2009年3月16日

最近(少しだけ)読んだ洋書いっぱい

まだサンプルだけですが、最近読んだ本たちをカテゴリーごとに、備忘録も兼ねてまとめます。

<ビジネス書>
ProBlogger: Secrets for Blogging Your Way to a Six-figure Income
ブログだけで年収一千万円以上を稼ぐ人の話。サンプル版では具体的なノウハウの部分はなかったけど、世の中にはこんなすごい人もいるらしい。



Strengths Finder 2.0
サンプル短すぎ。。。けど、人の良いところを発掘したい場合、この本はいろいろ洞察を与えてくれそう。


The Five Dysfunctions of a Team: A Leadership Fable
チームワークに関するビジネス書。最近、チームのことを実生活も含め、いろいろ考えることがあるから、ついこういう本に手が伸びた。非常に読みやすい。



What Got You Here Won't Get You There
上の本と同様、リーダーシップについて語っているビジネス書。サンプルだけからは全体のポイントは伝わらないけど、何となく読みにくい印象を持った。



Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity
タイムマネージメントや生産性のことを語っている雰囲気のビジネス書。売れてるだけあって、なかなか良さげ。



Buyology: Truth and Lies About Why We Buy
一応、ビジネス書のカテゴリーに入れてみた。ニューロマーケティングの本。タイトルは最低な気もするけど、今後、この手の本はたくさん出るような気がするから、とりあえず読んでみるのは悪くないかも。


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<政治関連>
The Audacity of Hope: Thoughts on Reclaiming the American Dream (Vintage)
オバマ氏の政治思想を知るにはこれ。



Epicenter: Why the Current Rumblings in the Middle East Will Change Your Future
9/11を予言していたことで話題になったThe Last Jihad
の著者の続本。かなり過激な内容もありそうだけど、中東絡みの外交問題を知りたい場合、非常に良いかも。



The Revolution: A Manifesto
昨年の大統領選で共和党候補の一人だったRon Paul。彼が政治思想をまとめているようだ。サンプルを読む限り、The Audacity of hopeの方が心に響いてきたな。。。けど、アメリカの政治を学ぶには良い本かも。




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<脳科学(含む、怪しい「脳の本」)>
How We Decide
意思決定の本で、臨場感あふれる表現はホントひきつけられる。この本は買って読んでみます。



The Brain That Changes Itself: Stories of Personal Triumph from the Frontiers of Brain Science (James H. Silberman Books)
脳に障害(外傷)と可塑性をテーマに、これまたオリバーサックスばりに、実話に基づいて多くの興味深い事例をまとめている。非常に読みやすいし、本のカバーデザインが非常に好き。



Musicophilia: Tales of Music and the Brain
音楽に関わる脳の障害を持つ人たちの話。さすがオリバーサックス。トピックそのものだけでも十分面白いのに、その上、各トピックを物語風に構成する才能はホント天下一品。



Human: The Science Behind What Makes Us Unique
分離脳の研究で超有名なGazzanigaがヒトのユニークさを語った本。さすがな内容の雰囲気。参考文献からしてプロも意識している感じで、じっくり読むといろんなことを学べそう。



This Is Your Brain on Music: The Science of a Human Obsession
音楽と神経科学の関係に興味がある場合、非常に良い本だと思う。ただ、教科書というわけではないので、本のポジションとしては少し中途半端な気もする。教科書という点ではPatelの本
が非常に評判が良い。



My Stroke of Insight: A Brain Scientist's Personal Journey
神経解剖学を教える神経科学者自身が脳梗塞になった体験を綴る貴重な一冊。著者自身、この体験を通して脳をより多く学んだ、と書いている。非常に面白そう。




Thinking in Pictures: And Other Reports from My LIfe with Autism
自閉症の人が自身の内面を語った非常に貴重な本。冒頭、オリバー・サックスが解説的な文章を寄稿している。



