2010年5月23日

H1Bビザ取得

先週5/10~5/14、オタワへ行ってH1Bビザと家族用H4ビザを無事(?)ゲットしたのでそのまとめ。
ちなみに、これまでJ1(2年ルール適用)で5年間ポスドクとして働き、今回のH1Bも同じ大学で働くためのビザ。無謀にもH1Bは新規。

<予約>
面接予約は、数週間前から毎朝オタワやモントリオールの空き状況をチェック。オタワは、月曜日分の空きがよく出ていたけど、火曜日以降の予約を取りたかったので待つ。すると、5月7日(金)の朝、翌週火曜日の空きが出たので予約。(*もしもDS-160の入力をしていなかったら、こういうことをするとリスクを負う。。。以下詳述。)

<オタワへ>
予約したその日に、新規フォームであるDS-160を家族分入力して、必要書類を用意した。DS-160の入力、結構時間がかかって、3人分入力するのに半日以上かかった。。。

翌週、月曜日早朝にNJを出て、車でオタワを目指す。8時間で到着。
ホテル(Days Inn)にチェックイン後、近くのScotiabankへ行ってビザ申請費三人分支払う。

<面接>
火曜朝9時の予約で、8時40分ごろ大使館に着いたら、外でほとんど待たず中でセキュリティーチェック。

チェック後、中に入ると3つのステップあった。

まず、必須書類提出。
・パスポート
・申請費の振込み用紙
・H1B申請者のI-797
・DS-160の確認ページ
を窓口で提出。列ができていて、20分以上待ったのではないか?

待合室の椅子に座って5~10分くらい待ったら、名前を呼ばれ、指紋のスキャン。
この時、窓口の親切そうなおばさんに「面接予約を最近したでしょ?情報を確認できないのよ」と。。。一方、「no problem」とも。(*実は、これがproblemになる。。。)

さらに、椅子に座って5~10分くらい待って、名前を呼ばれ、質問に答えたり補足書類を見せたりしながらH1Bの資格があるかチェック。いわゆるインタビュー。

まず要求されたのが
・I-129
が、これは大学側からもらっていなかったので、手元にあった
・LCA(the Labor Condition Application)
のコピーを見せた。(基本的にはこれでOKだったけど、やはりI-129のコピーを大学で入手しておいた方が良かったかも。。。やや冷や汗。)
他には、
・2年ルールウェーバーの証明書(これもフォームとしてはI-797)
・最近の給与明細(すでに同じところで働いているので)
・大学からもらっていたアポイントメントレター(Deanさんのサインと年俸が明記されてるレター)
さらに、家族用H4のインタビューとして
・I-797
・結婚証明書(嫁さん用)
・出生証明書(長女用)
を提出。

いくつか質問は受けたけど、どんな研究か?といったちょっとした確認的な質問。
確認後、パスポート以外の書類はすべて返却してもらう。

おそらく通常なら、翌日午後にビザが発行されることになっていたはず。

が、僕の場合、
ビザの資格は満たしてるけど、情報をデータベースで確認できないから発行が数日遅れるわよ
と言われる。。。(あいたたた・・・)

どうやら、DS-160のデータベース上で情報を確認できないといけないようで、DS160の情報入力後、そのデータが反映されるのに通常数日かかるもよう。データベースの更新は、一件ごとにマニュアルでやるわけではもちろんないらしく、定期的に行われていて、とにかくシステムさまに従わざるを得ないと。。。(電子化してる意味あるんか、という気もするが、That’s America.なのでここは耐えるしかない、ということを過去5年間で学んだ。。。)

メールアドレス教えてくれたら連絡するから
と言われ、アドレスを紙に書いて渡してインタビュー終了。

と、パスポート引き換え券は一応もらい、大使館をあとに。その引き換え券にはパスポート引渡し日時が、
TBD
と書かれていた。。。

なので、もしもDS-160を1週間以上ゆとりを持って用意して面接に臨めば何の問題もなかったのだろう。。。(あとで調べた限り、そんな重要なことどこにも書いてあらへんし。。。That’s America.)

