2010年9月8日

teachingコース初日

3日間に渡るteaching関連コースの初日。

参加者は50人くらいいたか。ストラスクライド大とウェスト・スコットランド大のスタッフのうち希望者が参加(主には若手lecturer)。ランチ時間などに一部の人と話したけど、分野はホント多様で、化学はもちろん、ジャーナリズムやナーシングを教えてる人もいてた。。。

今日初日は、イントロ的なトークがあって、teachingの総論的なこと、平等な教育について、大勢の生徒への講義、に関するトピックだった。

多くの時間は、講義室でみんなで講義を聴くという形式だったけど、小グループに分かれて少し意見を出し合って、直後にみんな集まってパネルディスカッションをするという形式もあって、「海外らしい」形式だった。あと、講義室での講義でも、隣の人と少しチャットしてみて、的な時間帯があったりと、非常にinteractiveな形式だった。内容はもちろん、形式的な部分だけでもかなりカルチャーショックを受けた。。。

というか僕自身、大学に入って以来、まともに「講義」らしい講義は受けなかったから、そういう生徒としての経験不足をこれから如何に補って、そしてteachingの活動に貢献するのか、メチャクチャ大きな壁だなぁとは思った(大丈夫か?)。けど、アカデミアで生きていく以上、teachingは避けて通れないし、もっとポジティブにとらえて、自分自身にとっても成長の一貫、みたいにとらえんといかんのだろうなぁ、とは思った。

とにかく、こういうシステマティックなコースが用意されているのはなかなかありがたい話。

ところで、どうしても日本での体験と比べてしまったけれど、良い人はもちろん良い講義をしているとは思うけど、僕が知っている大学の講義は(といっても大した数は受けんかったが)、なんというか、プロフェッショナルではなかったというか、単にこなしてる、という感じのものばかりだったように思う。今日習った言葉でいうとsurface approach的で、生徒をもっとengageさせるような創意工夫はなかった・感じられなかった。随分前の話だから、今は変わったと信じたいけど、もし今もそのsurface approachが主なものだとすると、高度教育を受けるのはやはり海外の方が絶対良いのだろう。。。質が全然違う。しっかりした教育理論があって、それを講義するスタッフに向けて講義する教育システムが整備されている。これは大きな違いを生むと思った。

ちなみに、場所はウェスト・スコットランド大のキャンパスで、Paisleyへ行った。ドアドアで30~40分くらいか。初めて電車に乗ったけど、なかなか快適だったし、Paisleyそのものもヨーロッパっていう感じのなかなか良いところだった。

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