2011年8月21日

ゾンビタウン

今、グラスゴーの一部がフィラデルフィアになってます。

8月15日から、グラスゴーのジョージスクエア周辺がWorld War Zなる来年末公開予定ブラッド・ピット主演の映画ロケに使われている。ロケは31日まで。

市の情報はこちら。

連日、何かしらのニュース記事がここ、ここ、ここ、ここ、といった具合で出て、ジョージスクエア周辺はちょっとしたお祭りの雰囲気。

いつも以上に多くの人がいて、みんな写真を撮ったりしている。

ジョージスクエアのウェブカムが普段からあって、今はちょうどロケ現場ということになっている。(20秒おき更新だから、なんのことかわかりにくいけど)

YouTubeにもこんな感じでニュース映像がアップされていたりする。

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7月上旬だったか、研究所内メーリングリストに”zombie seriously”なるメールがまわってきた。所長から(seriously)。

その添付ファイルを見ると、ハリウッド映画撮影のため、ジョージスクエア(グラスゴーの中心的な広場)周辺の道路が約2週間に渡って大規模な交通規制の対象となる、とあった。

そして、15日からロケ開始。
大学のある丘を降りたら、そこがロケ現場、という状況に。

映画上の設定はフィラデルフィア。

グラスゴーのグリッド上の道路、建物の雰囲気がフィラデルフィアに似てる、というのがロケ地としての選考理由らしい。

曇がちな天気がゾンビタウンとしてぴったりとか、市から映画制作会社にお金が渡ったとか、ではないもよう。

ちなみに、新聞上では、今回のロケは、2Mポンドの経済効果があるとされている。

フィラデルフィアという設定上、細かい部分も変更する必要があるわけで、数日のうちに、道路標識から信号、街頭にある市街地マップまでアメリカ化された。普段の町並みが変わったから結構楽しい。

市役所周辺にはイエローキャブやらフィラデルフィアの市バス、消防車、さらにはSWATチームの車まで配置されている。その中にはなぜか、なつかしNJ州ナンバーの車やマンハッタンでよく見たMTAのバスまで置いてあったりする。

そういった車たちは、船でわざわざ運んできたもよう。メチャ金かけてる。。。

しかも、カースタントでその一部の車を壊してたりしている。
映画上では、今となっては当り前のスケールの映像でも、実際は結構お金をかけてるんだなぁ、と実感。

主演はブラピらしく、ロンドンから電車貸切で家族とグラスゴー入りし、連日スイート宿泊とか。。(アホか)

ちなみに、そのWorld War Z、wikipediaをちょっと見てみると、世界を舞台にしたゾンビとの闘い、というホラーらしい。映画は来年末公開。

大ヒット間違いなしか。グラスゴーでは。

2011年8月14日

BBSRC結果

1月にアプライしたBBSRCグラントの返事が月曜日に戻ってきて、resubmission OKのreject、という結果。つまり、獲得金額ゼロ。

過去の関連エントリーはこちらとこちら。

割としっかりしたフィードバックが戻ってきて、ここ・ここを直してresubmissionせよ、だからと言って次通す保証はないし、とあった。

フィードバックの内容は、細かい部分が多く、いかにもUKらしい指摘も。相当細かい部分まで見られ、穴を指摘されたおしたな、という印象。反省。。。

政府系グラントは、想像以上に細部に注意して仕上げないといけない(当り前か)。申請時、これこれを買うからこれだけくれ、と細かく計算し、さらにそのjustificationも必要だったけど、もっともっと入念に考えて、この申請内容と買う物品類をもって確実に成果を挙げれることを、コミッティーに納得させれないと駄目。とすると、申請内容は、相当予測的なものである必要があるから、予備データなどもしっかり揃ってる状況でアプライするのがベストだったのだろう。。。

それから、サポート期間は最長3年だから、ambitiousなものより、テーマとお金という点で、よりフォーカスしたものが好まれる印象。このあたりのバランスは、おそらく過去の業績との相関性を見られるのだろうから、自己分析というのも大事なのだろう。

次につながる点としては、提案そのものに対する駄目ダシはなく、技術的な部分は評価してくれ、BBSRCのmeritの一つだと評価してくれていたこと(飴と鞭なんだろうが)。