*ここから怪し目の本へ。。。

Brain Rules: 12 Principles for Surviving and Thriving at Work, Home, and School
脳をうまく機能させるための12のルールを紹介している。一見やばそうにも見えるけど、ウェブ上で公開している参考文献集などはかなり膨大で、文章そのものもこの手の本にしては非常にバランスが良い気がする。もちろん、プロの中では意見はわかれるかもしれないけども。。。実際、脳を研究している人間でも、みんながみんな、自分が身に付けた脳科学の知識を実生活に役立てているか?と言われると、かなり疑問だから、その意味では、悪くない読み物な気がする。脳本のセイフティーボーダーは(セイフティー側に)越えていると思う。ただ、薦めるか?と言われると、「まだ最後まで読んでないので、待ってください。。。」と答えそう。



The Female Brain
文字通り女性の脳について語っている。専門的に見るといろいろ問題を感じはするけど、楽しむ読み物としては悪くないかもしれない。脳本としてはボーダーライン、という感じか。



Making a Good Brain Great
デンジャー・ゾーンに思いっきり入ってます。。。。日本にもこの手のヤバイ本はたくさんあるけど、アメリカにあった。。。こんな本は買わないでください。。。というか、世の中を悪くするだけなので、書かないでください。。。


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<科学>
Quantum Enigma: Physics Encounters Consciousness
量子力学から見た意識論の一冊。目次を見る限り、意識論は後半。意識論はどうでもいい気もするけど(そもそも脳の本じゃないし。。。)、それまでは量子力学のことを純粋に学ぶのに良いかも。



The Stuff of Thought: Language As a Window into Human Nature
Pinkerの本。安っぽく解説すれば、言語論から思考などの深みを探っていこう、という本か。確かにハイレベルな論考という感じで面白そうではあるけど、読み進めるにはそれなりに時間をかける必要がありそう。



The Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference
ブーム・伝染を起こす社会現象についての話。社会科学(ソーシャル・サイエンス)の複雑系といったら良いか。この手の本は他にもありそうだけど、なかなか面白そう。



My Life As a Quant: Reflections on Physics and Finance
quantとして有名な人の本。この分野に興味がある人は読み物として良いかも。



The Difference: How the Power of Diversity Creates Better Groups, Firms, Schools, and Societies
チームメンバーの多様性が如何にチームの問題解決能力を上げるかを複雑系科学から語っている本。前から気になっていた本で、実際面白そう。



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<その他>
Act Like a Lady, Think Like a Man: What Men Really Think About Love, Relationships, Intimacy, and Commitment
ベストセラーにランキングされていたから読んでみた。たぶん女性必読書。男とはどんな生き物か理解するのに役に立ちそう。嫁さんにぜひ読ませたい。。。逆バージョンも出ると良いのだけれども。。。



Outliers: The Story of Success
これもしばらくベストセラーランキングに入っている。異端児、とでも訳したら良いか。物語風なので、ポイントを効率的におさえていくにはあまり良いとは思わなかった。



Jazz The Basics
僕がいるキャンパスにJazzのことを教える教授がいた。Jazzのうんちくを語れるようになりたい夢を僕は持っているので、この本はぜひ読んでみたい。。。



The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
読みにくい文章だと思って、途中でやめた。売れてはいるようだけど、評判はそれほど良くないから、そういうことなのだろう。。。



The Miracle of Mindfulness: An Introduction to the Practice of Meditation
30年以上も前の本。ベトナムの仏教の教え?を英語に翻訳した本らしい。サンプルだけからはアウトラインもわからないけど、非常に気になる一冊。



The Power Of Now: A Guide To Spiritual Enlightenment
開眼した人のスピリチュアルな話?意識の話がたくさん出てきてる感じ。読みながら意識を失った。。。



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と、サンプルだけなら、たいがい読んでます。

これはKindle 2の、特にそのtext-to-speech機能のおかげです。
いままでこれだけの量の本に目を通したことはなかったので、これはホントです。



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