2014年3月30日

ティーチング2014

今年のティーチングが一段落したのでまとめます。
実は今年、去年の半分以下のdutyでした。

2年連続でサポート的な役割をしてた学生実習、今年は免除に(戦力外通告?)
さらに、去年5コマ任せられたクラスは、ネゴって4コマに。

ということで、今年は
1.細胞分子生物学 4コマ
2.生理学 4コマ
のみ。

1コマ45分なので、年間を通して計6時間。

どちらも学部2年生が対象。
細胞分子生物学では、顕微鏡関連と神経系を含む動物組織について、生理学では感覚系について(専門だから楽)講義。

前者は、5コマから4コマに少なくなった分、スライドを少し変更したけれど、生理学の方は今年で3年目だったからほとんど変更なし。ということで準備にかかった時間も短かったです。

あとは、卒論研究のサポートが5人分ということで、これはこれでそれなりの負担が。。。けど、こちらは、自分の意志で研究に貢献できるようなプロジェクトにできるので、こちらが多い分には何とかなるか。

レクチャーでの今年の変化は二つ。

まず、本年度から大学がPRS(personal response system)というシステムを導入したこと。
各学生が小さいリモコン端末を持っていて、スライドを使って学生に質問。そして、その回答をリアルタイムで集計するシステムのことをPRSと呼ぶ。学生さんもPRSの時間になると元気が出てきて、こちらもレクチャーをどれくらい理解してくれたか確認できるので、とても便利。使い方を工夫すれば、学生さんの集中力を途切れさせずに効果的にメッセージを伝えられそう。

もう一つの変化は英語。
今まで一回は通し練習してたけど、今年は直前にスライドの流れをざっと確認して、あとはぶっつけ本番。この1・2年でそれなりに英語力が上がった(気がする)。英語でトークすることへの抵抗感はかなり減った。英語がうまくなったというより、知ってる英語を引き出しやすくなった、という感覚。なので、小難しい英語は依然使えない。ということで、英語でのレクチャーも3年くらいやれば、それなりにできるようになるもよう。

ちなみに、同僚教授がこの3月でリタイアして「研究教授」という立場になるので、もしかすると、来年度は負担が増える恐れあり。。。

ちなみに、過去のティーチングのまとめは、2012分はこちら、2013分はこちら

2014年3月15日

スタップ細胞仮説から何を学ぶか?

捏造といったたぐいは、どこの国だろうと起こりうる。一方、アメリカやイギリスだったら、違う展開だっただろう、と思いながら、ニュースやソーシャルメディアを毎日フォローしてます。。。

日本ならではと思った点は、やはり最初の加熱報道の異様さ。結果的には、これが今の状態につながったと思われる。良い意味でも、悪い意味でも。

良い側面は、論文発表直後から多くのpost-publication peer reviewが行われ、再現性の欠如だけでなく、論文そのものの問題が比較的短期間にわかり、自浄作用が機能したこと。これに加熱報道が一役買ったのは確かだと思う。

発表から2ヶ月足らずでretraction当確の状態にまでなった論文なんて、少なくとも僕は知らない。

もしこれが10年前だったら、、、
間違った論文を多くの人が信じ続け巨額のお金が動いたりして、物的なネガティブインパクトは相当だったはず。(RIKENはすでに人事で物的な被害を受けてるけれども。。。)

ちなみに、論文発表前に防げなかったの?と家内に聞かれたけど、現状は非常に難しい。。。

もちろん、究極的にはシニア研究者のマネージメント問題だとは思うけれど、今回は、小保方さんが一人でいろいろ手がけて、彼女のprimaryな指導教官・メンター的な人がいたか非常に曖昧な雰囲気。笹井先生の具体的な貢献はよくわからないけれど、もしもネイチャー論文書き、という最後の部分だけの積極サポートが主な貢献だったとすると、差し替えられたデータをそのまま鵜呑みにしてしまう状況に陥られたのかもしれない(あくまで想像)。

ましてや現状のpeer reviewの制度で、レフリーが図の流用に気づくのは不可能。そもそもそんな視点で論文を審査しない。

とにかく学ぶべきことは、共同研究者間peer reviewの強化。

仮に共同研究的な関係であっても、自分のラボ内でやるのと匹敵する厳しい基準で共同研究者のデータを評価しないとだめ、ということなのだろう。甘い時は甘いと言い、元データを大切にすること。そして、自分の名前が論文に載る時はその論文に責任を持つこと。(共同研究者としての関係を崩したくないから、概して甘くなりがちで、あまりうるさいと嫌われそうだが。。。)

