2010年5月4日

就活終了!!

苦節1年強。。。
ついに次の行き先が決まりました!

この間、いろいろ経験しました。。。

場所は、すでにオファーをもらっていたUK、グラスゴーのUnivesity of Strathclyde(ストラスクライド大)。今年1月から先週末まで、いろいろあって悩みましたが、今は前だけ見れるようになって、ホントすっきりしてます。

ちなみにポジションは、Lecturerというポジションで、アメリカで強引に例えるならassistant professorに近いか。日本なら助教?准教授?そのまま講師?

Lecturerというと、lectureをする人?というイメージだけど、UKのアカデミアの階層性は、学生<ポスドク<Lecturer<Senior Lecturer<=Reader<Professorとなってるようで、僕のポジションは教育のdutyはほとんどなしなので、必ずしもlectureとは結びつかない。

3年間のprobationary periodという「お試し期間」をクリアすれば、正式テニュアで、話によれば、アメリカのテニュアトラックとは違って、よほど期待はずれでない限り大丈夫だそうで、「これはテニュア職だし」と、ある意味プレッシャーにも似た説明を受けている。ということで、過度なプレッシャーにはさらされず、腰をすえて研究ができそう。

所属はStrathclyde Institute of Pharmacy and Biomedical Science、略してSIPBS。薬理系ではUKトップ2のランキングとのこと。

ストラスクライド大全体として研究を強くするというstrategic planがあるそうで、大学のfounderであるJohn Andersonさんの名を付けたJohn Anderson Research Leadership Schemeの一貫として採用されます。なので、前述のように、研究メインで、教育のdutyはほとんどないLecturer。スタートアップ資金も、ロンドンにいてるボス曰く、「UKにしてはかなり良いし、俺のラトガースでのスタートアップより多い(彼の表現を意訳)」額を勝ち取ることができました(と言ってもUSのお金のある大学よりはかなり少なく、日本のテニュアトラックよりは多いかな?という感じ)。なので、僕の業績等を加味すれば(謙遜抜きで)、かなり良いオファーなのではないかと思っとります。

肝心の神経科学については、大学内で今分散気味な研究をできるだけ横断的にしていこうという、これまた大学レベルのstrategic planがあって、副学長に神経科学者を招き入れてプランを推進中らしく、僕のポジションにもそれなりの期待がかけられているもよう。

そのプランの一貫として、SIPBSを拡大すべく新しいビルが建設されて(5月からavailableと聞いているのでもうできてるはず)、僕のオフィスもその新しいビルとのこと。

キャンパスもグラスゴーの中心から徒歩圏内にあるので、なかなか便利なところ。他の地政学的な点は、地下鉄でグラスゴー大に行け、東に電車で一時間もいけばエディンバラ大があり、ロンドンも1時間のフライト圏内といえば間違いではない(アイスランドの火山が噴火しなければ。。。)。

ちなみにポジションのスタートは、前倒しして8月。(緒事情を加味して8月がオプティマルと判断)
ということで、8月からラボを持って自分の研究をしていくことになります。

UKのことは、まだいろいろ勉強中ですが、政府系のグラントはもちろん、Wellcome Trustに代表されるチャリティー系、あとEU圏のグラントもあったりと、お金を確保するという点では選択肢は多そう。ただその分、USほどではないのかもしれないけれど、強豪がひしめいているので、何とかニッチを探し当てて生き残っていきます!です。

就活のまとめは、改めてエントリーを立てます。

3 コメント:

@Newark さんのコメント...

おめでとうございます!&おつかれさまでした〜!

>8月からラボを持って自分の研究をしていくことになります。
>強豪がひしめいているので、何とかニッチを探し当てて生き残っていきます!

かっこよか〜。
これからのますますご活躍が楽しみです。
応援してます。

Shuzo さんのコメント...

ありがとうございます!頑張ります。

「ニッチ」:ガチンコ勝負だと生き残れないのは過去の経験からよくわかったので、とにかく今の自分の強み(if any)をよくよく分析して、サヴァイヴしていかんといかんバイ!

@Newark(あと12日) さんのコメント...

あらまぁ、ご謙遜を。
ニッチ=One & Onlyではございませぬか。

でも、なんとなくわかります。
競争を回避し、そのすきまにチャンスがあったのでやり続けていたら、結果的にそれが個性(強み?)になった、というのが私の実状。。。
九州人の特性でしょうか。

ラボスタートまで、残り90日弱。
いよいよカウントダウンはじまりましたねー。
なぜかこちらも緊張感(笑)。
少し日本でゆっくりできるといいですね。