2010年5月3日

クルーズ

もう一週間前ですが、4月22~26日の旅程でバケーションへ行ってきました。
胃腸系がやられたり、大雨にたたられたり、帰りの飛行機のコネクションをミスったり、ストローラーを空港でピックアップできなかったりしましたが、全体的には良いバケーションでした(ホントか?)

バケーションは、ディズニークルーズ3日間+ディズニーワールド1日の旅。なぜ今の時期だったかというと、昨年末のリベンジを年内にどうしてもはたしたかったから。その昨年末、バケーション直前に長女が風邪をひき、さらに嫁さんが腰を悪くして、当日キャンセルするという、なかなか悲惨な結末に終わっていた。。。

その年末のバケーションは当初クルーズ4日間で、当日キャンセル+ノー保険だったので、すべての金額(数十万円相当)をすったと思ったけど、後日嫁さんが電話で交渉した結果、全額ではないけど、基本料金を将来のクレジットとして返してくれていた。(ありがとう、嫁!&ディズニー!)

そのクレジットの期限は1年間で、年内にアメリカを離れる可能性が高まってきたので、4月末の少し料金が安い時を狙って2月頃だったか再予約をしてた。

本来なら、この時期には次の就職先を決めていけるだろうという狙いだったのだけれども、人生そう甘くはなかった。。。(結構佳境だったりしたので、旅行中もPCを持っていって、重要メールに対応する必要があった。。。)

以下、日々の記録。

4月22日(木)
朝4時起き。ラガーディア6時半発の飛行機でオーランドへ。

ちなみに、ラガーディア空港までは車で行って、Dollarsに車を預けて行った。ウェブ経由で予約できて、正規料金より少し割引で、空港までの送迎もあってgood。料金は1泊15ドル弱。高いか安いかは、空港までのアクセス手段の便や、どんな家族構成かによるか。

オーランド空港には10時前に着いて、そこから港へ移動。
空港の1階にディズニーのカウンターがあって、あらかじめ予約していたバスに乗り込むためのチケットをもらう。米国市民なら、ここでチェックインもできるもよう。バスはほぼ満員だった。

バスは大型バスで、窓が船窓チックに丸く塗られていて、おしゃれなデザイン。トイレ付き。
空港から港までは1時間弱。途中車内モニターにガイドビデオが流れ、クルーズへの雰囲気を盛り上げてくれる。そして、その映像が終わったら、遠目にクルーズ船が見え出す、という非常に計算されたバス輸送。(さすが。。。)

港にはディズニー所有のビルがあって、1階で簡単なセキュリティーチェックがあって、2階でチェックイン。パスポートなどのチェックを受け、乗船順を示したグループ番号の札、そしてルームキー兼IDカードをもらう。

2階ロビーには、さっそくミッキーと、名前は忘れたけどディズニーのキャラクターがいてて、写真を撮れるようになってた。乗船開始は12時過ぎで、4時までに乗船すれば良いのだけれども、11時ごろの時点で大勢の人たちがロビーで待機してた。

我々家族は1時頃に乗船。船に入る時、わざわざLast Nameを呼んで、「乗船おめでとう!」とスタッフの人たちが拍手で迎えてくれた。。。ちと小っ恥ずかったけど、少しセレブな気分。。。

まだ部屋は準備中で、みんなランチやプールなどでエンジョイしろ、ということで、手荷物は持ったまま9階のレストランへ。(ちなみに、大きなバッグは、タグをつけておけば、飛行機のチェックインから部屋に入るまで運ぶ必要なし)

去年のswine fluの煽りなのか、クルーズ中、レストランへ入るたびにウェットティッシュを配布してくれて、手拭きを徹底していた。アメリカだと、食事時、おしぼりがないから、日本人としては非常にありがたかったりもした。

食事後、長女が泳ぎたいということで、ミッキー型のキッズプールで遊ぶ。気候も適度の暑さだった。

3時前だったか、部屋へ。
部屋は思ってたより広く、お金をケチって窓なしの部屋を予約してたはずなのに、窓付きの部屋だった(ラッキー!)