<ビザゲット>
想定外のカナダ滞在については、以下に書くとして、ここではビザゲットの様子をまず。

火曜日にインタビューが終わり、金曜日昼過ぎに「今日の15時以降パスポート取りに来て」というメールが来た。

急いで引き換え券を持参して一人で大使館へ。

門をくぐり、セキュリティーチェックを受け、インタビューを受けた窓口へ。もちろん、待合室には誰もいなくて、オフィサーたちだけが働いていた。その窓口で引き換え券を渡すと、すぐにパスポートを渡してもらい、ビザの内容を確認して、大使館を出て、車でアメリカを目指す。

再入国審査は、いつものように建物へ行くよう案内され、30分くらいで入国OKのサインが出た。その際、パスポート&ビザ、それからI-797はもちろん必須。

そのままNJを目指し、深夜1時ごろ無事到着。

ということで、H1Bという意味では新規ビザで、母国外での申請だったけれども、何とかビザをゲットできた。

DS160入力はお早めに、というのが今回学んだ教訓。。。

<オタワ観光>
ここからは観光のみなので、もしも興味があれば読んでやってください。。。

10日(月)
出発の日。5時前に起きては、5時半に出発。外は寒くて、車は暖房をつけないといけないくらいだった。

ペンシルヴァニア、ニューヨーク州と入り、12時前にカナダ国境へ。カナダのオフィサーはいつもながら良い感じでストレス・フリー。隣の国なのになぜこうも違うのだろう。。。

あっさり入国できて、さらに1時間半くらい運転してオタワへ到着。休憩もたくさんしたけど、合計8時間で着いた。

ホテルは前回のJビザ更新同様Days Innへ。このホテルはダウンタウンにしては安くて、駐車場もあって、近くにmetroというスーパーもあって、大使館まで徒歩圏内で、しかもフリーWiFiがあって非常に便利。あらかじめ2泊分予約していた。

実は数日前から次女が少しだけ鼻水が出ていて、この日、嫁さんが風邪っぽかったので、夕食には、近くのスーパーmetroで惣菜を買ってきてホテルで食べた。ついでに朝食の買出しもした。

翌日のインタビューに備え早めに就寝。

11日(火)
午前インタビュー。インタビューの結果、いつビザがでるかわからないことになって、かなりブルーになってホテルへ戻る。。。

やっちまったよ、おい・・・と思いながら。。。
嫁さんと「苦笑」せざるを得ない感じだった。。。(苦笑)

カナダ長期滞在を覚悟しながら、食費はできるだけ節約しようということにして、ランチはこれまたmetroでサンドイッチ系を買って車内で食べる。

まず自然博物館を目指したが、改装中のため閉まっていた。。。
なので、Canada Agriculture Museumへ行ってみる。

ダウンタウンから川沿いにドライブして行ったら、途中のチューリップが非常にきれいだった。

さて、そのミュージアム、入場料のもとを取るのがなかなか大変なミュージアムだった。。。ミュージアムというよりは、ファームに毛が生えたような感じで、キッズ連れでなければ、絶対もとは取れないだろう。。。

何があったかというと、文字通り家畜系はいるけど、なんと言うか、これでお金を取るんか?というものが主だった。。。唯一充実していたのは、ミツバチ関連のヤカタ。ここはミュージアムっぽかった。

敷地の中央には普通の公園のような遊び場があって、アトラクションよりはここで時間を過ごす時間の方が長かった気がする。。。

リピーターはいるのだろうか?

