2009年11月15日

Talk Like Singing

ミーハーなのでTalk Like Singingに行ってきた。最安30ドルのバルコニー席からみたけど、もとは取れたと思うし、ストーリーはすばらしいと思った。

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いったいどんなショーになるんだうと思ってたけど、基本的にはコメディー・ミュージカル。日本語と英語両方が使われるので、ストーリーをしっかりフォローしようと思ったら、両方を理解できないといけない。

メインキャストは香取慎吾、川平慈英、堀内恵子、新納慎也で、川平慈英がMVPですばらしかった。新納慎也という人は知らなかったけど、メチャナイスチャラだった。

良かった点、悪かった点を。

<良かった点>
1.ストーリー展開(ネタバレなし)
オリバーサックスの本にインスパイアされたようなストーリーで、さすが三谷幸喜というべきか、しっかりしたストーリーを面白おかしく、アップテンポに展開していき、エンディングもグッドで終盤はホントにひきつけられた。日本用、アメリカ用、それぞれにリメークしたら、きっと日米どっちでもウケるんではないか。

2.キャラ
4人がメインキャラだけど、みんな個性的で、すばらしいキャラだった。

3.ネタ
たくさんワロタ。

4.ナマ香取慎吾
日本でナマ香取慎吾をあの距離で観ようと思ったら、相当頑張らないとダメだと思うけど、ショー初日2日前にチケットゲットして、30ドルでスーパースターを見れたんだから儲けモンである。

ちなみに、さすがに「ウチワ」を持ってる観客は(見た範囲では)いてなかった。。。男性オーディエンスもたくさんいたし。

<悪かった点>
1.日本語偏重
日本語がわからないとチンプンカンプンという場面がたくさんあったので、日本語がわからないアメリカ人には非常にフラストレーションを感じた部分があったと思う。

どのオーディエンスをターゲットにしてたのか気になった。
マンハッタンでやるけど、日本人だけをターゲットに、と目標を低く設定していたのなら良いとは思うし、アリだと思う。実際、オーディエンスは日本人が大半だったし、マッチしてたとは思う。が、マンハッタンにまで殴りこんで来ておいて、それくらいの意気込みしかなかったのだとするとちょっと淋しいしいかも。

日本語を使うのはユニークでオリジナリティーがあるので面白い試みだと思うけど、前半の日本語の使い方(配分)は疑問を持った。下手な英語で良いから、意気込みはもっともっと見せて欲しかった。

2.ミュージカル?
ブロードウェーのミュージカルをいくつか観たことがある人が今回のショーを観るとするなら、いわゆるミュージカルとして観るというより、「歌・ダンス付きコメディーショー」として観るべきだと思う。

堀内さん、歌はうまいなぁとは思ったけど、ブロードウェーで人生かけてチャンスを勝ち取って活躍してる人たちとは全然レベルが違った。その辺を期待するミュージカルとは違った。

ちなみに、今のところニューヨークタイムズにレビューは出ていないし、現地で話題になってるとは言い難い。

と素人が偉そうに辛口コメントしてみたけど、日本人と日本好きな外人さんが観る分には非常に非常に楽しいショーだったので、チケット代分の観る価値はあると思います(一応フォロー)。

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