長女がまだ泳ぎたいというので、再びプールへ。基本的に僕が長女を監視し、嫁さんはさっそくアイスコーナーやらジュースコーナーやらを物色してた。。。

そして出港直前の4時前に避難訓練があるということでプールやレストラン系はすべてクローズ。部屋に戻って、救命胴衣を着て(赤ちゃん用救命胴衣まであった。。。)、指定されたところへみんな集合。集合場所の頭上には、脱出ボート?が。もちろん、ボートに乗る練習はしないけど、とりあえず、自分はどのグループでどこに行くべきか確認。タイタニックみたい。

4時過ぎに出港。

毎晩、ショーがあるのだけれども(実はこれが最大の楽しみの一つ)、この日はゴールデン・ミッキーだったか、アカデミー賞をモチーフにしたミュージカルショーだった。1時間弱の内容だけど、すばらしく手の込んだ、感動ありのショーだった。泣きそうになった。。。

ショーの後、8時過ぎからディナータイム。
料金にはもちろんディナーも含まれてるから、しっかりコースでいただく。
が、長女はさすがにバッテリー切れで、途中で寝てしまった。。。

その後は、夜の12時までいろんなところで大小いろんなイベントが予定されていた。
驚いたのは、ちょうど上映が始まったばかりのOceansが上映されてたこと(この日は観れなかったけど)翌日はAliceの3D版が上映されたりしたから、この辺は惜しみなく出してくるところは、さすがディズニーやなぁ、と驚愕。

が、キッズ連れの我々は10時には就寝。(朝も早かったし)

4月23日(金)
この日はバハマ

まず朝、船内で長女が好きなプリンセスたちと写真を撮れる企画があるということで行ってみる。そして朝食。4つくらいの選択肢の中から一番良いレストランへ行ってしっかりした朝食をいただく(貧乏根性丸出し)

バハマでは、アトランティスという超豪華リゾートへのツアーをエクスカージョンとしてあらかじめ予約していた。それはゆっくり目で11時集合だった。

ということで、朝食後から11時まで時間があったので、キッズを預けられる施設に長女を預けてみた。その施設もなかなかの充実ぶりだった。

その間、我々親と次女は部屋へ戻り、僕はメールをチェックするため、PCをネットにつなげた。一つ重要なメールが届いていた。

11時前に長女をピックアップして、ツアーの集合場所へ。

船を降りて、小型のバスに乗ってリゾートを目指した。
まず、バハマの港周辺のダウンタウン(と言ってもその気になれば歩けそうな規模)を案内してくれた後、橋を渡ってリゾートへ。

よく広告の写真を見た覚えがあったけど、なかなかすごいリゾートだった。バハマはダウンタウンを少し離れると、ニューアークよりも危険な香りが漂う町並みになったのだけれども、そのリゾートは別世界だった。。。このギャップは恐ろしい。。。

それはともかく、そのリゾートにはビーチはもちろん、ホテルそのものが水族館一体型になってて、ガイドの人が一通り説明しながら案内してくれた。

メインのホテルは二つの大きなビルが空中でつながっているのだけれども、そのつながってる部分は通路ではなく、スイートらしい。

ガイドさんによると、故MJさんが2ヶ月間借り切ったり(記憶が正しければリゾート全部!)、タイガーウッズなど、スーパーな人たちが泊ったことがあるそうだ。。。一泊のお値段の桁が通常ホテルより数桁違ってた。。。

ホテル内ツアーの後は自由時間。
が、ガイドさんが一通り案内してくれて、あまりやることがなくなって、めぼしいところで写真を撮ったりして、帰りのバスへ。帰りは4時ごろまで定期的にバスが出てて、その中のどれかに乗って帰ればよかった。2時台のバスに乗って港へ戻る。

港のお土産コーナーにはあまりこれというものはなさそうだったので、結局バハマでは一銭も使わず。

船に乗って、少し遅めのランチ。
ランチ後、ちょうどOceansが始まる時間だったので観てみた。BBCのPlanet Earthの海関連の映像をディズニーなりに再編集したような映画。

Oceansの途中、長女がまたプールへ行きたいと言い出したので、映画を途中で諦めプールへ。

夕方前にバハマを後にし、この日の夜のショーはトイ・ストーリー
席は早いもの勝ちなので、早めに行ったら2列目で観れた。
ショーそのものは、ディズニー系ミュージカルそのままで、これまたすばらしく良くできてた。
感動。。。

ディナーはまたコース。

ディナー後、翌日はいよいよディズニーが所有する島、castaway keyということで、それを盛り上げるための海賊系イベントが9階のデッキで開催。キャラクターがステージに出てきてはみんなで踊ったりして、最後はミッキーが登場して、花火。

なかなかの盛り上がりだった。(長女はまたもや途中で撃沈してたが。。。)

4月24日(土)
この日は、Castaway key。

朝そのCastaway keyへ到着。
まず、前日同様、一番豪華なレストランで朝食。そしたら、ウェイトレスに日本人の方がいてた。なかなかハードワークだそうだけれども、なんともステキな職業だなぁと思った。ちなみに、クルーズには日本人が4組くらい乗船していたらしく、その朝食中たまたまマンハッタンから来られたというアベックの人と席が近くになった。

