2008年11月24日

ネットワーキングについて

11月13日から19日まで一週間、ワシントンDCにて学会前回のエントリーで、今回の学会の課題はネットワーキングと掲げていたので、その結果と今後の対策についてエントリーを。

まず今回の学会は、到着日こそ誰とも会わなかったけれども、それ以外は毎日、誰かと食事したりあるいはパーティーに参加して、非常に有意義なネットワーキングができた気がする。というか、過去の学会人生の中で最も充実していたかも。

では、一日ずつ日記風に。

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14日(金)

聴覚系のサテライトシンポジウムの後、ジョナサン宅にてパーティー。
タクシーで20分くらいのところで、ラボメンバーのステファンとアーター3人で向かう。
遅めに着いたのだけども、すごい大勢の人が集まっていた。ジョナサンのうちは、近くが森で閑静な住宅街という感じ。なかなか良いうちに住んでいらっしゃった。。。(PIになればあんな生活ができるんか。。。)

そんな立派な一軒家だったのだけども、中に少なくとも50人はいた(それでも入るところがアメリカのうちらしい。。。)

とにかくみんなの会話が大きなノイズを生み出して、近くの人との会話もしづらいくらいだった。

結局、この場では大した知り合いを作ることはできず、ほとんどの時間、アーター、ステファンと会話。アーターとは、彼がカナダへ行って、どうラボを立ち上げていくのか、いろいろ意見交換。

アーターが早めに帰りたいと言ったので、それにあわせて、2時間足らずでパーティーを後に。

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15日(土)

学会初日。
この日の晩は、NIHのあるBethesdaまで地下鉄で移動し、Tako Grillなるジャパニーズレストランにて食事。メンツは大学院時代からの旧友2人、それからもう一人も基生研時代からの知り合いで、最近NIHへ来た人、合計4人で食事。

食事もおいしくてなかなか盛り上がった。
ネタはやはりジョブの話だったり、あるいは、メンツのうち二人は独身だったので、どんな女性と結婚すれば良い人生を送れそうか、といった、どちらの問題もなかなかこれという一つの解がない難しい会話が中心。。。

楽しかった。

帰り地下鉄でDCのチャイナタウンまで行ったら、ちょうどAC/DCのライブの後だったらしく、大盛り上がりの群集がいた。そういう意味では、科学者は大人しいものである。。。

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16日(日)

ラボメンバーのアルフォンソとリアドが年末結婚するので、この日はそのサプライズ+お祝いパーティー。

事前にハイメがメールでメンツを募り、夕方、参加者はあらかじめアルフォンソの部屋へ侵入して、彼を待つ。(リアドにはあらかじめ事情を説明して、アルフォンソをサプライズさせるのに協力してもらった。)

狭い部屋に10人以上いただろうか。
そして、リアドがアルフォンソをつれて部屋に入ってきたところを驚かす、というサプライズネタだった。

アルフォンソは、食事もせずにリアドが部屋にどうしても戻りたい、と言ったので、別のこと(ブログには書けませんが。。。)を考えていたらしいけど、良い意味で期待を裏切られて非常に喜んでいた。

その後、歩いてMarrakeshというへモロッコ料理のレストランへ。

実は、このレストラン、2日後のラボパーティーとも場所がかぶっていたのだけども、参加メンツはだいぶ違っていたし楽しかった。

途中、ベリーダンサーが登場して、男性陣釘付け。。。

ダンサーがいくつかのテーブルに回ってきて、誰か一人を拉致って一緒にダンスを強要?するのだけども、主役のアルフォンソをみんなで指名して、踊ってもらった。

さらに、事前にウェディングパーティーと伝えていたため、お店特性の証明書みたいなものまでもらい、その裏にみんなで寄せ書き。僕は日本語でコメント。

結局1時ごろまでいた。
アルフォンソたちも喜んでくれていたようだ。

ちなみに、ネットワーキングという点では、オランダ人のアレックスさんとレストランへ向かう途中、ずっと話を。レストランでは、NYUのReyesさんと同じテーブルで顔見知りに。

