2009年12月30日

systemic failureを起こしている

溯ることクリスマス・イヴ。この日もいつもより早めに帰宅して、いつもより豪華なディナー。翌朝5時、起きてサンタになったつもりで、プレゼントのセッティング。思うに、こういうのをいつまでバレずにできるのだろう。できれば小学生高学年、あるいはそれ以上までウソを貫き通したい気もする。

ちなみに今年は、家族全員にプレゼントを用意した。長女にはScooter(外で遊んで身体を鍛えてもらうため)。次女にはPlay and Sound Mat(ぼちぼちハイハイしだすから)。嫁さんには腰を伸ばすマット(先日、腰を痛めたから)。自分にもワイヤレス・ポインターを(前からあこがれてたから)。こっそり。

26日土曜日は忘年会。場所はイースト・ヴィレッジにある焼肉ウェスト。値段はなかなかだったけど、美味い肉とお酒、そしていつものメンバーでいろいろ盛り上がった。外は暴風雨で行き帰り大変だったけど、楽しい忘年会となった。みんな、「次」のために動き出してたり、ボチボチ動き出しそう、というフェーズに差し掛かっていて、来年の今頃はどのようなメンバーで忘年会するのか、全く予想不能。

翌日、二日酔い。。。久々に日本酒を呑んだけど、ちと調子に乗りすぎたか。朝食後、気分が悪くなって昼過ぎまでベッドで死んでた。この日は、娘とどうしてもスクーター初乗りに行きたかったので、2時ごろ起きては近くの運動公園へ。前の週の雪が、前日の大雨で完全に溶けて、水溜りが手強かったけど、気候も良く、程好いエクササイズになった。

夕方前にうちに戻ったら、ジャイアンツがひどい負け方をしていることを知り、観戦しなくて良かったと思った。ジャイアンツ・スタジアム最後の試合で、これだけ負けたら、みんな悔いが残って仕方ないだろう。夜に、カウボーイズが家って、プレーオフのチャンスがゼロに。今シーズンのプレーオフ、コルツとヴァイキングスのスーパーボウルに期待して、二つのチームを応援することにしよう。

昨日、朝オフィスに着いたら、アロンがいた。徹夜実験をしてたらしい。理由を聞いたら、この日からupstateに遊びに行くかららしかった。バケーションには行かん、とつい先日言ってたやないか。。。彼は午前中にオフィスを去り、僕は一人だけになった。

昨日と今日の午後、デスクの大掃除をした。論文の山を大量に仕分けしたけど、面白そうな論文が次々に発掘された。こういうのはたまにやると面白い。が、半年以上熟成された論文たちに、読まれるチャンスは果たして訪れるのだろうか。

今日はさらに、タイムマネージメントについて再検討。そういえば昨年の今日も同じことをやっている。。。全然進歩していない。。。この国のセキュリティーチェックのように”systemic failure”を起こしている。

システムを再構築すべく、過去数年間の反省を踏まえ、今度こそはworkするであろうシステムを構築してみた。昨年の今頃もこれはworkすると考えていたが、version 2010は果たして。。。

ところで、もしかしたらこれが2009年最後のエントリーになるやもしれない。今年を振り返ると、とにかくローラーコースターのようにup&downが激しかった。1月の当て逃げ未遂に始まり、4月のボス電撃移籍発表。ここまではとにかくdown。そして、5月の日本帰国(で美味いものをたらふく食べて)あたりからupもたまにあって、7月次女出産、9月論文受理、秋以降の就活(これはupかdownかは依然不明)、と。未体験のことをたくさんできた。2010年、どんな一年になるのか、とりあえず2月以降から完全に予測不能。けど、仕事に関してはbestとworstなケースは予測できそうだから、そのレンジの間のどこかには収まるのだろう。とにかく、やるべきこと・やるべきでないことを頻繁に確認しながら、前に進むしかないです。。。


2009年12月23日

confidentの裏返しになる

昨日、メールをチェックしたら二つの重要なメールが届いていた。一つはすでに20以上はもらってきた種の、表面的には後悔を表しているメール。そして、もう一通は招待状だった。こういうのは電話だと聞いていたので、驚いた。

そのあと、師匠とスカイプで話をしてアドバイスを乞う。Be Confidentというのが彼のメッセージらしい。確かに、ウソでも良いから自信たっぷりに自分を売り込まんといかんのだろう。また彼はこうもいった。日本人はpoliteで良いが、too politeなのはconfidentの裏返しととられることがあるので気を付けろ、と。

確かに言わんとするところはよくわかる。謙虚だとこの業界では生き残れないだろうことは想像できる。てことは、日本人は言語だけでなく、礼儀・行動的な部分でもある意味ハンディを負ってるのかもしれない。もちろん、それが役に立っているところもあるとは思うが。

例えばこんな感じか?

日本人:私のつたない英語を聴いていただきありがとうございました
自信家:オレ様の英語がわからんのか

日本人:今回はあくまでプレリミナリーなデータとしてお話させていただきます
自信家:オレがこれから言うことは絶対正しいからよく聞け

日本人:例外的な値もありましたが、統計値として見ればこの結論を引き出すことは可能かと思っております
自信家:多くのサンプルで一貫した結果が得られたので、我々の解釈は正しい

日本人:いえいえ、私の研究など大したことございませんよ
自信家:オレ様の研究は、世界中探してもトップクラス。そんなこと言わんでもわかるやろ

という具合でいけば良いのか。。。(たぶん、その間が良いのだろう)

もしかしたら、日本人の書く論文には、こういう謙虚な姿勢が出てしまって、それでアンフェアにリジェクトを喰らったりしてないのだろうか、という気もしてきた。確かにネガティブな印象を与えるようなことは絶対に避けるべきなのだろう。先日の提案書書きでもそれを一部指摘された。

それにしても、なぜ日本では謙虚さをよしとする風習が根付いたのだろうか。クリスマス・イブにKFCを食べることのように不思議な気がしてきた。何かしらfitnessが上がる方向に働いたのではないかとは思うが、それは日本国内で通じてそれが国内だけで増幅されていったのか、それとも世界を相手にしても何かしら強みがあったのか、宗教的なものが関係するのか、これ以上深く考えるスベを持ち合わせてはいない。

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話は変わって、昨日の昼前、H1N1の予防接種を受けた。H1N1にはすでにかかった気もするが、タダだし、優先順位の高い受けるべき人はもうすでに受けただろうし、一応、6ヶ月未満の子供もいるので、受けた。ヴァクチンは、僕も実験で動物に打つ麻酔薬と同じタイプのビンに入っていた。そして、2種類の液(一つは生食?)をシリンジの中で混ぜてはブスっと打っていた。まるで動物に麻酔をかけるような感覚で。

さらに、僕の前まで肩のアルコール消毒もせずに打っていて、たまたま僕の番が来た時に、一旦狭い診察室のドアをクローズして何かをセットアップしたようだった。その後、僕の番では、確かに肩をアルコール消毒してから打っていた。(良いんか?)

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ちなみに昨日は、7回目の結婚記念日だった。少し早めに帰ってディナー。といっても、子連れの外食は大変そうだから、と嫁さんが言うので、うちでいつもより豪華な食事を食べた。だからといって、僕が何かを手伝うわけでもなく、何かを外から買ってくるわけでもなく、嫁さんが頑張って豪華な料理を作ってくれた。

それにしても、7年、あっという間だった。これまで数多くの紛争を経験してきたおかげか、この半年くらいはそう悪くない気もする。お互い「妥協点」が見えてきて、瞬間的な状況は前とは全く変わっていなくても、お互いの中での文脈が変わったから、その「瞬間」の結果が違ってきているのかもしれない。比較的平和な家庭になってきたのかもしれない。

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今日、台本を作った。アナログで考える、ということを今回は本気で採用した。確かに、作るであろう、あるいは作るべきスライドをイメージしながら台本を作っていくのは、面倒な作業のように思っていたが、実は非常に効率の良い、そして、結果的にも非常に効果的なやり方かもしれない。もう少しブラッシュアップしたら、次はスライドつくりになるが、台本ができてしまえば、何を作るべきか、すでに明確になっている気もする。

2009年12月21日

前から意志を貫いている

今週からみんな本格的に冬休みモードになり、ラボメンバーで営業していたのは僕だけだった。

ハイメは土曜日から。アルフォンソ・ファミリーは昼過ぎちょっと顔を出してスペインへ帰っていった。
残るステファンは冬休みかどうかわからないような感じ。昼過ぎ顔を出したと思ったら、しばらくいなくなって、また少しオフィスへ戻る。このリズムは数ヶ月前とほとんど変わっていない。

同じオフィスには、別のラボに移ったアロンが通常営業で働いていて、彼に今日尋ねたら、「論文が出るまでは休まん」、と前から意志を貫いている。関心関心。ケンのオフィスのカウチでよく寝てはいるが。

僕は、週末に一つ課題をクリアしたが、今日から本格的に次の課題へ。元旦と日曜日はさすがに休むとしても、結局それ以外は営業を続けそう。

2009年12月20日

スノーストーム

昨日の夕方前くらいからデカ雪

一晩で30センチくらい積もったんではないか。

ということで朝、雪に埋没した車の救出作業。
良いエクサーサイズにはなったか。。。

救出前後の写真:












1時間ほどで雪製ガレージの出来上がり。

過去の教訓から、車通りの少ない小道に非難させておいて正解だった。

ベスト?

大学院はアメリカ、欧州、日本??

柳田先生のブログに、大学院は日本か海外かという話題があったので私見を。
あくまで神経科学という狭い分野に限っての意見ではある。

結論から言うと、神経科学に関しては、圧倒的に米国が上。

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日本の大学院、何が一番弱いかと言うと、その教育システム。
日本で学位を取った人は、自分も含め、概して視野が狭い。一方、アメリカで学位を取った人は、視野・知識の幅が広い人が多い。それはDNAとかの差ではなく、単に博士養成法が違う、という環境の差によるところが大きい。

上で神経科学は「狭い」と表現はしたが、とらえ方によっては生命科学より広い。例えば、心理学、経済学、認知科学と強く絡んでいる。工学系の知識もあった方が強い。つまり、独学だけでフォローするにはかなり広い学問分野になっている。

米国の大学院(と言ってもラトガーズ大くらいしか知らんが)は、はじめの数年、授業の負担がとにかく大きい。その分、神経科学を幅広く学べる。そして、後半で各研究室で最先端の研究に専念する。

良い研究室ほど、文字通り世界トップクラスの研究をすることになる。なので、大学院生の期間に、広く、かつ一つのことは徹底的に深く、知識を身につけられる。また、研究室ごとの学生数は日本ほど多くはないから、一人ひとりボスの目が行き届いて、「カスタムメード」されていく。

一方、日本の大学院は、はじめから研究室に所属して研究を進める(場合がほとんどだと思う)。研究室によっては、たくさんいる奴隷の一要員としか扱われない場合もあると聞く。しかも授業料を払いながら。。。

系統だった授業がなければ、視野を広くするには独学に頼らざるを得ない。が、上述のように、神経科学は独学の範疇を超えてきている。

食事、確かに日本がアメリカを圧倒している。が、場所を選べばアメリカでも最低限の食事はできて、治安もかなり良い。

それに、数十年前ならともかく、今の時代、日本人だからといってサイエンスまで日本でやる必要はないわけで(しかも日本では、どんどん若手研究者に対する世間の評価は悪くなっている、ように見える)。

しかも、日本ではポストの数そのものが少ないわけだから、ポストを探す場合、日本以外も視野に入れた方が良いのは多分フェアな考えだと思う。とすると、アメリカなり世界のどこかで生きていく準備は、早く始めた方が、中長期的にはサバイバルできる確率も上がる(たぶん)。

あと、アメリカ人が海外にいかないのは、それはホントにワールドクラスの研究・教育が自国にあるから。PI、ポスドクが世界中から集まってるわけだから、コンテンツが自然と「セリエA」のようなレベルになっている。自国にセリエAがあるのに、優秀な人だったらわざわざJリーグに行こうとは思わない。

日本人が海外へ移る時に考えるであろう心配事の一つは、英語か。

個人的な体験だと、僕は謙遜抜きで、アメリカに来た時はホントにしゃべれんかった。4年半いる今でもまだ多くの問題を抱えているが、それなりのレベルにはなる。特に努力をしなくても(その分苦労はしてきた)。

それに、科学者として生きていくなら、遅かれ早かれ英語のコミュニケーション能力は必要なわけで、逃げてたら、少なくとも神経科学では、世界レベルにはずっとなれない。

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神経科学は、日本の大学院での教育システムが根本的に変わらない限り、アメリカの方が圧倒的に恵まれている。日本は研究者養成の場としては「ベスト」ではない。

欧州も良いはずだけど、個人的に知らないので、アメリカと日本の比較に絞ってみました。もっと日本人(研究人生にコミットする覚悟がある人)は、アメリカか欧州で大学院生生活を送った方が良い、というのが僕の意見です。おそらく今の日本国内ではいろいろ「追い風」は吹いている気がします。

2009年12月19日

同僚パワー

今週はバケーション返上で(意図しない返上だったけど)仕事。
結果的には、バケーションどころではなかったことがよくわかった。。。

ここ数週間、10ページの提案書を英語で書いていて、今日ようやく提出完了。
改めて思ったけど、同僚のフィードバックはホントありがたい。英語の手直しはもちろん、もっと本質的な穴を指摘してくれる。今のラボに来た最大のメリットは何か、と言われたら、結局のところそこに尽きる気がする。つまりは、良い同僚に巡り会えたこと。

向こうも忙しいだろうに数時間かけて読んでくれたわけだから、ありがたい話。こういうのは頼まれたらしっかり対応したいなぁ、と思った。

とりあえず、今回の文章を下地にすればいろいろ使いまわせそう。

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ところで昨日、カナダで独立中のアーターがバケーションでNJに戻ってきた。

研究室にも少し寄ってくれて、ポスドク衆で近況などを話す。興味だけでなく、歳も近いから、lifeネタでも良い情報交換になった。今の研究分野にいる限り、彼らとは長い付き合いになっていくんだろう。

彼の話によると、週3時間でも授業の準備はやっぱり大変らしい。授業の負担がもっと大きいところだと良い研究は断念せざるを得ないというのは、確かにそうなんだろうなぁ。少なくとも自分で実験なんてできないんではないか。研究をバリバリできる同世代の連中とは差が開いていくばかりだろうし。。。なかなか厳しい。。。

あと、彼は当初のプランと全然違うプロジェクトを今やってるらしい。。。まぁ、そういうもんなんだろう。

て、ことは今日出した提案書も・・・。
それが研究の醍醐味といえばそうだが。

2009年12月13日

No Break

Indefinite Breakならぬ、No Break。

プライベートな問題が仮にあったとしても、金がなかったら休んでる暇はない。
(タイガー・ウッズにはかなり同情しているが)

貧乏暇なし、とも言う。

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実は、今日からヴァケーションで、今頃は寒いNJ州を脱出してTシャツ+半パンでくつろいでいるはずだった。

が、わけあって、痛恨のキャンセル。。。

事故を起こしたり、浮気が発覚したり、夫婦仲が悪くなったり、はしてない(はず)

しかも当日キャンセルだから全額すった。。。

行けなくなった事実より捨てたお金の方がかなり痛いかも。。。

ヴァケーションのために、ここしばらく週末も休まず働いたけど、報われんかった。。。

腹いせに、観れない予定だったらNFLの試合観てやる!テレビで。
(こういう時はジャイアンツも負けるのだろうが)

That’s life...