とにかく、失敗から学ばないといけない。次ラウンドの締切は10月上旬。何とか対応して、次こそはゲットしたいところ。

が、もしもそれがうまくいったとしても、結果がわかるのは来春。。。

コンスタントに出し続けるのが大事なんだろうな。

イングランド暴動

先週末から始まったイングランドの暴動について。

事の発端は、gangの一員だったとされるMark Dugganという黒人が警官に射殺されたこと。だから、根本原因はと言われたら、UKのgangカルチャーと人種問題なのだろう。

ただ今回は、Black Berryやらソーシャルメディアの威力で、数日でイングランドの広範囲で暴動が拡散、しかもgangとは全く関係ないナイーブな若者まで加わって規模が大きくなった。

BBCに暴動拡散マップがあるけど、木曜日以降、暴動は起ってないようで、昨日プレミアリーグも無事開幕した。

それから、UK外ではあまり報じられていないであろう良いニュースとしては、暴動清掃キャンペーン(riot cleanup campaign)が、暴動直後から始まって、文字通り善良な市民たちがデッキブラシを持参し、街をきれいにしていた。この中には、もちろん黒人の人たちも、子供も参加してたもよう。こういうのを見ると、この国はもう少し頑張れそうだな、と思う。

しかし、すごい一週間だった。。。

Gangカルチャー
UKのgangのことは全然知らなかったけど、wikipediaにエントリーがある。

日本で言ったら暴力団に近いようなちょっと違うような、という感じか。とにかく、銃やらドラッグやらと結びつく反社会的集団みたい。

ローカルな話だと、やはりグラスゴーにもたくさんgangさんたちがいらっしゃるもよう。。。こわ。。。

原因
暴動の原因は諸説唱えられていて、おそらく暴動に加わった人たちが多様だから、原因も多様なのだろう(サイエンスみたい)。原因の各オプションは、wikipediaやBBCの記事に挙げられている。

最近の政策で若者の閉塞感が増してる、というのは確かにそうなんだろうけど、個人的には、これは一部の大人の解釈であって、今回の暴動とexplicitな関係はないように感じている。例えば、gangの人たちと大学のtuition feeが来年から大幅アップするとかいった最近のことが今回の暴動の直接的引き金になったとはやや考えにくい。

一方、人種問題はUKでも根深いみたいで、10年周期くらいで暴動が発生している。人種問題という点では、アメリカなんかでも似た規模の暴動が起るリスクはあるんだろう。しかもウェポンが絡みそう。。。

黒人が白人警官に撃たれたといったニュースはアメリカでも数年前あったし、その黒人がもしもgangの一員で、gangを怒らせ、警官がなめられたりしたら、今回のようになる。

テクノロジー
個人的にすごいと思ったのはテクノロジー。

暴動とクリーンアップキャンペーンも、テクノロジーのおかげで一気に広がった。

スマートフォンやらソーシャルメディアで情報拡散スピード・範囲が、数年前には考えられなかったくらい早く・広くなっていて、暴動に関しては、警察がそのテクノロジーの変化に対応しきれていないのが表面化したように思う。

とにかく、テクノロジー発展のネガティブサイドとして、犯罪が同時多発的に起りやすくなって、しかも群をなしやすくなってる。

これからは、そんなネガティブ情報拡散を防ぐテクノロジーが注目を浴びるだろうし、サービスを提供する会社もそれを防ぐ責任が伴っていくように思う。

これは3・11の時でも同じように感じたから、ソーシャルメディアというすごいポテンシャルを秘めたテクノロジーに「社会」としてうまく適応していかないといけない。

雑感
労働党党首のEd Milibandさんが、暴動・フォンハッキング・財政問題との関係についてコメントした、と新聞記事があった。一件、強引なこじつけの様にも見えるけど、僕はこれは一理あると思う。

多くの人が目先の利益に走りすぎ、モラルみたいな、ちょっと考えて行動する傾向が減ってる。若者だけでなく大人も、UKだけでなくいろんな国で。ここ数年、将来の不確実性は増すばかりのように思うから、目先のことに焦点が向きがち。

環境変化が早いとそれに適応するのに精一杯で、将来予測どころではなくなる。けど、おそらく普遍的なものもあるのだろうから、それをしっかり見極めて意思決定していかないと、単に振り回されるだけの人生になってしまう。暴動に衝動的に加わり犯罪歴のついた若者たちのように。

