2010年9月22日

personal licenceコース

先週火・水曜と、エディンバラにてpersonal licence3日間コースの2日分を受ける。3日目は緒事情で急遽受けれず。

UKでは、1986年に制定された法律によって、動物実験の厳格化が求められるようになり、動物実験を実施する研究プロジェクトをスタートするには、まずPIがproject licenceを取得し、実験する個人はpersonal licenceを取得しないといけない。

personal licenceを取得できれば、何でも実験可能かというとそんなことはなく、そのproject licenceに書かれている内容の範囲内でしか実験ができない。

僕の場合、project licenceは、今、作成中。
他方のpersonal licenceのコースを今回受けた。

同じ研究所のprofessorのproject licenceに僕のprojectの一部を6月の時点で入れさせてもらったので、当面はそのproject licence下で研究をスタートする予定になっている。

コースでは、法律、倫理、動物の扱い方などに関して二日間レクチャーを受け、2日目最後のペーパーテストで70%以上のスコアをとらないといけない。

テスト問題は、常識で答えられるものもあれば、法律の部分を知らないと答えられないトリッキーな問題も多々あった。もちろん、落とすためのテストというより、レクチャーを受けたか確認するテストなので、まじめにレクチャーを受けていれば、満点は無理でも合格点は取れる(たぶん)。

金曜日にはメールでパスしたとの連絡を受けた。

さらに、動物のハンドリングに関する実技試験的なものもあり、それもパスしないといけない。

悪く言えば、面倒極まりないのだけれども、実験を始める前に正しい知識を系統立てて身につけてスタートするのは悪くないのだろう。受講生には大学院生くらいの人たちがたくさんいてたから、そういう人たちには特に良いかもしれない。

「UKらしさ」というのが、前週のteachingコースに引き続き少しわかってきた気がする。

ちなみにエディンバラは、ウワサ通り非常にきれいな街だったので、そのうちゆっくり観光として訪れたい街。グラスゴーからは電車で1時間で、その電車もこれまた快適だった(その分、高い。。。)

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