2011年5月28日

グラント、ネットワーキング、duty

3週間の出来事をカテゴリーごとに。

グラント関係
・3週間前、大学主催のグラント書きワークショップへ参加。UK政府系のEPSRCBBSRC、欧州のFP7がメインテーマでいろいろ教えてもらう。えらく勉強になった。

・アプライしていたFP7のひとつのレビューコメントが2週間くらい前に戻ってきた。足きりはクリアできたけど、かなりキビシメか。

FP7では、4つのカテゴリーごとにスコアを出して、合計点を計算する評価システムになってた。研究者、研究提案だけでなく、インパクトなどのカテゴリーも差をつける上で大事なもよう。次はその辺もまじめに書かないといけない。。。

・先週金曜日、二つのグラントの返事が戻ってきて、共にゲット!Deafness Research UKとTenovus Scotlandというチャリティー。
二つとも小グラントだけど、ありがたい。とりあえずシステムを拡張できて、新プロジェクトを開始できる。

自分の研究テーマからして、前者のようなチャリティーは、世の中とつながる数少ないリンクだから、それを強くしていくことが今後数年間の課題の一つ。

ネットワーキング
・2週間前、大学内の神経科学関連のイベントでトーク。
ストラスクライドに来てとれたデータを初めて喋った。
15分の持ち時間で、12分くらいで話終わって、質問もいくつかきて、ちょうど15分くらいで終わった。後でクリアだったと言ってもらえたりしたから、悪くなかったはず。

その分、準備はした。15分の10倍以上。。。当面の課題はこの時間を短くしていくこと。本来は
UK内でトークをしてvisibilityを上げていかんといかんけど、これは論文を出してからだろうからまだまだ時間がかかりそう。

ちなみに、そのイベントでは、うちの研究所とバイオエンジニアリングの人たちが主にトークしたけど、100人くらい参加して、成功だったのではないか。

・この一週間はジャネリアのカンファレンスに参加。土曜日、
NJ州に寄って、ラトガーズ時代仲良くしてもらった友人と会う。お互いの近況などを話せて充実のNJ滞在。

カンファレンスは、ストライクゾーンど真ん中のトークばかりで非常に濃かった。新しい知り合いも少しできたし、超有名人と食事を一緒にできたりした。

みんな興味が近いというのもあるけど、僕の論文のことを知ってくれていたり、トークで論文の図を引用してくれたりするとメチャうれしい。

ただ思ったのは、リソースの格差をどう克服するか?ということ。雑草研究者として生き残るのは難しいなぁと改めて痛感。ストライクゾーンに投げ込まれた直球をそのまま強振してたら、絶対駄目。どうするか?

その他大学関連
・試験監督なるものを体験。
でかい会場を歩き回って、質問に答えたり(俺に聞かれても。。)、トイレに連れて行ったり、回答冊子を回収したり。

今回は1,2時間の
dutyで済んだけど、数年後には問題を作って採点もするのかと思うと気重。。。英語のハンドライティングは読めんから、人一倍時間がかかるのは確実。

・そのdutyに関連して、来年度のティーチングdutyの宣告を受ける。。。前期は学部生の実習のチュートリアル、後期はレクチャーの分担と実習サポート。レクチャーは生理学の感覚系の講義を担当するとのこと。確かに研究分野つながりで適任なんだろうが。。。

・2週間くらい前に新研究所長と面談。
その新所長は4月に就任していて、もともと外部から来た人だから、すべてのスタッフと会っては、いろいろ話をしてはきいて、というのが今回の趣旨らしい。実は、新所長、その前までは副学長として大学のストラテジーを確立するのに働いていて、僕のメンター役になってる人。

僕の研究のことは知ってくれているので、組織としてアメリカと比べてどう?ということをきかれた。とりあえず、無駄だと思ってたことを伝えた。無駄なペーパーワークはとにかく減らして、みんなの効率を上げて欲しい。


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