2009年3月6日

キンドルのムシ

キンドルにハマってます(新しいオモチャを与えられたサルみたいなもんです)。

Kindle 2: Amazon's New Wireless Reading Device (Latest Generation)


キンドル版として発売されている本には無料サンプルがあって、気になる本を見つけてはそのサンプルを手当たりしだい読んでいる。。。

2日だけで10以上ダウンロードした。。。(もちろん、半分も読んでいない)

一部の本はサンプルの時点ですでに挫折したけど、一部に続きを読みたくなる面白そうなものがある。

例えば、
How We Decide
は非常に面白そう。
神経科学でいうところの意思決定を扱った本なのだけれども、臨場感あふれる表現が非常にすばらしい。なんか一流サイエンスライターって感じ。こういう本を書ける人は科学者としてもすばらしく良い論文を書けるんだろうなぁ、という気がする。このJonah Lehrerという人、コネクトミクスという神経科学で今ホットな分野の記事をネイチャーにも書いていた。なんか若くてイケ面やし。。。世の中にはすごい人間がいるもんだ。




The Brain That Change Itself
も面白そうで、システムレベルでの「可塑性」をテーマに、オリバーサックスばりの実話に基づくストーリーを紹介している。



やっぱり「脳本」は面白いな。。。

大きくトピックが変わって
The Yankee Years
トーリ元監督の「暴露本」として日本でも少し前ニュースになってた本。
ヤンキースファンだしとりあえず、、、という感じで、サンプルをダウンロードしてみた。先日、ニューアークから飛行機に乗る時、この本(かなり分厚い)を抱えている人を数人見かけた。この本を読むか否か、まるでヤンキースファンかどうかを区別する踏み絵のような強迫観念を感じる。。。(けど、まだ読んでない)




Kafka on the Shore
Haruki Murakami
ちょっと読んでストップ。やっぱり日本語で読みたい。。。日本語の本もキンドル版として発売して欲しい。アメリカでは、日本の本はヤクザに高く売られているから、読みたい本はあっても読めない(買えない)。。。アマゾンにその壁を破って欲しい。




The Audacity of Hope
ミーハーぶり炸裂ではあるけど、Prefaceを読んでいたく感動(単純)。日本の政治屋のみなさんに、ぜひ「勉強会」でも開いて欲しい。どうせ空白状態が続いてんだし、みんなで1ヶ月くらい合宿でもして、一文一文、徹底的に吟味・議論して欲しい。。。明日の日本のために。。。(かなり本気)



あとF. Scott Fitzgerald
Tales of the Jazz Age
がタダだったりすることにも気づいた。
昔の著作権が切れた本はデジタルとしてタダで読める時代なのか。。。




他にも、前から欲しいと思っていた本がキンドル版として発売予定だったりして、購入閾値が一気に下がりそう。。。(完全にアマゾンの戦略にハマッてる気もするが。)

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ちなみにスピーチ機能大活躍で、文字だけ、音声だけ、ではフォローできてなかったであろう部分が、それなりのスピードでこなしても意味が入ってきてくれる。こういうことはやったことなかったけど、入力チャンネル数を増やすのは、やっぱり良いのだなぁと実感。

あと、デジタル出版的なことをアマゾンもはじめているらしい。

確かにキンドルが普及すれば、まるでブログの延長として誰でも本を出版できるのだろう。日本だと携帯で小説を、というのがあるけど、それにある意味近いボトムアップな感じかも。

電子ブックって、キンドルを買うまで懐疑的だったけど、使ってみると意外と将来性があるのかもしれない(洗脳された。。。)。実際、Barnes & Nobleもこの市場に参戦して盛り上がりそうだし。日本のIT企業なんかでも積極的に検討しているところがあったりするのだろうか。

できれば、ハードの機能として、本をパラパラめくる感じで、前後を行ったり来たりしやすくなると、デジタル本支持者がもっと増える気がする。というか、それができたら、アナログ本はレコード化していくかもしれない。。。

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