2008年10月19日

なぜブログを二つやるか?

このLIFEcologyをはじめて1ヶ月強。

毎日のアクセス数は、The Swingy Brainより二桁少ない状態で低迷中。。。
けど、非常に心地よかったりもする。(いや、負け惜しみではなく)

ところで、なぜ僕はブログを二つやっているか?
もうすでに多くの人たちが議論している話題ではあるけれど、今回は、僕の視点からこのことについて書いてみる。

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最近、僕の情報源の大きな柱は、他の人たちのブログだったりする。

ブロガーは一種のジャーナリスト的な要素があると僕は思っているから、ニュースでは見つからない(見つけにくい)貴重な情報をブログでたくさん知ることができる。

ノーベル賞受賞者もブログをやっていたりするわけだし、ブログから多くを学べる。

ブログが貴重な情報源になってくると、自然とRSSリーダーの登録件数が膨れ上がって、「処理」しなければいけない情報も自然と増える。

そんな状況になって、いろんな人のブログを見ながら気づいたことがある。

それは、エントリーによって対象読者が大幅に変わるであろうエントリーを一つのブログの中でやるのは、他の人の時間を浪費しかねないな、ということ。

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このLIFEcologyをはじめるまでのThe Swingy Brain、を悪例として説明する。

例えば、こちらのエントリーやこちらのエントリー、明らかに対象読者が違う。

前者は神経科学者で、後者は「もしも僕の生活に興味を持つ人が一人でもいるなら・・・」、という想いでエントリーを立てている。

なので、後者の読者は「神経科学者」である必要は一切ない。

その意味では、二つのエントリーの対象読書は独立とも言える。

では今、とある神経科学者Aさんがいて、RSSリーダーに1000のブログが登録されていて、うち一つが僕のブログだったとする。

Aさんが僕のブログに期待していることは、読んでいない論文の情報を手に入れることだったりする(very likelyである)。

そうすると、神経科学者を対象としていないエントリーは、Aさんには完全に時間の浪費となる。

もちろん、Aさんは「おまえのプライベートには興味ないねん」と言って、そのエントリーを読まないだろう。
けど、新しいエントリーが立つとRSSは勝手に知らせてくれるから、「読み込み時間」という時間を浪費する。

それは非常に申し訳ない。。。

もちろん、他人が時間を浪費することなんて、知ったことではない、自分が立てたいエントリーを立てるのがブログだ、という意見もあって良いとは思う。

が、僕はそれはしたくない。

なので、二つに分けた。

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では、二つブログを持ったらブロガーの負担は増えるだろうか?

NO、である。
LIFEcologyをはじめてわかったが、初めのセットアップはもちろん手間だけども、その後は全く時間の浪費はない。

エントリーのネタを思いついて、エントリーを書いた後、どちらのブログにエントリーをアップするかチョイスするだけで良い。エントリーをアップする作業は全く同じだから時間の浪費はない。

しかも、対象読者が明確になるから、あるエントリーのネタを思いついたとして、それがブログAでは閾値を超えなくても、ブログBでは簡単に超えてアップできる。(その意味では、立てる総エントリー数が増えて、時間を使うことにはなるが、ブロガーとしては時間をかけたかったことなわけで、浪費ではない、とも解釈できる。)

ブログは自己満足的な部分が大きいけど、その自己満足を満たすには他人が少しでも満足してくれると、さらに満たされる。

つまりは、自己完結ではなく、自己と他者との相互作用で自己満足度が大きく変わる。少なくとも僕の場合はそうだから、こういう戦略に切替えた。

両方を読みたい人がもしもいたならば、その両方を読んでもらえば良いわけで、読者ごとに選択肢を用意できてよい気がする。

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実は、今のThe Swingy Brain自体、まだ心地悪い。

神経科学者が見ていれば、そうでない人も見ている。

プロも見ていると思うとエントリーの立て方に気を遣う(こう見えても気を遣っている。。。)。

将来的に、The Swingy Brainをさらに「暖簾分け」して、プロ用、一般用に完全に分けた方が良いのかな、とも思う。(そうしても「一般用」にプロがアクセスして、「アイツは物事を簡単に言いすぎてケシカラン」、という大人気ない人も出てくるのだろう。。。その意味では、両者のサポートを得ている池谷さんは偉大である。)

ブログを3つ以上持つのも良いけど、週にエントリーを作るのは、多くても合計3個程度にはしたいから(なぜなら研究をやってナンボだし)、そうすると、それぞれのブログの密度が低下して、どのブログも満足いくものにはならないリスクもある。

手を広げるのは、実力が伴ってからでないと破綻する。

それは避けたい。

そんなわけで、対象読者を明確に区別して、ブログをより自由にやりたかったから、僕はブログをとりあえず二つ持った。

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