2009年12月11日

トーク反省会

20分トーク+30分強の質疑応答(日本語)を火曜日に終える。

それなりに準備をして臨んだ。研究人生の中で、それほど多いとは言えないトークたちの中では、そこそこ良いデキだったのではないかという気はする。少なくともメッセージは伝わっていた様子。先日読んだ本のおかげか(ありがとう、Steve Jobsさん!)

が、まずい点があったので、今後の改善点を:
1.スライドへのトーク
2.練習と違うトーク
3.セクシーさに欠けるスライドたち

1.全てのスライドを頭にいれていたけど、結局、スクリーンに向かってトークする時間が長かった。もっとオーディエンスにトークしないとダメ。

2.正確にオーディエンスを予測できてなかったから、途中トークのコンテンツを少し変えた。仕方ないといえばそうだけど、こういうことをやると、軌道が変わりうるリスクがある。アドリブが利く人は良いが、僕の場合は、練習の段階でもっとしっかりシミュレーションしておいて、柔軟に切替えながらコントロールしないといけないか。(そこまで徹底する必要があるのかはわからんが)

3.いろいろ考えようとしたけど、セクシーなスライドを用意するのは非常に難しい。。。思うに、スライド一枚一枚にもクリエイティビティみたいな能力が問われている・あらわれる気がする。。。(てことは、スライドで研究者の能力を測ることも可能ということにも。。。)

ちなみに、質疑応答に関しては、日本語だとホントに楽。逆に、英語だと同レベルにいけないわけで、何とかせんとな。少なくとも倍の時間をかけて準備しないとダメか。ちなみに今朝、1月の少し細かいスケジュールの連絡が来た。

2009年12月6日

帰国

今年は暖かい日が続いてたけど、ついに初雪&積雪。
深夜にはやむらしい。
また、雪かきして車を救出する日が来るのかと思うと気が滅入る。。。

ところで、明日から帰国。
2泊4日の愛知県ツアー。

入出国は成田だけど、それ以外はセントレアで愛知県入りし、東、西と移動。

うまいもん食べるぞ!(目的が違う。。)

2009年11月29日

The Presentation Secrets of Steve Jobs

研究者もプレゼン能力が人生を左右することがある。ジョブトークがその典型例か。ポスドクや独立職(PI)のポストをゲットする時、プレゼン能力が問われる。結構頭が痛い。。。

それだけでなく、普段のセミナー、学会で自分の研究を相手にアピールする時も重要なのはいわずもがな。

これまでいろんな人のプレゼンを見聞きしてきて、良いプレゼン、悪いプレゼン、感覚としてはそれなりに身についてきた気はするけど(だからといって実践できてるかは別問題だが・・・)、もうちょっとシステマティックにノウハウを学ぶチャンスはないかと思っていたところ、The Presentation Secrets of Steve Jobsなる本があったので読んでみた。

スティーブ・ジョブズのプレゼン秘儀?

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コンテンツ

タイトルの通り、Steve Jobsのプレゼンの舞台裏を詳しく説明している本で、3部構成になっている。

1部はCreate the storyで、どうやって「ストーリー」としてのプレゼンを作っていくか、2部はDeliver the experienceで、ストーリーの肉付け・演出的な部分、3部はRefine and rehearseで、如何に発表に磨きをかけるか、という内容。

もちろん、ビジネス向けプレゼンを意識しているから、2部とかはそれほど役に立たないといえばそう。これを研究のプレゼンでやると逆効果やな、とか、それはどう考えてもやれんぞ、とか、そういうところもあったので、その辺は読み飛ばした。

けど、この本、少なくとも1部と3部は非常に良いブレーンストーミングになる。

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何を学んだ?

僕がこの本から学んだことをいくつかピックアップしてみると、まず、パワーポイントをオープンする前にアナログで考えよ、という冒頭でのアドバイス。

確かに、パワーポイントでスライドを作りながら考えがまとまることはある。けど、ここでは、その上のレベルのことを言っていて、まずアナログレベルでメッセージを伝えるための「ストーリー」を考えよ、ということがポイント。

今、たまたまプレゼンの準備をしてたから、アナログで実践してみたけど、「ストーリーを作る」とはどういうことか、何となくわかる気がした。スライドをいきなり一枚一枚作りながら考えるのとはちょっと違って、これはお薦め。

他には、3部。

例えば、スライドじゃなくてオーディエンスに向かってプレゼンせよ、とか、プレゼン原稿を数回の練習を通してどう圧縮していくか、とか、you know、ahといった(日本語だったら「えーと」、「えー」)、無駄な言葉を如何に出さないようにするか、とか、予測不能な質疑応答をより予測的なものにするためのアドバイス、などなど、この3部はあらゆるプレゼンに役立ちそうなアドバイスとして参考になると思う。

他にも、Steve Jobsのプレゼン極意がいくつか紹介されていて、この本を読んだあとにウェブ上にある彼のプレゼンを見直してみたけど、アハ、的な発見があった。

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もちろん、読んで実行しなければ、この手の本は役に立たないわけだけれど、研究者は歳をとればプレゼンをするチャンスは増えていくわけで、人生の分岐点で大失敗する前にこういう本でプレゼンなるものを系統立てて勉強しておくのは非常に有用だなと思った。

Kindle版なら定価の半額以下9.99ドル(洋書版へのリンク)。円高中だから、円建てで買うならかなりお買い得かも。

2009年11月26日

この一週間強の出来事

先週火曜日
ボスが一時復帰中だったので、久々にラボミーティングを開催。やっぱりラボミーティングは定期的にないと、ラボというか、日々の科学の営み上良くないなぁ、と痛感。。。

午後は、それなりに時間をかけて考えて、文科省にメールする。
事業仕分けの本来の意図を良く考えて、中長期的な視点をもって議論して意思決定してね、と意見。

先週水曜日
日本から二つうれしい知らせが届く。
少なくとも2回は日本に帰国することになった。(うち一つは今年中)

先週木曜日と金曜日
山積している仕事でかなり空回り状態になっている上に、先日の学会の旅費払い戻しにイチャモンをつけられ、その対応で時間を浪費。。。

昨年はチェックをボスに間違って換金されるというトラブルに見舞われ、今回はrevise要求。。。全く同じリクエストをしている知人はOKだったのに、自分だけrevise。。。担当者が違えば、結果も違う。。。That's America。

何か呪われている。。。

金曜日の夜は、日本人同士のホームパーティー。美味しい料理に楽しい会話で盛り上がる。運転のため、お酒を途中で呑めなくなったのはちと残念だった。。。

土曜日
ギューリー先生の還暦シンポ&パーティー。
OB&OGが世界中から集まって、朝からインテンスなシンポジウムで、夜はギューリー邸にてパーティー。僕が参加して良いのか、ちと気がひけたけど、参加する。あんな還暦お祝いをされる人なんて、世の中そうはいないと思う。それだけの人物だからギューリーという先生はすばらしい。良い思い出になった。

日曜日
これからしばらく土日も働く許可を嫁さんから得て、午後は図書館へ。
図書館で勉強なり仕事をするなんて、大学院受験勉強以来だった気がするけど、それなりにはかどった。

月~水
山積の仕事を少しずつ切り崩しては、また積んでいくことの連続。。。

木曜日
今日はサンクスギビングだったけど朝から通常営業。
山はなかなか減らない。。。

山と家族にサンクス。

2009年11月17日

みんなで文章を考えてアピールする時の一アイデア



上のムービーみたいな方法で、しかるべきところに意見陳述するというのはある気はする。

2009年11月15日

抜き打ち検査

木曜日の昼過ぎ、大きなバッグを引きずってオフィスに入ってきた男がいると思ったら、ボスだった。。。

今回は事前連絡もなく一時復帰。。。

次の土曜日、パーティーイベントがあるので、近日中に帰ってくるだろうなぁとは思ってたけど、1週間以上前に帰ってくるとは。。。

あれ、言ってなかったか?

とかごまかすし。。。(聞いてないよ)

翌日、金曜の午前、スタバに行っては2時間ほど進捗のチェックを受ける。ある意味、抜き打ち検査を受けたようなもんである。。。

久々にじっくり議論してわかったけど、たまにやるbrain storming的ディスカッションはたぶん良い。ただ、毎週はたぶん良くない(もちろん相手によるとは思う)。

というのは、一人でいろいろ考えて進めば、一応方向性というのは保って進めるので良い。ただ、一人だけの思考だとどうしても局所解にはまり込むし、多くの点を見落としてしまう。

その点、たまにフィードバックをもらうと、局所解を抜け出すきっかけになる。ただ、過去の経験から、すべてのフィードバックを鵜呑みにするとカオティックになるので、その辺は考慮に入れて、無視するとこは無視する。特に、思考回路が根本的に違う共同研究者とは、こういうやり方がベターかなぁ、という気が最近する。

この考えそのものも局所解にハマってるんだろうけど。。。

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ところで、一つジョブ・インタビューに呼ばれた!Xデーは来年1月中旬。

今シーズン、案の定全戦全敗かと思ってたら(論文が出た直後にリジェクトメールつきつけられたりしたし)、箸にも棒にもかからんというわけではないことがわかって少し希望を持てた。オファーをもらうところまでは行かなくとも、とにかく場数を踏んで将来につながるようしっかり準備しないといけない。

何事も経験。そして、そこから何かを学ぶ。

Talk Like Singing

ミーハーなのでTalk Like Singingに行ってきた。最安30ドルのバルコニー席からみたけど、もとは取れたと思うし、ストーリーはすばらしいと思った。

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いったいどんなショーになるんだうと思ってたけど、基本的にはコメディー・ミュージカル。日本語と英語両方が使われるので、ストーリーをしっかりフォローしようと思ったら、両方を理解できないといけない。

メインキャストは香取慎吾、川平慈英、堀内恵子、新納慎也で、川平慈英がMVPですばらしかった。新納慎也という人は知らなかったけど、メチャナイスチャラだった。

良かった点、悪かった点を。

<良かった点>
1.ストーリー展開(ネタバレなし)
オリバーサックスの本にインスパイアされたようなストーリーで、さすが三谷幸喜というべきか、しっかりしたストーリーを面白おかしく、アップテンポに展開していき、エンディングもグッドで終盤はホントにひきつけられた。日本用、アメリカ用、それぞれにリメークしたら、きっと日米どっちでもウケるんではないか。

2.キャラ
4人がメインキャラだけど、みんな個性的で、すばらしいキャラだった。

3.ネタ
たくさんワロタ。

4.ナマ香取慎吾
日本でナマ香取慎吾をあの距離で観ようと思ったら、相当頑張らないとダメだと思うけど、ショー初日2日前にチケットゲットして、30ドルでスーパースターを見れたんだから儲けモンである。

ちなみに、さすがに「ウチワ」を持ってる観客は(見た範囲では)いてなかった。。。男性オーディエンスもたくさんいたし。

<悪かった点>
1.日本語偏重
日本語がわからないとチンプンカンプンという場面がたくさんあったので、日本語がわからないアメリカ人には非常にフラストレーションを感じた部分があったと思う。

どのオーディエンスをターゲットにしてたのか気になった。
マンハッタンでやるけど、日本人だけをターゲットに、と目標を低く設定していたのなら良いとは思うし、アリだと思う。実際、オーディエンスは日本人が大半だったし、マッチしてたとは思う。が、マンハッタンにまで殴りこんで来ておいて、それくらいの意気込みしかなかったのだとするとちょっと淋しいしいかも。

日本語を使うのはユニークでオリジナリティーがあるので面白い試みだと思うけど、前半の日本語の使い方(配分)は疑問を持った。下手な英語で良いから、意気込みはもっともっと見せて欲しかった。

2.ミュージカル?
ブロードウェーのミュージカルをいくつか観たことがある人が今回のショーを観るとするなら、いわゆるミュージカルとして観るというより、「歌・ダンス付きコメディーショー」として観るべきだと思う。

堀内さん、歌はうまいなぁとは思ったけど、ブロードウェーで人生かけてチャンスを勝ち取って活躍してる人たちとは全然レベルが違った。その辺を期待するミュージカルとは違った。

ちなみに、今のところニューヨークタイムズにレビューは出ていないし、現地で話題になってるとは言い難い。

と素人が偉そうに辛口コメントしてみたけど、日本人と日本好きな外人さんが観る分には非常に非常に楽しいショーだったので、チケット代分の観る価値はあると思います(一応フォロー)。

2009年11月11日

kindle PC版

kindleのPC版が出たということで早速インストール。

非常に良い感じ。

1.自動シンク
kindle本体で記録してた情報(メモなど)を自動でシンクしてくれる(てことは、プライベートな情報をamazonは勝手に吸い上げてはダウンロードしてくれてるってことになるのか。。。)。

ただ、本によってはメモ・ノート情報が一切表示されない。。。なぜ??

あと、本の文章をコピー&ペーストすることはさすがにダメ(それできたら、本丸ごとコピーできるもんな。。。)。けど、本を読んだ後に、記録してた情報を活用する道が少し開けたかも。

2.見やすさ
カラー版で読みやすいし、文字の大きさ変更もかなり幅がある。こうなるとDXを買う必要はないのではないか?という気もする。今度、教科書のサンプルを読んでみて、もし良さそうだったら、買ってみようかという気にもなる。

3.操作性
kindle上だとカーソルをチマチマ動かさないといけないけど、PC上だとマウスで一気に場所を指定できて楽。さらに、ウィンドウ下にページ位置が表示されていて、ワンクリックでそのページに行ける。ハード本を読むとき、だいたいこの辺か?と思って開ける感覚に近い。

インターフェースも非常にシンプルですぐ使い方がわかる。

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関連エントリー

Kindle 2
キンドルのムシ
kindleその後

2009年11月6日

Heart Murmur

今日の昼、次女を循環器系のスペシャリストのところに連れて行くことになっていたので、ヤンキースのパレードはテレビで少し見るだけで我慢。。。

松井はしっかりした服だったけど、ジーンズにヤンキースパーカーといったかなりラフな格好の選手も結構いてた。セレモニーといっても、やっぱりアメリカンだなぁと思う。

なぜ次女が病院にいったかというと、生後直後の診察でHeart Murmur心雑音)があるので経過観察しようということになっていたから。

そして今日がその経過観察の日で、昼、スペシャリストのところへ行った。

まず受付で書類を受け取り、次女の名前から保険情報までを記入して、スペシャリストへの情報開示の文書にサイン。

診察はまずナースさんが簡単な筋電(マルチチャンネル!)を計って、血圧測定。

その後、スペシャリストの先生が来て、聴診器で心臓音を確認して、別室へ移動して超音波で心臓の鼓動をイメージングした(リアルタイムで画像解析もしてた。ハイテク。。。)。

さすがに3ヶ月の赤子にジェルを塗ったくって超音波センサーをこねくり回してたら、さすがにビックリしたのか、人生最大の泣きを。。。

診断を一時中断して、しばらくあやして再チェック。

とりあえず大丈夫そうなので、もう来る必要はない、とのこと。

思うに、こういうのって、知らぬが仏ではないけど、昔だったら問題が少しあることすらわからないうちに自然に普通になってて、診察感度が良くなった分、少しの異常(?)まで見つかり、こうやってスペシャリストのお世話になる人が増えるのだろう。

素人には何が異常なのかなんてさっぱりわからないし、単に医療費を保険会社から搾り取るための行為なんではないか、なんて疑念すら脳裏をよぎる。アメリカは医療技術はすごくても医療制度は腐ってるから、あながちウソではないかもしれない。日本とアメリカでHeart Murmurでお世話になる赤ちゃんの統計を調べてみるのも興味深いかもしれない。

それはともかく、googleに教えてもらった参考になったサイトはこちらこちら。日本語で心雑音として検索してもいろいろ有用なサイトが見つかった。

15/69

午前中、15/69になったといううれしいメールを受け取る。

とりあえず第一関門突破ではある。けど、ここから最終的には2/15にならんといけないわけだから(業績&言葉の)大きな壁が立ちはだかる。。。

とにかく、never stopで、もっともっともっと努力せんといけません。

2009年11月5日

ワールドチャンピオンとMVP

But after Wednesday’s World Series triumph, Matsui is, at least for now, bigger than Ichiro.