朝食後、早速下船。
その島は、ディズニー所有のリゾートの一つ、と思ったら良いのだろう。小さな無人島で、ディズニークルーズに乗らないと行けないリゾートアイランドになってた。エクスカージョンなどに参加しない限り、ビーチで泳ぐのはもちろん、食事までタダ。このエンターテーメントのスケールのでかさはホントにすごい。しかも、クルーズ船の停泊ポイントのすぐ近くに、等身大?の海賊船まであったし。。。すご過ぎ。。。

ビーチも、シュノーケラー用、ファミリー用、ティーンズ用、そしてアダルト用という区分けがされてた(「アダルト用」と言っても、男性が喜ぶようなものがあるわけではなく、大人だけのグループ向け、という意味なので、念のため。。。)。もちろん我々はファミリービーチを拠点とする。が、海水はかなり冷たかった。。。外は真夏だったけど、水はまだ春で、あまり長時間つかれるような感じではなかったのはちと残念。。。

ランチはBBQで、リブなどをいただく。(が、ここで調子に乗りすぎた。後述)

島にはいくつか見所があったのだけれども、基本的には長女のご意向に沿って、ビーチでほとんどの時間を過ごす。。。

4時前にみんな撤収し始めてたので、我々も撤収。
港の近くに郵便局があったので、絵葉書を出す。

と、ここまではすばらしいセレブチックなクルーズ旅行だったのだけれども、この数日間、そしてこの日のランチでの暴飲・暴食が祟って、胃腸系が機能不全に陥った。。。ちょうど、PCに負荷がかかりすぎて、フリーズしたような感じ。船に戻った直後から体調が悪くなっていった。

が、ショーだけは観たかったので、Dreamsという最終日のショーを見た。ピーターパンと夢を持つ少女が主役のストーリーで、途中、バブルやら雪まで降ってきて、泣いた。。。2回も。。。

と、何とかショーは満喫できただけれども、8時過ぎからのディナーはとても行ける状態ではなかったので、僕だけ自室静養。が、嫁さんたちだけでディナーへ行ったら、長女がバッテリー切れでまた寝そうになったらしく、しばらくしたらみんな戻ってきた。ルームサービスを頼んできたらしかった。

ちなみに、もし体調が万全なら、最終日のディナーということで、みんなそれなりの格好をして(僕は一応ジャケットを持ってきてた)、良い食事を楽しみ、3日間お世話になったウェイター・ウェイトレスさんへチップを手渡し、さらにディナーへ行ってる間にいつもベッドメーキングしてくれる人にもチップを渡すことになってた。

が、チップはすべて嫁さんに託し、最後のベッドメーキングは遠慮してもらって、チップだけ受け取ってもらう。。。(カッコ悪すぎ。。。)ちなみに、チップの額があらかじめsuggestionというものがあって、合計したらなかなかの額になる。まぁ、すばらしいサービスだったから、そういうものなのだろう。

4月25日(日)
この日はディズニーワールドへ。

早朝に元の港へ到着。
が、体調は依然優れず、朝食もパスして、嫁さんたちだけ朝食のレストランへ。

実は、クルーズついでにディズニーワールドにも一日行くことにしていたので、嫁さんたちが戻ってきたら荷物をまとめて、体調がすぐれない状態で下船。アメリカへの入国審査は、空港のそれに比べたらいたって簡単で、オフィサーの人の愛想良かった。

9時前に下船した時点で、大半の人たちはすでに下船してたようで、港からディズニーワールド行きのバスは我々も含め2家族しか乗ってなかった。。。かなりビップな感じ。

1時間強で予約してたホテル、All Star Music Resortに到着し、チェックイン。
部屋に入れたのは良いのだけれども、フロントのある建物から部屋が割り振られた建物までの距離がかなりあった。。。

体調はやや持ち直し気味で、荷物を部屋に置いてマジックキングダムへ。日曜日ということで、なかなかの人手だった。ダンボの乗り物に30分も並ぶなんてありえん、とか思いながらも、ショーやパレード、あとバズライトイヤーのシューティングにはかなり本気で楽しむ。全体的に長女も嫁さんもエンジョイしたもよう。9ヶ月の次女はおそらく記憶に残っていないんだろうなぁ。。。

夕方、とんでもない嵐がやってきて、瞬く間に洪水状態になった。夕立かと思ったら、すぐにやむことはなく、小ぶりの状態がずっと続き、この日の夜のイベントはすべて中止のアナウンスが。。。あいたたた。。。

8時過ぎに帰ろうとホテル行きのバス乗場に行ったらすごい列だった。。。しかも、他のAll Star系のホテル行きバスは頻繁に来て、列はすぐにさばけていったのに、Musicだけはなかなかこなかった。みんなイラついてた。。。

