2009年10月31日

ベルギー旅行

ベルギーに行ってきました。
目的はLeuvenでのミーティングへの参加。

実は、ベルギーどころか、この歳にしてヨーロッパ本土は初上陸。
ということで、かなりオノボリさん的に、出発日火曜日から帰国金曜日までのことをダラダラと。

火曜日

飛行機は19時台発。
17時頃バスで大学からニューアーク空港へ。
最近、go28なるバスラインができたので、それを利用してみた。
バスはきれいだし、空港まで20分くらいで行けて確かに便利。値段は1ドル強。
が、ニューアーク市街を走るだけに、乗客のみなさんはなかなかだった。。。終日走ってるみたいだけど、暗い時間帯は1ドル強と命の重みを計りにかけて乗るか意思決定した方が良いかも。。。

飛行機はJet Airwaysというなぜかインド系の会社。
ブリュッセル経由でムンバイまで行く飛行機だったので、ほとんどの乗客はインド人だった。

機内食はカレー!

カレー、サラダ、ヨーグルト、デザートとなかなか充実していた。
アメリカ系会社が出す、人の食べ物か?と思うような代物よりも数十倍グッドだった。

---
水曜日

朝7時台にブリュッセルに到着(と言っても空港はブリュッセルの郊外にあるから周辺は田舎っぽかった)。

それにしても、飛行機で寝るようにつとめたけど、体が重かった。。。
食事つきの夜行バスで遠距離旅行した感じ。

飛行機を降りたら、ギューリー先生とカムランがいた。
同じ飛行機だったみたい。

入国審査はいたって簡単。パスポートを見せて、ベルギーが最終目的地で、ビジネス目的で数日滞在するのみ、と伝えるだけでパス。

入国後、ギューリー先生はVIP待遇ということで、目的地Leuvenまでの送迎車が来ていて、一緒に載せてもらった。ラッキー。

空港からLeuvenまでは車で20分くらい。
逆向きのブリュッセル方面は大渋滞だった。
道はNJ州のそれよりきれいで、途中見える家もなんとなくきれいだった。

ホテルはBegjnhof Congres Hotel

部屋は14時ごろまで空かないということで、時差ぼけ解消も兼ねてLeuven市内を一人で歩き倒した。

Leuvenそのものは円形の古都で、「ベルギーのオックスフォード」という感じか。
歴史を感じるきれいな建物がたくさんあったけど街そのものは小さいから、街の主要部分は、数時間歩けばほぼ網羅できた。

主要スポットは
1.Groot Begijnhof
2.City Hallと周辺
か?

もちろん、街を歩いていると写真をとりたくなるスポットは他にもたくさんあって、全体的にきれいな街だった。

Groot Begijnhofはホテルのすぐ近くで、今も人が住んでる古い家がたくさんあるところ。wikipediaによると13世紀にさかのぼるらしく、確かに歴史の重みを感じ家々ですばらしかった。

City Hallは駅からLeuvenの中心に向かって歩いていくとわかる。
近くにある本を読みながら頭に水を注いでいるオブジェ?も印象的だった。

ランチはその中心の広場にあったレストランNotre Dameなるところに一人で入ってみた。
値段は良心的で、ビールとスパゲッティーで10ユーロ弱。
ビールはLeffeのBlondeを呑んでみた。

料理の味はいたって普通だったけど、昼間からビールを呑めてご機嫌に。
ビールはうまかった。(ビールなら何呑んでもうまいと言うかもしれんが)

ちなみに、近くには外のテーブルでビールを呑めたり食事できるカフェ形式のレストランがたくさんあって、良い感じ。

気候は軽く上着を羽織るとちょうど良いくらいで、寒くはなかった(決して暖かいわけではなく、NJ州と同じくらいの気温だった)

食後にゆっくり歩きながらホテルに戻ったら部屋に入れる状態になっていて、シャワーを浴びて爆睡。

---
夕方からミーティングのスケジュールがスタート。

夕方は50人くらいのディナー。
場所はCity Hallの横にあるt’ Zwart Schaapなるところ。

ホテルからみんな貸切バスに乗ってレストランまで移動し、その2階を貸しきってのディナー。
ジョーさんが今回のミーティングの主旨について話をした後、ディナーコースがスタート。アクセル・ボルストさんの横に座っていろいろ話をする。彼はキーボードプレーヤーで作曲もするらしい。すごい研究者にはホント多才な人が多い。他には同世代の人や、Leuvenの研究者の人と少し話をするチャンスがあった。