が、今の時代、見ても理解できないような元データを出してくれる人と共同研究を進めるケースが非常に多くなっているので、そう簡単な問題ではない。

一方、悪いインパクトは、、、、ニュースを見ての通り。

RIKENブランドが非常に傷つき、BBCでも報道されてるから、日本人研究者全体の信頼低下につながったと思われる。日本国民からだけでなく、世界の科学者からも。しかも関連ニュースは今後も続く。国内外で。

さらに、今後は信頼回復のための過剰な監視制度をひくことで、生産性が低下し、欧米・中国との厳しい競争でますます劣勢な状況に置かれるおそれがある。今の過当競争の状態はひどくなることはあっても、軽減される方向に行くとは思えないから。

とにかくネガティブインパクトは絶大。

小保方さん、もちろん今回の件、ホントに不正をしたんだったら、正直に、できるだけ早くしっかり精算すべき。けど、スタップ細胞仮説を提唱した点だけにおいては、彼女の独創的な発想を非常に買いたい。普通、そんなこと思いつかない。だからみんな熱狂した。

仮にRIKENのポストや博士号を返上しても、また一から出直し、10年後くらいに、やっぱりこの人すごかった、と言われるよう頑張ってほしい。30歳なら、これから10年で復活可能。日本では風当たりが強すぎて居心地が悪かったら、別の国で頑張れば良い。サイエンスの業界はそれができる。自分の意志で。

神経科学の分野でも、ノーベル賞受賞者と一緒に出した論文を後に取り下げ、そのノーベル賞受賞者を怒らせながらも、今は超一流の研究者として活躍している人もいる。

間違いは誰でもする。
そこから何を学んでどのような行動を取るかは人次第。

2014年3月9日

コミュニケーション

以前、デキる大学院生の要素の一つとして「交信」を挙げた。

そのコミュニケーション力に関連して、以下の3タイプについて考察。

1.頻繁タイプ
こちらからデスクに出向かなくても相手から来て直接進捗なり問題の報告を頻繁にしてくれるタイプ。基本的にはこのタイプが一番仕事がやりやすい。些細な事でも、逐一情報をシェアしてくれると、軌道修正もしやすいし、頻繁に情報交換でき最も効率的。

2.メールタイプ
そんなこと直接聞いてくれたら良いのに、と思うことでもメールで様子伺いなり、フィードバックを求めてくるタイプ。性格的に、シャイか遠慮しがちなタイプだと思われる。が、メールをタイプし始め、返事をもらって次のアクションに移るまでの時間と、足を動かし直接聞き、すぐに回答を得て次に移るまで時間の差が、例えば大学院の3年間積み重なると、相当な時間になる。遠慮しすぎるのはどちらにも良くない。

3.沈黙タイプ
そんな重要なこともシェアしてくれないのね、というタイプ。最もやりにくいタイプ。こちらが忙しいと、情報交換するのは週一のレギュラーミーティングだけになったりする。一週間経過した後で、重要なことのアップデートをもらい、何も進んでいない、もしくは誤った方向に行っていたりすると、ショック・ロスは大きい。。

自分が進んでいる方向に余程自信・確信を持っている場合を除いては(仮にそうであったとしても)、1のタイプがチームメンバーとして一番働きやすいです。

2014年3月2日

スコットランド独立について

一時帰国した時、よく聞かれた質問:
「スコットランドって独立するんですか??」

もちろん、現時点ではどっちに転ぶかわからないけれど、約半年後の9月18日の国民投票で結論が下され、もし過半数が”Yes”と言ったら、2016年3月24日にホントに独立してしまう。。。

こちらがオフィシャルな情報。
よくある質問と答えについては、こちらにまとめられている。あくまでスコットランド政府の見解なので、鵜呑みにしてはいけない。。。

wikipediaもある。日本語訳はないから、日本人にとってはほとんど関心のないことだと思われる。

ガーディアンの特設ページのRSSを登録しておけば、常に最新のニュースを知れる。

以下、もう少し具体的に。

誰が投票できる?

こちらにあって、基本、スコットランドに住んでる人たちが対象。今回は16歳以上が対象になる。しかし、CommonwealthやEUとも関係ない僕のような第三国からの移民は対象外。

現在の世論は?

最近の世論調査の結果はこちらこちら
UK全体で見ればもちろんNoが圧倒しているけれど、問題はスコットランド内。

一貫してNoが多いけれど、態度を決めていない人たちもまだたくさんいるので、半年後どうなっているか微妙な情勢。一番怖いのは、8・9月にAlex Salmondが今ある問題点への明確なビジョンなり回答を用意して、世論が大きく動くこと。

つまり、独立するのはunlikelyだけれども余談を許さない。

ヴィジョンの詳細
現時点のビジョンについては、こちらに分厚い冊子がある。ダウンロード可能だし、頼めばタダで送ってくれる。

ディベートネタ
いろんな問題が連日のように議論されていて、僕が理解している限り、以下の初歩的なことすら明確ではない:
・通貨はどうなる?(ポンド?それとも・・・)
・EUに即加盟できる?
・北海油田は誰のもの?
・BBCは?
・科学技術予算は?
などなどなどなど。

通貨については、最近、ジョージ・オズボーンが、ポンド使えるわけねぇじゃん、とcurrency union案を一蹴。pro-unionの人たちも加わってAlex Salmondいじめがスタート。

もしも独立するとしたら、残りのUKとスコットランドで、少なくとも短期的にはloose-looseのdealになるのは確実。

科学関連では、僕の理解が正しければRCUKのお金を当てにしてるらしい。。「独立」とは程遠いプラン。スコットランドは基本的に「応用」関連の投資ばかりしてきているので、独立したら多くの科学者がスコットランドを離れ、ただでさえ乏しい経済の原動力をさらに失うことになると思われる。

僕の立場は、100%No。
が、投票できないのが移民の悲しい性。。。

2014年2月23日

札幌

先週、札幌へ行ってました。
今回はワークショップへの参加。

修士時代に同じ研究室に所属し、その後も連絡を取り合っていた知り合いが今回のワークショップのオーガナイザーで、そのコネで呼んでもらいました。

ワークショップそのものは、いろんな種を使って行動・脳を研究をしている人たちが、日本だけでなく、海外からも呼ばれ、3日にわたって開催。

普段聞けないタコやエイの行動の話などもきけ、スピーカーの人たちとも毎晩食事に行ったりし、非常にエンジョイできた。

今回は、海外からのスピーカーもいて、ワークショップはすべて英語だったので、実は英語の割合がかなり高い日本滞在だった。

17日
日曜日にグラスゴーを発ち、17日午前に関空へ。アムステルダム-関空間の飛行機、隣には窓側から、フランス人おじさん(50~60歳)と日本人女性(学生さん)が座っていて、そのフランス人が日本人女性をナンパしてた。。。

それはともかく、関空ー新千歳の飛行機は吹雪の影響でどうなるか心配だったけれど、「条件付き出発」だった。条件付きとは、もし着陸が無理だったら、羽田か関空に引っ返す、という条件付き。

離陸後のアップデート情報として、天気が回復しているから大丈夫、とのアナウンス。

着陸時、雲に入ったらさすがに揺れ、エンジンのふかし方も普段より大きかった(ように感じた)。雲を抜けるとかなり間近に雑木林があって、結構怖かったけれど、無事着陸。一面銀世界。

空港で、まず花まるへ。板前チックな回転寿司屋で、高めの皿を中心に4皿だけいただく。激うま。

その後、お土産を幾つか買って札幌へ。
ホテルは駅前のアスペンホテル。北大に訪問する時はいつもここを利用させてもらっているけれど、駅前でアクセスもよく部屋も適度のサイズで、インターネットも無料でとても良い。

少し仮眠を取り、7時から約束の食事。場所は卯和というところ。腰から顔の高さまである雪の壁が車道と歩道を隔てている歩道側を、雪の感触を一歩一歩確かめながら、ホテルから10分強で到着。

メンツは、オーガナイザーの知人とNJ時代に知り合って北大で独立している方3人。お店は、お酒が呑めるお洒落な定食屋さん。ほっき刺し身定食をいただく。9時閉店で、しかも二人共ワークショップの準備があったり、車で来ていたりと呑み会という意味ではやや消化不良だったけれども、いろいろ話ができて楽しかった。北大は北大でいろいろ大変なんだなぁ、というのが少しだけれどもわかった。

18日
翌日は、頑張って7時前に起きる。今回も時差ボケ対策は無理やり起きてアクティブに動くことだと実感。

昼前にオーガナイザーのいる建物へ行き、事務処理とラボ見学。建物付属の学食へ行ったけれど、あんなのを毎日食べれるなんてホント羨ましい。。ちなみに、北大には循環バスがあって、正門-北部間の移動に使ったけれど、雪の量が尋常ではなかった。。。