In what might have been Matsui’s final game with the Yankees, he showed that he can still perform professionally and exceptionally.


松井、ホントやってくれました!

おそらく怪我してからはかなりフラストレーションがたまってたと思うけど、そういうことは微塵も見せず、とにかく直向に、never give up, never stopで努力を続ければこういうこともあるんだということを示してくれて、ただただ感動というかなんというか、ホントにすごい。追い詰められても腐らず、夢・目標を見失わず、やるべきことだけにしっかりフォーカスしていかんといけません。ホントに偉大な人だと思った。

Trust me






Trust me ...

2009年11月1日

Happy Halloween

ハロウィーンということで、またまたWildlife Conservation Society関連のQueens Zooへ。

ハロウィーン企画として、trick-or-treatはもちろん、フリーのフェイス・ペインティングやカボチャクラフトなどのイベントが企画されてた。

昨年、Bronx Zooでのフェイス・ペインティングが非常にプロフェッショナルだったので、今年もフェイス・ペインティングを目的に行った。今年はQueens ZooとProspect Park Zooで企画されてたから、ローテーションみたいになってるのかも。

それはともかく、今年も長女はフェイスペインティングをしてもらって、彼女自身かなり気に入ってたみたい。中には中年のおっちゃんもspookyなペインティングをしてもらっていて、このまま夜に備えられる、とか言ってた。。。確かにそれくらい完成度は高かった。。。

一通り企画を楽しんだ後、2時ごろには帰宅の途へ。

ついでにミッドタウン北部を車で通ってみたけど、昼間は誰も仮装してなかった。
当たり前か。。。

2009年10月31日

ベルギー旅行

ベルギーに行ってきました。
目的はLeuvenでのミーティングへの参加。

実は、ベルギーどころか、この歳にしてヨーロッパ本土は初上陸。
ということで、かなりオノボリさん的に、出発日火曜日から帰国金曜日までのことをダラダラと。

火曜日

飛行機は19時台発。
17時頃バスで大学からニューアーク空港へ。
最近、go28なるバスラインができたので、それを利用してみた。
バスはきれいだし、空港まで20分くらいで行けて確かに便利。値段は1ドル強。
が、ニューアーク市街を走るだけに、乗客のみなさんはなかなかだった。。。終日走ってるみたいだけど、暗い時間帯は1ドル強と命の重みを計りにかけて乗るか意思決定した方が良いかも。。。

飛行機はJet Airwaysというなぜかインド系の会社。
ブリュッセル経由でムンバイまで行く飛行機だったので、ほとんどの乗客はインド人だった。

機内食はカレー!

カレー、サラダ、ヨーグルト、デザートとなかなか充実していた。
アメリカ系会社が出す、人の食べ物か?と思うような代物よりも数十倍グッドだった。

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水曜日

朝7時台にブリュッセルに到着(と言っても空港はブリュッセルの郊外にあるから周辺は田舎っぽかった)。

それにしても、飛行機で寝るようにつとめたけど、体が重かった。。。
食事つきの夜行バスで遠距離旅行した感じ。

飛行機を降りたら、ギューリー先生とカムランがいた。
同じ飛行機だったみたい。

入国審査はいたって簡単。パスポートを見せて、ベルギーが最終目的地で、ビジネス目的で数日滞在するのみ、と伝えるだけでパス。

入国後、ギューリー先生はVIP待遇ということで、目的地Leuvenまでの送迎車が来ていて、一緒に載せてもらった。ラッキー。

空港からLeuvenまでは車で20分くらい。
逆向きのブリュッセル方面は大渋滞だった。
道はNJ州のそれよりきれいで、途中見える家もなんとなくきれいだった。

ホテルはBegjnhof Congres Hotel

部屋は14時ごろまで空かないということで、時差ぼけ解消も兼ねてLeuven市内を一人で歩き倒した。

Leuvenそのものは円形の古都で、「ベルギーのオックスフォード」という感じか。
歴史を感じるきれいな建物がたくさんあったけど街そのものは小さいから、街の主要部分は、数時間歩けばほぼ網羅できた。

主要スポットは
1.Groot Begijnhof
2.City Hallと周辺
か?

もちろん、街を歩いていると写真をとりたくなるスポットは他にもたくさんあって、全体的にきれいな街だった。

Groot Begijnhofはホテルのすぐ近くで、今も人が住んでる古い家がたくさんあるところ。wikipediaによると13世紀にさかのぼるらしく、確かに歴史の重みを感じ家々ですばらしかった。

City Hallは駅からLeuvenの中心に向かって歩いていくとわかる。
近くにある本を読みながら頭に水を注いでいるオブジェ?も印象的だった。

ランチはその中心の広場にあったレストランNotre Dameなるところに一人で入ってみた。
値段は良心的で、ビールとスパゲッティーで10ユーロ弱。
ビールはLeffeのBlondeを呑んでみた。

料理の味はいたって普通だったけど、昼間からビールを呑めてご機嫌に。
ビールはうまかった。(ビールなら何呑んでもうまいと言うかもしれんが)

ちなみに、近くには外のテーブルでビールを呑めたり食事できるカフェ形式のレストランがたくさんあって、良い感じ。

気候は軽く上着を羽織るとちょうど良いくらいで、寒くはなかった(決して暖かいわけではなく、NJ州と同じくらいの気温だった)

食後にゆっくり歩きながらホテルに戻ったら部屋に入れる状態になっていて、シャワーを浴びて爆睡。

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夕方からミーティングのスケジュールがスタート。

夕方は50人くらいのディナー。
場所はCity Hallの横にあるt’ Zwart Schaapなるところ。

ホテルからみんな貸切バスに乗ってレストランまで移動し、その2階を貸しきってのディナー。
ジョーさんが今回のミーティングの主旨について話をした後、ディナーコースがスタート。アクセル・ボルストさんの横に座っていろいろ話をする。彼はキーボードプレーヤーで作曲もするらしい。すごい研究者にはホント多才な人が多い。他には同世代の人や、Leuvenの研究者の人と少し話をするチャンスがあった。

10時半過ぎにホテルに戻ってきた。

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木曜日

終日ミーティング。

IMECで開催されて、スーパースターの話を立て続けに聞く。
僕は今回、digital posterなるプレゼンをする一員として招待されていた。10台くらいプラズマTVが並べられて、その一台を使って簡単なスライドプレゼンをした。カレルさんも少し聞いてくれてたけど、彼としっかり話をするチャンスはなかった。。。残念。。。けどジョーさんにはしっかり聞いてもらった。

夕方は泊まってるホテルの横にあるFaculty Clubなるレストラン?へ移動。
結婚式場みたいなホールでディナーコースを食す。

席に着く前、たまたまクリストフさんとホンの少しだけ話をする機会に恵まれた。
ディナーは同世代の人たちと座って、いろいろ情報交換。

かなりインテンスな一日だった。

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金曜日

帰国の日。

帰りもギューリー先生と同じ飛行機ということでVIP待遇のおこぼれを。。。
ケン・ワイズさんと3人で空港まで送ってもらう。

さらに、ギューリーさんはビジネスクラスだったから、一緒に列をショートカットしてチェックインさせてもらう。ビジネスクラスってホント待遇が違うんやな。。。。

出国手続き後はお互いお土産を買うということで別行動。

嫁さん指定のnauhausのチョコ、あとは今回ほとんど楽しむことができなかったベルギービールを1本買う。
いろいろ迷ったけど、結局WestmalleのTripelなるものに。あらかじめ買っていたGood Beer Guide Belgiumというベルギー・ビール解説本での評価が良かったので、とりあえず買ってみることに。実は、先日シカゴで知り合った方からアドバイスを頂いていて、メールをプリントアウトまでしていったのに、それを役立てるチャンスがなかった。。。リベンジしたい!

ちなみに買ったビールは、11月末にホームパーティーがあるので、その時に持っていく予定。

帰りの飛行機でもカレーが2回出る。
インドの人はホントに毎食カレーを食べてるんだろうか。。。

機内ではJulie&Juliaを観る。
素直に面白かった。

離陸から7時間くらいでニューアークに。

入国審査も無事にパスし、行きと同じgo28のバスで大学近くまで。
おそらくアジア人、旅行者は僕一人で、他はみんなニューアークに住んでそうな人ばっかりで、途中のバス停でどんどん人が乗り込んでは満員に。。。今回の旅行中、最もアラートレベルが上がった瞬間だった。。。たぶんもうこのバスは使わないかも。。。

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雑感

ベルギー、というかLeuvenはきれいな街で、次はプライベートでゆっくり旅したい国。結局、地ビール的なものは何も飲めなかったし、ディナーそのものは良かったけど、いわゆる地元の料理ではなかったから、フレンチフライなどは食べずじまい。なので、あまりベルギー旅行をしているという感覚は少なかった。

ということで、少しだけ体感した経験に基づくわけだけれど、基本的にすべて英語でいけた。LeuvenはFlemish(オランダ語)の地区になるけど、みんな英語を話せる感じ。英語で話しかけると何の問題もなく相手も英語で返してくれた。ただ、看板やメニューなどはオランダ語が多かったので、オランダ語を読めるともっと良いのだろう。

それから、人種については大半が白人で、それ以外の人種は1割にも満たなかったのではないか(主観的な統計)。なので、実際に住むとなるとそれはそれでいろんな壁があるのかもしれない。アジア人を嫌いな人は嫌いだろうしな。。。アメリカの中西部とかにはそれに近いところがたくさんあるのだろうけど、アメリカの多様性が生む懐の広さを改めて感じる結果になったのかも。

他には建物から感じる歴史みたいなものは、アメリカみたいに「若い」国とは質的に違ってたのは印象的。特にLeuvenは歴史があるからそれを一層感じたのかも。

と、短かったけど、いろいろ体験できる旅行でした。


2009年10月27日

詐欺を認めた?ベービー・アインシュタイン

わが子をアインシュタインばりにするべく、DVDやビデオを見せたけど、結局、アインシュタインになるどころか、悪影響さえありそう、、、そういうことは少し前に話題になっていたと思う。

結局、ディズニーはリファンドまでするらしい。。。詐欺を認めたことになるか?

この記事を見て思ったのは、最近、大人もターゲットにしたやばい商売はたくさんあるけど(もちろん、「脳」をくどき文句に使ってるものここでは意識している)、そういう悪徳商売をしている人たちはこのニュースから学ばないと痛い目に会うということ。それから、消費者側としてはこういう防衛策もあるということを知れて新鮮だった。

詐欺まがいの商売を徹底的に科学的に検証する、という研究はそれなりにサポートされても良いのかもしれない。

なんだかなぁ、という気もするけど、仕方ないのかも。。。

2009年10月26日

ため息のRutherford、歓喜のBronx

昨日、昼は水族館に行ってはまたハロウィーンイベントに参加し、夜はジャイアンツスタジアムへ。今シーズンでジャイアンツスタジアムは見納め。新しいスタジアムは、外見はいつでもゲームができそうな感じだった。

試合は対アリゾナ戦。

気候はこの時期にしてはマシなほうだったけど、ゲームは寒かった。。。
オフェンスもディフェンスもイマイチ乗り切れず、24対17で敗退。

ジャイアンツ、今シーズンはこれまで対戦相手に恵まれてたけど、実際はあまり強くないのかも。。。

が、試合とは関係ない、ハーフタイムショーのイタい犬には心底ウケた。。。
数万人の観衆ですごい「プレー」を見せてくれた。。。

一方、Bronxの方は大盛り上がりだったようで、アメフトの試合中、ヤンキースが逆転したらアナウンスされてRutherfordも盛り上がった。

フィリーズは強いからすごいワールドシリーズになりそうだけど、ここまでもう一つパッとしない松井にはぜひ頑張って残留の望みを少しでも残して欲しいところ。

と、昨日(というか今日)は、12時半ごろ帰宅して1時就寝。

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ちなみに、明日からベルギー行きのため、今日はなんとなくバタバタした一日でした。

Leuvenのことを少し調べたら、ウェブの情報だけでいろいろ調べられて、地球の歩き方みたいなガイドブックをもう買う必要がなくなっている。

wikitravelを基点にすると、入門編的な情報はあっという間にタダで入ってしまう。
便利な世の中です。

2009年10月24日

カバー

カバーストーリーに選ばれるとの一報!

これってホントに自慢になるかも(すでにしてるという話も。。。)

試しに嫁さんに自慢してみたら、その号買って実家に送んなさい!、と。。。

確かに。。。

けど、高いんだよなぁ。。。(送料もかかるし。。。)

ボスに買ってもらうか!?