あと、遅れて、アロンたちが来て、アロンの彼女であるケーティーといろいろ話ができた。彼はDelgadoラボなので、ニューロエコノミックス絡みのことをいろいろ聞けたりして勉強になった。

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17日(月)

この日は予定がなかったので、しげさんと内田さんを食事にナンパ。
チャイナタウンの中華レストランで食事。
会話が超充実。

思えば、内田さんとは毎年学会で必ずお会いしているのに、まともに食事に行ったのは、今回が初めてだったりもする。(実は、初対面の時もオーランドで食事をご一緒したのだけども、その時はあまりにもレベルが違いすぎて会話をほとんどしなかったというか、何を会話したのか覚えていない。。。)

今回は、意思決定がらみの話だったり、アメリカでのPIの話だったり、非常に勉強になった。おまけにお金も少し多めに払ってもらって大感謝。

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18日(火)

この日はパーティー・ダブルヘッダー。

ホテルに荷物を置いて、ラボパーティーへ向かおうとしたら、ホテルの1階でブザキ研の数名と遭遇。
実は、宿泊したホテルでは夕方、無料のお酒が振舞われていて、一緒に少し呑み。

それから学会会場の集合場所へ行き、ブザキ研との合同ラボパーティー。
場所は再びMarrakesh

実はこのお店は、3年前の学会でもラボパーティーとして使用。
お店に入る前から、フランスから来た学生さん(お客さん)と一緒に話をしていて、そのまま席も隣に。その彼は理論出身で、なかなか頭の切れる感じだった。その彼は、子供の頃、父親の仕事の都合で東京に住んでいたらしく、日本のことでも少し盛り上がる。

が、次なるパーティーの予定が20時からで、2時間も立たないうちに、店を後に。。。

そして、神経科学者SNSのオフ会に参加。
知り合いも何人かいて大いに盛り上がる。

ここでも、「ブログ見てます」と、何人かに言われる。。。(うれし恥ずかし。。。)
基本的に、科学や留学のことなどで熱く語り合う。

やはり日本語だと、酔っても言葉を聞き取れるし(当たり前か)、言葉も出るし(呂律が回りにくくなったけど。。。)、とにかく楽チン。

店閉店のためオフ会終了。
もうちょっといたかった。。。

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19日(水)

最終日、荷物をまとめて、17時半の待ち合せ場所へ。
最後のパーティーは日本の先生方と僕の同世代の人たちと一緒にアジアンレストランへ。10名くらいの適度なサイズの食事会。

先生方も気さくな方ばかりだったので、なかなか盛り上がる。
料理もまずまずだった。

ネットワーキングという意味では、その先生方は、僕が一方的に知っているだったけど、今回交流を深められたのは大収穫。

9時半に終了。

実は、帰りの電車が22時という超強行スケジュールだったため、清算が終わった後、急いで駅へ。

ギリギリ電車に間に合って、無事NYCへ。
そこからバスでNJへ。
帰り着いたのは翌日の3時半。。。

近いといえば近いわけだけども、疲れた。。。

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総括

今回、日本人だけでなく、外人とも何人か知り合いが出来たのは大きな収穫。肝心の自分の研究分野に近い外人さんと知り合う機会はゼロではなかったのに、それができなかったのは今後の課題。

けど、昔に比べたら英語はそれなりに使えるようにはなったし、もっとチャンスがあれば、いろいろ知り合いを増やしていけることは可能なレベルにはなってきたか。アルコールが入れば、適当に聞き流しても、それなりに会話が成立したりするし。。。

しかし、パーティーは楽しい。。。
お金と時間と、そして体力が続くならもっとパーティーしたい。

今年は、物理的に許される時間の間ではほぼマックス有効に使えたので、来年もこんな感じで、いろんな人と交流を深めたいところ。

ただ、結局のところ、多くの人とは、パーティーのあと何も連絡を取らないことが多いので、一夜限りの・・・というのが残念。

少なくとも、日本人でパーティーする時、名刺は必携だな。

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