その後、銀行に行って、隣駅にあるイオンへ行って日常品の買い物。

16時からワークショップスタート。

夜はスピーカー全員ですすきのの隠口なる居酒屋へ。コース料理で最後のそばが最高に美味かった。2次会には、近くの居酒屋へ4人で。日本酒を結構呑む。。

19日
若干二日酔い気味で7時頃起き朝食(軽めに)。
ワークショップは、午前最後に僕のトーク。
質問もそれなりに出て、メッセージは伝わったと思われる。

ランチは、北大内のお洒落なレストランでカレーを。レストランの行き帰りNIHからの台湾出身のPIの方といろいろ話をさせていただく。今回、この方と他にも話す機会がいろいろあった。

2日目の日程も終わり、夜は学生さんたちも参加OKの懇親会。場所は雑居ビルに入ってる大衆居酒屋の一室。鍋付きコース。普通に美味しかったです。

2次会には6人でレトロな居酒屋へ。

20日
午前ワークショップでワークショップ終了。
ランチには、一部のスピーカーを混じえて咲か蔵なるレストランへ。海鮮丼をいただく。

この日のディナーはNJ時代の知り合いの呑み会に混ぜてもらい、はちきょうへ。
ちょうどケンブリッジからのお客さんとの懇親パーティーということで、自分がグラスゴーから来たというとUK関連の話題で盛り上がる。つっこ飯も食べて食事が終わり、ホテル方面に向かっていたら、良いアイリッシュパブがあるから、ということで、札幌駅内のアイリッシュパブへ。二次会。

その方、パブが煙草臭くて悲しんでおられた。。
今回、居酒屋の多くで喫煙OKが多かった。。。
歩きタバコは少ないから、その辺は対照的。

21日
6時15分の電車で新千歳に向い成田・アムステルダム経由で再渡英。帰宅したのは21時23時半ごろ。アムステルダムで6時間待ちがあった分、ドアドアで24時間強の旅に。

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今回観た映画
・Gravity
・Escape Plan
・Skyfall
・Captain Philip
GravityとSkyfallは2回目。何度見ても楽しめる。
Escape Planはシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツネッガー共演の監獄脱出映画。なかなか楽しめた。
Captain Phillipsはソマリア沖での米国船が海賊にハイジャックされた実話に基づく話。トム・ハンクス主演で船長Phillips役。ハイジャックから救出までの緊張感がよく描かれていた。

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話は変わるけれど、前回の京都の時にはSTAP細胞の報告で盛り上がっていて、今回の札幌の時にはエラーや再現性に関する記事が。。この一連のイベントを当の日本でリアルタイムで体験して思うことを一つ。

バブルを発生させないためにも、日本のメディアにはとにかくcritical thinkingのトレーニングをもっとして欲しい。他国のまともなメディアのまともな記事では、必ず、セカンドオピニオンを掲載しバランスを取っている。

研究者の記者会見をすべて鵜呑みにしてそれをそのまま報道するスタイルは早くやめて、少なくとも、その研究に直接関わっていないけれど、しっかりした専門知識を持つ第三者科学者にコメントを求めて、それもしっかり報道しないとダメ。

それだけで、まともな国民が振り回されることは少なくなり、結果として、研究者とメディアへの信頼度も増す。

2014年2月9日

京都

1月27日~2月2日の日程で京都へ行ってました。

今回は、ご縁があって京大医学部の大学院関連のイベントに呼んでいただき、まず1泊2日で有馬温泉へ。

そのイベントは、1年生の大学院生たちが研究発表をし、皆でいびる、いや、研究内容などにアドバイスをするという機会。

僕は、そこでトークを任される(keynote speaker?)。茶色の温泉も含め、いろいろ楽しめました。

そのイベント後数日は、招待していただいたラボのメンバーの人達と研究の話をしたり、大学院時代の恩師の先生の研究室にもお邪魔したり、昔のラボメンバーと居酒屋へいったりと、超充実の一週間でした。

今回、大学院生と直接話す機会にも恵まれ、自分で問題解決してプロジェクトを進める、という意気込みを感じられる大学院生と何人か会えて、とても刺激になりました。その点、うちの大学の大学院生は、何となく受け身。。。専門学校化している弊害。

以下、今回の食事などを備忘録的に。

まず食事。
到着した1月28日、銀閣寺近くの「なかひがし」へ。
細部に神が宿る懐石料理屋。ひと品ひと品にストーリーがあり、カウンター席に座ると、店主自ら、それを説明しながら料理を振る舞ってくれた。文字通り五感すべてが刺激された。お値段はかなりはるけれども、それに見合っていた。あんな料理、人生で数度食べれるか食べれないか。

ちなみに、ちょうどNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の取材班が1ヶ月取材中で、僕の隣には、料理人と思われる人が一人で座り、料理を楽しんでいた。彼はその番組のゲストの一人なのか、取材にも答え、ウンチクを語っていた。一人で悦に入りながら食事していた僕も映るかも??