2011年8月7日

リソースとしての電力

日本の電力不足がもたらしている研究へのインパクトについて、サイエンスが記事を掲載している。日本国内にいればもっと詳しい情報があるのだろうけど、この短い記事だけからでも、深刻な様子が伝わってくる。

この記事の最後にもあるけど、このまま原発が5月までにすべて止まって、来年の夏になったらどうなるんだろう。

一部の研究はもう諦めざるを得ない状況になるのではないか。なぜなら原発の替わりになるものが短期間で出てくるとは思えないから。電力というリソースがものをいう研究はもうできない。

今は円高だから化石燃料を安く買えるのだろうけど、円安にシフトしてきたら電気代としてしわ寄せがきて、お金というリソースも減る(これは個人の生活レベルでもインパクトがある)。

電力を使いそうな研究は不確定だからといって、人も集まらなくなる。

それでも研究費のある範囲で研究を続けるのはありだけど、競争が激しい分野だと、少ないリソースで独自性を出すのは極めて困難な状況になる。

トヨタの社長が日本でのものづくりの限界を感じはじめているといっていたけど、一部の研究分野はその状況なのかもしれない。しかも、簡単に研究場所をシフトするわけにはいかない。

来年夏、電力供給量がホントに不足し始めたら、電力会社は本気で計画停電に踏み切るだろうから、電力にそこまで依存していない分野も影響を受け出し、生産性が低下する(リスクがある)。

そんな中から日本独自の何かがまた生まれてくると期待はしたいけど、それはそれで不確実かつ大きなリスクの伴う選択だというのは確か。このジレンマは何とかならないものか。。。

一年

グラスゴー生活がスタートして早いもので1年経過。

まず仕事関連。
各種ペーパーワークを片付け3つ小グラントを当てたりとポジティブな側面もあったけど、やっぱり大きなグラントにはまだ壁があったり、肝心のプロジェクトもまだまだ。とにかく次の一年は、結果をもっと意識していかないといけませんです。それから、ティーチングなる得体の知れないものがボチボチ。時間管理能力がますます問われそう。

全体的には、今まで体験したことのないことをいろいろ体験することになって、大変な部分もあったけど、基本的には自発的にものごとを始める・やるということが増えたか。その点で、モチベーションコントロールはやりやすい。ただその分、責任というものも増えてるんだろうなぁ、という気も強まっている。

ラボのミッションというものを度々意識するようにしてきたけど、基本的にブレなかったのは一応評価して良いか。これからは、次のレベルのことをもっともっと意識すべきなんだろう。

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プライベートでも、いろんな変化目白押しだったけど、基本的に周りの人たちが親切なのに非常に助けられた感が強い。全体としては、気候にさえ慣れてしまえば、非常に住み易いところだと思う。

各論としては、例えば会社(電力会社とかいったその手の類)。いろんな会社とやり取りする時、もちろん日本ほど良い対応はないけど、アメリカよりはましかな、という感じ(約束は大抵守ってくれる一方、それ以上を期待するのはNG、と言うと的を得ているか)。BTはひどい。。。けど、フォローは悪くはなかった。

食事に関しては、NJ州だとお金さえ出せば日本食材が手に入ったけど、グラスゴーでは若干限りあり。一方で、普通のスーパーで売ってる食材は、米国滞在中に行ってたレベルのスーパーよりは品質管理をしてくれてる。レストランは市街にいろいろありそう。ただ、次女がもう少し大きくなってくれるまではやはりキビシメ。

気候。気温は年間を通して、涼しいから寒いのレンジで落ち着いている。暑い、と思った日はいまだ一日もない。。。汗をかく、ということがない。。。雨はよく降るけど、激しくふるケースは比較的レア。気温も降水量も変化が少ない。一方、逆説的だけど、24時間以内の天気は激動。風はよくふく。だから風力発電が盛んなのだろう。

それから、人は良いのだけれども、喫煙率が高いのは最大のネガティブ要因。バス通勤になって、バス停で待っていると大抵間接喫煙になってしまう。脳梗塞の率が高めだったりするのは、おそらくこの辺の超不健康生活習慣とリンクしているのだろう。

そのバス通勤を研究関連から補足すると、バス通勤は非常に良い。毎朝、バスに乗って市街地まで行く時間は論文を読み込むのにちょうど良く、しかも朝一番頭がスッキリしてる時間帯だから問題を考えるのにとても良い。論文を溜め込むことがなくなったのがこの一年での最大の変化の一つかも。

