2010年10月18日

元俳優が教えるソーシャルスキル

先週金曜日、レアな体験ができたのでブログのネタに。。。

Probationary periodをパスするのに課せられてることとして、大学側が提供するコースを受けて30単位以上獲得する必要がある。

その一貫として、研究者キャリアディベロップメント関連のコースをとりあえず受けることにした。2週間前からスタートしてて、これをクリアすると20単位もらえる。

10月からスタートして1月下旬に終わるコースで、3日間のレクチャーを受けつつ、その他は与えられた課題(assignment)を自習的にこなす、というコース。

初日のレクチャーを受けた時、なんて鬱陶しいコースをとったんだ、と思ったけど、先週金曜日のレクチャーはメチャクチャ楽しかった。

レクチャーを担当した人は元俳優さん。内容は、研究者として必要なソーシャルスキルに関するものだった。

コース受講者は20人くらいなのだけれども、セミナー室に入ると、まず椅子が円形状に並べられていて、ハンド・アウトは一切なければ、ノートもとる必要ないと言われた。

で、そのレクチャーはまず、教室をいっぱい使ってとりあえず歩き回る「ランダムウォーク実験」から始まった。途中、トークはコンテンツという意識的なものより、無意識的な部分が圧倒的に大事だとか、内外の「ステータス」のこととか、PIとしてチームを引っ張っていくためのコミュニケーション、などなどを扱った。

レクチャーというより、ロールプレーを交えた良いブレーンストーミング的なセミナーで、いろいろAha!と思えるところもあって良かった。

ロールプレーの部分は、さすが元俳優!、という感じの演技も見れた。ちなみに、昼休みにこの人と少し話をしたけど、レクチャーの内容は、何か理論に裏付けられてるというより、むしろ俳優業から経験的に学んだ、と言っていた。それでも、かなりgeneralな部分かも?、と思ったから、俳優業というのはSocial Neuroscienceにとって侮れない存在だと思った次第。

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