帰り、ちょっと路駐してきれいなチューリップを見てホテルへ。
夕食は、ホテルの前にあるファーストフード系のピザ。これまたテイクアウトしてホテルで食べる。なかなか豪華な食事。。。

翌日のホテルを探さないといけなくて、expediaで調べていたら、川を越えたケベック側にChateau Cartierなるリゾートホテルに意外と安く泊まれることがわかった。予約。


12日(水)
まず、ホテルをチェックアウト。

科学技術ミュージアムへ。

なかなか楽しめた。
ステージみたいなところもあって、1時間おきくらいに、お姉さんがフランス語と英語を使い分けながらサイエンスイベントをキッズ向けにやっていて、結構楽しかった。こういうのもいわゆる「アウトリーチ」の活動になるんだろうか?と思いながら楽しんだ。

長女もそれなりに楽しんだもよう。

帰りに「何か勉強した?」と聞いても、「何も」と言っておったが。。。

予定なら、この帰りにビザ付きパスポートを受け取ってアメリカを目指す予定だったわけだけれども、目指したのは、反対方向のケベック州。

その前にまず翌日の朝食の買出しをしようということで、またまたmetroへ。

娘たちが寝ていたので、嫁さんが買出しで、僕は車内で待機。
その時、あることに気付いた。

PC類やパスポート引き換え券等、超重要物をいれてたバックパックが車内になかった。。。(またまたやってもうた。。。)

確かに朝、チェックアウトした時、リュックを背負った記憶がなかったので、ホテルに忘れてきただろうと疑い、嫁さんのショッピングが終わり次第、走ってホテルへ。

フロントのお姉さんに事情を説明すると、バックをしっかりキープしてくれていた。。。危うくラップトップはもちろん、パスポートの引き換え券までロスって、路頭に迷うところだった。。。こんなチョンボをするなんて、どうかしてる。。。

その後、予約したリゾートホテルを車で目指したのだけれども、道を曲がりそこない、文字通り路頭に迷った。。。人に聞いたりしながら、普通なら20~30分もあれば行けるような距離を2時間弱さまよって、ようやくたどり着いた。。。

そのホテル、いわゆるバブリーなリゾートホテルを想像すれば良くて、外観から部屋までメチャクチャ良くて、ゴルフやテニスもタダでできたもよう。料金は一泊100ドルくらいで、オタワのダウンタウンに泊まるよりは安く泊まれた。部屋は非常に広くてきれいで、10ヶ月の次女をカーペットの上でハイハイさせても問題なさそうだったので、我々の負担がやや軽減。

こんなホテルに泊まることは普段ありえないし、不幸中の幸いといえばそうだったかも。

夕食は、そのリゾートホテルから少し西へ行ったところにモールがあって、St Hubertのテイクアウトを買う。チキンのファーストフードで、レストランも併設されていた。

ヴォリュームもあって、たまに食べるには悪くないところかも。

大使館からはメールはないということで、翌日のホテル、また同じホテルを予約する。ホテルのフロントに尋ねたら、expedia経由で予約してるから、延泊はそっちでやらないと同じ料金で泊まれないらしく、ウェブ経由で予約。

13日(木)
この日からは朝はいつも通りの時間に起きては、少しだけ仕事を。ラップトップを持っていていて良かった。。。

朝チェックアウトして、車でCanadian Museum of Civilizationへ。
宿泊してるホテルの前の道を車で10分強東へ行ったところにあった。川を挟んで国会議事堂が見えるところで、建物のデザインなどなかなかお洒落だった。

キッズ用の施設が充実していて、世界中の文化をコンパクトに濃縮した区画があって、長女はもちろん、大人もそれなりに楽しめた。

ランチを簡単に食べて、嫁さんたちは外の庭みたいなところへ行き、僕は民族博物館ならではの展示を一通り眺める。基本的にはカナダ人のルーツを紹介するような展示中心だった。

その後、僕も庭へ出て、少し遊んだり、写真を撮ったりして、また建物に入って、郵便関連の展示を見る。自作の切手を投稿するコーナーがあって、長女は1時間くらいかけて絵を描いて投稿。僕はその間、横で居眠り。