と、そんなグラスゴー生活一年。

2011年7月24日

大ニュース続々

この一週間は、なでしこジャパンのW杯優勝で始まり、ウィークデーはphone hacking続編、週末はノルウェーの事件、中国の高速鉄道の事故、アメリカデフォルト危機(マジ版)、とインパクトの強いニュースが目白押しだった。

ノルウェーの事件、金曜夕方前、爆弾テロのbreaking newsに釘付けになっていたら、銃撃事件の知らせが飛び込んできた。今回もTwitterとBBCが良い情報源になった。当初、イスラム過激派絡みだろうという憶測だったけど、結局、極右翼の国内レベルのテロらしいと。少し違うけど、オウム事件を思い出した。テロというと、アルカイダとかイスラム過激派が枕言葉になってたけど、人はクレイジーになるといつでも・どこでもとんでもないことをやらかす。今回も、犯人は事前にそれらしい情報をウェブに流していたみたいだから、こういう悲劇を防ぐテクノロジーをもっともっと洗練させていってほしい。

反政府の人間が多くの人命を奪う一方で、他方では政府・国家レベルのシステムエラーが人命を奪う。。。中国の鉄道、故障が連発した直後の大惨事だから、なかなかすごい。中国における人命の価値、とはどういうものなんだろう。。。中国はここ最近、どんどん原発を作ってるけど、大丈夫なんだろうかと心配になった。黄砂のように放射能が日本に大飛来することは想像したくない。世界中の多くの人たちが中国には一目置き始めてるわけだから、欠陥コピーばかり量産するのはもうやめて、もう少し足元を固めながらしっかり発展していかないと、数十年・百年というスケールで見ると、中国はまたこけるだろう。

アメリカのデフォルト危機。win-loseをお互い意識した結果、lose-loseになるというのはこういうことを言うのだろうか、と思った。ただ、Republican的にはデフォルトが起ると、中間選挙でオバマさんを辞めさせられて、自分たちの候補を大統領にできるだろうから、立場的には彼らが強いのかもしれない(経済という点では、それどころではないことが起ると思うんだが)。Republicanからの大統領なんか、それこそ世も末という気がする。。。科学技術という点では、Republicanがアメリカを牛耳りだすと、研究費を大幅に削る。アメリカの研究力が低迷すると、サイエンス全体が低迷する。ライフサイエンスが低迷すると、治る病気が治らなくなってそれで困る人たちがさらに増え続ける。オバマさんにはぜひ頑張って欲しい。

一方、英国はphone hackingでスタック中。。。財政危機の順番が回ってくるのは時間の問題だというのに、政治家が揚足をとり、足を引っ張り合うのはどの国も同じ。。。

スコットランドのGDPの成長率は0.1%くらいしかなかったらしく、SNPは独立とか無謀なこと言ってないで足元をしっかり見て欲しい。そのスコットランドの、しかもグラスゴーでは、16-64歳でqualification(大卒のこと?)を持ってない人の割合がUK内ワースト・トップクラスらしい。一方、エディンバラは良く、スコットランド2大都市で大きな格差があるもよう。グラスゴーは経済規模という点ではエディンバラより大きいのに、この数字。この問題は、非常に根の深い問題なのではないか。ちなみに、今住んでいるEast Renfreshireを調べてみたら、エディンバラ地区と同等だった。だからどう、というわけではないのだけれども、子供のことを考えると少し希望を持てたし、昨年の今頃、NJにいながら、嫁さんと一緒に教育水準をいろいろ調査して住む場所を決めた判断は間違ってはなかったのかな、と思った。それにしても、グラスゴーの北東地区、ウワサではいろいろ聞いていたけど、ホントにまずい。。。

なでしこジャパンの試合は、一部始終観戦。スコッチを呑みながら一人でえらく盛り上がる。。。オリンピック予選ではすごいプレッシャーだろうけど、つぶれず頑張って、また日本人にパワーを与えて欲しい。日本を離れて以来、「日本人の誇り」というのをいろんな場面で意識する機会が増えたけど、やっぱりスポーツのそれは特別のものがある。特に松井がワールドシリーズでMVPになった時と、今回。もちろん、自分は単に試合を見てただけだけど、あの感情的なものは非常に独特の感覚がある。論文アクセプトの通知を受けた時よりも、感情的な高揚は大きいのは、どうかしているのだろうか。。。ちなみに、僕はこれまで女子サッカーのことは一切注目したことがなかった口だけれど、女子サッカーは良いと思った。BBCの中継では、イングランドの主将がゲスト出演してて、結構美人だったし、アメリカにも日本にも華のある選手が数人いてた(Soloは性格悪そうだからNG)。今回のドイツ大会は、メディアの扱いという点でも、過去最高らしいから、日本はもちろんのこと、女子サッカーの注目度が全世界的にこれから少しずつ高まっていくんだろう。もちろん、迫力と歴史という点で男子を上回ることはないだろうけど、試合展開では、今回の決勝みたいなことはあるわけで、みんな十分盛り上がれて、美味しいお酒が呑めたりする。おそらくビジネスという点でもいろいろ魅力的なスポーツなんではないか?ということで、娘二人が日本から戻ってきたら、サッカーやらせても面白いかも?とミーハーな人間としては本気で思ったりした。スコットランドでも、サッカーをやらせるチャンスはいろいろありそうだし。。。

最後に、仕事の方では、問題が解決したと思ったら、また次の問題が発生したりと、頭痛の種が減る気配なし。。。一方、8月から来る大学院生と一緒に始める新規プロジェクトの準備の準備がほぼ整ったので、今週か来週、仕込み実験ができそうな雰囲気。

Shilla

昨日、グラスゴー市街にあるShillaなる韓国料理屋へ。

場所は、市中心から少しだけ西に離れたところ。店内は20席くらいで比較的こじんまりとしていた。雰囲気は非常にカジュアル。

娘がいつも通ってる日本語補習校の知り合いの方とご一緒させていただく。

メニューは、もちろん韓国料理がメインで、Sushiもあった。

キムチチゲ、カルビ、スシを注文。(カルビとスシはシェア)

各品、それなりのボリュームで、味もなかなか良かった。キムチチゲと言えば、Fort Leeの豆腐屋を思い出すけど、さすがにあのレベルではなく、カルビも肉が薄かった(ハサミ不要)。

スシは、ネタがやはり限られている印象はあったけど、なかなかいけた。

料金は二人でかなり食べて50ポンド強。(車だったのでノン・アルコール)
おそらく、家族4人で行った時よりたくさん注文したかもしれないので、値段的にはリーズナブルと言えばそうか。

店員は感じの良いアジア系の人で、お客さんの半分はアジア人だった。グラスゴー大が近いから、グラスゴー大に通ってるアジア人かな、という感じの若い人たちだった。

予約は必須のようで、基本的にお店は満席だった。

店の前の通りは、夕方以降、路駐タダでアクセスという点でも悪くない。

エディンバラにもお店(本店?)があり、ホームページもあって気合が入っている。メニューも基本的には同じ印象。

ちなみに、その食事をご一緒させていただいた方からビジネスサイドの貴重な話を聞け、話もいろいろ盛り上がり、19時に入店し22時過ぎまで長居。

良い外食となった。

2011年7月17日

短期的問題

ここ数週間、英国の新聞はフォン・ハッキングの話ばかり。1週間くらい前から政治まで絡んで騒動は大きくなっていく一方。この辺の陰の部分、全然詳しくないけど、倫理観が麻痺してるとしか思えない。随分昔から日常的に当り前のようにやられていたんだろう。それにしてもひどい。

フォン・ハッキングは英国内では大きな問題といえばそうなんだろうけど、ユーロ圏とアメリカの財政問題はどうなることやら。とにかく、この一週間は注目なのだろう。ユーロ圏に関しては、毎週毎週、山場と言われているように思うのは気のせいか。。。こういうのは、すでにtipping pointを越えた状態なのだろうか。

日本のエネルギー問題。こちらも悪循環。原発の安全性と利便性のトレードオフで意見が真っ二つに分かれ、短期的に重要な意思決定すら遅れに遅れ、その(悪い)影響がいろんなところへ広がっているように思う。

ドイツは脱原発を目指すことにコミットしたけど、それは自国内に原発を持たないだけであって、結局フランスなどから「原発が生み出した電気」を利用していくんだろうから、政治的な騙しでしかない。ある意味、原発リスクは他国民に、という側面もあるように思う。

日本の場合、電力供給を他国に依存できるようにはなっていないんだろうから、事情がえらく違う。日本の場合、これまでの方向を急に180度変えようというわけだから、経済問題や地球温暖化対策など、いろんなことをスクラッチから考え直す必要がある。政治・経済・科学技術などあらゆる側面の情報を集めて意思決定しないといけない。つまりは、すぐに合理的な結論が出せる話ではない。

短期的には原発に頼らざるをえないのだから、政治主導で動かすべき原発は動かして、それから中長期的な問題にもすぐに取り組まないといけない。問題先送り体質はホントいカン(菅)。

それはともかく、家族が日本に帰国してはや3週間。

個人的な短期的問題は、日々の食事。。。
土日に作り置きし、昼の弁当と夕食をすべてまかなうことに成功しています。今のところ。。。

あと一ヶ月、果たして生き延びられるか。。

ちなみに、毎日使用電気・ガス代をチェックし、それなりに節電モードになっていたりもします。8月からの電気料金アップに備えて。。。

2011年7月10日

エディンバラ観光

先週土曜日、エディンバラへ。

知人の論文受理お祝いついでに、エディンバラ観光。

を観光。

エディンバラ城
駆け足で2時間ほど見たけど、非常に見ごたえのある観光スポット。歴史・戦争関連のことは全然知らないけど、もし詳しいなら相当エンジョイできそうな雰囲気。いろんな言語のオーディオガイドがあって、日本語のそれもあった。次行くことがあったら、朝からオーディオガイドを持ってじっくり勉強すると良さそう。

ちなみにこの日は良い天気で暑かった。衛兵さんが何箇所で立ってたけど、暑そうだった。。。

スコッチ・ウィスキー・エキスペリエンス
エディンバラ城より楽しみしてて、期待を裏切らなかった。

エディンバラ城から徒歩数分のとこにある、スコッチ・ウィスキー関連のアトラクションかつショップ。アトラクションツアーは、いくつかコースがあったけど、一番安いシルバー・ツアーへ。

まず二人乗りの乗り物に乗ってシングルモルト製造過程を学べるアトラクション。5分くらいか。
その後、オーディオガイドでウィスキーの熟成過程を簡単に学ぶ。続いて、学生時代たまに行ったカラオケショップのパーティールームのようなところで、若いお兄さんがスコットランド4地区に関してプレゼン。

その4地区とは
1.Lowland
2.Highland
3.Speyside
4.Islay
その4地区の大まかな特徴について、匂いつきカードで学べた。

そして、オーナー自慢のウィスキーコレクション・ショーケースのあるすごい部屋で、試飲。一度は試したかったIslayのスコッチをトライ。確かにスモーキー。。。

その試飲の時、飲み方の作法を教えてくれた。
1.ウィスキーを光にかざし色のチェック
2.グラスをゆすって、ウィスキーの粘性をチェック
3.香りをチェック
4.呑む
特に2は勉強になった。種類によって滴り方が微妙に違うもよう。どの地区がどう滴るのだったか忘れたが。。。

ちなみに、試飲グラスはもらえた。ラベルがなかったのはちと残念だけど、料金に見合った良いアトラクションだった。

ショップにはスコッチ・ウィスキーが50種類くらい並べられていた。去年買ったOban、先日アメリカへ行くときお土産として買ったAberfeldyもあった。

今、うちでスコッチがきれていたので、Highland Parkなるものを購入。今、Wikipediaでみたら、Michael Jacksonさん(いわゆるMJさんではなく、お酒関係で有名なMJさん)曰く、The greatest all-rounder in the world of molt whiskeyらしい。

確かに、typical exampleという味わいかも。。。

話は戻って、観光の後は、盆栽なるジャパニーズレストランへ行って夕食。食事そのものはまずまずだったけど、アルコールの品揃えは貧弱。日本酒を頼んだけど、大関が出来たらさすがに二回目はないな、と思った。グラスゴー・エディンバラで日本酒を呑めるジャパニーズレストランを開拓しないといけない。

店を22時に出て、うちについたのは12時半。グラスゴーの市街も賑わっていて、夜遅くでも全然問題なかった。

2011年6月19日

REF、MRC、夏休み前

もうすぐ今年度も実質終わりということで、この1,2週間、いろんな締切やイベントがたくさん。

まず2週間前の月曜、probationary meeting。
probationary periodや前回のミーティングについてはこちら。

最近戻ってきた2010年のレビューをダシに、メンター二人と今後の方針などを15分ほど話す。

そこでも話題になったREFなるものが、その週の水曜日、スタッフミーティングでのメイントピックに。

REFは大学の研究を評価する制度のことで、次は2014年に実施される(書類提出の締切は2013年末)。これに基づいて、政府から大学へのお金の配分が決まる。

なので、REFは、大学の死活問題でもある超重要イベント。

スタッフミーティングで、所長がその「ルール」を説明。

各スタッフは論文と支出金の二つで評価し、他のファクターなども評価して、研究所としての総合点を計算するもよう。

まず論文の評価。
インパクトファクター(IF)に基づいて4カテゴリーに分け採点。
暫定基準では、IF10以上が最高カテゴリー、次はIF5以上。

各カテゴリーに割り当てられる点数は非線形で、最低カテゴリー(確かIF2以下だったと思う)は0点。出すだけ無駄。。。

カテゴリー2が1点。

最高カテゴリー4の点数は10強だったと記憶している。
逆に言えば、神経科学の分野だと、NeuronやNature Neuroscienceに出すのと、いわゆるCNSに出すのは一緒といえばそう。。。(これはこれでおかしいが、その差はグラント獲得といった点に間接的にきいてくるのだろう)

研究所的には、カテゴリー3以上のジャーナルに出せとの御達し。

次の評価対象は使用金額・支出金。
集金能力ではなく、支出能力が評価される。

なので、仮に2013年末に巨額のグラントを当てたとしても、それを使ってなかったら、勘定されない。

とにかく、spend, spend, spendと所長は繰り返してた。もちろん、spendするには集金しないといけないから、悪くない評価法ではある。

他の評価基準は、研究者個人というよりは研究所なり大学の能力を問われそうな項目だったのでここでは省略。

とにかく、IFの高い雑誌に論文を出して、お金を集めて使って高得点を稼ぐ、これが高得点を稼ぐためのルール。

論文は、2013年末までにpublishedになってないといけないらしいので、2013年冒頭までに論文を投稿しないといけない。

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その週の火曜には、大学内でResearch Dayなるものが開催された。全学対象だったから、ポスターもいろんな発表があった。こうやって、横断的なイベントを開催するのは良い試みだと思った。

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この一週間、まずMRCのグラント申請。

今回は結構バタバタで申請書を用意することになってしまって、結構穴がたくさんありそうな気がする。ただ、BBSRCの申請からレビュープロセスで学んだ教訓はそれなりには活かしたつもりだけど果たしてどうか。ついでに、中規模のグラントの申請もほぼレディーに。

グラント絡みで言うと、2週間くらい前にウェルカムトラストの結果が公表されてた。
ちょうど僕が今の大学へ来る直前くらいに新制度が導入され、今回その記念すべき一回目の結果が発表された。

採択者を見てたら、なんと元ボスが採択されてた。。。しかもNew Investigatorで。。。

神経科学者が結構当ててるのは良いけど、予想以上に敷居が高い。5,6年で元ボスのレベルを目指すのは、ちと。。。

ということで、ウェルカムトラスト、もちろん目標にはして良いけど、BBSRC、MRC、EPSRC中心でラボを回すのが基本、ということになりそう。

ちなみに一昨日、久々にその元ボスとスカイプ電話。
ウェルカム・トラストは最大7年いけるけど、彼は5年でアプライしてたみたいで、ちと後悔してた。。。あと、ポスドクは高い、ともボヤいていた。。。それにしても、彼はすごい。

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プライベートネタとしては、今週、長女が通ってるダンス教室の発表会が開催された。
下はプレスクーラー(保育園・幼稚園児)、上は大学生くらいまでが生徒。規模の大きいダンス教室で、バラエティーに富んだ発表会でなかなか楽しめた。

それにしても、うちの子以外はほぼ全員白人だった。。。その分、うちの子は目立ってたな。(ちなみに、学校では同じクラスにアジア系の子が4人くらいいる)

と、今年度もあと一週間で実質終わり。
嫁さんたち家族は来週末帰国。

僕はスコットランドに残って、合宿モードで研究に専念し、この一年間のフラストレーションを解消させます。