1月31日、雲心月性という下鴨神社の近くの懐石料理屋へ。
こちらはホストの方たちに連れて行って頂きました。隠れ家的お店らしく、実際、小さい民家を料理屋に改装したような感じ。奥の座敷は、畳か何かの「古い匂い」がしていた。お店の人は素朴な感じで料理も良かった。

2月1日。昼は天一銀閣寺店へ。天一は外せず。。実は、銀閣寺店は初めてだったけれど、普通に美味しかった。

夜は、昔の同僚と京都駅近くの鬼河童という居酒屋で呑み会。4時間半かけてお腹いっぱい食べて、値段もリーズナブルだったか。が、店内喫煙OKだったので、嫌煙家にはNGかも。

次に、機内で観た映画を。
行きは
Fast & Furious 6を観る。途中まで。

帰りは
まずGravityを観る。1時間半と短い単純なストーリだけれども、映像すごすぎ。。。どうやって作ったのか非常に興味あり。

次にLast Vegas。幼なじみのおじいさんたちの話。一人が結婚するということで、ラスベガスでbachelor partyをする、という話。ストーリーはともかく、Michael Douglas、Robert De Niro、Morgan Freemanという豪華キャストでなかなか楽しめた。

次に、Rush。実話に基づいたF1の話ということで、こちらもなかなか楽しめた。Niki LaudaとJames Huntという全然違うタイプの人間がよく描かれていて、人生観という意味でも考えさられる映画。

さらにAll is lost(観過ぎ)。ボートがちょっとした自損事故をきっかけにいろんなトラブルに見舞われ漂流し、文字通りすべてを失う、という話。セリフがほとんどないので、言葉が聞き取れなくてもわかる映画。

続いて、時差ボケについて。
やはり朝から精力的に用事をこなすのがとにかく大事。時差ボケがホントに解消されるのはどうしても時間がかかるので、無理せざるを得ない。再渡英後、特に時差ボケ的なことは感じなかったので、日本の時差には結局適応せずに帰ってきたのかもしれない。

最後に、日本について。
今回感覚的にはっきり気付いたことは、電線が日本の町並みのアナーキーさを助長していること。

ここ最近、帰国するたびに線路近くにたくさんの家が建てらていることに違和感を覚えていたけれど、今回、仮に整然と立て並べられている地区でも美が感じられないと思った。

それは地上にある電線がその整然とした直線を乱していることがよくわかった。前から日本の電線は汚いとは聞いていてわかってはいても、感覚としてはっきり感じたのは今回が初めて。一方で、きれいなところはとことんきれい。この辺のギャップが興味深い。

それはともかく、今回もいろんな出会い・再会があって、いろんな話が出来て、超充実の良い旅行になりました。お世話をしていただいた方々にはホント感謝です。

2014年1月12日

neuroeducation

今週Wellcome TrustEEF(Education Endowment Foundation)とのコラボで、神経科学のエビデンスに基づく教育を創出していくための助成金制度をアナウンスした(こちらも)。

これとシンクロするようにGuardianでも関連記事が掲載されたりと、社会としてのアウェアネスを上げようとしている。

こちらのWellcome Trustのブログでは、一流のサイエンス・ライターが現状を簡潔にまとめている(シリーズものになる雰囲気)。

アカデミックには、いくつか総説なりが出てはいるが(例えばこちらこちら)、分野としてはそこまで盛り上がっていない印象を持っている。

胡散臭さが漂う研究なり、関連ウェブサイトがあるから、なんとなく「ダークサイド」的な雰囲気さえあるのが現状。。。

ただ、個人的には、一神経科学者として、自分が関わっている学問がどう教育に役立つのかという問題には非常に興味がある。神経科学はこの数十年で爆発的に進んできて広がってきた一方で、世間での過去の常識なり俗説はほとんどアップデートされず、mythsとして定着しまっていることがよくある。右脳・左脳や男女脳はその典型として頻繁に挙げられる。その現状を踏まえて、しっかりしたエビデンスに基いて正しい教育の方向を探るのは非常に重要なことだと考える。