それはともかく、カバーを作る時、日本らしさ、ワビ・サビを少し意識しました。

シカゴでの呑み会など

木曜日にシカゴから戻ってきました。
期間中のソーシャル関連(ようは呑み会)を中心にまとめて、最後に雑感を。

金曜日
ニューアークの空港で隣のラボのジャグディシュと会う。
同じ飛行機だった。搭乗まで話をしていたら、彼はポスターをシカゴ入りしてから仕上げるらしかった。。。度胸があるというか何というか。。。

それはともかく、昼ごろシカゴ入りしてシカゴ美術館へ。

有名だけにすばらしく充実した美術館だった。けど、オーディオサービスが有料だったため、それをケチってみて、わけわからんものはさっぱりわからんかった。またリベンジしたい。

夜は特に予定がなかったので、一人淋しく街を徘徊し、たまたま見つけたファーストフード屋で飢えをしのぐ。。。

ちなみにホテルはInterContinental Hotel

土曜日
夕方(いきなり)。
ルームシェアしてる3人プラス1人で、チャイナタウンまで歩いていって、中華をしばく。会場からチャイナタウンまでの道は、暗くなってからは歩きたくない道。ニューアークチックな香りがした。

食事の後は、3人でBlue Chicagoへ(北側)。

開店と同時に入ったので、ステージすぐ近くの席でブルースを堪能。
ギタリストはやさしそうなおじさんだったけど、最後にすごいパフォーマンスをしてくれた。
舌をピック替わりにするなんて初めて見たぞ。。。

演奏そのものは普通なのかもしれないけど、ライブのブルースなんて観たことなかったし非常にエンジョイできた。

日曜日
夜はブザキラボのパーティーに混ぜてもらう。
中華のコースをたらふく食べる。
Nadasdyさんと知り合う。

月曜日
夜、10人くらいの呑み会に参加。
非常に楽しかった。この日は、朝から風邪気味で声がかれ気味だった上に、ポスター発表、そして呑み会で無理して声を出したため、応援団に入りたてのペーペーのような声になって、3次会ではアウトプットをほとんどできない状態に。。。それでも結局、3時ごろまで呑んだ。人脈も広がって非常に有意義な呑み会だった。こういう友達の友達が友達になっていくというのはこういう学会ならでは。

火曜日
夜、いつも絡んでいる連中+数名で、Old Townの良いレストランに行って良い肉を食べる。前日、遊び過ぎた為、1次会で退散。

水曜日
ジョン・ハンコック・センターの95階くらいにある高級レストランへ。ヤロウだけで。。。
夜景、食事、そして値段、さすがという感じで、最終日に相応しい食事になった。会話も普段聞けない情報を聞けたりしてこれまた有意義だった。

二次会としてBlue Chicagoの南側へ。
立ち見を余儀なくされたけど、演奏そのものは楽しめた。
カバーが10ドルでドリンクは5ドルくらいだから、非常にアフォーダブル。

木曜日
飛行機が12時半頃で観光にはメチャ中途半端な時間で、結果的には朝起きて食事をして、空港へ向かうのみだった。2時間くらいのフライトだから楽チン。

NJに着いたら、暑かった。
期間中、シカゴも暖かいと思ったけど、やっぱりNJは少し暖かいみたい。

金曜日
お客さんが隣のラボに来られて一緒に食事へ。
短い時間だったけど、聞きたいと思ってたことも聞けたりしていろいろ収穫のある食事会になった。

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雑感

今回の学会、当初は何となく気乗りしなかったけど、当たれば確実に跳ね返されるその大きさ厚さを体感できて、やっぱりSfNはすごいなと改めて思った。やっぱりこの学会は通い続けないといけない。ホントにいろんなぶつかり方がある。

ただ、ソーシャルな部分に関しては「夜の部門」を除いては限界があるのは確か。
自分が発表したからといって、それで知り合いが増えるというチャンスは、小さいミーティングに比べて格段と落ちる。その辺を期待するのは別の場で、という戦略が良いのだろう。

それにしても、僕より一つ下の世代の人たちで文字通り活躍している人がどんどん増えてきて、自分もがんばらなあかんなぁ、と焦りに似たものを強く感じた。抜かれていくばっかりではつまらん。

シカゴはすばらしく良い街だと思った。1週間ほどの滞在だったけど、文化的にも非常にインテンスな感じ。学会会場もデザイン、機能性ともに良く、これからも定期的に開催し続けて欲しい。ただ、ホテルなりバスルートなりをしっかり選ばないと、会場にたどり着くまでがかなり大変そう。

2009年10月15日

明日から学会

明日からシカゴ。シカゴは初めてだからメチャ楽しみ。

毎年、いろいろ聞いて頭がパンクして結局身にならないことが多いので、今年の課題はフォーカスを絞って勉強すること。

さっき気づいたけど、今年のアブストはkindleで見れるみたい。
アブストシステムをソーシャルメディア的な使い方ができるとホント便利だと思うけど、パッと見た目、例年と同じだったから、今年はほとんど利用せず。

というか、呑み会、観光、知り合いと会うプラン以外何も立ててない気が。。。

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ちなみに今日は、学会の準備やら書き物やら。

途中、ブレーキング・ニュースが飛び込んできて、ちょっと集中力をそらされた。
この家族の奥さん、日本人やないか。。。ネタとしては良いけど、イタい家族やなぁ。。。

それはともかく、学会後の旅行(出張?)のために、インターナショナルオフィスにスタンプを昨日お願いしたら一日でできた。少し前は1週間かかってたのに、えらくシンプルになってた。次からは直前で良いみたい。

2009年10月13日

kindleその後

インターナショナル版のkindleが出て、洋書、英字新聞などを例えば日本にいながらネットワーク経由でダウンロードできるらしい。まだ日本語の書籍をkindleで読むのは無理みたいだけど、それができれば、ホントに本の世界は変わっていく。

kindle2使い始めて半年経って、使い勝手はそこそこわかってきたつもりなのでキンドルについて思うところを。

1.text-to-speech機能
本朗読機能。本によってはこの機能が禁止されていることもあるのは残念。けど、これを使うと本を読むスピードと理解の向上、英語リスニングのトレーニングにもなって非常に良い。キーパッド部分のボタン(↑+SYM)を押すだけで、text-to-speech機能にショートカットできて便利。ただ、たまにおかしな読み方をするので、機械が読んでいるから仕方なし、という忍耐力は必要か。

例えば、通勤電車でキンドル片手に本の読み聴きに使える。つまらない英会話教材でなく、自分の読みたい本や新聞記事で英語リスニングできる。

2.メモ、ブックマーク機能
本を読んでいて、気になるフレーズ、ページ、残したいコメント・考えを簡単に記録できるのも良い。
気になるフレーズにはアンダーラインを引いたり、いわゆるドッグイヤーとしてページの隅を折っておける。読んでいてふと思ったことをコメントとして保存もできる。

しっかり読み込み、一通り読み終わった後もチェックし直したい場合、この機能は便利。

ただし、その記録した情報の管理・活用するための機能がイマイチ。
たくさん記憶させている本ほどそれが如実にあらわれる。このあたりは、あとでPCなど大画面のデバイスと連携できたりすると非常に良いのに、と思う。(が、著作権の問題があるだろうから、そう簡単ではないのだろう)

3.価格
1年も使い続ければ、本体価格を十分取り戻せる印象(本、新聞、雑誌を購入し続ける前提で)。

例えばニューヨークタイムズを例に取ると、少なくともホームデリバリーで読むのに比べれば毎月30ドルくらいお得(ネットではタダだけど)。

他の本も、定価より安いし、値引きされたハードコピーと比べても少し安く、ハードだと送料と届くまでの時間がかかる。さらに、一時的にタダの本なんかもある。なので、利用すればするほどデバイス代が浮く勘定になる。洋書を定期的に読むことにコミットできるなら、この300ドル弱という価格は高くない。しかも最近、円高だし。

4.読みやすさ&買いやすさ
PCで文章を読んでいると目が疲れる。けど、キンドルの場合、普通の本を読むのと同じ姿勢で読め、同じ疲労感。e-inkの技術、一見シンプルだけどすごい。

ただし、アカデミックな教科書のように図がたくさんある本をキンドルで読むのはNG(kindle DXなら良いのかもしれない)。

すべてのキンドル本にはサンプルがあるので、それをまず読んでみて、読みやすそうと思ったら買う、という戦略が良いか。

まずサンプルをダウンロードしておいて、キンドル上で評価して買うか決めれる。買うのは、そのサンプル経由でキンドルショップにアクセスして購入ボタンを押すだけ。2,3ステップ。するとホントに60秒以内には本が送られてくる。

キンドルショップはPCで見るアマゾンのページと基本的に同じ構成で、関連本へのリンクやコメントもあったりして非常に便利。ようはその場で関連書籍コーナーを閲覧している感覚。この辺の便利さはアマゾンならではなのかも(その分、買いすぎないように気をつけないとアマゾンの戦略にまんまとハマる)。

5.PDF変換機能
PDFをキンドル用フォーマットに変換する機能があるけど、結局それは最初少し使っただけで使わなくなった。やはり図が埋め込まれているPDFファイルを変換するとひどいことになって使えない。

ただ、文書だけならtext-to-speech機能を持つファイルに変換されるからその点は便利かも。

6.その他の機能
mp3ファイルを聞けたり、ウェブブラウズ機能もある。けど、それは全然使っていない。音楽を聴きながら本を読むことが好きな人には良いかもしれないから、それは人によるかも。

インターネットにアクセスするなら、iPhoneの方が断然良いと思う。そもそも画面が白黒で遅いし、ウェブブラウズには向いてない。

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デジタル本そのものは、kindleを買うまで非常に懐疑的だった。けど、今は非常にポジティブにとらえているし、おそらくアナログレコードがCDに変わった時くらいの時代にあたるんだろうなぁという気がする。デジタル本の話題はどんどん熱くなってるから、これから数年でどんどん進化して、本のあり方そのものが変わっていく気がする。その分、デバイスなどが次々アップグレードされて、価格も安くなったりするだろうから、その辺は織り込んだ上で買わないといけないのかも。


2009年10月12日

恒例イベント

毎年恒例、学会前のミニシンポジウムが研究所で開催された。

昨年はうっかり登録し忘れてたけど、今年はしっかりポスター発表。

といってもポスターは土曜日に「下書き」が出来上がったばかりで、本刷りは今から。
なので、パワーポイントのスライドを特別に作って(時間がないのにそんなことして時間浪費してるし。。。)、一枚一枚プリントアウトしてはポスターとして使用。

見た目、非常にショボいポスターだったけど、1時間半の発表時間で、4,5回話せた。
良い練習になった。
頭の中ではつながってたつもりでも、実際にアウトプットする時に苦労するポイントがはっきりするから非常に良い。

他の人に説明している途中、研究所のチェアが来て、ちとビビりながらプレゼンしてたら、プレゼンが終わった直後に、質問でなく、ビザ絡みの業務連絡をもらう。。。とりあえず、来年の春以降もいて良さそうな感じ。ポスターに関する質問はなかったから、プレゼンが終わるまで待ってくれたのだろう。。。喜ぶべきか否か複雑な心境だった。。。

ところで、毎年朝一はオーラルセッションで、今年は女性が大半を占めていた。
実際、30~40%は女性だと思うけど、10年もしたら完全女性優位の業界になるのやもしれない。優秀な人はホント優秀やもんな。

今年のノーベル賞と絡めて、何となくそんなことを感じた。

Boo

今日はBronx Zooへ(またか)。

季節柄、ハロウィーンイベントが開催されてた。昨年と比べ、今年の企画は全然違ってた。

すべてキッズ向けとはいえ、ライブ、迷路、ちょっとしたショー、クラフト、トリート、そして肝試しまでなかなか盛りだくさん。動物を観るというより、そっちのイベント中心でまわる。

カボチャ職人?がもくもくとカボチャを彫ってたけど、あれって芸術だな。故マイケル・ジャクソンのカボチャもあった。スリラー

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ハロウィーンは日本でも流行ると楽しいと思う。そもそも子供から大人まで楽しめるし、衣装といったハロウィーン関連の商売も盛り上がるようだし、ビジネスという意味でも良いんではないか。

2009年10月11日

ALDS 1


昨日の2戦目はすごい試合だったけど、1戦目に行ってきた。

まず、チケットは正規料金で買えた。
オンラインの一般販売で意外とあっさり。
取った席は2階スタンド席。


レフトのホームランポールより少しファール側。
値段はタックスなど入れて70ドル強。

プレーボールの前に選手紹介があるけど、プレーオフだからコーチから控え選手まですべてを一人ひとり紹介しては、フィールドに並ぶ儀式があって、レギュラーシーズンとは違う雰囲気だった(オールスターをもう少し地味にした感じ)。ちなみに、王建民もベンチ入りしてた。。。




CASIO広告の上がスタメン。

他に違うのはやはり応援。
守備の時、2ストライクになると大抵総立ちになって三振を急き立ててた。
点を取った時、見ず知らずの人とハイタッチしたりしてたもんな。。。


試合は7-2で快勝。
点を取られそうで取られないのがヤンキースの強さなのだろう。
そして、暴力的な打線でしっかり点を取る。

松井のホームラン、滞空時間の長いホームランでした。




ゴジラ用ホームラン映像まで用意されているとは知らんかった。。。

サバシア、チェンバレン、ヒューズ、リベラとスター投手は一通り見れて、非常に満足の試合でした。

ちなみに、ヒューズが少し心配。
昨日も打たれてたし、2ストライクまで追い込んで打たれてる。
ヒューズが8回をしっかり抑えてくれないといくら打線がすごいと言ってもやっぱり心配。

それにしても、昨日は神懸ってた。審判も協力してくれたしな。。。
けど、この強さだともしかするともしかするかもしれない。

ワールドシリーズ、一回はナマで観てみたい。
できれば優勝パレードも。。。

2009年10月5日

SCAM

最近、黄色のハガキを受け取った。
そこには、車の保証期間が切れるからすぐに電話しろ、とあった。

ハガキの送り先はDealership Warrantiesなるメリーランド州の会社。
すぐ電話しろ、以外詳しいことは書いてなかったので(例えば車種すら書いてない)、とりあえず電話する前に
dealership warranties 12131 dorsett rd
ググってみた

なるほど。とってもとっても評判の良い会社みたい。。。

もしもそんな黄色のハガキを受け取ったら、他のダイレクトメールと一緒にゴミ箱へ捨てた方が良いようだ。

危うく電話するとこだったぞ。。。

SCAMから守ってくれてありがとう!グーグルさん!

というか、個人情報が盗まれてるのは間違いないな。。。大丈夫か?

本イベント

コロンビア大構内で開催されたGreat Children’s Readなるイベントに行った。

タイトルの通り、キッズのための本イベント。
ちょうど2年前も行って楽しめたので、今年も行ったみた。

内容はそれなりに盛りだくさんで、メインステージではライブショーがあって、昼ごろ、Hip Hop Harryなるキャラが登場しては親も一緒に踊ってる家族が多数。やっぱり黒人の人たちのノリ、センスは一味違った。。。



他にはスポンサーが出してるテントの下でキッズが喜びそうな企画がたくさんあって、一通りまわったら数時間経過。

本を買ったりしない限り、全部タダというのもありがたい。
天気も良かったしたくさんの家族連れで賑わってた。

ちなみに、今回も駐車場所を探すのにえらく苦労した。
結局、10ブロック以上北の、しかも橋の上に路駐した。120丁目前後で遊ぶなら穴場ではありそう。
ちなみに、近くの車の窓ガラスが割られてた。。。たぶん、カーナビか何か入れたままにしてたのだろう。いつやられたのか知らないけど、気づいたらショックだろうなぁ。。。穴場になりそうなところに停める場合、明るいうちに帰らないといけないみたい。。。

ところで、ミネソタとデトロイト、結局プチプレーオフやるらしい。。。

NFL、ジャイアンツ、またもや楽勝だったけど、マンニングの足かなり心配。ダラスの試合は最後だけ観たけど、残り1秒までわからないすごい試合だった。。。けど、これで2敗目。

2009年10月3日

7年後、7日後

東京もシカゴもマドリードも残念。
東京が落選した時点で、ラボのスペイン人二人と、なぜかイスラエル人二人から
You are out.
とか
I’m sorry.
とか、言われた。。。

が、ブラジル人はラボにはいてないから、結局、全員落選。。。

今から7年後に起こる大きなイベントのうち、予測できる数少ないことが決まったことになる。あと予測できることは、自分や家族の年齢くらい?自分がどこで何してるかすら予測できん。。。希望はたくさんあるけど。。。

スポーツと言えば、来週からプレーオフ。
が、昨日のヤンキースの負け方はかなりまずい。。。対戦相手もまだ決まってないし。。。けど、レッドソックスとエンジェルスがつぶしあってくれるみたいだから、ディヴィジョンシリーズはぜひとも楽に勝ち進んで欲しいところ。

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ところで今週、ゲラが届いた。
11月出版予定と言われている割には早い。次号に出たりすると、学会前だしちょうど良いのだが。(ちと期待)

一方で、なかなか思うようにはいかん日々は続く。。。

サイエンスと言えば、来週、ノーベル賞ウィーク。
医学・生理学賞でWebbやDenkあたりもらったりしないだろうか。
日本人も候補として何人かいてそう。

結局、7年後どころか、7日後すらしっかり予測できない。

2009年10月1日

スイスと日本

NYTのこの記事。考えさせられた。

Hiroko Tabuchiという方はなかなか切れ味するどい記事を書かれる。
たくさんの数字をもって、日本の過去の栄光は捨てましょうと書かれていると解釈した。
Now, many here ask whether Japan is destined to be the next Switzerland: rich and comfortable, but of little global import, largely ignored by the rest of the world.