バスに乗ってからも、敷地が広大だからそれなりに時間がかかって、ようやく到着。
夕食はまだだったので、ホテルのフードコートでゲットすることに。

が、さすがに病みあがりにアメリカンフードは、泣きっ面に蜂というかなんというか、とにかく見るだけで吐き気を催しそうだったので、サラダとフルーツを買う。

娘たちは撃沈状態だったので、部屋へ持って帰る。
が、これまた部屋が遠く、しかも屋外の道をあるかないといけないから、まで降り続いていた雨でそれなりに濡れる。。。もうAll Star Music Resortを利用することはないだろう。。。あれなら、リゾート外のそれなりのホテルに安く泊まるか、奮発してリゾート内の良いホテルに泊まった方が絶対良い。高校生がたくさんいてたので、そいういう若者たちには良いのかも。

それはともかく、雨に濡れたのですぐ風呂に入って、あったまった後に食事。
胃腸は少し回復していた。

4月26日(月)
この日に再びNJへ。

午前中、キャラクターダイニングの朝食へ行く予定だったのだけれども、空港までの送迎バスの時間がかなり余裕を持ったスケジュールに設定されて、ダイニングの場所までちょっと距離があったので、キャラクターダイニングは断念。

ホテル内のプールで長女が泳ぎたいというので、ホテル内でゆっくりすごす。
が、そのプール、5歳の子供には非常に中途半端で、深過ぎるプールか、浅すぎるプールの両極端しかなかった。

大きなプールには、深さに傾斜が少しもうけられてたけど、3~5歳のキッズが楽しめるようにはなってなかった。プールも含め、全体的に設計ミスなホテルだった。(なので、個人的な評価は☆一つ。値段が高いだけ。)

帰りの飛行機はアトランタ経由でラガーディアへ。
が、行きの飛行機の離陸が少し遅れ、もともとトランジットの間隔が短かった上に、アトランタに着陸してからゲートに着くまでさらに少し待たされ、飛行機からゲートへ出た時点で残り20分ほど。が、アトランタ空港は馬鹿でかかった。。。

結局、離陸予定時間ギリギリにゲートについたけど、すでに手遅れ。。。長女を抱えて、全速力で走ったり、エスカレーターを駆け上がったりしたのに。。。

ということで、2本くらい後のチケットに変えてもらって、しばらくアトランタ空港で時間を過ごすハメに。。。

8時半過ぎの飛行機でラガーディアには11時ごろ到着。
預けていた荷物たちは予定通り飛行機に乗れたようで、バゲージクレームで待っていた。(他にもたくさん並んでたから、ミスった人が結構いてたもよう。。。)

が、もう一つ。オーランドの出発ゲートで預けたストローラーが届いてなくて、係りの人に聞いたりしたけど、結局、ストローラーだけは後日配送してくれることに。

空港の出口を出たらdollarsの送迎バスがちょうど停まっていたので、それに乗って営業所まで送ってもらって、車を運転して無事帰宅。。。日付が変わって12時半過ぎに帰宅。なかなかインテンスな旅行だった。

ちなみに、ストローラーは翌日デルタがうちまで配達してくれた。この辺のサービスはしっかりしてるなぁ、と思った。空港の係りの人も対応には慣れている感じだったし。(それだけよくあることで、対応マニュアル的なものが確立されてるのかもしれん)

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ということで、ディズニークルーズなるものを体験してきたわけだけども、おそらくこれまでの僕の人生の中で最高級のサービス&エンターテーメイントだった気がする。ホントセレブな気分を味わえた(胃腸はそのセレブな体験についていけなかったもよう)。実は、クルーズそのものは2回目で前回は普通の会社だったけど、ディズニーは格が違った。子供から大人まで、喜ばせ方、満足させ方をホントによく知ってる。スタッフの教育もしっかりしてて、アメリカでありがちな、不快な思いをすることは一切なかったし、エンターテーメントのコンテンツは他の企業には絶対真似できない充実ぶり。ミッキーって、やっぱり偉大。ショーでミッキーが出てくるだけで大盛り上がりやもんな。。。ある意味、反則。

もちろん、それなりの料金にはなったけど、毎日、食事、ミュージカルショー、最新映画、などなどが付いて来て、カリブ海旅行までできたわけだから、リーズナブルな価格設定なのだろう。おそらく、Kindleを普通のクルーズ会社、iPadをディズニークルーズ、と例えると良いかも。「電子ブック」というカリブ海クルーズを体験するだけなら、普通の会社で十分だけれども、それ以上の「操作性」・「アプリ」など(ショーなど)も追及してくるのがディズニー、という感じか。例えば5~10年に一回くらいこういう贅沢はアリかも。(お金があれば。。。)

長女も5歳だから断片的でも良いから、大人になるまで記憶が残ってくれると良いのだが。

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