週末の時間を使って、「ファイナンシャルプランごっこ」をやった。

短・中・長期的な目標が明示的になって、お金を効率的に使えそうな気がするから不思議なものである。

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実は、僕が大学院生の時、AFPなる資格を取ったことがある(もう失効してます)。その当時、日経新聞を読んでは「資産運用」なるものに興味を持ち、資産の「し」の字にも満たないお金をもとに、ダイワで資産運用を始めた。

そして、生きていく上で、お金のことを勉強せなあかんなぁと思い立ち、ユーキャンの通信講座で勉強しては、AFPなる資格を取ったわけである。その労力を科学に向けていれば、もう少しマシな科学者になっていたかもしれないが、That’s lifeである。。。

けど、その時に学んだことは、意外と役に立っている。
資産運用のこと、保険のこと。

税金のこと、も勉強したはずだけどもう忘れた。。。

とにかく、役に立っていることもある。

特に、AFP資格試験の「受験資格」を得るために、ファイナンシャルプラン・シミュレーション、という課題があってユーキャンに送った。その経験が今回非常に役に立った。その課題は、Aさん一家のファイナンシャルプランを作る、とかそういった内容。

実践的な課題なわけである。

今回は、そこで学んだことを思い出しつつ、あとインターネットで見つかる情報(例えば教育費はいつ・いくらいるかなど)を根拠にしつつ、エクセルを使って、我が家のプランを考えてみたわけである。

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やってわかったのは、冒頭に書いたように、短中長期の課題・難題が浮き彫りになって非常に良い、ということ。特に、家族構成がほぼ固まりつつある時期にやるのは、非常に効果的な気がした。

もちろん、素人がやることだから、いろいろ抜け落ちている点もあるだろうけど、お金という点での「家族計画」を立てるのは悪いことではないように思った。

単純な例としては、今、Xドルなり円というお金が普通預金で眠っていたとする。そのまま眠らせるか?投資に使うか?投資にまわすなら、いくら?どれくらいの期間運用するか?どんな商品で運用すべきか?

ファイナンシャルプランをやると、そういう細かいことも明示的になって、それこそ10万円単位で、根拠に基づいた資産運用の戦略を練れる。

もちろん、deterministic的なこともあれば(年齢、子供の進学時期など)、highly uncertainなこと(いつPIになるか?経済がいつ回復して、資産の増加を見込めそうか?国民年金はホントに受け取れるのか?など)があって、プランはあくまでも絵に描いたモチでしかない。

なので、こんなものは役に立たんのかもしれん。

けども、数年後のために今年は耐えてこれだけ貯金する、という明確な短期ゴールを持てるのは、研究・仕事と同じで、張り合いが出て良い。トップダウン的に、お金の使い方を考えられる。

さらに、家族(特に嫁さん)と、数値目標やビジョンをシェアする、という意味でも悪くない。

例えば、嫁さんに高価なものをせがられた時、それをリジェクトする強力な根拠にもなる。
(結婚生活そのものをリジェクトされるリスクにもなりうるが。。。)

ところで、今回のプランでは数年以内にテニュアトラックに乗るとプランが立てられている(立ててしまった)。つまりは、数年以内に給料がワンランク上にならなければプランは破綻、である。。。

捕らぬ狸の・・・である。

来年の今頃、バージョン2.0を作ろう。。。
毎年、バージョンXを作ろう。。。

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