一番印象に残ったフレーズ。

正直、スイスなら良いイメージの国だし悪くないかも?というのが第一印象。が、スイスの人たちからしたら、日本と一緒にすんな、と言われそうな気もする。。。

国民性がどれくらい違うのか、正直スイスのことを全然知らないから比べられないけど、イメージとしてはスイスの方が日本よりのびのびしてるんではないか。一方、食べ物に関して、日本は世界トップクラスを維持しそうな気はする。温泉もあるしな。確かにcomfortableな要素はあるけど、日々の生活として考えると、毎日温泉につかるわけにはいかんし、comfortableという状態は住むとそうは続かない気もする。。。

richというのは、一部の統計上はしばらくそうなのかもしれないけど、個人レベルではそうでない人がたくさん増えているわけで、借金まみれの国だから実質richでないし、この記事の他のコンテンツとも矛盾するからrichに関しては違う方向なんだと思う。

とにかく、「日本」に対するイメージを現実の日本と照らし合わせて捉え直そう、ということなんだろう。価値観の変化を求められているんだと思う。

というか、資源も国土も少ないのに、日本はホントよく頑張ったと思う。それは誇るべきこと。だけど、それに乗っかってても、乗っかるだけの土台がもともともろいわけだから、常に適応し続けないといけない。つまりは守りに入るべき国ではないのに、長い間守りに入ってたから、こうして現実と理想のギャップが露骨に出ているんではないか。

イノベーションとか今更騒いでも、すでにイノベーションを育くめないくらい土地が痩せてしまってるから、かなり時間がかかる。種まきの前に土を耕すことからしないといけない。新しい芽がなかなか出ないなら、すでに出てる芽でなんとかしましょう、となる。

古き悪しき体制があったら、それをホントになくさないとダメ。問題は、お歳をめされた方々が、これでいいんじゃ、と思うこと。上の世代の人が個人レベルの合理的な行動をとるのではなく、若い世代の人たちのことを本気で考えて行動してくれないと、若い世代は「最近の若者は元気がない」ままで、今の軌道は変わらない。

いっそのこと、年金を支えてる若い世代が一気にいなくなくなると、上の世代は、こりゃ困った、となって共倒れになるか、重い腰を上げてくれるのだろうけど、若い世代が日本からいなくなることは現実的にはないから、日本にいてる若者はどんどん「逆ピラミッド」の下で苦しむことになる。逆ピラミッドだと上に登ることは物理的にさらに難しい。だから、古き悪しき体制はホントになくさないとダメ。

ちょっと脱線したけど。。。

2009年9月29日

良いサイエンスの問題の選び方

Uri Alonがすばらしいエッセーを書いてる。

feasibilityとinterestの2次元空間で問題を選別すること、がテーマになっている。

これっておそらくタイムマネージメントでよく出てくる2x2のマトリックスを、研究テーマ選びにも応用しようということなんだと思う。

ただ研究の場合、難しいと頭で考えてたことが、実際やってみると意外とできるということもあるから、feasibilityの設定は難しい。

interestに関してはやっぱりTake Your Timeというのが一番大事なアドバイスなんだろうなぁ、という気がする。ここでは、3ヶ月かけてテーマを練るべし、とある。

あと、このエッセーがさらにすばらしいのは、学生、ポスドクだけでなく、PIの人が読んでも役に立つんでは?と思ったとこ。どうやって学生さんのテーマ選びを手伝ってあげるか、といった観点からも書いてあった。こんなことを実践してくれるPIのもとで働けるとしたら、部下は幸せだと思う。

こういうことを実践できれば、殿御乱心、とか言われずにしっかりリーダーシップを発揮してることになるのかもしれん。

9月最後の週末

この週末の出来事をまとめて:

金曜日
研究所でディフェンスがあった。今回の学生さんは先日良い論文を出したばかりだったし、トークもしっかり練られてて、かなり質が高かった。学位を取る時点であんなレベルの人がいてると、まぁ、この世界は大変なわけだ。。。後から来てると思った人が前にいてるもんな。。。

土曜日
Bergen Town Centerへ行った。
数年前まではサビれたモールだったけど、去年くらいに新装開店してからはきれいになって、かなりの人で賑わうようになってた。もともと立地は良かっただけに、店の内容を良くすればそりゃ人も集まるわけだ。

ちなみに、長女のハロウィーン衣装を購入。

日曜日
隣のラボの美人ポスドクの送別会に参加。
今回はメイン料理以外を持って来いとのお達しだったので、サイドメニューとしてカルフォルニアロールを頑張って作っていった。

これで2回目。
が、今回はお米が水っぽく、あとマキの強さがイマイチ足りなかった。。。

それはともかく、いつもながら送別会の雰囲気は良いもんです。

スポーツ
ヤンキースが地区優勝を決めて、ジャイアンツも3連勝。
ジャイアンツの3週目は、まるでNFLとカレッジフットボールのチームが対戦してるかのような大きな実力差があって、相手がかわいそうだった。。。ジャイアンツ、なんだかんだ言って今年も良い感じ。


気がついたら9月も残り僅か。
10月は学会やらNFL観戦やらベルギー旅行やらで忙しくなりそう。

2009年9月26日

USパスポート

次女のUSパスポートが無事発行。

8月29日 申請
9月4日 ウェブでステータスを確認できるようになる。
9月24日 発行
9月25日 届く

ちょうど4週間ほど。

ここでステータスを確認できるけど、一旦メールを登録しておくと、ステータスがアップデートされるたびに自動で知らせてくれた。便利。

届いたパスポート、日本のそれと違って、全頁の柄が違ってかなり気合が入ってる。さすがに高い金を搾り取るだけはある。

ちなみに、出生証明書は返却されず。。。(追記:別便で数日後に送られてきた。)

けれども、こうやって何のトラブルもなくパスポートが発行され、次女はホントにアメリカ国民なんだなぁ、と思うと何となく不思議。

彼女はその気になれば、プレジデントになる権利があるわけか。。。

2009年9月23日

フルショット

毎年恒例の無料フルショットを受ける。
H1N1用ではなく、季節性フル用。

例年、待ち時間はたかが知れてたけど、今年は長蛇の列が出来てた。。。

さすがに、みんなスワイン・フルでビビッたのだろう。。。

毎年フルショットを受ける必要があるのはウィルスが変異するからなんだろうけど、そういえば少し前、ユニバーサルなヴァクチンを作っている、というもあった。それが実現したらホントすごい。

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ところで今日、改めて思ったけど、優秀な人はホントすごい!
現場に立ち会えただけでもご馳走様って感じです。

ちなみにレビューは、僕の担当分を一応書き終えて、ボスへ提出。
また苦悩の日がくるのか、それともボスがスクラッチから書き直すのか。。。

アジアの国際化

シンガポール、マレーシア、香港の大学が国際化しているよ(正確には中国から人が流れている)、というNYTの記事

こういう国際化の成否は、言語の占めるウェイトが大きいんだろうなぁ。

この記事は学生レベルの話だったけど、少なくともシンガポールに関しては、もう一つ上のファカルティーレベルで国際化が進んでいるし、これからさらに進んでいくと思う。やはりもともと英語の国だしGDPも高いし、何よりも科学技術の政策がすばらしい(と言ってもごく一部しか知らんけど)。

若手で優秀な人に莫大なお金を投資して、アジアでインターナショナルな研究コアをこれから創るという意気込みが鮮明に出ている。

一方日本をアメリカから見ていると、研究の多様性よりは選択と集中を加速させ、ヒエラルキーの壁をより強固にし、若手の芽を摘む意気込みが鮮明に出ている。

というと言い過ぎか。。。

どちらが良い戦略か?、と言われると客観的には正直わからないけど、一応僕も若手だとすれば、前者の方が良いに決まってる、とバイアスをかけて見ている。

若手にはブログなんかで「ノイズ」を作るしかできないところが歯痒いところではある。けど、みんなでノイズを作ってそれがシグナルになったりすると面白いなぁ、と妄想したりする今日この頃。。。

2009年9月21日

第一回ポスドク感謝の日

今週9月24日は記念すべき第一回National Postdoc Appreciation Dayらしく、全米各地でイベントが企画されてます(ここで知った)。

この日(くらいはせめて)、ポスドクが如何に科学研究に貢献しているか感謝しましょう。。。

追記
ポストドクター問題―科学技術人材のキャリア形成と展望なる本も出てるんですね。。。


2009年9月19日

レビュー

先日ドイツで開催されたミーティングにボスも招待されてたらしく、彼のトークはそれなりに好評だった模様。(本人の証言だけが頼りだからホントのところはようわからんが)

講演者たちによる総説集が特別号として発行されるそうで、うちのボスも執筆を依頼されたらしいのだけれども、その一部を分担させてもらうことになった。その総説の著者は4人で、うちのラボの現時点でのまとめになりそう。

ということで現在、その分担分(2000ワード+図2)を執筆させてもらってます。

invitedだけど、一応ピアレビューもあるらしく、リジェクトされるリスクもゼロではないらしい。。。なので、変なことは書けん。。。

雑誌はどこであれ、CVの総説欄が一つ増えるし、こういう棚ボタ的なことはかなりうれしい。部下にこういう機会を与えることは、ボスと部下両方にとってwin-winのディールになるから非常に良いことだと思う。

2009年9月18日

PhD

昨日になるけど、うちの研究室から第一号となるPhDが無事誕生。
実はまだ学位論文の手直しを要求されてるそうだけど、大きな壁はクリアしたみたい。

リアドは実験・解析技術、両方を短期間で身に付けて、生産性も高くなかなかすばらしい学生さんだった。トーク後の質疑応答もしっかりしてたし、何と言っても謝辞の部分が非常に感動的で良かった。

ディフェンス後は、図書室で簡単なお祝いパーティー。
親族もわざわざ来られてて、PhDの重みが非常に伝わってきた一日だった。

2009年9月16日

最近の出来事たち(歯医者、呑み会、タイヤなど)

先週末からのイベントをまとめて。

練習トーク
大学院生リアドのディフェンスが明日予定されてて、そのための練習が先週末と昨日、2回あった。

1回目はかなりラフだったけど、昨日のトークはさすがに形になってて良い感じだった。

いつものように、一通りトークした後みんなで各スライドについて「難癖」つけるわけだけども、残り二日しかないのに、かなり破壊的なコメントをする人がいたりするから恐ろしい。。。しかも、先週末の練習の時と逆のことをアドバイスしてるケースもあり、単なる気まぐれ、その時の気分、あるいはストレス発散のためにコメントしているように見受けられるケースもあった。。。なので、フィードバックをもらう方もその辺を勘定に入れて手直しをすべきなのだろう。他の人はジョークで「平均を取れ」と何度も言っていた。

ただ、各スライドのメッセージ、スライド間の流れ・ロジック、各チャンクの位置づけが明確でないと、やはり混乱をもたらすのは確か。データはすばらしいので、明日、ぜひ良いトークをして無事PhDを取って、10月の出産に備えて欲しいところ。

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スポーツ

NFL開幕。
ジャイアンツはとりあえず無難なスタートで、2週目で実力が問われるか。開幕ゲームのピッツバーグの試合、前半だけ見たけど、すごい試合だったのではないかと。。。開幕戦の両チーム、今シーズンも活躍しそう。

イチローさん、もしかしたら、ジーターが先に記録を作るのを待って、200本安打を目指したのではないか、という気がした。記録的には、ジーターよりイチローの方が絶対すごいけど、注目度・インパクトという点ではジーターの方が上だったから、それを見越して、数日遅れでの記録達成を狙ったのかも。だとすると、ホントにすごい男である。

ところで、ここに来てボストンが本来の力を発揮してきた嫌な予感がするのは気のせいか。。。ヤンキースの先発陣の不安は相変わらずだし、良いピッチャーにぶつかるとかなり厳しい。。。とにかく、5,6回までゲームを作ってくれれば、見ごたえのあるプレーオフになるのだが。

ちなみに昨日は激しかったみたい。。。

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歯医者

土曜日、歯医者に行った。
1年半ぶり2回目。。。

目的は定期検査。

さすがに歯石がたまってて、たくさん削ってもらって、血だらけになった。。。
一応、虫歯はないと言われたけど、入念にチェックしてたようには見えんかったからあまり信用できん。タダだから文句は言えんが。。。

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呑み会

土曜日夜にいつものメンツで呑み会。
一次会は博多TonTonなるジャパニーズ・スワイン料理屋。
豚足から豚肉のサラダ、さらにはモツ鍋まで食べれた。

お酒も少しあって、料理はなかなかおいしく、店員さんはみんな日本人女性の方で、かなりフレンドリーな接客で良い感じだった。

値段は、一人75ドル。。。
調子に乗って暴飲暴食しすぎた。。。

二次会はVillage VangaurdでKenny Barronのライブ。

Kenny Barronのライブに行くのは3年連続。すっかりファンになってしまった(他はよう知らんし、チョイスの結果というより、たまたま行ってメチャ良かったからそのままファンになった感じか)。

今回はブラス系としてテナーサックスとトランペットの人もいてて、激し目の曲中心だったけど、これまた良かった。聴き応えのあるKenny Barronのピアノと、見ごたえもあるKitagawaさんのベースソロも相変わらずでした。

席は、ステージ向かって左前方で、Kenny Barronの指は見えなかったけど、間近で観れ堪能。

ちなみに、今回のライブとは関係ないけど、The Travelerはお薦めです。

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来客

金曜夜、知人から電話があり、明日NYC観光するから泊めてもらえないかと。
どうも、帰国することが決まったらしく、最後の観光としてNYCで遊びたいとのこと。

上述のように土曜夜は先約があったので、どうしようか考えた末、もし深夜まで待てるなら、街で待ち合わせて一緒にうちへ帰ろう、という強引な案をオファー。

かなりわがままなオファーだったけど、深夜1時くらいまで待ってくれ、バスターミナルで待ち合わせて一緒に帰った。

翌朝、7時半に起きて、グランドゼロ近くまで車で送った。USオープンのチケットも押さえていたらしい。うらやましい。。。

2年ぶりくらいにあったけど、なんだかバタバタであまり話せなかった。日本に帰ってもぜひ頑張って欲しいところ。

それにしても、基生研時代の知り合いがほとんど帰国してるな。。。

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タイヤ

週末、買い物に行って、買ったものを車に載せようとしたら、左後輪がフラットになってることに気づく。。。

ショック、というかやり場のない怒り。。。

ドライバーズマニュアルを見て、スペアタイヤを取り出してタイヤを付け替える。
タイヤ付け替えなんて、何年ぶりか。。。(というか、しっかり工具類は常備されてるのね。当たり前か。)

30分くらいで何とか付け替えが終わり、20キロくらいの距離を帰る。

翌朝、ディーラーに行ったら、空気が完全に抜けてたタイヤ、実はまだ使えることが判明。(ってことは空気を抜かれた!?)結局、タダで空気入れとタイヤ付け替えをしてくれ、元通りに。

それにしても今年は年初の出来事といい、左後部が呪われてる。。。

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アプリケーション

一応、こちらでの論文も通ったということで、モノは試し、今年からジョブマーケットに身を置くことにした。何年かかるかはともかく。

新学期でいよいよ就活シーズン到来ということで、月曜日たくさんアプリケーションを出してみた。実は、今年当初から少しずつ出したりしてたから、通算で30弱出したことになる。年末までに合計50~60出すんではないだろうか。例年どれくらい公募が出るのか知らないけど、ないことはないことがわかった。

聞いたところによると、昨年の不況のあおりで、昨年中にジョブをゲットすべきだった優秀な人たちまで今年再挑戦してくるらしい。。。(勘弁して欲しい)

それはともかく、ジョブの広告を見てると、世界の少し先のトレンドが少しだけ垣間見れて、それはそれで楽しい。こんなテクを持ってるとアプライできる先が増えるな、とか、こんなとこにこんなジョブが!?みたいな情報が手に入る。今まで知らなかった世界。

あと思ったのは、アメリカでの神経科学関連ポストの絶対数の多さは、やはり日本を含め他国を圧倒しているってこと。当たり前なんだろうけど、こういうとこもアメリカの強さなんだろうなぁと思う今日この頃。優秀な人だったら、おそらく国籍・性別問わず活躍できそうな環境ができてるのが伝わる。もちろん、PIになったらなったでグラント申請におわれて、ポスドクの方が良かった、という厳しい現実もあるんだろうけど。。。

それにしても今の僕のCVだと、一つくらいインタビューに呼ばれたらラッキーくらいなのだろうけど、良い経験をして、今シーズン何かを学んで次につなげんといかんな。

2009年9月9日

ベルギー

今朝、2つ良い知らせが。

まず、論文がおそらく11月12日号に出るとの知らせ。
アメリカに来て第一号の論文なり。。。4年半で。。。
茨の道は続く。。。

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二つ目は、ベルギー旅行への招待!
ミーティングの参加申し込みしたらアクセプトされた。自分からアプライしたけど、一応invitedになって、旅費から滞在費まですべて払ってくれるらしい(too good to be trueだけどホントみたい。ラッキー)。

ベルギービール、メチャ楽しみ!