10時半過ぎにホテルに戻ってきた。

---
木曜日

終日ミーティング。

IMECで開催されて、スーパースターの話を立て続けに聞く。
僕は今回、digital posterなるプレゼンをする一員として招待されていた。10台くらいプラズマTVが並べられて、その一台を使って簡単なスライドプレゼンをした。カレルさんも少し聞いてくれてたけど、彼としっかり話をするチャンスはなかった。。。残念。。。けどジョーさんにはしっかり聞いてもらった。

夕方は泊まってるホテルの横にあるFaculty Clubなるレストラン?へ移動。
結婚式場みたいなホールでディナーコースを食す。

席に着く前、たまたまクリストフさんとホンの少しだけ話をする機会に恵まれた。
ディナーは同世代の人たちと座って、いろいろ情報交換。

かなりインテンスな一日だった。

---
金曜日

帰国の日。

帰りもギューリー先生と同じ飛行機ということでVIP待遇のおこぼれを。。。
ケン・ワイズさんと3人で空港まで送ってもらう。

さらに、ギューリーさんはビジネスクラスだったから、一緒に列をショートカットしてチェックインさせてもらう。ビジネスクラスってホント待遇が違うんやな。。。。

出国手続き後はお互いお土産を買うということで別行動。

嫁さん指定のnauhausのチョコ、あとは今回ほとんど楽しむことができなかったベルギービールを1本買う。
いろいろ迷ったけど、結局WestmalleのTripelなるものに。あらかじめ買っていたGood Beer Guide Belgiumというベルギー・ビール解説本での評価が良かったので、とりあえず買ってみることに。実は、先日シカゴで知り合った方からアドバイスを頂いていて、メールをプリントアウトまでしていったのに、それを役立てるチャンスがなかった。。。リベンジしたい!

ちなみに買ったビールは、11月末にホームパーティーがあるので、その時に持っていく予定。

帰りの飛行機でもカレーが2回出る。
インドの人はホントに毎食カレーを食べてるんだろうか。。。

機内ではJulie&Juliaを観る。
素直に面白かった。

離陸から7時間くらいでニューアークに。

入国審査も無事にパスし、行きと同じgo28のバスで大学近くまで。
おそらくアジア人、旅行者は僕一人で、他はみんなニューアークに住んでそうな人ばっかりで、途中のバス停でどんどん人が乗り込んでは満員に。。。今回の旅行中、最もアラートレベルが上がった瞬間だった。。。たぶんもうこのバスは使わないかも。。。

---
雑感

ベルギー、というかLeuvenはきれいな街で、次はプライベートでゆっくり旅したい国。結局、地ビール的なものは何も飲めなかったし、ディナーそのものは良かったけど、いわゆる地元の料理ではなかったから、フレンチフライなどは食べずじまい。なので、あまりベルギー旅行をしているという感覚は少なかった。

ということで、少しだけ体感した経験に基づくわけだけれど、基本的にすべて英語でいけた。LeuvenはFlemish(オランダ語)の地区になるけど、みんな英語を話せる感じ。英語で話しかけると何の問題もなく相手も英語で返してくれた。ただ、看板やメニューなどはオランダ語が多かったので、オランダ語を読めるともっと良いのだろう。

それから、人種については大半が白人で、それ以外の人種は1割にも満たなかったのではないか(主観的な統計)。なので、実際に住むとなるとそれはそれでいろんな壁があるのかもしれない。アジア人を嫌いな人は嫌いだろうしな。。。アメリカの中西部とかにはそれに近いところがたくさんあるのだろうけど、アメリカの多様性が生む懐の広さを改めて感じる結果になったのかも。

他には建物から感じる歴史みたいなものは、アメリカみたいに「若い」国とは質的に違ってたのは印象的。特にLeuvenは歴史があるからそれを一層感じたのかも。

と、短かったけど、いろいろ体験できる旅行でした。


0 コメント: