2008年12月2日

job talk 2人目

先日に引き続き、我が研究所PI候補者がjob interviewに来た。


今回もトークを解剖。

トークの構成は
1.すでに論文になったプロジェクト
2.プレリミナリープロジェクト(コラボの仕事だったけど、質超高)
3.将来プロジェクト(3つ)

1が60%、2が20%、3が20%。

良かった点
1.データがとにかく暴力的
2.ジョークもウケて、飽きさせなかった
3.うちの研究所が欲している人材という雰囲気だった。

改善するなら、、、
1.スライドの洗練さ(特にスライドの統一感、シンプルさ)
2.データはすばらしかった一方、聴覚系のコンテンツの向上が必要(英語が苦手な僕には耳が痛いけど、フェアに指摘しておく)
3.明確なヴィジョンを提示。
4.質疑応答に深みを出す。(これも耳が痛いけど、フェアに。。。)
5.トークする地区の文化を利用する。

何を学ぶべきか?
1.ビジョンを示す
「ジョブをくれたら、AとBとCのプロジェクトをパワフルにやります。」それはそれで良いのだけども、一部の人はやはりそれだけでは不満を感じる。ヴィジョンをしっかり練り、示す必要がある。

2.スライドを洗練させよ
ジョブトークはやはり特別なトークだから、できるだけ効率的に最大限の情報を伝えられるスライドを用意しないといけない。プレリミナリーデータでも、それなりにきれいな図を用意した方が良い。それから、話す言葉をそのままスライドとして文章化するのはNG。

3.オーラルプレゼン
思ったが、トークの練習(できれば人前で行う練習)をビデオか何かで撮るとムチャクチャ良いフィードバックになるかもしれない。自分の英語だけでなく、無意識に出ている癖をモニターするのにも非常に役に立ちそう。

4.自分が話すことは深く考えよ
質疑応答では、たとえプレリミナリーデータといえども、鋭い質問が来る。それを踏まえた上で、しっかり考えてますよ、的なことをアピールできるように準備しておく。スライドとして使う以上、それだけの責任が伴う、ということか。

5.やはり敵を知れ
ジョークはエモーショナルな刺激になるから、敵を知った上でジョークを考えれば、ジョークの質を向上できる気もする。なので、自己中的なネタではなく、利他的?なネタも考えるのも手。

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ジョブインタビューのスケジュールとしては、少し変則気味で、昨日の夕方前にジョブトークで、今日ラボめぐりだった。

うちのラボにその候補者が来たとき、ボスとの個別トークの後、僕がラボの実験装置を少し紹介して、僕の研究テーマを話す機会を持てた。知り合いになりたいと思っていた、ある意味憧れの研究者だったので、超ラッキー!

フェアに見て、今回の候補者が今の研究所のディマンドに応えている気がする。だとすると、僕としては非常にうれしい。

3人目の候補者のトークは明日!
3人目はどんな人なのだろう。

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