ちなみに、今回はアブストラクトとCVとカバーレター代わりのメールで選考された。どれくらいの倍率だったのかは気になるところ。

それはともかく、最近思うのは、こういうレターなりグラント申請なり、あとで読み返しても、自分で良いと思えるものだったらアクセプトされ、あとでイマイチやなと思ったものはリジェクトされてる(傾向がある)。問題というか今の課題は、書いている時にそれをわかるようにしないとダメということ。

当たり前だがそれが難しい。。。

その点、知り合いのフィードバックは非常に良いなぁ、と最近痛感する。
読んでもらう前は「これ、絶対CNS並み!」と思ってても、フィードバックをもらうと、全然伝わってなかったりして、独りよがりさが露呈され恥ずかしい思いをする。行間はそう簡単に伝わるものではない。これは日本だろうが、アメリカだろうが、ベルギーだろうが、、、一貫したルールのように思う。

この辺のライティング・スキルを向上させるにはどうしたら良いものか。

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ところで、今日からボス一時復帰。
約10日間いるらしい。

昨日ステファンに、帰ってくるみたい、と話したら彼は知らんかった。。。
今週末ヴァケーションの予定を入れてるらしく、青ざめてた。。。

さらに今朝他のメンバーにも確認したら、誰も知らんかった。。。

ある意味、抜き打ち検査だな。。。
おそるべし。

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ところで、PNASのtrack oneが廃止されるそうです。
アンフェアさ丸出しの制度だったし、こういうのはない方が良いのだろう。
ある意味、そのアンフェアさがわかりやすかったので、その点は良かったのかもしれないな。。。

2009年9月7日

今日のquote

Competition is pervasive at every level of life - in ecology, economics, between countries and states, and in families - and helps to determine order, status, and survival.
- Laura A. Johnston

labor day

ここ最近、天気コーナーで毎日「ゴージャス・デー」と言っていて、昨日も良い天気だったし朝から一家総出でBronx Zooへ。

途中、ラクダに乗るアトラクションがあって、嫁さんと長女が乗る。
よく考えると、30年以上の人生でラクダに乗った記憶ないかも。。。一見、大したことないアトラクションでも、実はレアな体験なのかもしれん。

ちなみにBronx Zoo、それはすばらしい動物園で、この歳になっても、何回行っても動物行動や多様性でいろいろ楽しませてくれる。が、最近の不況のあおりか、行く度に規模縮小されてるのを感じ、何となく淋しい。園内ロープウェーはなくなり、コウモリがたくさんいてた施設は閉鎖。。。ニューヨークの市か州か忘れたけど、公的な補助を削り、経営が難しくなっているのだろう。春あたりだったかファンド・ライジングのメール来たりしたもんな。

ちなみに昨日は、連休中の日曜日てことで、賑わってた。チケット売り場に長蛇の列ができてたけど、もしもそれが人員削減による効率性の低下が原因だとすると、ちょっと悲しい。。。あぁいうのを体験すると行きたくなくなるもんな。。。悪循環になる。

とにかく、今年もまたハロウィーンイベントには行きたいところ。

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今日はレイバー・デーで、ほとんどの人はお休み。

が、朝から通常営業。

2週間スタックしてた仕事が土曜日午後にようやく動いた。。。
当初、数日で終わると思ったことが、予想以上にずれ込んだりすると精神的にホントexhausted。。。

プロジェクトスタートから一貫してるといえばそうだから、さらに2週間くらい大したことないのかもしれないけど、もう二度とこういうのは。。。という想いも強い。そういう「壁」が予想される状況でモチベーションを維持するのはホント大変。

モチベーションといえば、やっぱり締切が目前に迫ると、ホント集中力が増す(でないと困るが)。

いつもそういう危機感を持って生産性を維持できれば良いけど、なかなか自分で自分を騙せないのが難しい。to-do-list作っても、モチベーションを上げる根本的な解決策にならんしな。。。締切をどういう形で設定するか、意図的に工夫していかんとダメ。その意味では、公募締切とかはホントに効くわけだから、「社会的相互作用」が重要なのかも。

2009年9月6日

マジック

ヤンキース、マジック点灯。

オールスター後の勝率8割くらいいってないか。勝ち過ぎ。。。

プレーオフの対戦順は、レッド・ソックス、エンジェルス、フィリーズ?(とらぬ狸の・・・)

ちなみに、プレーオフ・チケットの価格設定、そこまで強気ではないみたい。

stubhubではすでにワールドシリーズのチケットまで売り出されてて、今ならチケット・ゲット可能。

お金があればの話ではある。。。ワールドシリーズ7戦目、最高で23kって、どんな人が買うんだろう。

もし正規価格でゲットできたら、売って利益を得るという考えもありか。

今出ているチケットって、シーズンチケットホルダーが売りに出しているとして、こうやってチームがプレーオフまで進んでくれるとすると、実は買う(投資する)価値がある商品というわけか。。。試合に行けば、リスクは回避できるとも言えるしな。。。

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一方、NFLはいよいよ次の木曜日から。

ジャイアンツはジャイアンツ・スタジアムでの最後のシーズン。
一回観に行くことになってます(ヤンキースのALDSのチケットより高かったりするけど。。。あいたたた)

ところで、レシーバーの穴どうなんだろう。
一応、補強はしたみたいだけど、徐々にペースをつかんでいく感じなんだろうか。

2009年8月31日

もう気づいたら今日で8月も終わり。
気候もすっかり秋。
夏は実質1,2週間しかなかった気が。。。

秋が近づいてきたということで、最近、swine fluのニュースがまた目に付くようになってきて、今日面白いコンテストを発見

アメリカ政府主導でやってるコンテストで、予防広告ビデオを募集してた模様。
10候補に絞られてて、YouTubeにアップされている。

なかなか笑える。
個人的に気に入ったのはHazmat。

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今日からテニス全米オープンがスタートして、NYTにフェデラーのフットワークを解剖した動画サイトがアップされていた。昔だったら、テニス雑誌に載ってたような情報が今はオンラインでしかも動画として見れるわけだ。。。

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それはともかく、今年はなんだかトバッチリを受けることが多い。
自分の力ではホントに防ぎようもない大小の被害だからとにかく耐えるしかない。

こういう年なのだろう。。。
そのソースたちは特定のところに集中してたりするから、これまた興味深い一年である。

その一年も残り4ヶ月。

みいつけた

ウルフルズが活動休止前の最後のライブをやったというニュースを見つけ、気になってた曲をYouTubeで「みいつけた」ので:



日本から送られてきたビデオに入ってた子供番組を見ながら感動したオレ。。。

選挙

歴史的選挙結果を伝える記事なのでリンク。
(「歴史的」という言葉に弱いので、ついでに思うところも。。。)

まず、上の記事では、日米外交がどう変わるか(たぶんほとんど変わらないよ)といったアメリカから見た視点が中心ではある。が、最後の40歳サラリーマンのコメントが印象的。

This vote is about making a system where parties that fail get kicked out. We need to teach politicians to be nervous.
- Yoshiyuki Kobayashi

ここ数日は、NYタイムズでも立て続けに選挙関連の記事が掲載されていて、普段ほとんど見ないコメント欄まで少し見たりしたけど、アメリカとのアナロジーとしてとらえている外人さんの意見がいくつもみられ新鮮で興味深かった。

今回の選挙をオバマさんが選ばれた時と重ねて見る意見もあったり、日本のこれからをアメリカの中長期的な将来と重ねて見ようとする意見もあったり(借金問題が文脈にある)。

今回の日本の場合、カリスマはいなかったように思うから、オバマさんが選ばれた時とは違う。悪く言えば、消去法での意思決定の結果だったのかも。なので、票を投じたからといって民主党を心底支持しているわけではない、という人が多いのではないか。

だから期待度は低いのかもしれない。
けど、それを逆手にとって良い政治をして欲しい期待は僕の中に非常にあったりもする。アメリカみたいに期待が高すぎると、その期待が少しでも裏切られるとその反動が大変。(実際、最近オバマさんに対するネガティブな意見が少し目に付くようになってきたし。。。)

あと、小手先の政策より中長期的に日本をどうしたいのかしっかり語って欲しいとは強く思う。
(日本でテレビなどを観ていたら語られてたのかもしれないけど、ネットだけが情報源だけだと何も伝わってこんかった。。。)

年配の人たちに「あんたら若いもんはこれから大変だね~」と言われるのが一番depressなツッコミなわけで、「もしわしがあんたらの歳だったら・・・」とお年寄に心底ジェラシーを感じられるような、これからそんな社会になるんだ、という希望を少しでも持たせて欲しい。

誰も5~10年後なんて予想できないわけだし、夢で良い。政治家は夢をもっと語ってそれで喰っていけ。

その点では、bushy haired former professorと形容されている鳩山次期首相は夢を語ってくれている。数日前にコラムをNYタイムズに寄稿していて、「友愛(fraternity)」の意図するところを主張してくれていて非常に興味深かった。

表面的にはアメリカに喧嘩を売っているように解釈できるし、主張が明確でないようにもとれる。なのでツッコミどころ満載なのかもしれない。が一方で、「友愛」の意図するところはなんとなくわかったし(ついでにフランス革命のこと少しだけ勉強したぞ。。。高校の時、世界史とっとけば良かった。。。)、日本のあるべき姿を語ってくれているようにも思える。

僕はこのコラムは良いと思った。

そもそも、日本とアメリカは根本的に違うわけだし、アメリカがこうだから日本もこうあるべき、というような時代じゃないのだろう。そもそもその根拠が曖昧なままアメリカ流を受入れてきたことが多かったのではないか。実際、未だにアメリカのだれそれがxxxxといっていたぞ、と言われると、何となくそれが正しいのかって気になるけど、そのxxxxxがどんな根拠に基づいた批判なのか、文脈をしっかり知ってしっかりディベートしていかんといかん。(アメリカ人で日本人はすごいと思っている人はたくさんいてるのだから、日本人はもっと強気でいかんといかん。)

とにかく、日本は日本なんだし、無理のない日本の夢に向かって進むべき。
どんな道を歩みだすのか(期待しすぎないように)期待してます。

All great historical ideas started as a utopian dream and ended with reality. Whether a particular idea remains as a utopian dream or becomes a reality depends on the number of people who believe in the ideal and their ability to act upon it.
-Count Coudenhove-Kalergi

2009年8月30日

ネットブック Acer Aspire One (AOD150)

嫁さんが使ってた約10歳になるラップトップが、異常音を立て始めて数ヶ月、そして先週息をひきとられた。。。

ということで、約300ドルのネットブックを購入。

買ったのはAcerの Aspire One AOD150-1920で、値段とアマゾンのレビューで決めた。
アマゾンで注文して1週間で届いた。

まず箱から小さくて、本体のサイズは通常のラップトップの2/3くらいか?
さすがにモニターは小さいから、これで仕事するとなると効率はかなり落ちそう。

けど、OSはvistaじゃなくXPで快適だし、ワイヤレスでインターネット接続できる上に軽量だから、自宅のいろんなところで使えて非常に便利。しかも、マイクだけでなくカメラも内臓されてるから、スカイプで日本の親と連絡取ったりするのにもよさげ。

ということで、職場からいちいちラップトップを持ち帰らなくても、夜自宅でメールチェックしたり、ちょっとした旅行に携帯といった用途にも使えそう(嫁さんのメインマシーンだからそうはさせてもらえんだろうが。。。)。

ハードディスクの物理的な縛りも年々なくなってきてるし、ネットブックがよく売れてるのは非常に納得。

数年後、子供が読み書きをできるようになったら買ってあたえる、というのもかなり現実的な選択肢なのかも。

昔ソニーのPDAをネットブック以上の値段で買って、結局もとを取る前に使わなくなったけど、ネットブックは基本的にはラップトップの小型版と思ったら良いし、これで300ドルなら非常にお手ごろ。

アップルがどんなものを出すか、特に値段が非常に気になるところか。





2009年8月29日

パスポート申請

生まれて1ヶ月の次女のUSパスポートを近くのUSPSで申請。

USPSのサイトを基点に情報収集。

申請に必要だったのは
1.出生証明書(原本)(*1)
2.DS-11(*2)
3.証明写真 2枚(*3)
4.85ドル(*4)
5.本人と両親(*5)

*1
日本に出生届を提出した時と同じもの。ただこの場合、原本は戻ってこない。(けど、コピーをしてくれた。)ソーシャル・セキュリティー・カードも一応持っていって見せた。コピーは取ってなかったように思う。

*2
DS-11なるフォームはオンラインで作成。
PDFファイルが作成され、それをプリントアウトしていった。

オフィスでの手続きの最後に、両親のサインを書いた。(本人のサイン代筆などは必要なし。この辺は日本と違った。)

*3
これが最もタフだった。。。
条件としては、
1.背景は白系
2.カメラを見ている
3.「自然」な表情
4.本人以外の物体は写っていない
5.細かいサイズの指定(写真そのもののサイズから目の高さやら顔の大きさやら)

長女の時も大変だったのを覚えてるけど、まだ首が据わってない赤子の証明写真を撮るなんて無茶な話である。。。頭を支える手が写らないようにする必要があったり、そもそもカメラみたいに小さい物体に注意を向けてくれないし、あまり長い時間とり続けるとしまいには泣き出す。。。

結局、最もうまくいったのは、白のシーツのベッドに寝かせ、機嫌が比較的良くて落ち着いている時に、上から撮る方法。

この方法を採用しても10枚くらい取り直したけど、短時間で良い具合に撮れた。が、他の方法も入れたら50枚くらい撮ったかも。。。良いのが一枚撮れた後は、フォトショップ上で規格に合うよう加工してプリントアウト。

*4
申請費60ドルはクレジットカードでは受け付けてもらえない。キャッシュでマネーオーダーをその場で購入した。手続き費用25ドルはクレジットOKだった。

*5
親の身分証明書として運転免許証を求められた。(最初、日本のパスポートを見せたら、運転免許証を求められた)

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という感じで、ビザに比べたら気楽で簡単な手続きだった。
4-6週間で郵送されるらしく、オンラインでトラッキングもできるようだ。

その頃には日本の戸籍もできてるかもしれないし、日本のパスポートを申請することになりそう。

update
申請から1週間後の昨日(9月4日)からオンラインで状況確認できるようになった。

2009年8月26日

2年ルール外し

2年ルールが免除されたので一連のプロセスをメモ。
6月上旬(2009年)に手続きを開始して、2月半くらいかかった。

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基本的な情報

一連の手続きに関しては、日本大使館のウェブが最もわかりやすい情報を提供している。
そのページにある漫画の通りに進めて(進んで)いく。

大まかには、必要書類を日本大使館と米国務省に送付し、日本大使館には”No Objection” Statementを米国務省に送ってもらい、国務省が審査をするか何かして推薦書を移民局に送ってもらい、最終的には移民局が最終決定を下す、という感じか。

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各プロセス

2009年
4月下旬 最終5年目のJビザを更新

6月2日 ウェブでDS-3035作成(*1)
6月4日 パケット1、パケット2を国務省、日本大使館にそれぞれ送付。(*2)
6月22日 ステータス確認サイトで情報確認できず。。。
6月26日 ステータス確認サイトですべての書類が”received”となっていて、ステータスは”pending”に。
6月27日 日本大使館からレターが届く(*3)
7月31日 ステータスは依然”pending”
8月17日 ステータスを確認したら、8月14日にrecommendationを送付した、とあった。
8月22日 “GRANTED”と書かれた推薦書のコピーが国務省(Department of State)より届く。(*4)
8月25日 同じ推薦書が大学インターナショナル・オフィスにも届いたと知らせを受ける。
8月26日 移民局から正式レターが届く。(*5)

*1 ここからDS-3035を作成する。
必要事項を入力したら、自分の場合(嫁さん、娘を含め家族3人)、9ページのPDFファイルが作成された。1ページ目にケース番号や、何をどこに送ったら良いか指示してある。自分の場合、4ページ目からDS-3035に。ちなみに、入力項目に理由を書くように求められるのだけれども、1行ちょいのごくごく「簡潔」な理由を書いた(思いつきで、けど正直に・・・)。

*2 パケット1とパケット2とは、前者は国務省、後者は日本大使館へそれぞれ送る。パケット1は上で作られたPDFファイルの通りの書類を、パケット2は日本大使館のページの「インストラクション・パッケージ」に書いてある通りの書類を用意して送った。uspsで送って、一応トラッキングできるようにしたら、数日で届いていた。

*3 “No Objection” Statementの書類を国務省へ送った、という通知と、その書類のコピーが送られてきた。

*4 国務省が移民局へ推薦書を送るようで、そのコピーが自宅と大学に送られた。(1枚の紙切れで”GRANTED”とある。)

*5 2年ルール免除承認の正式通知で、しっかりした1枚のレター。

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という感じで、DS-3035を作成して、日本大使館と国務省に必要書類を送った後はただ単に待つだけ。

2009年8月24日

Kikuchi,Tazawa, and Ichiro

NYTのスポーツ欄で日本人選手の話題が3つも。

まずは甲子園の菊池投手

さらにリベンジを果たした田沢投手
応援してます(ヤンキース戦以外で)。

そして、神の領域のイチロー
記事では、「イチロー」の由来からスタートして、大記録を目前にしていること、そして内野安打を量産できるすごさにフォーカスされていて、

Chicks who dig home runs aren’t the ones who appeal to me. I think there’s sexiness in infield hits because they require technique. I’d rather impress the chicks with my technique than with my brute strength. Then, every now and then, just to show I can do that, too, I might flirt a little by hitting one out.
- Ichiro Suzuki

かっこ良すぎ。

Ponyo

崖の上のポニョを長女と観に行く。

ディズニーが配給してて、メインの映像以外、声はもちろん途中でる字幕などアメリカで公開するためにしっかり編集されていた。

なので、アメリカのキッズは、日本で1年前に公開されたアニメ、というより、ディズニーが作った、けど舞台設定は日本、という新作アニメと思って観るのかもしれない。

こういう日本文化の輸入はどんどんやって欲しい。

ハリウッド映画やアメリカ音楽でアメリカを好きになった日本人がいるように、ジブリのアニメを観て日本を好きになるアメリカ人が増えたりすると、それはそれで非常にうれしいことだと思う。

以前、同じようにハウルも英語化されてテレビで放映されてたし、ジブリアニメはしっかり認知されているのだろう。

それにしてもあの絵の美しさは、デジタルで作った絵のきれいさとは全然違う質感。アメリカのアニメとは違う次元のユニークさみたいなものか。久石譲氏の音楽も、アメリカ・アニメのそれとは違うノリだったし、いたるところに日本らしさが出てたように思った。登場キャラクターの動作なんかも日本してたしな。(その分、登場する子供キャラからお年寄りまでみんな英語しゃべるから違和感がある。。。)

ポニョは、リトルマーメードにインスパイアされたとかいう話(ウィキペディアには必ずしもそうではないというニュアンスの説明もあり)ということで、アウトラインは確かに同じ。だけど、ストーリーはきれいに出来上がっていたし、メッセージみたいなものははっきり伝わってきた。

細かいロジックなんて子供には関係ないし、子供が観るにはホント良い映画だと思った。

娘もエンジョイしてた様子。

ちなみに、超辛口なこともあるニューヨークタイムズのレビューも良い感じで書かれてます。(このレビュー、若干ネタバレな表現もある気がするので、映画を観た後に読んだ方が良いかもです。)

2009年8月23日

Minado

車で10分くらいのジャパニーズレストランMinadoへ行く。

大人一人30ドルくらいのビュッフェ形式。

満席のため5~10分くらい待って席へ案内された。
店内はきれいで広かったがいろんな人種の人がたくさん来ていた。

メニューはフライ系のコッテリしたものから、生ガキ、サラダ、そしてSASHIMIとSUSHIまで。
3皿分食べたけど、基本的にスシばっかり喰った。。。
スシは、日本でいうところの普通の回転寿司くらいの美味しさか。

ちなみに、マンゴロールとか、カラフルなアメリカンなロールもあった。
アメリカ人の食と色の感覚は何年いても理解できん。。。

デザートは、甘いケーキからソフトクリームまで。
グリーンティーのソフトもあって、普通に美味しかった。

子供は身長によって値段が設定されていて、うちの娘は大人の5分の1。
大人二人と娘でチップをいれて80ドル也。

店員さんの対応も良く、なかなか良いレストランだった。

2009年8月22日

同僚と話す最近のネタ

昨日、同僚アルフォンソと少し話をする。

EU各国のアカデミックなシステムについて少し教えてもらった。
やはり国によっていろいろ違うらしく、メリット・デメリットがあるみたい。

単純な例として、例えばドイツはピラミッド、スペインはフラットらしい。
けど、スペインにアメリカと等価なテニュアトラックはなく、少し前の日本をフラットにした感じか、という印象を受けた。

スペインではラボを持った時のスタートアップマネーはほとんどないそうだが、スペインのシステムもそれほど悪くない様子。

数年後、神経科学の勢力図は少し変わる気がしてるからEUそのものには最近魅力を感じている。

例えば、新設研究所で、インターナショナルな色を全面に出して、世界レベルの一流研究者がコミッティーとして名を連ねてたりする。情熱が伝わるというかなんというか。

nudgeだな。

数年後、日本からEUに行くポスドクが今以上に増えるかも。

日本で研究所を作るというと、また箱にお金を使って、となりそうだけど、やっぱり箱がないと新しい職は作れないわけで、、、それだけ若い人のチャンスは増えないままだから元気のない若者は増えていく。。。箱への投資が人を元気付けることもある。日本みたいに住むには良い国だったら、田舎と言ってもアメリカのそれと比べたらたかが知れてるし、そこそこ便利なところにRIKENクラスか、特定の分野に特化した神経科学関連の国際色を全面に出した研究所を作って、さらに大学院生の育成をもっとしていかないと、アメリカ、EUにどんどん差を広げられていくのかもしれない。もうそういうことが制度的に難しいとすると、将来は推して知るべしなのかもしれない。

それから、もちろんオンリーワンを目指すのは良いけど、ナンバーワンなり、追従する方向もないと、気づいた時には重要なところでとんでもない差ができてしまって、そこで小手先の勝負を強いられるリスクもあるような気がする。数がものをいったりもするから難しいところではあるのだろうけど。。。

ついでに、神経科学って、応用を全面に出せるほどに成熟した学問だったか。。。(もちろん、「応用」を謳うだけならいろんな詐欺まがいなことをしてお金儲けを目指せるのは確かだとは思うが、それは必ずしも世の中を良くする方向とは思えない。応用に走る科学者サイドはこういうこともリスクとして知っておくべきか。)

と、たまってるフラストレーションを少しぶちまけ。。。

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それはともかく、アルフォンソとは、サイエンティフィックな興味は近いけど、持ってるバックグランドがホント違う。彼がブレインだとしたら、こちらは手(ノーブレインとも言う)、と例えたら良いか。。。

僕は彼の持ってるようなバックグランドには昔からあこがれてるのだけれども、彼は彼でこちらのバックグランドに興味があるらしい。意外と。

脳ナシはもちろん、脳だけでもシステムとしては機能せん、ということか。。。

もし将来、近くで独立できたりしたら、うまく協調してコラボできるな、などとそれなりに有意義で絵に描いたモチ的な会話をした。。。

現実逃避なだけか。。。

出生届

次女が生まれてちょうど一ヶ月。
ようやく出生届を出す。(三ヶ月以内に届けないとダメらしい)

総領事に行って、在外選挙後に届出。

基本的にはここに書いてある通り、
出生届
出生証明書
出生証明書の抄訳文
を提出した。

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出生届の用紙は窓口で直接もらわないといけないらしく、番号札を取って、呼ばれるまで待つ。窓口で出生証明書原本のチェックを受け、出生届の用紙と、出生証明書の抄訳用紙を2枚ずつもらう。
(抄訳文、あらかじめ用意していったのに。。。)

まず1枚ずつ書いて、窓口でミスなどのチェックを受ける。

自分が住んでるところは市かと思ってたら町だったり、boulevardはそのままカタカナ読みだったり、いろんなことを知る。

チェック後、2枚目に再び記入。

非常に大変というか面倒だった。
うまくない字で細かい字を書いたりしないといけないから、チェックしたりする方も大変。。。(あんなに字を書いたのは久しぶりだったから余計汚かったかも。。。)

アメリカみたいにPDFをウェブにおいておけば良いのに。。。

と文句は書いてるけれど、窓口の人は非常に親切で、どこかの国とは違い非常にストレスレスだった。さすがは日本国。

ちなみに、基本的に記入ミスの部分は二重線で消して書き直し、最後に拇印した。
出生証明書は結局のところコピー2部を提出するだけで、原本は手元に戻ってきた。

1,2ヶ月で娘は戸籍に登録されるらしい。

これで正式に日本人の人口増加に貢献できたか。
22年後までに、二重国籍を認める法律が成立していることを祈りたい。

在外選挙

在外選挙なるものへ行く。

総領事(正式には在ニューヨーク日本国総領事館というヘビーな名称)に行ったら、1階の受付で記名し、ID(パスポート)と在外選挙人証の確認を受ける。

案内人に連れられエレベーターでオフィスへ。

セキュリティチェックを受け、選挙の各ステップに従っていく。

日本のそれとは何ステップか余計にかかった。

自分の選挙区へ送るための封筒に名前などを書いたり、投票用紙そのものを入れる封筒にも名前などを書いたり。

投票用紙や、鉛筆で政党名や候補者名を書いたり、記入する銀の囲い?は日本でのそれらと同じだった(当たり前か)。

最後、投票箱に投票用紙を入れるわけではなく、封筒を渡して事務処理が少しあって、終わり。

待ち時間は全然なかったから、着いてから終わるまで20分もかからなかったかも。(土日は多いかも)

ちなみに、今回から小選挙区制の投票もできるようになったらしい。
アメリカにいても普通に国政選挙に参加できるなんて、ありがたい話である。

2009年8月20日

論文

アクセプトされました。

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今回の論文、投稿したのは4月15日。

まず最初の査読の時、3人のレフリーのうち、一人の返事がなかなかないということで、エディターがその一人を無視して結論を下した模様。その分、2ヶ月半と返事をもらうのに時間はかかったけど(投稿規程にはできるだけ3週間以内に返事するとあるが、あれは絶対にウソやな。。。)、結果的にはレフリーの要求項目が2/3と少なくなって良かったのかもしれない。(レフリーを承諾したら早く回答しましょう。。。投稿した方は数日の差で人生が変わることだってあるんだし。。。)

リフリーの手強い要求に応えながら、数週間かけて論文を手直しし、リバイス・サブミッション。

それから5週間後の昨日、結論が下された。

まだマイナーな訂正などをする必要があるので、in pressとは言えないけど、レターの文面からacceptedとは言って良いはず。

今回の論文、結果的には初投稿から約4ヶ月でアクセプトまでいったから理想的な展開ではあった。が、原稿を書き始めて投稿にいたるまで2年近くかかった。なので、この1年強の投稿までのプロセスがホントしんどかった。。。いったい何回スクラッチから原稿を書いて、何バージョン図を作り変えたことか。。。

正直、途中で切れた。。。
(ホントに切れて、怒りの追加プロジェクトもしたしな。。。)

結果オーライではあるけれど、その途中のしんどさは、自分の能力のなさもあるのだろうけど、もう味わいたくないといえば味わいたくない。。。もう少しトップダウン的な戦略を採用して効率良くいかないとホントにゴールを見失う(見失った)。

良い点、悪い点いろんなことを学んだ。
次に活かさないといかん。

それはともかく、ここまできたんだから、カバーストーリー目指したります!

2009年8月18日

チャット

昨日と今日、90度超え。

そんな日の午前中、ロンドンーニューアーク間で「国際スカイプ会議」をした。
会議というと聞こえが良いけど、ようはチャット通話。

それにしても電話は疲れる。

脳のリソースのほとんどが入出力側に費やされ、思考が機能不全に陥る。面と向かってる方がもう少し楽なのは、それ以外の文脈的な情報が相当に貢献しているのだろう。電話だと、少なくともリップリーディングのための情報は欠けるわけで、それだけ入力チャンネルが減って負担が増えるのだろう。

そんなことはともかく、このチャットを毎週続けることになりそうである。
しかし、英語うまくなってない。。。

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ところで、FavreがVikingsでプレーを続けるそうです。。。
すごいというか何と言うか。。。

2009年8月17日

健康保険ディベート

最近、毎日記事になってるアメリカの健康保険制度改革

今日のNYタイムズに、オバマ自らがコラムを書いていて、1000以上のコメントが寄せられててすごいことになってる。

Krugmanのコラムにはいつも2,3百のコメントがつくけど、1000以上が1日で付くのは初めて見た。

こういう政治家が直接国民に議論を投げかけ、ボトムアップ的に議論が盛り上がるって、大統領選挙の時みたいな民主主義を感じるし、ウェブやマスコミのすごく良い形な気がする。

こうやって一人ひとりが世の中を良くするために何か少しでも考える機会が増えていけば、きっと世の中変わっていくんだろうなぁ。

I believe we can, and I believe we will.
- Barack Obama


といっても1000以上のコメントは読めんが。。。

NY市内観光 2日目

金曜日は午後から兄家族とニューヨーク観光の続き。

13時にホテルで待ち合せて、
エンパイア・ステート・ビル
自然史博物館
ミュージカル
タイムズ・スクエア
と観光。

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午前中、兄家族は5番街でショッピングということで、僕は在宅勤務。

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エンパイア・ステート・ビル

この日は天気が良かったのと、結果的には最悪な時間帯を選んだため、とにかく並んだ。
ビルの外から並んでたしな。。。

1時半ごろから並び始め、86階の展望デッキについたのは4時ごろだったのではないか。
チケットを買うまでに、
エレベーター第一弾のために、
そして80階から86階へ昇るために
並んび倒した。。。

が、眺めはなかなか良かったです。







ツアーのコースなどを見ると朝一エンパイア・ステート・ビルにいくようだし、やはり朝一が一番良いのだろう。。。

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自然史博物館

着いたのは4時40分頃で、チケットを買おうとしたら、あと5分でただになるよ、と。

ということで、エンパイア・ステート・ビルのおかげで、タダで自然史博物館を観光できた。
1時間だけだったけど。

タダだったけど、僕は入り口の恐竜のところで休んでた。。。

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夕食

バスポートオーソリティーで義母と娘ペアと待ち合せて、いろはで夕食。
(今回は結局ジャパニーズレストランばかりだった)

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ミュージカル

8時からミュージカル。
またもやリトル・マーメードを観る。。。

夕食が遅めだったので、急ぎ足でシアターへ向かって、ホントぎりぎり間に合った。(座った直後にスタート)

今回は、最安チケットを5枚正規価格で買って、最後列真ん中。遠かったけど、歌は相変わらずすばらしく良かった。

リトル・マーメードは今月いっぱいで終わるのでこれで見納め。8時から10時半ごろまでと遅めだったけど、娘はかなり集中して観てたし、英語もわかってた様子。

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タイムズ・スクエア

タイムズ・スクエア周辺が歩行者天国状態になっているとは聞いてたけど、実際にその状態を見たのは今回初。

非常に歩きやすくなってたし、写真なんかも撮りやすくなってた。

タイムズ・スクエアは行く度に毎回何かが変わってるし、その活気みたいなものにはいつも圧倒される。

自宅に着いたのは0時ごろだったか。
この一週間遊び過ぎ。。。

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それはともかく、兄家族の観光もこれで終了。

当初2.5日でどれくらい回れるかようわからんかったけど、意外と有名どころだけなら2,3日あればそこそこ行けるみたい。けど、北の方や美術館は全然攻めてない。あと1,2日あるとマンハッタンのメジャーどころはそれなりに網羅できるのかも。

2009年8月16日

NY市内観光 1日目

木曜日、兄家族のニューヨーク観光に付き合う。

9時にホテルで待ち合せて、
自由の女神
ウォール街
グランドゼロ
42丁目
国連
5番街ロックフェラーセンター
と観光。

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自由の女神

バッテリーパーク
内でチケットを買って、米国内サイテーだと思ったセキュリティーチェックにムカつき(たぶん、セキュリティーの担当が違えばストレスレスなこともあるんだろうが)、フェリーに乗って島へ。思ったより待ち時間が短く、フェリーに乗れた。

チケットをネットで買ったりする必要はなかった。(クラウンに登るなら別だけど)

自由の女神はやっぱりアメリカの象徴の一つやな、と改めて思った。フェリーで島に近づいたら、ほとんどの人がフェリーの右半分にいてカメラ構えてたしな。。。

ランチは島で食べたけどそれなりにいけた。


(バリバリ良い天気。。。)

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ウォール街

証券取引所周辺、テロ対策が結構しっかりしてた。当たり前か。


NYSE

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グランド・ゼロ

何度も来たけど、ホント工事が遅い。
先日もまた遅れてるとかニュースで言ってたし、いったいいつビル群ができるんだやろ。。。1日遅れるとウォール街で働いている人のボーナスくらいかかる浪費すると聞いたことあるし、それは避けて欲しい。

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42丁目

地下鉄で42丁目まで北上し、市バスで8番街から国連まで。

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国連

ちょうど原爆関連のパネル展示があった。
広島、長崎の資料館に行ったのは小中学生の頃だったか。
こういうのは世代を超えて世界中の人に伝えるべきと改めて。。。

ウェブ資料館みたいなものがあるのか少し調べたら、広島の資料館のウェブにヴァーチャルミュージアムがあった。こういうのは国の税金を使って、日本語・英語だけでなく、核兵器を持っている・持とうとしている国すべての国民が見れるようにしないと意味がないし、よりシームレスで視聴覚的により良いのを作って、世界中からアクセスしてもらえるようにして欲しい。

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5番街

また42丁目を走るバスに乗って5番街を歩く。
ロックフェラーセンターで主に時間を過ごす。

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かつ濱

夕食として。
値段は普通に高いけど、味は良かった。

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トップ・オブ・ザ・ロック

夜景として。

が、朝から連れまわした娘が夕食前にすでに限界で、兄家族だけ昇ってもらって、我々はNJへ帰った。
帰り着いたのは9時頃。

幸か不幸か、終日曇時々雨だったから良かったけど、これが晴れで真夏の暑さだったら、全員国連あたりで生き倒れてたな。。。

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ニューヨークを今回みたいにしっかり観光したのは、実はアメリカに来て初だったりもする。。。
自由の女神と国連は、昔、学生の頃、それも911前にニューヨークに一人で来て観光して以来で、当たり前とはいえセキュリティーチェックが導入されていて、あの日以来時代が変わったんやな、と言うのはいい。けどその分、チェックする方、される方、両方でストレスを感じる人が増えたり、お金と人材がそういうのに使われる。いろんな意味で、世の中は良くはなってないんだなぁ、と痛感。

2009年8月15日

ヤンキース戦リベンジ

お盆休みを利用してbig brotherが小5の姪と来て、今週は一緒にマンハッタン観光。
一日目の水曜日、ヤンキースタジアムへ行った。

僕としては、前回のhistoric messのリベンジでもあった。

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翌日からシアトルでの試合ということで、この日はデーゲーム。
平日だったが。。。

相手はトロント。

予想以上にたくさん人がいてて4万5千人以上も。

客層はナイターや週末の試合と全然変わらんかった。。。

平日やのに、みんな暇やな。

日本の平日、日本シリーズ以外の試合をデーゲームしたらどれくらいお客さん入るんやろか。。。
やる積極的な理由はないか。というか、アジア全体でリーグ戦したら面白いのに、という気はしている。そしたら、翌日中国で試合だからからこの日はデーゲーム、とかなる。そうしたら、日本人プロ野球選手がもっとタフになって、メジャーリーガーとして失敗する確率は減って良いのではないかという気がする。昨年のオリンピックを見て、そんなお坊ちゃまモードはメジャーでは通用せんぞと思ったし。
かなり脱線。


今回の席は、レフト側のホームランポールの近く。

こう見えても実際は意外と近く、ファールボールが飛んできても良いくらいのところだった。

分厚い座り心地の良いシートに座れて、なかなか快適だった。

今回もまたバックネット裏

からもしっかり見れたし。

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さてこの試合、Teixeiraが休養でスタメンではなかったけど、松井も含めみんなしっかり出てくれた(ジーターはデッドボールですぐ引っ込んだ)。

先発はBurnett。
たくさんヒットは打たれてたけど、最小失点に抑えてた。

試合は3-3で延長戦に突入し、11回裏Canoがサヨナラヒット!

そして恒例、

パイ前。


パイ後。

兄も非常に喜んでおった。

ちなみに、松井は

0ー5で大ブレーキでした。。。
(上の写真は11回裏最終打席に立つまでの結果)

なかなか完璧な観戦とはいかんもんです。(翌日、4番で大活躍してるし。。。)

とにかく、これで新ヤンキースタジアムの戦績1勝1敗で5割復帰。
しかし、防御率という意味では依然10点オーバー。。。
とりあえず、前回のリベンジは果たしたしよしとします。

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ちなみに、プレーオフチケットのがもう盛り上がりはじめた。

確かに、あとレッドソックスに1試合くらい勝てば実質マジック点灯みたいな状態になるし、ヤンキースが5~6割で勝ち続けるなら(今9割ペースだが。。。)、ボストンは7割ペースでいかないと地区優勝はない感じだし、ボストンはワイルドカード狙い、が順当なところか。けど、プレーオフでいきなり激突になるかもしれんな。。。

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ちなみに、夜はミツワのフードコートで夕食を食べて、NJ州からマンハッタンの夜景を拝む。


曇だったけど、ここの夜景はいつ見ても感動。。。

小ネタ集

アメリカから中国へ向かいだした就職の流れ。こちらこちら

ビジネスでは(も)これから統計学者が求められる模様

ニューヨークタイムズ紙が伝える自民党の衰退

リジェクトされた数学論文なら掲載条件を満たすオンライン雑誌

レス・ポールさん死去
The only reason I invented these things was because I didn’t have them and neither did anyone else. I had no choice, really.
- Les Paul

ご冥福をお祈りします。

DC観光

先週末の日曜日、娘と義母の三人でDCへ日帰り旅行をした。
意外とNJ州から日帰りできた。

スケジュールは次の通り:
5時過ぎ 起床
7時ごろ Newark発
10時過ぎ DC着
17時まで DC観光
17時過ぎ DC発
21時ごろ Newark着
22時ごろ 帰宅

DC観光は、turnmobileなる観光バスで、主要スポットを回った。
そのバスは、20分くらい間隔のガイド付き循環バスで、好きなバス停で乗り降りしては自由に観光していくというもの。大人一人27ドルなり。

ユニオン駅正面入り口のロビー一角に販売デスクがあった。チケットを一回買えば、その日のうちなら何度でも乗り降り可能。

回ったスポットは、ユニオン駅を起点として、ワシントン・モニュメントリンカーン・メモリアルホワイト・ハウス自然史博物館

アーリントン墓地を回るコースもあったけど、時間的に無理だった。スミソニアン系もしっかり回ろうと思ったら、4日はかかるんではないか。。。ただ、バスの車中からキャピタル・ヒルの建物などはしっかり拝めた。

それにしても暑かった。。。
バスは窓がオープンなバスなので、外が暑かったら車中も暑い。

あと、ホワイト・ハウスに着いた時、ちょうどランチの時間だったけど、意外と探すのにちょっと歩いた。たまたま見つけたスタバへ。。。

航空宇宙博物館には大き目のフードコートがあった記憶があるから、その辺でランチ時間を迎えられるとベストか。

実はDCに来たのは3回目だったけど、今回初めてホワイト・ハウスを拝んだ。
過去の訪問時はブッシュの館やったしな。。。

話は変わってAmtrack
何度か利用してきたけど、スピードは遅くはないとはいえ、速いわけではないし、横揺れが結構ある(けど、車内に電源が用意されているのはありがたい)。ここはやはり新幹線を導入してほしい。今交渉されようとしている高速列車がAmtrack用なのかよく知らないけど、DCまで2時間くらいで行けたりするなら非常に便利になるのではないだろうか。

夏祭

先週末の土曜日、ミツワの夏祭に行ってみた。

屋台みたいなのが10軒ほどあって、カキ氷、牛丼など、あとはボール釣りやお面屋なども。

日本人はもちろん、普段より多くの外人さん(アジア、ヒスパニック、白人、黒人といろんな人種)を見かけた。

値段は意外と日本でのそれと大差ないか、という「祭価格」。
もちろん、原価を想像すると相当ボラれているのは間違いのだけれども。。。

ミツワ店内では和太鼓の演奏があったりと、それなりに楽しめた。

駐車場はお隣のモールに停めたけど、そこも普段よりかなり車が多かった。

こういう良い日本文化の体験は年々ありがたみが増してるかも。

2009年8月8日

Free

Chris AndersonFreeを読む。
kindle版が一時フリーで、いろんなところで話題になっていたからダウンロードして読んでみた。

この本、僕の理解した限りでは、グーグルに代表されるような’bit‘(つまりはデジタル情報)を扱う業界でなぜフリーがビジネスモデルとして有効なのか、豊富な情報に基づいて議論している。

やはりグーグルが中心的なテーマになっていて、いろんなフリーのビジネスモデルがどうお金を生み出すのか書かれている。

僕はこの辺のことはよく知らなかったから、いろいろ勉強になった部分はあった。特に前半は非常に面白かった。が、途中から本そのもののその冗長さがちょっと気になった。実際、一部は読まずにすっ飛ばした。。。

まるでブログを読んでる感じだった。つまりは文章がよく練られていない。きっと締め切りか何かに迫られて勢いで書いたのだろう。(その分、ごく最近のトピックも載ってたりした)

フリーだからフリー以上の価値はあったけど、今はそのフリー期間は終わっている。。。けど、この手のビジネスに興味がある人にとっては良いかもしれない。(この業界にいてる人なら、すでに知ってることばかりだったりするのだろうか。。。)

フリーを謳うなら、フリーであるべきな一冊。
特にデジタル本はatomではなく、bitなんだからフリーじゃないと自己矛盾している。

ちなみに、著者はwiredのCEOということあって、その知識量はすばらしかった。

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ちなみに、そのデジタルコンテンツでe-book市場の競争がかなり激しさ増してきたな。。。
とりあえずiPhone買って、様子を見ておくのが一番賢いかも。

デジタルなんだから、いろんなデバイスでデジタル本を読めるようにして欲しい。。。
その意味では、Barns&Nobleの戦略の方がアマゾンより良いかも。

Kindle買ったのに。。。


2009年8月1日

気になるリンク

最近の日本人女性はホステスとして働くビデオ記事

日本携帯のガラパゴス化事情

中国にいる中国人の将来は紙切れで決まる!?

冷夏なNYC

TKTS攻略法

競馬業界に転向した神経科学者。

AVIファイルの解析

今週、AVIファイルの解析をmatlabでしてて、いままで画像ファイルなるものを扱ったことがなかったから、超初歩的なところから勉強。けど、すぐ忘れそうだろうから、役に立ったソースや情報源を備忘録として:

まず、AVIファイルの形式がわかりやすく説明されていたのはここ

手持ちのaviファイルが、matlab標準のavireadで読めず苦しんでいた時、キラーコードになったのはこれ。PC対応なので、Linux上で解析するにはちょっと改編が必要(まだ、どうしたら良いかわかってないけど、とりあえずPCでできるようになったから深入りせず)。

ちなみに、そのmatlab標準のavireadのソースを見るとわかるけど、えらく無駄なことをやっているので、注意が必要。

安いソフトでaviファイルを作ったもんだから、ファイルによってトラブったり、トラブらなかったりでえらく苦労して時間を浪費した。。。

おまけ情報
matlab上でwindows media playerを操作したい場合はこれ
invoke関数を使って、例えば、バラエティー番組なんかで昔から使われるような、「瞬間映像」を繰り返し再生・逆転再生するようなプレゼンなんかすると良いかも。(ただ、使いこなせてないだけかもしれないが、このコード自体は解析上かゆいところに手が届かなかった。)