なので、今回のWellcome Trustの動きが一つの転換点になって、新しい(正しい)方向が生まれてくることに期待したい。

2014年1月5日

誘致

新年明けましておめでとうございます。

ツイッター経由で知った新聞記事が興味をひいたのでコメント。

文科省は世界レベルの研究者をラボごと誘致する試みをスタートするらしい。京都工繊大と北大で。

この記事以上の詳しい情報はフォローしていないけれど、おそらく世界大学ランキングを上げる実験の一貫だと思われる。個人的には、こういう戦略が一番手っ取り早い方法だと思っているので、動向に注目したい。

もちろん、世界レベルの研究者がホントに日本に来てくるのか(どんな美味しいオファーをしたらそれが実現するのか)、仮に来てくれたとしてそれが日本のアカデミアにどれくらいインパクトをもたらすのか、そもそも大学ランキグを上げることに税金をつぎ込むことがどれほど日本の成長に寄与するのか、などなど、よくわからないところではある。

が、外国人の割合を増やして国際力を高める、といった効果を見込めない戦略よりはマシな戦略。

2013年12月31日

2013年

今年もお世話になりました。

2013年を振り返ると、いろいろフラストレーションの溜まる一年、とあまりスッキリしない一年だったかも。。。そういう年頃なのかもしれない。。。

研究に関しては、夏からポスドクがラボメンバーに加わってくれ、来週、新メンバーが増えるので、2014年、生産性を上昇させないといけない。これに加え、年末に大学院生のプロジェクトで希望の持てる結果が出てきたり、グラスゴーに来てから始めていたコラボもクリスマスイヴについに結果が出たので、来年はこれをテコにしたいところ。ということで、この1週間、休み返上で書物。この時期、みんな休みなので、一年で最も集中できる。2014年はこの辺のメリハリも課題(毎年似たことを言ってる気もするが)。

他には、欧州ではHorizon 2020が本格的にスタートするので、欧州内で研究ネットワークを広げないといけない。7月のFENSフォーラムはそういう視点で臨みたいところ。

プライベートに関しては、長女の通ってる日本語補習校で行事委員という仕事を引き受け、その仕事でいろいろ忙しかったけれど、何とかここまでこれ、あとは3学期+アルファを残すのみ。2014年春以降、少しはリラックスした週末を送れるか?送りたい。。。

プライベートで他には、物件をこの一年物色してきたけれど、途中、ビザ絡みでモーゲージを組めないことがわかったり、良いと思った物件がもう一つだと判明したりと、何となく縁に恵まれなかった。。。2014年、この状況は改善されることを切に願う。

2014年、コモンウェルズ・ゲームがグラスゴーで開催されたり、国民投票が実施されたりと、スコットランドはいろいろ盛り上がりそう。

グラスゴーでの年越しもこれで4度目。
よく考えたら、2005年から日本で年末年始を過ごしていないことに。。。
次の年末年始は日本で過ごします。

2013年12月15日

Metropolitan, Zizzi

最近、大学関連の付き合いで行ったレストラン2軒について

Metropolitan
Merchant squareにあるバー・レストラン。店内は新し目のきれいな作りで、2階にはバルコニー席があり、Merchant Squareを一望できる。

pre-theatreのコースは12ポンドほどとリーズナブルな価格。料理の質もリーズナブル。可もなければ不可もなく、という感じ。

平日に行ったので、他にディナーのお客はいなかった。。。その割に、店員のサービスは普通だったか。カジュアル・ディナーには手頃なレストラン。

ちなみに、研究所のセミナーシリーズのスピーカーとの6人でのディナーだった。

Zizzi
UKでフランチャイズ展開しているイタリアレストラン。グラスゴーにも3軒ほどあり、近代美術館GoMAの裏にあるに行く。

広い店内で、店内中央が厨房で、大きな石釜があり、席から直接調理の様子を見ることができる。店内は金曜日昼下がりということで、家族連れも含め賑わっていた。

研究所の神経科学グループのクリスマスランチで行く。

25ポンドほどのクリスマスランチコースを全員頼む。シャンパンとデザート前のカクテル付き。料理は結構イケた。オードブルでガーリックブレッドを頼んだ学生さんは、その多さのため、皆とシェアしてた。。。カラマリは美味しかった。

家族でイタリアンという場合に良いかも。