15時過ぎに同じホテルに戻ってきてチェックイン。

違う部屋に泊まることになった。早速メールをチェックしたけど、大使館からのメールはなし。。。この日は木曜日で、もしも来るべきメールが「明日のxx時に取りこい」というものだとすると、翌日金曜日にメールが来ても月曜日になるリスクがあり、週末もカナダで過ごすのだけは避けたかったので、大使館への連絡を試みた。

まず、タダでかけれる番号は自動音声案内で、人と話したかったらこの番号に話してね、というよくありがちなもの。

その案内された番号は、900の番号で、かけたらヤクザな料金を請求される番号で、ホテルからや、skype経由ではかけられなかった。。。

かなりブルーに。

夕食は、民族博物館の逆方向にある中華レストランBamboo Restaurantへ。
今回もテイクアウトにした。

長女は焼きそば系を食べたいといって、chow meinを頼んだら、もやしが麺がわりになっていたり、嫁さんとシェアしようと肉系の料理を買ってもライスがついてこなかったり、さらに肝心の箸もついてこなかったり、なかなかすばらしい中華レストランだった。もう二度と行くことはないだろう。。。

14日(金)
朝はまた仕事。

午前中、再び大使館への連絡を試みようといろいろ探していたら、900以外の有料回線があることがわかり、それはskypeでかけれたのでかけてみた。クレジットカード認証で1分1ドル強請求されていくというヤクザ電話。

うまいことオペレーターにつながった。が、聞いても、おそらくマニュアル通りの回答なのだろう「メールで連絡が来ることになってたら、それを待て。それは数日かもしれないし、最長3ヶ月のこともある」「3ヶ月たっても何もなかったらまた連絡してね。」と。。。

オペレーターは親切そうな感じの人だったけど、なかなか個別に対応してどう、という感じではなく電話を切る。。。

ということで、この週末のホテルを予約しようと探したら、結局同じリゾートホテルが一番良かったので、3日分おさえる。。。

とりあえず支出は極力おさえたかったし、この日の天気は曇だったので、チェックアウト時間の12時頃までホテルの部屋で過ごし、チェックアウトして近くのマクドへ。

地元の人たちと一緒にランチを楽しむ。。。

そのマクドには簡単なキッズ用滑り台があることはわかってたので、そこで長女を遊ばせ2時間くらい過ごす。ついでに買出しをしては同じホテルへチェックイン。

どうも今回はホテル側の厚意かたまたまその部屋しか空いてなかったのか、セミスイートを提供してくれた。2室あるセミスイートで、さすがに良い感じの部屋だった。うれしんだが、これ以上泊りたくないと思いながら、さっそくラップトップを開いてメールをチェック。

すると、大使館からメール!
3時以降取りにこい
と。

ということで、迷わず翌日以降の宿泊はexpedia経由でキャンセルして(この日の宿泊費はチャージされたけど残り二日分は取り返せた)、チェックアウト。

フロントの人もはじめ怪訝そうな感じだったけど、ビザのことを少し話したらAhaという感じでわかったもよう。

そして、大使館でビザを受け取り、アメリカ国境を目指す。オタワのハイウェーは一部混んではいたけど、2時間弱で国境。無事再入国した時点で7時頃で、WatertownにあるFriday’sでこれまたテイクアウト(結局、今回の旅行のディナーはすべてテイクアウトだった。。)を買って南下。

道はNY州がきれいなので、Syracuseで東に行ってAlbany経由でNJを目指した。
サービスエリアもあって良かった。眠くなったら停めて外を少し歩いたり、スタバのコーヒーを買っては耐えて、深夜1時には戻ってきた。

普通なら、これで風呂に入って即寝なのだけれども、実は翌日TOEICのテストを控えていた。オタワにい続けることになってもう受けることはないと思っていたので、慌てて会場への行き方、テストの内容を簡単にチェックする必要があって、結局寝たのは2時半頃だったのではないか。。。

かなりタフなオタワ5日間の旅だった。。。

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